月の兎と冬の象徴
朝になった
俺は皆が寝ている内に身仕度を整えて部屋を出た
玄関まで行き扉を開く
鈴仙「行くんですか?」
いつの間にか後ろには鈴仙が居た
零「あぁ。お前んとこの姫さんにこの異変解決してこいって難題出されちまったしな・・・」
俺の言葉を聞くと鈴仙はため息をついた
鈴仙「じゃあ私も行きます!」
零「はぁ!?」
あまりの事にすっとんきょうな声が出た
鈴仙「私だって零さんに助けて貰いました!次は私が助けたいんです!」
今の鈴仙は息は荒いし顔も赤い正直風邪なんじゃないかと思う
零「風邪引いてる奴連れて行くほど俺非情じゃねぇよ・・・」
鈴仙「か、風邪じゃないんです!ちょっとその・・・」
零「?まぁ風邪じゃなきゃ良いんだ。んじゃ行くぞ!」
俺は歩き始めた
鈴仙「・・・・・はい!」
迷いの竹林は鈴仙のお陰で迷わなかった
しかし途中のてゐが仕掛けた罠が大量に俺達を襲った
零「はぁはぁ、てゐの野郎幾つ罠仕掛けてやがんだ・・・」
てゐに恨みを込めそう呟く
鈴仙「す、すみません・・・」
零「ま、良いや。とりあえずどっちに向かうか・・・」
看板には三つの4つの矢印と4つの地名が書いている
零「北は人里で南は太陽の花畑。東は博麗神社で西は魔法の森か・・・・」
鈴仙「はい!」
俺が悩んで居ると鈴仙が手を上げた
零「元気でよろしい。鈴仙君」
俺が鈴仙の名前を呼ぶと鈴仙は手を下げて前に出た
鈴仙「魔法の森に行きましょう」
零「その心は?」
鈴仙「博麗神社に行っても今はもぬけの殻だと思います。それに太陽の花畑はとても強い妖怪が住んで居るって噂です。人里は既に薬を売りながら情報も手にいれています」
零「なら魔法の森が無難、か」
鈴仙「その通りです!」
言いたい事が俺に伝わったからか何時も少し垂れている鈴仙のウサ耳がピンと立っている
本当に分かりやすい
俺は鈴仙を撫でて西に歩き出した
零「でさ、人里で手に入れた情報って何なんだ?」
鈴仙「それはですね、最近人里で辻斬りが多発してるみたいなんです」
零「辻斬り?」
鈴仙「はい。しかも昨日でもう12人です」
確かに辻斬りは気になるがそれがこの異変に関係あるのだろうか・・・
零「他に情報は?」
鈴仙「あります。その辻斬りが現れたのと同時期に銀髪の刀を二つ携えた少女が八百屋さんや魚屋さんで野菜や魚を買い占めているみたいで・・・」
零「その少女と辻斬りが同一人物の可能性があるな・・・」
しかしそれは辻斬りと少女が結び着くだけでやはり今回の異変とはまだ結び付かない
零「情報はこれだけか?」
鈴仙「はい・・・すみません・・・」
鈴仙がウサ耳と首がダランと垂れ下がった
零「たく、そんな項垂れんな!笑え!そっちの方が可愛いぞ!」
鈴仙「か、可愛い!?//////」
零「おう!」
今度は顔を赤くして頭から煙を出し始めた
とことん面白い体だな
ようやく魔法の森の入り口が見え始めた
鈴仙「見てください!もうそろそろです!」
零「・・・・・そういや魔法の森に人って住んでるのか?」
鈴仙「はい。魔理沙さんとアリスさんの店がありますよ」
零「魔理沙は知ってるけどアリスは初耳だな・・・」
鈴仙「そうですか。まぁ魔理沙さんも異変解決に向かってると思いますから先ずはアリスさんの家に「きゃァァァァァァァァァァ!!!」」
悲鳴が聞こえて俺と鈴仙が辺りを見た
何処にも居ない
鈴仙「!上です!」
零「上ェ?」
上を向いた時にはもう遅く既に俺の上に誰かのお尻がジャストヒットしてしまった
???「イタタ~やられちゃったわ・・・ん?」
零「ん~~~~!(早く退いてくれ!)」
???「キャ!」
短い悲鳴と共に落ちてきた誰かがスカートで俺の頭を隠す
零「ん~!ん~!(逆だ!逆!)」
俺も抵抗するが力は向こうの方が強いらしい
鈴仙「ちょ!レティさん!一度立って下さい!」
鈴仙がレティを引っ張ってようやく俺はお尻から解放された
視界が戻りレティを見る
薄い水色のショートボブで白いターバンのようなものを巻いている
服はロングスカートにエプロン、首にはマフラーと見るからに冬の妖怪だ
レティ「・・・・・・エッチ・・・」
零「何でだよ!」
レティ「責任はとって貰うからね?」
零「はぁ!?」
いきなりの発言に突っ込む
零「て、今はそんな事をしてる場合じゃねぇんだ!」
鈴仙「そうですよ!レティさん、この異変は貴女が起こしたものですか?」
レティは鈴仙の質問に少し考える素振りをして
レティ「違うわ~」
そう答えた
零「何で考えた?」
レティ「さっき白黒魔法使いにも同じ事を聞かれて黒幕って答えたの~。そしたらいきなり攻撃されて落ちたのよ~」
その魔法使いは魔理沙の事だろうがレティもレティだ
鈴仙「何でんな嘘ついたんですか?」
レティ「ん~。面白そうだったから?」
零「俺に聞くなよ。・・・でも良かった」
レティ「?」
俺の言葉にレティが首を傾げた
零「俺が下敷きにならなきゃ今頃お前は大怪我だぜ?そしたらせっかくの美人が台無しじゃねぇか」
レティ「それってお世辞?」
零「いんや本心」
俺はそのまま魔法の森に歩く
後ろから鈴仙も着いてきている
零「んじゃあ俺は行くけど通り魔紛いな奴には気を着けろよ~」
俺は手を降った
レティ「・・・・・本当に、責任はとって貰うからね?」
何か言っているようだが距離が距離だけに聞こえなかった
兎の鈴仙なら聞こえていただろうか
零「なぁ、今あいつ何か言ってたか?」
鈴仙「もう知りません!」
零「えぇ・・・」
鈴仙も何故か頬を膨らませて起こっている
零(女ってのは良くわかんねぇなぁ・・・・)
こうして俺達は魔法の森に入ったのであった
皆さんから見て零さんはどう見えてるんでしょうね
はい結局自宅に帰えれずに次の異変の臨む零!
夏に起こったはすが何故か冬に起きた事になった紅霧異変!
次は一体どんな事が起こるのか!