穴から出るとそこにはビルが立ち並んでいた
深夜にも関わらずうるさいクラクション
深夜にも関わらず明るいネオンや会社の電気
間違いない
零「私は帰ってきたぁ!未来過去には行ったことあったけど現代は初めてだ!この匂い!この音!フハハハハハハハ!」
針妙丸「れ、零が壊れた・・・」
???「初めての男の子だ~」
零「?」
振り向くとそこにはJKが浮いていた
・・・・・ん?浮いていた・・・・?
零「ほへ~、最近のJKって浮くのか~」
???「浮かないわよ?何言ってんの?」
俺の言葉をバッサリ切り捨てるJKを見ながら俺は木刀に手をかける
???「私は宇佐見菫子、秘封倶楽部会長よ。て言っても私しか会員は居ないんだけどね」
零「秘封倶楽部?宇佐見?」
聞き覚えのある言葉に頭を傾ける
菫子「・・・・て、あぁ!この前の小人ちゃん!」
菫子が俺の頭の上に居る針妙丸を見て近付いてくる
針妙丸「来るな変態ッ!」
針妙丸が俺の上着の胸ポケットに入ってくる
それにハッとして現実に思考を戻す
その時だった
零「思い出した!蓮子だ!お前蓮子にそっくり何だ!」
菫子「え?蓮子?だれそれ?私は菫子よ?」
俺は菫子のメガネを外す
零「蓮子じゃん!」
菫子「アワワ、メガネメガネ・・・」
メガネを外され菫子があたふたし始める
菫子にメガネをかけ直して離れる
菫子「ちょっと、何なのよ!幻想郷の住民は揃いも揃って人の話を聞かないわね!」
俺と針妙丸はそれを聞いてニヤリと笑う
零「そうか、じゃあこっちも知ってるだろ?幻想郷の住民は・・・」
針妙丸「血の気が多いのよ!覚悟しなさい変態!」
俺はスペルカードとメダルを取り出す
零針妙丸「「憑依『小さな小人の姫』ッ!」」
俺は針妙丸を憑依した
しかし・・・・・
零「あれ?何も変化無し?」
しかし辺りに針妙丸は居ない
針妙丸「何これ?」
針妙丸が喋ったと思ったら俺が針妙丸になっていた
菫子「へ~、二人で一人か・・・って、二対一は卑怯よ!」
零「あぁ!もう仕方ねぇ!スペルカード!凶符『線路の向こうの四輪駆動車』ッ!」
針妙丸「スペルカード!釣符『可愛い太公望』!」
俺のスペルで出た車の段幕と針妙丸の段幕が飛んでいく
菫子「スペルカード?銃符『3Dプリンターガン』!」
菫子の弾丸が俺達の段幕をすり抜けてやってくる
俺はその弾丸を弾いて菫子に突っ込み刀の先を首もとに向けた
零「俺“達”の勝ちだ」
菫子「あ~あ、負けちゃった。ま、いっか。次は幻想郷で会いましょ?」
零「何を・・・」
針妙丸「零!」
針妙丸に呼ばれて気付くと俺は外に出た時の穴に吸い込まれた
菫子「もう少し・・・もう少しよ」
東方憑依華!
発売まで一週間!