さて妖夢との剣の打ち合いも終わり俺は鈴仙に手を手当てして貰った
鈴仙「まったく・・・何故零さんはそんなに無茶するんですか!」
零「いや~アハハ・・・」
鈴仙「怪我ばっかする零さんは・・・・」
鈴仙が一瞬笑った後
鈴仙「・・・・拘束しちゃいますよ?」
笑った
正確に言えば笑っているように見えて目が笑っていない
これはマジの目だ
零「き、極力努力するよ・・・」
鈴仙「極力じゃなくて絶対です!」
零「は、はい!」
正直怖かったのでしたがっておこう・・・
零「あ、そう言えば鈴仙って妖夢に勝ったんだよな?」
鈴仙「はい。でも本当にギリギリでした・・・」
鈴仙の耳が垂れる
零「・・・・・・・・そう言えば何だけどさ・・・」
鈴仙「はい?」
零「その耳って痛覚あるの?」
鈴仙「ありますよ?」
有るのかと思う反面俺はある事を思った
零「・・・・・触って良い?」
鈴仙「え!?」
鈴仙の顔が赤くなった
鈴仙「良いですけど・・・・優しく、してくださいね?」
そう言うと鈴仙が目を閉じた
俺はゆっくり鈴仙のウサミミを触る
鈴仙「ん////」
耳の毛がさらさらでとても気持ちいい
それにシャンプーの良い匂いもする
今度は耳を指で挟んでグリグリする
鈴仙「ひゃ!////」
零「だ、大丈夫か?」
鈴仙「は、はいぃ/////」
声に力が無い
零「えっと・・・もう終わるよ。ゴメンな?」
鈴仙「あ・・・・・・・」
俺は立ち上がる
零「じゃあまた行ってくら」
鈴仙「え?あ、はい。気を付けて行ってきて下さいね」
そうして俺は盃二つと一升瓶と手作りのあるものを持って墓に向かった
墓の前に着くとそこには紫と藍が居た
紫「あら、また来たの?」
紫が俺に気付いてこちらを向く
零「あぁ、やっぱこの墓の主は俺の大事な奴らしい」
藍「・・・・・・・・」
俺は紫の隣で座り酒を二つの盃に入れる
紫「・・・・・・・そのお酒、頂けるかしら?」
零「あ?あぁ、まぁ良いや。ほら」
俺は自分の盃を紫に渡す
それを紫が呑む
零「・・・・・お前は宴会に参画しねぇのか?」
紫「私は余り人前には出たくありませんわ」
零「・・・・・お前がそんなんだから藍がしっかりしてんだな」
俺は藍を見る
零「ほれ」
俺は藍にあるものを渡す
藍はそれを見ると驚いた顔をする
零「大変だったんだぞ?油揚げ作んの」
藍「有り難う。橙と一緒に美味しく頂くよ」
凄く喜んでいる事が分かる
耳がピコピコしている
零「なぁ今あれ良いか?」
藍「あ、あぁ」
俺は藍の後ろに回り藍の尻尾を触る
ふわふわしてて気持ちいい
零「ZZZ・・・」
藍「まったく・・・仕方無いな」
俺はそのまま眠りに落ちてしまった