東方鬼神録   作:ヘタレ寝癖人間

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これぞ神の奇跡の力です!

何故だ・・・

 

何故こんなことになってしまったのだ・・・

 

俺は早苗の用意してくれたご飯を食べながら考えていた

 

てか気付いたら食べ終わってたわ

 

早苗「零様。少し良いですか?」

 

零「あ?あぁ」

 

俺が返事をすると早苗が入ってくる

 

早苗「あ、食事中でしたか?」

 

零「いや、もう食い終わってたから。で、話って?」

 

早苗「はい。実は守矢神社は今深刻な信仰不足なんで

す。だからこのままだと諏訪子様と神奈子様が消えてしまうんです!」

 

零「それを俺に話してどうするよ?」

 

早苗「諏訪子様達は私の為に一年も待ってくれているん

です。・・・・何時消えてしまうかも分からないのに・・・」

 

零「・・・・・・・・・・はぁ、つまりは俺にアイツラを説得させれば良いんだろ?」

 

俺は考える

 

零「そう言やどうやって信仰を回復させるつもりだよ?」

 

早苗「・・・・幻想郷です」

 

零「ハァ!?」

 

俺は聞いたことのある場所に驚く

 

零「正気か!?こっちでは存在が無かったことにされんだぞ!」

 

俺は早苗の肩を掴む

 

早苗「それでも私は諏訪子様と神奈子様に仕える巫女ですから・・・」

 

俺はそれ以上何も言えなかった

 

 

 

早苗が出ていって俺は声を上げる

 

零「・・・・紫」

 

紫「何かしら?」

 

零「もう、戻してくれて良い・・・」

 

紫「あら、もう良いの?」

 

零「あぁ、これ以上俺がここに居て出来る事はない。これはアイツラの問題なんだ」

 

俺は立ち上がる

 

紫「わかったわ。じゃあお休みなさい」

 

それがここで最後に聞いた言葉だった

 

 

 

三人称視点

早苗「零様~はいりますよ~?」

 

早苗は零の部屋に入る

 

早苗「零様?」

 

ソコでは零が寝ていた

 

早苗「そんなとこで寝たら風邪引いちゃいますよ?」

 

そう言って早苗が零に近付くと一つの神 紙が目に入った

そこには何か書かれている

 

早苗「・・・・・守矢神社の皆々様、幻想郷への移動は今年秋と決定致しました。これは決定事項です。異論は認めませんコノヤロー。それと早苗、零様は止めろ。先輩とよべコノヤロー。最後に幻想郷は全てを受け入れる。お前らが来るのを楽しみにしている・・・・・」

 

早苗の頬から水が垂れる

 

涙である

 

そして現在幻想郷

 

零「あ~寝た寝た」

 

穣子「おはよう」

 

そこに居たのは稔子だった

 

零「・・・・・・・何で居んの?」

 

穣子「お姉ちゃんに野菜持っていけって。この前の七夕のお詫びだって」

 

零「いや、そうじゃなくて・・・鍵閉めてた筈なんだけど・・・」

 

穣子「あぁ、扉ぶっ壊して入った」

 

零「ふん!」

 

零は穣子を蹴り飛ばす

 

穣子「何するのよ!」

 

零「何するもこうもテメェがなにしてやがんだ!だ大体な・・・」

 

こうして今日も幻想郷は平和であった




そろそろ穣子ファンに本気でしばかれそうな今日この頃

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