東方鬼神録   作:ヘタレ寝癖人間

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東方紺珠伝
兎の兎による月の為の代理戦争


永琳「経過は順調よ。もう少しで完治するわ」

 

異変が終わり愛断香を嗅いだが完全に治ったわけではなく、俺は永琳の世話になっていた

 

零「正直な話、俺その時の記憶無いんだよな。どうなってんだ?」

永琳「私に聞かれてもねぇ・・・」

 

俺は直ぐに立ち上がって扉に向かう

 

零「んじゃ、またな」

永琳「待って」

 

俺が扉を開けて部屋を出ようとしたら永琳に止められた

 

零「何だ?まだ何かあんのか?」

永琳「いいえ、ただこれを飲みなさい」

 

そう言って永琳が取り出したのは一錠の薬だった

永琳は水を入れたコップを渡してくる

俺はコップと薬を受け取り薬を口に入れ水ごと飲み込んだ

 

永琳「・・・・・・さて、零。一つ頼みたいことがあるの」

零「?」

 

 

 

それから一時間後

俺は鈴仙と一緒に霧の湖に向かって歩いていた

 

零「やっぱ地に足付けて歩くのは良いよなぁ」

鈴仙「普段飛んでますからね」

零「にしてもよ、最近見知らぬ兎が霧の湖を占拠してるって本当なのか?情報源チルノなんだろ?」

 

鈴仙が苦笑いを浮かべながら前を見る

 

鈴仙「それは間違いありません。何故かこの近くの波長は懐かしい感じがするんです」

零「懐かしいって、まさか玉兎か?」

鈴仙「かもしれません」

???「あれれ~?懐かしい顔だ!」

 

いきなり森から清蘭が飛び出してきた

 

零「清蘭!?」

清蘭「お久しぶりです」

 

何故か敬語の清蘭に違和感を覚える

それを気にせず清蘭は耳に手を当てる

 

清蘭「メーデーメーデー!緊急事態発生!」

鈴仙「そうそう、テレパシーで自分勝手な月の兎伝えなさい。今からそっちに行くってね」

清蘭「零様を発見!直ちに保護する!」

 

清蘭を抱き締めて持ち上げる

そのまま清蘭は俺を抱えて飛び去った

 

鈴仙「あ、コラ!待ちなさい!」

 

 

 

霧の湖に着いて俺は地面に下ろさせる

すると周りに居た玉兎達が俺の前に綺麗に並ぶ

そろそろ暗くなる時間だ

今回は永遠亭に付き添いに来てくれた雷鼓に事情説明したから大丈夫だがご飯はどうしよう

 

鈴瑚「お待ちしておりました。零様」

零「あー・・・、うん。とりあえず敬語は止めてくれ」

鈴瑚「そう?いやー、零はフランクで助かるよ」

零「で、説明してくれ。今月で何が起こっているのか、幻想郷に何しに来たのかを」

 

鈴瑚が目を閉じてしばらくしてから目を開く

 

鈴瑚「もうすぐ地上は浄化されるんだよ。それ以上は私からは言えない」

零「月に行くにはあれを使えば良いのか?」

 

俺は湖に浮かぶ穴を見る

 

鈴瑚「え?あ、うん」

鈴仙「零さん!」

 

鈴仙の声が聴こえて後ろを向くと鈴仙が清蘭達を倒して立っていた

 

鈴仙「大丈夫ですか!?」

零「あ、あぁ・・・」

鈴瑚「変わったね。昔はこんなことに首を突っ込んだりしない奴だったのに・・・」

 

鈴仙が鈴瑚を見てから穴を見る

 

鈴仙「悪いけどこっちも仕事なの。でも案外楽しいわよ?変化があって。まぁ、住めば都ってね」

鈴瑚「そう、私も地上に住みたいなー。仕事も何もかなぐり捨てて」

零「住めばいいじゃん」

鈴瑚「え?」

零「幻想郷は全てを受け入れる。例えそれが幻想郷の敵であったはずの月の兎であっても、ね」

 

俺は穴に向かって歩き出す

 

零「じゃ、通路は使わせて貰うぜ」

 

鈴仙を来たことを確認して穴に飛び込もうとする

 

鈴瑚「・・・・一つだけ忠告しといて上げるよ。今、月の都は一人の狂人によって可笑しくなり始めている。昔の極楽浄土はもう見る影も無いと思ってね」

 

俺達はそれだけ聞くと穴に飛び込んだ

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