東方鬼神録   作:ヘタレ寝癖人間

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昔の友は今の敵

皆さんこんにちわ

 

茨木華仙です

 

今私はゾンビを追って洞窟に入った

 

ゾンビの姿を見つけて私は壁際に隠れる

 

そこにはもう一人青髪の女性

 

???「帰ったぞせーがー」

 

???「お帰り芳香ちゃん・・・あら?誰か、招かざる客もいるみたいね」

 

芳香「おー?」

 

私は直ぐに隠れるのを止めて出る

 

華仙「ワタシは茨木華仙!貴女達、ここで何をしているの!」

 

???「これはこれはかの有名な淫乱ピンク様ではないですか」

 

華仙「誰が淫乱ピンクですか!茨木華仙ですよ!」

 

芳香「せーがー、お腹減ったぞ~」

 

???「芳香ちゃん、もうちょっと我慢しましょうね」

 

華仙「よし、か・・・・?」

 

???「あら?芳香ちゃん、知り合い?」

 

芳香「知らんぞ~」

 

私は包帯の腕で殴り飛ばそうとしたが避けられる

 

華仙「貴様!芳香に何をした!」

 

???「アラアラ怖いわ~。さすが、平安時代に暴虐の限りを尽くした茨木童子ね~」

 

華仙「質問に答えろ!」

 

???「簡単よ。芳香ちゃんが病死した後にこのお札でキョンシーにしたのよ」

 

女性が札を胸の間から取り出す

 

華仙「同じだから分かるが、お前仙人だな?人の魂を何と心得ている!?」

 

???「残念ですけど私は仙人でも邪仙、申し遅れました。私は霍青娥、又の名を青娥娘々。他の方からは穴抜けの邪仙と呼ばれていますわ」

 

華仙「邪仙・・・」

 

私は話を聞きながら芳香を見る

 

零「華仙!」

 

華仙「兄さん!?」

 

兄さんは木刀を抜いて邪仙を見る

 

青娥「また貴女ですか・・・」

 

零「は?お前誰だよ。この霊どもはなんだ?」

 

青娥「安心なさい。そろそろ準備は終わった頃よ」

 

華仙「準備だと・・・?」

 

私が聞くと邪仙が黒い笑みを浮かべた

 

青娥「この神霊に見える霊はただの小市民の欲。放っておけばすぐに消えるし何にも害はないの」

 

華仙「質問に答えろ!これで何度目だ貴様」

 

零「華仙、何かキャラが崩壊してるぞ?」

 

青娥「もうすぐあの方が復活するの。それは異教の預言者が、処刑後三日目に復活した時より盛大で神聖な物になるはずよ」

 

零「それが後ろの墓にいる奴なら、お前は悪い奴って事だよな?」

 

青娥「あら?邪仙なのだから悪いのは当たり前でしょ?でもね、この上に寺を建てた尼僧よりはマシよ」

 

零「それはどう言うって・・・」

 

兄さんは頭を見る

 

芳香「おー、こいつ上手いぞ~」

 

青娥「芳香ちゃん!そんなの食べちゃ駄目!」

 

兄さんは顔に血が垂れたまま芳香を離して歩きだした

 

青娥「・・・・・一つ、警告しておきますわ。あのお方はずっと貴方を探し求めていたわ。この世から、消すためにね」

 

華仙「ッ!?」

 

青娥「それでも行くと言うなら行きなさい」

 

兄さんは墓の扉を開きかけて立ち止まる

 

零「おい、邪仙。俺も一つ警告しておくがな、別に俺はそいつの復活阻止するために行くのでも自殺するために行くんでもねぇ。そいつの目的確かめるだけだ。後・・・・」

 

私と邪仙が兄さんを見る

 

零「墓、行きたくない・・・」

 

華仙青娥「「早く行きなさい!」」

 

私と邪仙は兄さんを蹴り飛ばして墓に入れたのだった

 


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