月の都を出て目の前の光景に目を疑わせた
そこには妖精が大量に飛んでいた
妖精なんて生命そのものであり穢れその物だ
零「豊姫達なら畏れるに足らない位なんだけどなぁ・・・」
足を進めて辺りを見る
よく見たらどの妖精もボロボロで逃げている
零「鈴仙も派手にやってるなぁ・・・」
???「ちょっと待ったァ!」
いきなり呼び止められて上を見るとそこには全身タイツの星条旗クラウン妖女が居た
しかも既にボロボロだ
零「妖精・・・?」
???「アタイは地獄クラウンピース。さっきの兎には負けたけど、人間のアンタなら話は別よ!」
クラウンピース・・・長いからクラピで、クラピがいきなりド太いレーザーを撃ってくる
それを避けたと思ったら星の弾幕が大量に飛んできた
零「おいおい、こりゃ・・・妖精の出して良い弾幕じゃあねぇぜ!」
クラピ「
俺は避けながら何とか策を考える
しかし弾幕が濃すぎて考えが出てこない
俺はポケットからカードとメダルを取り出す
零「・・・・頼むぜ。上手く行ってくれよ・・・。憑依『怪力乱心星熊童子』!」
勇儀の力を憑依させた瞬間月の弾幕に押し潰される
しかし流石勇儀と言うべきか全然痛くない
むしろちょっと肩凝りに効く位だ
俺は月の弾幕を砕いてクラピに投げる
それがクラピに当たってクラピが落ちた
俺はクラピに近付いて顔を見る
零「お前さん本当に妖精かい?何だその圧倒的な力は・・・」
クラピ「何で・・・また。生命の象徴である我々妖精がここを支配している限り月の民は手を出せないって聞いたのに・・・」
零「そりゃ、運が悪かったな。俺も鈴仙も元は月の民さ。でも今は地上住み、穢れきってんのよ。で、誰からそんなの聞いた?」
クラピ「ご主人様の友人様よ。妖精達の力を純化してくれたのもそのお方」
零「その
クラピ「アタイにも良く分からないけど凄いことらしいよ?」
零「へ~・・・・んじゃ、案内してくれるかい?」
クラピ「案内・・・・?」
零「あぁ、お前のご主人様の所に」
静かの海・・・
それは海と言っても魚は居ないし生命も一切住んでいない
そんな場所
そんな場所には表と裏がある
結界の外側、表の静かの海
結界の内側、裏の静かの海
そこに兎と仙霊が二人
???「何故お前はそこまで穢れている?」
???「何故お前はそこまでミスを受け入れているのです?」
兎が何かを仙霊に話す
???「月の民にそんな奇策が?」
???「素直に感心したわ!」
???「でも奇策は奇策。月の民も愚かなミスをしている」
???「この地上の兎は必要以上に穢れを負っているわ・・・・・・
これでは私の力の前では無力!絶対的無力!
・・・・だが不倶戴天の敵、嫦娥よ。見ているか?お前が出てくるまでこいつをいたぶり続けよう!」
そして、兎と仙霊の戦いが始まった