零「うん。何だかんだで三ボス突破だな」
咲夜「にしても良かったの?あの娘置いてきて」
結局蛮奇を置いて来てしまった
零「いいんだよ。あいつにゃ平和に過ごしとほしいからな」
咲夜「アンタと居るだけで平和とは程遠いだろうけどね」
零「・・・・・・・・・」
咲夜「冗談だからマジで深刻な顔で悩むの止めてくれない?」
咲夜が溜め息を付きながら前を見る
俺も前を見ると真っ黒でデカイ積乱雲があった
零「・・・・まさかあの中に?」
咲夜「・・・・・・行くわよ」
零「嫌だァァァァァァァァ!!!!!」
叫びながら抵抗したが結局積乱雲に入った
辺りは嵐で全身ビショビショだ
咲夜「あぁ、もう!服が濡れて体に張り付くし最悪!とっとと解決してお風呂に入りましょ!零、貴方はどうする?」
零「と、とりあえず袋が欲しい・・・ウプ」
咲夜「大丈夫そうね」
俺は吐きかけながらも何とか耐えて前を見る
まぁ、見たとして真っ暗過ぎて何も見えないんだけど・・・
零「・・・・?」
咲夜「?どうしたの?」
零「いや、なんか・・・」
俺は耳をすます
琵琶と琴の音がする
まぁ、雷が五月蝿くて良く聞こえないし気のせいかも知れないけど・・・
零「やっぱ何でもない」
咲夜「隠したって無駄よ。さっさと吐きなさい」
零「・・・・・・綺麗な音がする。琵琶に・・・琴だ」
???「わっほーい。貴方、良い耳してるわね」
いきなり目の前に茶髪の少女が現れる
スカートには弦があってどうやら琴の音はあそこから鳴っていたようだ
咲夜「貴女何者?」
???「私は九十九八橋。琴の付喪神よ」
零「琵琶の音は何処だ?」
八橋「姉さんならこの先よ。じゃ、私もこの先で待ってるから出来るだけ早く来てね」
そう言うと八橋が雲の中に消えていった
また咲夜が俺を運びながら飛び始める
・・・・・状況を整理しよう
先ずこの中には二人の付喪神がいる
一人は琴の付喪神、八橋
そして琵琶の付喪神である八橋の姉
零「二対二か・・・」
咲夜「自信が無いの?」
零「いや、大丈夫だ。俺達なら出きる」
咲夜「あら、今更何当たり前の事を言ってるの?」
???「みーつけた。私の相手になってくれそうなひと!」
次に出てきたのは薄い青紫色の髪の少女が現れた
どうやら今回はちゃんと琵琶を持っているようだ
零「敵か」
咲夜「敵ね」
俺達が武器を構える
八橋「ちょっと待ってよ!そいつらは私が先に見つけたのよ!?後から来て横取りなんて狡いわ姉さん!」
???「良いじゃないの。それに戦わなくても分かる。あの男の子、アンタの手ぬるい音楽じゃあ無理よ。あの小さな付喪神使いを倒すには」
零「付喪神使い?」
俺は首を傾げる
確かに小傘は付喪神で雨のときには一緒に来て貰ったりするが・・・
???「その木刀、どう見ても付喪神じゃない」
零「そうなのか?そういやコイツに名前が無かったな・・・。これが終わったら付けてやるか・・・」
八橋「ふーん。まぁ、良いや。この子は姉さんに任せるわ。そこの銀髪のアンタはこっちで私と楽しみましょ」
そう言うと八橋が飛び去る
咲夜「・・・負けるんじゃないわよ?」
零「わあってるって」
咲夜が俺を下ろして八橋を負う
俺は空を浮くのに慣らしながら木刀を抜く
???「何もかもが逆さまな下克上のこの世界。最強の道具が誰なのか、今ここで決めるわよ!九十九弁々、参る!」
弁々がいきなり段幕を撃ってくる
俺はそれを避けながら弁々に接近する
木刀を振り込むが弁々に避けられる
弁々「どうやらあの娘達の言っていた事は本当みたいね」
零「?」
弁々「貴方、力を封印されてるんでしょ?その子供の姿も封印された姿なんでしょ?
零「全く誰なのかねぇ・・・。そんな秘密をばらす輩は・・・」
俺は不適な笑みを浮かべながら弁々に近付く
弁々も音符の形の段幕を放って来るが避ける
零「いくら封印されてもおら俺だ。テメェらが何のために下克上何ざ企ててんのかは知らねぇが万事屋として、幻想郷に生きるものとして、この下克上は阻止させて貰う!」
弁々「弱者を踏みにじる強者が・・・綺麗事を抜かすなァァァァァァァァ!!!」
弁々が物凄いスピードで飛んでくる
俺はそれを受け止めて頭を撫でる
零「大丈夫。大丈夫だ・・・」
次第に弁々の動きが止まる
どうやら弁々が泣いているようだ
零「大丈夫だから。俺は、お前らを見捨てない!」
弁々「ほ、本当?」
零「おうよ!鬼は嘘をつかなないんだ」
弁々「・・・・じゃあ、しばらくこのままでいて」
零「それだけでいいのか?」
俺はしばらく弁々を撫で続ける
八橋「あー!姉さんひどーい!」
八橋の声が聞こえ振り向くとボロボロの八橋と咲夜が来る
八橋「私が頑張って戦ってる間姉さんその子とイチャイチャして!」
弁々「い、イチャイチャなんてしてないわよ!/////////」
咲夜「・・・・・・・・・」
零「してないから」
咲夜「・・・・はぁ、分かったからとっとと次行くわよ。場所は妹の方から聞いたから」
こうして俺達は次なる目的地に向かって飛び立つのだった