東方鬼神録   作:ヘタレ寝癖人間

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コウモリと亡霊と不老不死

竹林に入って直ぐに竹林が荒れていた

 

妹紅「何だこれ・・・」

 

妹紅も気付いて居なかったようだ

 

奥の方で段幕の光も見える

 

零「誰か戦ってんな・・・」

 

俺達は走った

 

さっきよりも荒れていて辺りは焼け野原だ

 

上を見ると四人の人影があった

 

零「・・・・あれは・・・」

 

妹紅「紅魔館の連中と冥界の連中だな・・・」

 

妹紅が言って俺は目を細める

 

確かに戦っているのは妖夢と咲夜が誓っていて

 

その近くでは幽々子とレミリアも戦っている

 

妹紅「どうする?」

 

零「どうするっつってもな・・・」

 

正直あれに入ってもろくなことが無い気がする

 

零「ほっとこう・・・・」

 

俺は先を歩こうとする

 

その時俺の頭が妹紅に捕まれた

 

零「ちょいちょい妹紅さん?何で頭を掴んでるんでせう?」

 

俺の質問に妹紅が笑顔を送る

 

これには俺も苦笑いを浮かべるしかなかった

 

妹紅「行ってこい」

 

そう言って妹紅は俺を四人の元に投げた

 

零「デジャビュゥゥゥゥゥゥ!!!」

 

とりあえず気を取り直して俺は木刀を抜く

 

零「まぁ、感謝はするぜ!」

 

妖夢「断命剣『瞑想斬』!」

 

咲夜「メイド秘技『殺人ドール』!」

 

俺は木刀で妖夢夢のスペルを弾いた後木刀を回して咲夜のスペルを防ぐ

 

妖夢「れ、零さん!?」

 

咲夜「何してるのよ!」

 

俺はそのまま落ちる

 

と、思いきや下に居た妹紅が受け止めてくれた

 

零「さ、サンキュー妹紅・・・」

 

妹紅「お安いご用だよ」

 

俺は妹紅に下ろしてもらう

 

それと同時に妖夢と咲夜も降りてくる

 

零「何でお前ら戦ってんだよ・・・」

 

俺はまだ上で戦っている幽々子とレミリアを見ながら聞く

 

妖夢「それは夜を止めたのが咲夜さんだからです」

 

妹紅「それはどう言う事なんだ?」

 

妹紅が妖夢に聞き返すと妖夢が咲夜を見る

 

妖夢「おそらく、月が偽物に変えられたのを良いことに夜を止めて吸血鬼であるレミリアさんが活動出きるようにしたんだと思います」

 

咲夜「そんな事するわけ無いでしょ!そもそも月を偽物に摩り替えたのも夜を止めたのも白黒魔法使いと人形使いよ!」

 

妖夢の言葉に咲夜が反論する

 

零「?魔理沙とアリスが異変の真犯人なのか?」

 

咲夜「おそらくね」

 

これは困った

 

この異変の犯人を妹紅は輝夜だと言い妖夢はレミリアと言い咲夜は魔理沙と言う

 

零「・・・・・・訳わかんねぇ・・・」

 

正直今のままでは情報が少なすぎる

 

零「・・・・・とりあえずあいつら止めるか・・・」

 

俺は上で戦っている二人を見る

 

そして妖夢に近付く

 

零「ちょっとお手を拝借」

 

妖夢「え!?////////」

 

俺が妖夢の手を握ると手の中が光る

 

そこからスペルカードとメダルが出てくるが出てくる

 

俺はメダルを取り妖夢にスペルカードを渡す

 

零「妖夢、会わせろよ」

 

妖夢「は、はい!」

 

零妖夢「「憑依『半人半霊の庭師』!」

 

俺達は光りその光が収まる

 

そして自分の姿を見る

 

その姿は妖夢の姿だ

 

しかし・・・・・

 

妹紅咲夜「「・・・・・・・・・」」

 

何故か二人が微妙な顔だ

 

零『どうした?』

 

妹紅「い、いや、何でもない・・・・。ちょっと十万十六歳みたいになっているだけだから・・・・」

 

零『?』

 

言ってる意味が分からなかったが俺達は上の二人に向かって飛ぶ

 

妖夢『貴様らをお味噌汁飲んだ後に底に溜まるカスで作った人形にしてやろうか!』

 

零『妖夢さん!?』

 

俺は妖夢の変わりように驚く

 

そしてようやく気付く自分が閣下になっている事に・・・・

 

零『十万十六歳ってそう言う事ォォォォォォォ!!!』

 

その叫びに幽々子とレミリアが反応する

 

幽々子「妖夢、どうしたの?いきなりスタンドを取り込んで?」

 

レミリア「スタンドって何よ!」

 

どうやら俺は妖夢を憑依させて妖夢のスタンドまで取り込んだらしい

 

そしてスタンドと言うおそらく俺と妖夢と幽々子しか分からない単語にレミリアが突っ込む

 

零『戦うのを止めろ!たぶん敵は別に居る!』

 

幽々子レミリア「「・・・・・・・・・・・」」

 

俺の言葉に二人が素直に地面に降りる

 

それを見て俺達も降りる

 

憑依を解除して俺は二人を向く

 

幽々子「敵は別に居るってどう言う事かしら?」

 

レミリア「冗談だったら只じゃ置かないわよ?」

 

俺は深呼吸をして声を出す

 

零「まず月を奪ったのはこの竹林に住む奴等だ。それは間違いない」

 

レミリア「それには私も同意見よ。運命が犯人がここに居ると告げていたからね」

 

幽々子「じゃあ夜が終わらないのはどうなるの?」

 

一番のポイントを幽々子が聞いてくる

 

俺もそれは引っ掛かっていた

 

零「それは分からない。月を偽物にしたのを隠すためか、あるいは何か他に目的があるのか・・・」

 

幽々子「前者は無いわ。妖怪だったら月が偽物ってことくらい直ぐに分かるもの・・・」

 

となると後者かと考えるとさっきまで黙っていた妹紅が口を出した

 

妹紅「もしかして月が奪われた事と夜が終わらない事、犯人は別何じゃないか?」

 

慧音の言葉、迷いの竹林、輝夜姫、竹取物語

 

妹紅の一言で全ての糸が一本に繋がった

 

零「そうか・・・・そうだったんだ!だから夜が終わっちゃ行けなかったんだ!」

 

咲夜「何か分かったのね」

 

妖夢「本当ですか!?」

 

二人の言葉に俺は笑う

 

零「あぁ、行くぞ。永遠亭に!」




フハハハハ!!!
貴様等も蝋人形にしてやろうか!

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