大群を退けて俺達は地面に座り込んでいた
零「ハァハァ・・・いったい何なんだよ・・・」
傘「ハァハァ、コイツ等は百鬼夜行だ・・・」
零「百鬼夜行!?100年経っても居んのかよ」
蛮鬼「どうしたの?」
零「い、いや、何でも無い」
俺は敵が落とした狐の面を顔に着ける
零「さて、んじゃ行くか」
蛮鬼「行くって何処に?」
零「ん?紅魔館。働き口がねぇと生きてけねぇだろ」
傘「んじゃ、俺は家に戻るわ」
そう言うと傘が立ち上がって去っていった
蛮鬼「それじゃあ、案内するね!」
こうして紅魔館の門まで来た
来た訳なのだが・・・
美鈴「ZZZ・・・」
???「ZZZ・・・」
美鈴と美鈴に似た黒髪の少年が立ったまま寝ていた
蛮鬼「も~、美鈴さん!
蛮鬼が揺するが二人が起きない
気付くと二人の頭にナイフが刺さっていた
咲夜「貴女達はロクに門番も出来ないの?」
美鈴「咲夜さん!?寝てません!寝てませんよ!」
美麗「ぼ、僕も寝てません!」
咲夜「そう・・・。で、蛮鬼、そっちは?」
蛮鬼「はい!黒さんです!ここで働きたいみたいで・・・」
咲夜「ふーん・・・」
咲夜が俺をマジマジと見てくる
咲夜「まぁ、良いわ。蛮鬼は仕事に戻りなさい。黒、アンタはこれから来る
そう言うと咲夜は消えてしまった
それにしても美麗に咲螺、やっぱり皆結婚して子供も出来て・・・
蛮鬼「あ、もしかして咲夜さんが消えた事に驚いてます?」
零「え?あ、うん。まぁな・・・」
蛮鬼「咲夜さんは時間を操る程度の能力で時を止めて移動してるんです!」
零「ふーん・・・。ずっと使い続けたら寿命が無くなっちまうのに・・・
美鈴「・・・・・・・・・・」
俺達はそのまま紅魔館に入るのだった
入るとそこにあった光景は何時もの紅魔館の玄関だった
やはり100年経っても紅魔館は紅魔館だ
???「お待たせしました!」
右の廊下から銀髪に少し黒髪が混じった女の子が飛び出してくる
???「私が紅魔館のメイド見習い、十六夜咲螺です!」
零「これはご丁寧に。俺は黒だ」
咲螺「それでは、お嬢様の元にお連れします」
そう言って咲螺は左の廊下に向かって歩き出した
零「あれ?そっちなのか?」
咲螺「はい。お嬢様は地下にいらっしゃいます」
俺は少し疑問に思いながら咲螺に着いて行くのだった
咲螺「お嬢様、咲螺」
???「入って」
零(?)
レミリアでは無い聞き覚えのある声に疑問を持ちながら部屋に入る
フラン「良く来たわね。私がこの紅魔館の主、フランドール・スカーレットよ」
零「・・・・・・・・・・・・・・・・フゥ、
何でだァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
」
俺の叫びは幻想郷全体に轟いたと言う