身体が縮んでしまったわけではなかった
零「んだ?この空間?」
確か俺は幽香に追われてて・・・
俺は立ち上がろうとしたが手が楔で繋がれている
「お目覚めかな?万事屋」
零「テメェはッ!」
そこに居たのは以前蛮奇がバイトしていた店に来ていた
過激派の一人だ
「貴様は妖怪どもを店に匿っているらしいな・・・?」
零「・・・・・・・・・」
バレている
だが・・・・・・
零「だからどうした?アイツラは家族同然なんだ。匿っている何てそんな言い方は止めろ!」
「そうか・・・」
男は俺に近付くと俺の心臓を刀で刺す
息が出来ない
そして俺は気を失った
三人称視点
零が誘拐される時それを見ている少女が居た
???「た、大変!」
鯨の帽子を被っている少女だ
少女は奥野田美宵、鯨呑亭の看板娘である
美宵は直ぐにその場から離れると直ぐに慧音の居る寺子屋へと走り出した
慧音「じゃあルーミア、この問題分かるか?」
ルーミア「う~ん・・・7?」
慧音「惜しいな、正解は12だ。これは3を4回足すと言う意味だ」
慧音は今寺子屋で算数を教えていた
ルーミア「そーなのかー」
美宵「慧音さん大変!」
そこに美宵が入ってくる
慧音「落ち着け。今は授業中だ。いったいどうしたんだ?」
美宵「ひ、人攫いよ!」
美宵は息を整えながらそう言った
慧音「何!?」
零視点
「起きろ!」
水をかけられて俺は目を覚ます
まだ心臓に刀が刺さっている
それに力も入らない
「無駄だ。博麗印の札を張ってある妖怪だろうが人だろうが力を封印するな」
前を見ると何人もの男達が刀や斧、ハンマーを持って
こちらを見ている
「貴様が邪魔なのだよ我々には・・・。無害な奴は殺すな?バカを言え、害悪だから妖怪なのであろうッ!!」
男は刀で俺の左目を切り付ける
零「グァァァァァァァ!!!!」
周りも笑いながら俺を蹴ったり斬ったりする
鼓膜も破れたようで右耳耳から血が流れなにも聞こえない
「我々人間が幻想郷を支配するには温厚派を消し、妖怪のせいにするのが手っ取り早い。貴様が従えて居る妖怪も皆重鎮揃い・・・せいぜい利用させて貰おう!」
嬉々として語る目の前の男に俺は鼻で嗤う
次の瞬間全員が刃を向ける
零「従えてる?馬鹿言ってんじゃねぇよ。アイツラは人に従うような玉じゃねぇよ・・・んな獣みたいな崇高な奴らじゃねぇ。言えばアイツラは・・・・」
俺はニヤッと笑う
そして後ろの扉が吹き飛びその風圧でまた何人かの男が飛んでくる
零「ケダモノだよ」
男達がそちらを見る
そこに居たのは蛮奇、妹紅、妖夢、椛、幽香だった
妹紅「おい、本当に居たぞ?」
椛「零さんの匂いは覚えましたから」
幽香「全く・・・扉を斬る必要はあったの?」
蛮奇「そう言うあんたも扉蹴破ってたでしょうが!」
妖夢「邪魔するモノは斬るのみです!」
そう言うと妹紅は手から炎を出し妖夢と椛は剣を構えて幽香は手をポキポキとならす
蛮奇「まぁ結句言いたいことは・・・・」
蛮奇妹紅妖夢椛幽香「「「「「そこの馬鹿は返して貰う!」」」」」
「か、かかれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
そこで俺の記憶は途切れたのだった