東方鬼神録   作:ヘタレ寝癖人間

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What!?

あれから一日経って俺は目が覚める

 

確か昨日はコンガラの依頼で地獄の鬼を統括していた

 

それが終わってミスチーの店で呑んで・・・あれ?それからどうなったっけ?

 

俺は辺りを見る

 

どうやら自分の部屋みたいだが・・・

 

俺が起き上がると何故か俺は裸だった

 

そして腹の上に違和感を感じる

 

布団をひっぺがすとそこには裸の小傘が居た

 

・・・・・・・何か前にもこんな事があったよう

な・・・・・・・

 

零「こ、小傘さん?」

 

俺は小傘を揺する

 

小傘「う~ん・・・あ、零ちゃんおはよう」

 

零「うん、おはよう。で、何でここで寝てんの?しかも裸で」

 

俺がそう聞くと小傘が俺の顔に近づく

 

小傘「あちき、零ちゃんの子供欲しい!」

 

零「・・・・・・・what!?」

 

 

一先ず服を着てソファに向かい合って座る

 

ちなみに蛮奇は今日はワカサギ姫、通称姫と影狼とお茶会で休みだ

 

零「・・・・で、何でいきなりあんな事言い出したんだ?」

 

小傘「あちき良くベビーシッターしてるでしょ?」

 

零「そうだな。そう言う依頼は何時も小傘が行ってくれてたな」

 

小傘「あちき思ったの!自分の子供が欲しいって!」

 

零「そ、そうか・・・」

 

正直反応に困る

 

零「じゃ、じゃぁ寝てる間に何かしたのか?」

 

小傘「する?子供って裸で一緒に寝たら出きるんじゃないの?」

 

正直俺もそれについてはよく分からないが何か違う様な気がする

 

あ、でも俺も寝ると出きるって聞いた事がある

 

零「小傘、子供はな、良い子にしている男女が寝ている間にコウノトリが運んで来るんだよ」

 

小傘「そうなの?」

 

零「あぁ、だからちゃんとパジャマを着て寝よ。な?俺は何時でも一緒に寝てやるから」

 

小傘「うん!あちき良い子にする!」

 

俺は小傘の頭を撫でてご飯を作る事にする

 

そう言ういや皆の頭から順位が無くなってる

 

異変も解決したみたいだし・・・

 

零「よし、出来た」

 

俺はお米と味噌汁とベーコンエッグを作って机に置く

 

零小傘「「いただきます」」

 

俺達は朝ご飯を食べ始める

 

零「あ、そうだ・・・」

 

小傘「どうしたの?」

 

俺は木刀を取り出す

 

零「最近刃こぼれしてきたからさ、小傘に研いで貰いたいんだよ」

 

俺は木刀を小傘に渡す

 

小傘「うん。このくらいだったら今日1日で直りそう」

零「そっか、そりゃ良かった」

 

思えば木刀にはずっと助けられてきた

 

今は小傘に任せようと唯唯そう思ったのだ

 

零「さてと、今日は依頼もねぇしゆっくりしようかね・・・」

 

俺は皿を台所に置いてソファに寝転がる

 

その時扉のノック音が聞こえる

 

俺は起き上がって玄関の扉を開く

 

そこに居たのは文だった

 

文「どうも!清く正しい文々。新聞の射命丸文です!」

 

俺は即効文の頭にアイアンクローをかます

 

文「あやややや!痛いです!痛いです!」

 

零「テメェよくも変な噂流してくれたな!何が行く先々で手当たり次第に女に手を出す糞野郎だ!」

 

文「糞野郎は書いてません!私が書いたのは鈍感ハーレムが幻想入りです!」

 

零「ほぼ変わってねぇだろ!それに俺は鈍感なんかじゃねぇ!」

 

文「じゃあ、貴方自分が何人の女性に好かれてるか分かりますか!?」

 

零「あ?何言ってんだ・・・俺の事好きな奴なんていねぇだろ?」

 

文「やっぱ鈍感じゃ無いですか・・・・」

 

俺は文をアイアンクローから放す

 

零「んで、何の用だよ?」

 

文は何か手帳の様な物を開く

 

零「何だそりゃ?」

 

文「文花帖ですよ。これに取材情報を書き込むんです」

文はあるページで手を止める

 

文「妖怪の山の皆さんから伝言です。まずにとりさんから

にとり「やぁ盟友、今度私の発明を使ってみてくれ」

ですね

次に秋姉妹さんから

静葉「私達を助けてくれてありがとう。今度来たら穣子の薩摩芋でもプレゼントするわ」

穣子「来たらブッコロス!」

いや~愛されてますね~」

 

零「何処が!?軽く殺害予告されたんだけど!?」

 

文「新手のツンデレってやつですよ。あ、他にもあるけど聞きます?」

 

零「いちよう・・・」

 

文「はい、次は雛さんですね。

雛「今度は何時来てくれるの?あの約束は嘘だったの?ねぇ・・・答えてよ。ねぇねぇねぇねぇねぇねぇ・・・・・・・」」

 

零「・・・・・・・・・・・」

 

こ、怖ェェェェェェ!!!

 

文「本当、ちゃんと行ってあげないと何時か刺されますよ?」

 

零「か、考えとく・・・」

 

文「後は椛と幽香さんですね」

 

零「?幽香から?」

 

文「はい。

幽香「貴方また浮気したわね?待ってなさい、直ぐに殺しに行ってあげる」

みたいです」

 

零「今すぐ?」

 

俺がそう思うと窓が割れる音がした

 

零「やベェ!じゃあな文!後でまた聞く!」

 

こうして俺は走って家をでる

 

文「何時か思い出してくれますよね・・・?だって・・・」

 

文「椛「私達のお兄ちゃん何ですから」」

 

文が最後に何と行ったのか聞かずに・・・


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