東方鬼神録   作:ヘタレ寝癖人間

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今回は番外編みたいなもんです


神になるまでの黙示録(未来都市)

今から数億年もの遥か昔、妖怪蔓延る山の中に彼は倒れていた

 

少年の名は風切零生まれも育ちも日本だが親も家も無い少年だった

 

しかし今の彼はそんな事は知るよしも無かった

 

 

 

零視点

零「イツツ・・・あ?何処だここ?」

 

俺は辺りを見渡す

 

森森森

 

辺り一面森だった

 

そして俺は立ち上がり・・・・はっ

 

零「カ~メ~ハ~メ~波~!」

 

かめはめ波の練習をし始めた

 

零「きゃ~めぇ~ひゃ~めぇ~・・・・・・」

 

俺は視線に気付き後ろを見る

 

そこに居たのは赤と青の変な服の白髪の女性だった

 

???「・・・・・・・・・・」

 

零「ど、どうも・・・・・・」

 

俺が会釈をすると女性は持っていた弓を引きこちらに向ける

 

零「ちょちょ!?何で弓向けんの!?やっぱあれか?不味かったか?かめはめ波の練習!でもだって俺だってあんな必殺技撃ちたいだもん!」

 

???「御託は要らない。貴方は何処から来たか吐いて貰うわ」

 

俺は周りを見る

 

使えそうな物は無い

 

しかし俺が何処から来たのかも分からない

 

ただ分かるのは自分の名前だけ

 

零「ま、待て!俺に敵意はない!」

 

???「・・・・・・・・・」

 

女性は黙って弓を戻す

 

???「・・・・分かったわ。そこは信じて上げる。着いてきなさい」

 

俺は女性の後ろを歩き始める

 

零「ところであんた誰何だよ?」

 

???「八意永琳」

 

零「ここは何処だ?」

 

永琳「私が住む都市の周辺の森」

 

零「今日は何時代の何日だ?」

 

永琳「時代の名は分からないけどそうね・・・他の集落は皆石で動物を採ったりしているから石器時代とでも言っておこうかしら・・・」

 

零「へ、へぇ・・・」

 

永琳「・・・・・・」

 

か、会話が続かねぇ・・・

 

そうこうしている間に壁が見えてくる

 

そう、某巨人アニメの様な壁だ

 

零「なぁ・・・・・」

 

永琳「何?」

 

零「ここって巨人でも居んの?」

 

永琳「居るわけ無いでしょ?」

 

零「だ、だよな・・・」

 

俺達は門に向かう

 

一度門兵に止められたが永琳の口添えで何とか入れた

にしてもすごい街だ

 

そら飛ぶ車、未来的な風景

 

まるで未来都市だ

 

次に連れられたのは都市で一番大きな屋敷

 

永琳「貴方はここで待ってて頂戴」

 

そう、言われて三十分ちっとも来る気配がない

 

零「はぁ・・・・」

 

俺は溜め息を付いて欠伸をした

 

零「・・・・・・・ん?」

 

俺はまた視線を感じそちらを向く

 

そこに居たのは二人の幼女だった

 

???「お姉様バレましたよ!」

 

???「依姫、逃げるわよ!」

 

幼女は俺が話しかける前に走り去ってしまった

 

零「・・・・・何だったんだあれ?」

 

永琳「待たせたわね」

 

永琳の声が聞こえて振り向く

 

永琳「ツクヨミ様との話が長引いてね」

 

零「別にそれは良いけど結局俺の処分ってどうなんの?」

 

永琳「そうね・・・率直に言うと貴方には軍に入って貰うわ」

 

零「・・・・・は?」

 

そう、これが俺の・・・・・風切零の人生を変える初めての大事件なのであった




これがしばらく続きます
おそらく人妖大戦までかな?

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