夕刊の文々。新聞にショタ零が幽香と散歩している写真が載せられた
ショタ零「おねえちゃん、これなに?」
幽香「これは新聞よ」
ショタ零「しんぶん?」
幽香「そう。最近あったことを教えてくれる物よ」
ショタ零「ふ~ん・・・。ねぇねぇ!あしたはなにするの?」
ショタ零が瞳を輝かせて幽香に聞く
幽香「そうね・・・明日は家で遊びましょう。多分外が騒がしくなるだろうし・・・」
幽香が部屋をでる
ショタ零が一人椅子に座っていると窓が叩かれる音がした
ショタ零がみるとそこには文がいた
ショタ零が窓を開ける
ショタ零「おねえちゃんだれ?」
文「私は清く正しい烏天狗の射命丸文です!」
ショタ零「あや?」
文「はい!零さん・・・零くん?零君、私のお家に行きませんか?」
ショタ零「あやのおうち?」
文「はい。楽しいですよ?」
ショタ零「じゃあ行く!
文はショタ零を抱いて飛んで行った
しばらくして中に幽香が入ってくる
幽香「お待たせ。お茶をいれてきたわ、よ?」
次の瞬間カップの割れる音が響いた
場所は変わって妖怪の山
そこでは何時も通りに椛が仕事の休憩ににとりと将棋を差していた
にとり「ムムム・・・これはなかなか・・・」
椛「待ったは無しですからね」
にとり「分かってるって・・・」
にとりがしばらく考えていると椛の狗耳がピクッと動いた
にとり「?どうしたんだい?」
椛「・・・問題が発生したみたいです。人間・・・それも子供・・・」
にとり「じゃあ行ってきなよ。私はもう少し次の手を考えとくからさ」
文「さ、ここを登ったら私のお家ですよ」
ショタ零「ブー、つ~か~れ~た~!!!!!」
文「しょうがないですねぇ」
そう言うと文はショタ零を背負う
文「ほら、これで疲れないでしょ?」
ショタ零「ZZZ・・・・」
文「あやや、寝ちゃいましたか・・・まぁ、子供ですから仕方無いですかね・・・」
椛「仕方無いじゃないですよ・・・」
そこに椛が降りてくる
椛「人間の子供を山に入れるなんて何考えてるんですか・・・。?その子もしかして・・・」
文「はい。幽香さんに毒を盛られてちっちゃくなっちゃったみたいですね。だから戻るまでの保護ですよ」
椛が零の寝顔を見てから文を見る
椛「もし、戻らなかったらどうするですか?」
文「その時は私が責任を取って立派な烏天狗に育て上げます」
椛の尻尾がピクッと動く
椛「文様、その子は私が預かります。私が立派な哨戒天狗にしてみせます」
文「あやや、いくら椛の頼みでもそれは聞けませんね。本気でこの子を育てたいなら私を倒してみせなさい!」
文はそう言うとショタ零を木陰に寝かせる
二人が飛び立ち段幕ごっこが始まった