東方鬼神録   作:ヘタレ寝癖人間

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神遊び

時は少し遡り霊夢は神奈子と対峙していた

 

霊夢「神様かなんか知らないけどとっととぶっとばす!」

 

神奈子「・・・・・はぁ。神社は巫女のために有るのではない。神社は神が宿る場所。そろそろ・・・神社の意味を真剣に考え直すべきよ!神祭『エクスパンデッド・オンバシラ』!」

 

札とレーザーが霊夢に向かって飛んでくる

 

それを避けながら針を飛ばしていく

 

神奈子「筒粥『神の粥』!」

 

今度は楕円形の段幕が円上に二つ出てくる

 

近くに来ると更に分裂して迫ってくる

 

霊夢「クッ!霊撃!」

 

霊夢はそれを霊撃で書き消す

 

神奈子「なかなかやるねぇ・・・。なら、贄符『御射山御狩神事』!」

 

中弾とナイフが大量に飛んでくる

 

霊夢「あぁもう!うっとうしいわね!」

 

霊夢はそれを避けながら毒づく

 

神奈子「天流『お天流の奇跡』!」

 

小弾が何列も霊夢に向かい先端から米粒弾が向かってくる

 

霊夢「だーかーらー鬱陶しいっていってんでしょ!」

 

霊夢が避けながら一気に迫ってくる」

 

神奈子「マウンテン・オブ・フェイス』!」

 

札の段幕が円上に幾つも広がっていく

 

しかし構わず霊夢が突っ込んでいく

 

早苗「神奈子様!大変です!」

 

 

 

早苗に連れられて霊夢と神奈子が守矢神社に来るとそこでは蛇に巻き付かれた諏訪子のような物が暴れていた

 

神奈子「ナッ!」

 

霊夢「何よ・・・。これ・・・」

 

早苗「諏訪子様・・・いきなり苦しみだして・・・それで・・・」

 

早苗が泣き出す

 

神奈子「そうかい。・・・・もう大丈夫だ。絶対諏訪子を正気に戻してやる」

 

神奈子が霊夢を見る

 

神奈子「・・・・無視が良いのは理解しているが・・・私の友人を救うのに手を貸してくれないかい?」

 

霊夢「・・・・・はぁ。こんなの野放しにしてたら私が紫に言われちゃうじゃない?」

 

霊夢が大幣を握る

 

 

 

そしてこの俺零さんはと言うと・・・・・・

 

崖を登りきって見た光景は血塗れで倒れている白狼天狗だった

 

死んでいるものは・・・・・居ないようだ

 

俺は守矢神社を見る

 

煙が上がっている

 

彼処の下で誰かが戦っているのだ

 

横からは白狼天狗達の呻きも聞こえる

 

俺は歩き出した

 

しばらく歩いているとある白狼天狗が目に入った

 

零「!?椛!」

 

椛だ

 

俺は椛を抱き上げる

 

椛「れ、零・・・さん?」

 

零「あぁ!俺だ!もう大丈夫だぞ!」

 

椛が弱々しく辺りを見る

 

椛「あ、文様は・・・・?」

 

零「文?見てないが・・・・」

 

椛が俺の肩を掴む

 

椛「良いで、すか・・・?幻想郷の、敵は・・・何も先の百鬼夜行だけじゃないんです・・・敵は他にも・・・・ッ!」

 

話している途中で椛が俺を押し飛ばした

 

零「!?」

 

次の瞬間椛に巨大な雷が落ちた

 

巨大な音と閃光で目が空けられない

 

閃光も収まり目を開けると椛が黒焦げで倒れていた

 

零「・・・・・・・・・・」

 

俺は立ち上がってもう一度守矢神社に向かう

 

零「・・・・待ってろ椛。今あのふざけた野郎ぶちのめしてくる」


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