東方鬼神録   作:ヘタレ寝癖人間

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イーグルラビィ!二人は仲良し?

先ほどから何万匹の兎を倒しただろうか

 

さっきから倒しても倒しても湧いてくる

 

零「ッ!」

 

とりあえず威嚇すると二万匹ほど気絶した

 

「わぁ!逃げろー!」

 

また逃げていく

 

まぁ、逃げる奴は追わないので俺はドンドン都に進む

 

???「どうしよ鈴瑚!?敵がドンドン迫ってくる!」

 

鈴瑚「mgmgじゃあmgmg諦めるmgng?」

 

餅を付くあれをもった青髪兎が団子を食ってる黄色兎に話しかけている

 

俺はそっちに向かって走る

 

???「ってこっち来た!?」

 

鈴瑚「あー・・・あれはケダモノの目だね」

 

???「きっとそうよ!ほら、私可愛いから?」

 

鈴瑚「いやいや、清蘭より私の方が・・・」

 

鈴瑚清蘭「「・・・・・・・・あ?」」

 

・・・・・・・何故か二人が喧嘩し初めてる

 

零「えっと・・・・・お二人さんお二人さん?」

二人が俺を見る

 

清蘭「じゃあこの人に直接聞いてみようよ!」

 

鈴瑚「そうだね。ねぇ、私と清蘭、どっちが可愛い?」

 

零「?何言ってんだ。二人とも可愛いだろう?・・・・それよりお願いがあるんだけど・・・」

 

顔を赤くしていた二人がハッと我に帰る

 

鈴瑚「お、御願い?」

 

零「あぁ、団子を少し分けてもらいたいんだ」

 

清蘭「だ、団子?何で?」

 

零「いや~、さっき桃一個食ったんだけどまだ腹が減ってんだよ。頼む!」

 

俺は頭を下げる

 

二人が俺を見たあとお互いを見合う

 

目の前に団子が出される

 

俺はそれを一気に食べる

 

零「あ~満腹満腹・・・」

 

俺は立ち上がって二人の肩を叩く

 

零「・・・・・ありがとう」

 

俺はそのまま二人を通り過ぎようとする

 

しかし・・・・

 

清蘭「待った!」

清蘭が俺の首に餅を付くあれを掛けてくる

 

俺は清蘭を見る

 

清蘭「私達をここに居る理由は貴方を先に行かせない為!」

 

零「・・・・・・・・・・・」

 

鈴瑚「清蘭・・・・」

 

俺は溜め息を付く

 

零「たく・・・・素直に通してくれれば楽なんだけどねぇ・・・」

 

俺はまた木刀を抜く

 

零「・・・良いぜ。好きなだけ付き合ってやる。ただし、負けても泣くなよ?」

 

お互いににらみ合い次の瞬間走った

 

・・・・・・てか、今まで気になってなかったけど何気に重力は地上と一緒らしい

 

木刀と餅を付くあれがぶつかる

 

零「・・・なぁ、それ何て言うんだ?」

 

清蘭「?杵だけど・・・何で?」

 

零「いや、さすがにずっと餅を付くあれって言うのが面倒だった。言うにも書くにも」

 

清蘭「メタイ!」

 

俺は一旦下がる

 

その隙を見逃さず清蘭が銃を撃ってくる

 

しかし弾が来たのは前では無く後ろ

 

零(ッ!どうなってやがるッ!)

 

ギリギリで弾を避けているがこのままじゃジリ貧だ

 

清蘭「私の能力は異次元から銃弾を飛ばす程度の能力!貴方に私の弾は見極められない!」

 

それを聞いて俺は立ち止まる

 

零「はぁ、止めだ止めだ!」

 

俺の言葉に清蘭だけでなく周りの兎も首を傾げる

 

零「見極められねぇなら端から見極めねぇで良いじゃねえか」

 

俺は清蘭に向かって歩く

 

その間にも銃弾が飛び交う

 

腕に、足に、腹に、弾が被弾する

 

その痛みを堪えて俺は清蘭の元にたどり着く

 

俺は腕を上に上げる

 

『清蘭!』

 

清蘭が目を瞑る

 

零「・・・・・・・・・たく、どいつもこいつもそんな顔しやがって・・・」

 

清蘭「・・・え?」

 

俺は清蘭を撫でる

 

零「ちょっと待ってろ。今すぐこの戦争、止めてくる!」

 

俺はまた先に進むのだった

 

戦争が始まって今、3時間


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