東方鬼神録   作:ヘタレ寝癖人間

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大天狗と百足の姫

零「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

起き上がって息を整える

そして辺りを見渡してみる

見たこと無い和室に微妙に見たことのある景色

ここは・・・

 

零「妖怪の山のどっかか・・・」

???「そうだよ。ここは妖怪の山の天狗の屯所にある私の部屋さ」

 

そこに居たのは烏天狗の女性だった

 

???「おや?私を見て驚かない・・・」

零「そりゃお前みたいな烏天狗の馬鹿ラッチを毎朝毎朝見てるからな」

???「射命丸の事か?あれは人一倍お前を慕っているからな」

 

俺は出されたお茶を飲んで女性を見る

 

零「・・・・なぁ。アンタいったい誰なんだ?」

???「ふむ。妖怪の賢者に記憶と力を奪われたお前に今さら何を言うつもりもない。私は飯綱丸(めぐむ)烏天狗の大将をしている者だ」

零「とこたぁ大天狗か」

 

俺は立ち上がって外を見る

 

龍「おっと、あまり外に出ない方がいい」

零「あ?」

 

龍が襖を閉めて部屋を隔離する

 

龍「匂い消しの結界から出れば犬走に見付かってしまうぞ?」

零「椛に?」

 

俺は襖からゆっくり離れて龍をみる

 

龍「あぁ。外ではお前を血眼で探す者が多発している。見付かったらどの様な目に合うか・・・」

 

想像して俺は身震いを起こす

 

龍「・・・・そんなことよりも、だ。お前に一つ依頼がある」

 

龍がそう言うと襖が叩かれた

 

???「姫海棠です」

龍「・・・・入れ」

 

襖が開き入ってきたのは以前ドレミーと夢で見た少女・・・姫海道はたてだった

 

龍「紹介は・・・そうだな。姫海棠よ。コイツは風切零だ」

はたて「は、はぁ・・・」

 

困った顔ではたてが俺の顔を見てくる

 

龍「今(つかさ)が私の友を呼んでいるから姫海道はこの異変の詳細を零に話してくれ」

はたて「はッ」

 

はたてが礼をすると龍はそのまま部屋を出ていってしまった

 

はたて「・・・じゃあ話すけどいい?」

零「あぁ」

 

はたてがこっちに近付いて座り治す

俺も連れてはたての前に座る

 

はたて「先ずは・・・これを見て」

 

はたてがガラケーの画面を見せてくる

そこに写っていたのは・・・

 

零「・・・・鬼人正邪じゃねぇか?」

はたて「えぇ。問題はコイツの焚いてる奴よ」

 

はたてが指差した所を見ると何かハートの形をしたお香があった

 

零「お香?」

はたて「天摩様の宝の一つ、愛染香よ」

零「愛染香・・・?」

はたて「吸ってから最初に見た者を好きになるお香なの。また、想いを増長させたりね」

 

俺は溜め息を付いて寝転がる

 

はたて「他人の仕事部屋でよくゴロゴロ出来るわね・・・」

零「龍の友人ってのが来るまで暇なんだ。別に良いだろ?」

???「その心配はねぇよ」

 

声が聞こえて起き上がる

 

???「龍に呼ばれて来てやったぜ!この俺、姫虫百々世様がな!・・・・・ん?」

零「・・・・・・・・・・」

百々世「・・・・・・・・・・」

零百々世「「・・・・・・・・あ」」

 




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