え?うちの妹が「炎帝」?んなわけない。   作:ジョニーK

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数年ぶりの投稿になります。
久しぶり過ぎて、おかしな箇所が多々あるとは思いますが、頭を空っぽにしてお読みください。

〔〕←こちらはメッセージの文章になります。



拳聖と始まり

朝、決まった時間に起き、朝食を食べ、身だしなみを整え仕事へ向かう。

仕事では、パソコンに向かい資料を作成、上司からOKを貰えば営業に繰り出す。昼御飯は、今は一人暮らしのため決まってコンビニ弁当かカップラーメン。終業時間になれば、急ぎの仕事がなければ帰宅。夕飯は適当に食べ、風呂に入り就寝。

このようなほぼ変わることのない日々に、ストレスは溜まるばかりであった。

そんな彼にも最近、趣味と呼べる物が一つだけできた。それはVRMMORPGというゲームの一種だ。

現在、彼が最もプレイしてるゲームは「NewWorld Online」というゲームだ。発売日に偶然仕事の買い物に寄った家電量販店にて、気まぐれで購入したものだ。

しかし、プレイしてみるとその非現実的な世界観、モンスターを倒した時の爽快感に彼は魅了された。休日はほぼログイン状態、平日も仕事が終わり用事を済ませればすぐにログインと、ほぼ毎日ゲームをするほどのハマリ具合である。仲の良いプレイヤーも何人かでき、気づけば彼はゲーム内にて【拳聖】と呼ばれるほどのプレイヤーになっていた。

 

 

 

「さてと、今日も頑張りますかね」

 

そう一言呟き、彼はゲームへとログインする。

プレイヤー名「ゼノス」、プレイヤー数が増加してきた昨今では、この名前を知らないものはほとんどいない。プレイスタイルはこのゲームではあまり見られない格闘スタイル。多くのプレイヤーは剣士や魔法使いといったファンタジーならではのスタイルを選んでいる。

では、彼が何故格闘スタイルを選んだかというと、ただ単に初期設定でいい加減に選んだためである。所謂、どれにしようかな?で選んだだけなのだ。

一度、仲の良い女性プレイヤーにどうしてこのプレイスタイルを選んだのかと聞かれ、正直に話したら、

 

「え?あ、そうなんですね」

 

と苦笑され引かれた時は、ちょっぴり傷ついた。

そんな彼は、今日も日々のストレス発散もとい、ゲームを楽しむため狩に出かける。

 

 

 

 

「おらぁ!」

 

その咆哮と共に拳をモンスターに突きだす。それは見事にヒットし、モンスターは光となって消えていった。ドロップアイテムを拾い集め一息つく。

 

「ふぅ。今日はこんなもんかな」

 

額の汗を拭う動作をして満足気な笑顔を浮かべ、ゼノスは街に向かう。道中、メッセージ通知を知らせる音が鳴る。モンスターが近くにいないか周囲を確認して、いないことの確認を終えるとメッセージを開く。

 

「誰からだ?ん?ミザリー?」

 

それは先ほど出てきた仲の良い女性プレイヤーのミザリーからだった。ミザリーは金髪緑目の所謂僧侶で、後方支援スタイルが主のプレイヤーだ。ゼノスは前衛なのでよくパーティーを組んでいる。そんな彼女からのメッセージ。いつも通りの狩りの誘いだろうとメッセージへ目を向けると、とあるプレイヤーについてのことだった。

 

〔ミィというプレイヤーはご存知ですか?〕

 

〔もちろん。炎帝のことだろ?〕

 

ミィとは赤髪赤目の炎系の魔法を得意とし、【炎帝】という異名で呼ばれているプレイヤーだ。異名が付くほどの有名人を知らないはずがない。

 

〔はい。その炎帝のことでお聞きしたいことがありまして。〕

 

〔俺が知ってる炎帝の情報なんて大したことないぞ?〕

 

彼の言う通り、彼が知ってる炎帝の情報は多くのプレイヤーが知っている情報と変わらない。そもそもが、炎帝と会話したり、ましてやパーティーすら組んだことがないのだ。

 

〔いえ、これはネットリテラシーに反するので聞こうか迷ったのですが、ミィが確認してくれと聞かないもので。〕

 

〔話が見えないんだが?ミィさんが俺に確認したいこと?ネットリテラシーに反するってことは、リアル関係のことか?〕

 

彼は予想外のことに、少し混乱してしまう。まったく検討もつかないことなのだ。ミザリーに話したリアルのことなんて、仕事の愚痴をたまに聞いてもらうか、今は離れて暮らしている家族の話しくらいだ。思考を繰り返すが考えはまとまらない。

 

〔ええ。失礼を承知でお伺いします。その、ミィはゼノスの妹さんなんですか?〕

 

〔は?〕

 

彼の思考は停止した。




web版を読んでいて、書こうかなとは思っていたのですが、中々時間もなくかなり経ってしまいました。
早くミィと絡みたい!
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