さて、永遠亭の前まで来た
紫「さぁ、ここからは別れて探索しましょう」
紫の一言で俺は頭に?を浮かべた
零「何でだよ?全員で乗り込む方が楽だろ」
紫「まぁ、そうなのだけれど実際そろそろ人里の人間達が怪しむ頃よ。だからここからは戦力より犯人撃破を最優先とするわ」
と、言う訳で俺と妹紅、霊夢と紫、妖夢と幽々子、咲夜とレミリアで別れる事となった
え?魔理沙とアリス?魔理沙が気絶してるから二人はこのままさ
てことで中に入る直前
零「妖夢」
俺は妖夢を呼び止めた
妖夢「なんですか?」
零「視覚だけを頼るな。全感覚を使え」
妖夢「はぁ・・・・」
俺は妖夢に遠回しなアドバイスをする
これは自分で気付くしか無いからだ
そして今度こそ俺達は永遠亭へと入った
アリス視点
私は今零によって気を失った魔理沙の看病をしている
アリス「まったく・・・キノコって聞いたら後先考えないんだから・・・」
だからこそ彼は魔理沙を利用したのだろ
キノコと聞けば簡単に動くし魔理沙の火力なら竹林を吹き飛ばす位わけないからだ
そして私は魔理沙を玄関に座らせて立ち上がる
アリス「・・・・・何時まで覗いているのかしら?」
私が振り向くと竹林から一匹の兎が出てきた
てゐ「きしし、見つかっちゃったウサ」
妖夢視点
私は幽々子様の周りを警護しながら辺りを散策していた
幽々子「妖夢~私は大丈夫だから犯人探しに集中しなさいな」
妖夢「そう言う訳には行けません!只でさえ私は幽々子様が異変解決するのに反対なのに何で来ちゃったんですか!?」
そう私は幽々子様が異変解決をすると言い出されたので
我慢してもらう変わりに私が解決に行く事になった
しかし何故か幽々子様が着いてきてしまったのだ
幽々子「まぁまぁ、異変解決に来たおかげで彼に会えたでしょう?」
私はそれを聞き内心ビクッとした
妖夢「か、彼は関係ないです!」
幽々子「フフフ♪」
妖夢「まったく・・・っ!」
私は気配を感じて前に飛ぶ
すると私が居た場所を通るように襖から襖に段幕が貫通した
幽々子「どうやら私達の相手は彼女みたいね」
そう言うと幽々子様が襖を開いた
そこに居たのはかつて私を倒した鈴仙だった
霊夢視点
私は長い廊下を延々と紫とレミリア、咲夜と歩いていた
霊夢「分かれて探索って言ったのに何であんたら着いてくんのよ?」
レミリア「良いじゃない。四つもあれば全部探せるでしょ?」
私が聞くとレミリアが答えた
レミリア「それに、私達は異変の解決は出来ないわ」
紫「どう言う事かしら?」
レミリアの言葉に紫が時を孕みながら言う
レミリア「この異変、私達は只手伝うだけの運命・・・零、彼こそ今回の異変を解決出来る運命を持つ唯一の人間よ」
咲夜「お嬢様、来たみたいです」
咲夜がそう言うと廊下の襖が外れそこに宇宙が広がった
零視点
俺は妹紅は縁側を歩き輝夜の部屋に向かって居た
零「で、どうすんのこれ?」
今俺達の目の前には白目で倒れた輝夜が居る
何故こうなったかと言うとそれは本の数分前の事である
零「なぁ妹紅」
妹紅「何?」
零「絶対離れんなよ?」
俺は暗闇の中で妹紅に抱き付いていた
暗いの怖くない?
妹紅「分かってるから・・・ほらこれで明るいだろ?」
妹紅が手から炎を出し辺りが明るくなる
そして俺は妹紅から離れる
その時俺の手の甲にカサカサと言った感触が広がった
俺は自分の手を見ると手に蜘蛛が引っ付いて居た
零「キャ!蜘蛛だぁ!」
俺は後ろに飛んだ
妹紅「うわっ!」
そして俺は妹紅にぶつかりそのまま倒れる
零「イテテ・・・悪ぃ妹紅・・・」
俺が立ち上がろうとすると
ムニッ
零「ムニッ?」
下を見るとそこには妹紅の主張が控え目な胸が俺の手にあった
零「え~と・・・」
妹紅「な、な、な・・・何さらしてんだァァァァァァァァ!!!」
零「アァァァァァァァァァ!!!」
俺は妹紅に投げられる
輝夜「何よ!うるさいわよ!」
その時輝夜が縁側に出て俺とぶつかった
そして現在に至る
零(やっちまった~!輝夜に会いに来たら輝夜フライアウェイ!三途の川バタフライアウェイ!このままじゃ俺達もバタフライアウェイ!そうなる前に・・・ランナウェイ!)
こうして俺達は走って逃げるのであった