東方鬼神録   作:ヘタレ寝癖人間

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万事屋零ちゃん宗教戦争篇
妖夢の恋愛七日間戦争


白玉楼に来て一日目

 

今日から一週間白玉楼で泊まる事になった

 

まぁ、小傘や蛮奇、藍や次の冬まで居候する事になったレティも居るし家の事は大丈夫だろう

 

朝からご飯を三十二人前作って疲れた

 

途中で妖夢が顔を赤くして話し掛けてきたがよく分からなかった

 

後ろから幽々子が見てくるし何かあったのだろうか?

 

まぁ、話したくなったらまた聞く事にしよう

 

昼になり妖夢の剣術指南を見学した

 

幽々子は刀を扇子と思っているのだろうか、何かもう舞っている

 

俺も一度正したが幽々子はのほほんと舞っていた

 

次は俺が妖夢の剣術の特訓をした

 

妖夢は剣筋が真っ直ぐだと確かに言った

 

でも神子から見たら俺もそうらしい

 

俺もまだまだ修行が足りないと言う事だろう

 

その後は地獄の用な家事が続いた

 

 

 

白玉楼に来て二日目

 

今日は藍が家事を手伝いに来てくれた

 

おかげで妖夢は修行に集中出来て俺もゴロゴロ・・・おっと誰かが来た

 

 

 

白玉楼に来て三日目

 

妖夢が何だか風邪気味で家事と幽々子の剣術指南を俺が受け持つ事になった

 

幽々子の剣術指南はまだ何とかなったが家事は中々に大変だった

 

これを妖夢が一人でしているとなると妖夢の苦労がわかってきた

 

 

 

白玉楼に来て四日目

 

妖夢も元気になって今日は1ヶ月分の食料買い込み日と言う事で人里に来た

 

総合的な重さは約1t

 

これは妖夢がスーパーマサラ人になる日は近いかもしない

 

何とか運んだが体がもうバッキバキで明日は動けなさそうだ

 

 

 

白玉楼に来て五日目

 

案の定、今日は筋肉痛で動けていない

 

妖夢や幽々子もたまに様子を見に来てくれているから退屈はしなかった

 

夕方頃に鈴仙が薬を届けに来てくれた

 

晩には、治って射るらしい

 

 

 

白玉楼に来て六日目

 

昨日の晩、幽々子に話を聞かされた

 

妖夢の師であり祖父、魂魄妖忌の隠居についてだ

 

俺が妖忌と決闘して俺が勝ったかららしい

 

妖夢はまだ小さくて今では記憶が無いらしいがその当時、相当俺を恨んだらしい

 

てか、それを話されていったいどんな顔で会えば良いのだろうか

 

ただ分かるのはそんな俺が妖夢の剣の修行に付き合ってはいけないってだけなのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

私は零さんの日記を読んで生唾を飲む

 

妖夢「何なの、これ・・・?」

 

今日、零さんの様子が少し可笑しくて部屋を調べてこの日記を見つけた

 

妖夢「師匠が何処かに行ってしまったのは、零さんに負けたから・・・?」

 

私がじっと日記を見ていると襖が開く音がして振り向く

 

幽々子「あら・・・妖夢。・・・・・どうしたの?」

 

妖夢「幽々子様は知ってたんですよね?」

 

私は幽々子様に日記を見せる

 

幽々子様がそれを見ると何時もの優しい目ではなくたまに見せる真剣な目をしていた

 

幽々子「妖夢、ここに綴ってあるのは全て真実よ。妖忌を隠居に追い込んだのは紛れもなく零。それを知って妖夢、貴女はどうするの?」

 

私は黙って部屋を出た

 

 

 

俺は今日の晩ご飯を作りながら今後の事を考える

 

零「はぁ、幽々子の奴、何であんなこと言い始めたんだ?黙っていれば良かったのに・・・」

 

ご飯が出来て幽々子用の皿に盛り付ける

 

別に逃げる訳では無いが記憶がない過去を言われたとしてどうすれば良いのか分からない

 

それは幽々子も十分知っている筈だ

 

妖夢「零さん。今、良いですか?」

 

妖夢が厨房に入ってくる

 

何だか元気が無い

 

零「よ、妖夢。ど、どうした?」

 

妖夢「師匠を・・・倒したんですか?」

 

零「ッ!?」

 

俺は料理の手を止めて妖夢に向く

 

零「・・・・・・それを知ってどうする?」

 

妖夢「何時か、貴方をこえます!師匠を越えた貴方を!」

 

俺は笑って料理に向き返る

 

零「そんな日が来れば俺も全力で向かえてやるさ」


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