東方鬼神録   作:ヘタレ寝癖人間

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真実の欠片

ここは何処だ?

 

暗い闇だ

 

次第に周りが見えてくる

 

そこに人影が三つ

 

俺とルーミア、紫だ

 

三人は隙間から何かを見ている

 

俺も見ようとするが見えない

 

しかししばらくしてルーミアが崩れた

 

崩れて現れたのは大量の札だ

 

俺は目の前の俺を見る

 

零『紫・・・・』

 

紫『・・・・・何かしら?』

 

零『俺を・・・・殺してくれ』

 

零「ハッ!」

 

俺が起き上がると頬から水が流れた

 

外を見ると竹林がある

 

外に出てみようと足を動かそうとしたが何か重さを感じた

 

見るとルーミア、チルノ、大妖精、ミスチー、リグルが寝ている

 

零「・・・・・・(何だこれ!?いやいや!いやいやいやいや!え?何?何でコイツら俺の上で寝てるの?まさかそう言う事なの?いや、待て!良く考えるんだ俺!俺もコイツらも服を来ている!よって何もない!うんそうだ!そうに違いない!)」

 

俺が立ち上がろうとすると銃声が響き横で煙が上がっていた

 

???「もぉ、駄目じゃないですか!」

 

そこには指を銃の形にした笑っているのに笑っていないウサミミ制服少女がいた

 

???「師匠に貴方が起き上がろうとしたら止めてくれって言われてるんです」

 

零「止めてくれって何?息の音?」

 

とりあえずこのままではまた撃たれかねないので布団に寝転がる

 

???「私は鈴仙・優曇華院・イナバよ」

 

零「あ、俺は・・・「風切零さんですよね?」お、おう?」

 

鈴仙は笑ってが正直怖い

 

零「な、何でそんなに怒ってるんだ?」

 

鈴仙「怒ってませんよ?」

 

零「え?いやだってじゃあ何でそんなに殺気立ってんの?」

 

鈴仙「実は着いついこの前家の姫様が覗きにあったらしくて・・・」

 

鈴仙の耳が垂れる

 

零「・・・・・・・」

 

しかし俺はあることを考えていた

 

それはここが竹林と言う時点で気付くべきだった

 

零(ヤベェ・・・それ完全に俺じゃん!絶対バレてるよ!

あの目は俺を殺そうとしてる目だよこれ!)

 

鈴仙(やっと・・・やっと会えました!もう絶対に何処にも行かせません!)

 

零「えっと・・・・俺そろそろお暇したいんだけど・・・」

 

鈴仙「駄目です」

 

なんとも非情な一言だ

 

零「でもほら、俺元気だし・・・」

 

鈴仙「駄目です」

 

・・・・・・・

 

もう諦めよう

 

ところで・・・

 

零「・・・コイツらどうしよ・・・」

 

鈴仙「寝かせてあげましょう」

 

優しいなと思いながら俺はまた寝転がる

 

鈴仙「じゃあ私はご飯を作ってきますね」

 

零「い、いや悪いって!そんなのそれが・・・」

 

言いきる前にバンッと言う音が出た見ると鈴仙が指を銃の形にしていて指が指している所では畳に穴が空いていて煙が上がっている

 

零「・・・・・お願いします・・・」

 

鈴仙「はい!」

 

鈴仙は満面の笑みで出ていった

 

零「何だったんだ?」

 

俺はただそれを見つめるだけだった


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