問題児達と神様の中の問題児が異世界から来るそうですよ?   作:重装歩兵

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第2話ですよー!

ゆっくり見ていってね!


ギフトゲーム?嫌だ面倒くさい。…え、強制?

さてさて、夜ト達が黒ウサギ達のコミュニティに入る事になった後、彼らは黒ウサギの案内によりコミュニティのリーダーであるジン・ラッセルと会う事になっていた

 

「ジン坊っちゃーン!新しい方を連れてきましたよー!」

 

黒ウサギが石造りの階段に座っている少年に手を振りながら近づく

 

「お帰り、黒ウサギ。そちらの3人が?」

 

「はいな、こちらの御四人様が……」

 

クルリと今しがた共に歩いてきた夜ト達に振り向く黒ウサギ

しかし、彼女の表情は軽く引きつっていた

なぜなら、

 

「……え、あれ?もう一人居ませんでしたっけ?ちょっと目つきが悪くて、かなり口が悪くて、全身から”俺問題児!”ってオーラを放っている殿方が」

 

先ほどまで一緒に歩いていた…と思っていた…十六夜の姿が無かったからだ

 

「ああ、十六夜君の事?彼なら「ちょっと世界の果てを見てくるぜ!」と言って駆け出して行ったわ。あっちの方に」

 

そう言って飛鳥が指さした方は落ちて来る時に見た断崖絶壁がある方向だった

 

「な、何で止めてくれなかったんですか!?」

 

「「止めてくれるなよ」と言われたもの」

 

黒ウサギが涙目になりながら飛鳥と言い合っているのを尻目に、夜トは欠伸をしながら十六夜が駆けて行った方を見ていた

すると、

 

〜〜♪

 

彼の携帯からメロディが流れる

 

「もしもーし、御指名ありがとうございます。夜トと申しまーす」

 

夜トは間延びするような声で電話に出た

 

『ああ?何言ってんだお前?』

 

電話の主は苛ついたような声で対応する

その声には聞き覚えがあった

 

「その様子だと俺の電話番号に気づいた見たいだな、十六夜」

 

『気づくも何も、てめえがデカデカと書いてんじゃねえか!どうすんだ俺の制服!?』

 

怒りが爆発したのか、夜トに怒鳴り始める

 

「あ〜、メンゴメンゴ(笑)…で、今何処居んだ?」

 

笑ながら謝罪をすると、真顔になる夜ト

 

『ったく…俺なら今偉そうにしてる蛇と遊んでる所だが?』

 

十六夜は呆れたような声で答える

夜トは電話を顔から離し、まだ口論している黒ウサギ達の方を向いた

 

「おい、黒ウサギ。偉そうな蛇があっちの方に居るのか?」

 

「偉そうな蛇、でございますか?……まさか!?」

 

彼女は急に真っ青な顔になり慌て始める

 

「何だ?急に慌てだして」

 

「慌てるに決まってます!あちらには、水神がいらっしゃるのですよ!?」

 

「あら、それは残念。もう彼はゲームオーバー?」

 

「ゲーム参加前にゲームオーバー?……斬新?」

 

飛鳥と耀は首を傾げながら呟く

 

「ったく、箱庭に来て早々迷子を連れ戻すのが仕事かよ…」

 

夜トは後頭部をガシガシと掻き、携帯を顔に近づける

 

「今から迎えに行くから、そこ動くなよ!」

 

一言言って、携帯をポケットに仕舞う

 

「んじゃ、ちょっくら行ってくるわ」

 

「え……?」

 

何を言ってるんだこいつは?という目で、3人の少女と少年が見つめる

彼女らが瞬きをした次の瞬間…夜トの姿は無かった

 

 

 

 

「っとと、ここか…」

 

「お前、どうやって来た……?」

 

夜トが地面に降り立つと、十六夜が声をかけてくる

夜トは黒ウサギ達の所から十六夜の居る場所まで、瞬間移動していたのだ

 

「んなこたあ、どうでも良いんだよ。ったく、これだから好奇心旺盛な奴は…」

 

夜トは呆れたような声で溜息を吐く

それが癪に障ったようで、十六夜は殺気を出しながら彼を睨みつける

 

「おいおい、俺を睨んでる暇があんのかよ?」

 

「あん?」

 

夜トが十六夜の後ろを指さし振り向くと、

 

『まだ……まだ試練は終わってないぞ、小僧ォ!!』

 

身の丈三十尺強はある大蛇が叫びながら川から姿を現した

 

「…なるほど、偉そうな蛇ってのもあながち間違いじゃ無えな」

 

「だろ?」

 

神を前にして無礼な二人である

 

「はぁ〜…さっさと倒して帰るぞ」

 

そう言って、剣を構える夜ト

 

「ハッ、こいつは俺の獲物だ。邪魔すんじゃ無え!」

 

獰猛な笑みを浮かべて拳を構える十六夜

その二人の態度が火に油をぶちまけてるに等しく、水神の怒りを爆発させた

 

『これで終わりにしてくれる!!』

 

水神が叫ぶと、川から極太の水柱が上がり二人に襲いかかる

 

「…邪魔だあぁぁぁ!!」

 

夜トが剣を横薙ぎに振ると、水柱が一瞬にして吹き飛ぶ

 

『ば、馬鹿な!?』

 

驚愕の声をあげる水神だが、ある事に気づく

…いや、気づくのが遅かった

自分の懐に十六夜が居た事に

 

「ま、中々だったぜオマエ」

 

そう言い、水神を蹴り上げる

その瞬間、水神は空中高く吹き飛び川に落下した

 

 

 

 

「くそ、今日は良く濡れる日だ」

 

そう言って悪態をつく十六夜

夜トはそんな彼を眺めていた

 

「(さっきの蛇、あれは確かに神の部類に入る奴だった。口は悪いが…それを蹴りで倒すとはな。これが恩恵って奴か)」

 

一人納得していると十六夜が木の苗を持って歩いてくる

 

「何持ってんだ?」

 

「水神から貰った。どうやら、これも恩恵って奴らしいぜ?」

 

「ふぅん…?ま、良いや。皆の所戻るぞ」

 

言うや否や、十六夜を担ぎ上げる

 

「おい!何すんだ!?」

 

「大人しくしろ!帰るんだよ!」

 

そう言った瞬間、二人の姿は綺麗さっぱり無くなっていた

 

 

 

 

「で、これってどういう状況?」

 

「俺に聞くなよ…」

 

夜トの質問に十六夜は呆れながら返す

今の状況を説明すると、黒ウサギ達の所に瞬間移動→気づいたら街にいる→変なおっさんが下敷きになっている→おっさん激おこぷんぷん丸←今ここ

 

「あら、やっと来たのね。遅かったじゃない」

 

飛鳥が若干苛ついている

 

「(さっきから苛ついてばっかだな、カルシウム取ってんの?)」

 

下で何か騒いでるおっさんを無視して飛鳥を眺める夜ト

 

「おいおい、そんな事より下のおっさんが可哀想だぜ?」

 

「あん?……どちら様?」

 

夜トが振り向くと金髪ロングヘアの…某弾幕ゲームの魔女…少女が立っていた

 

「ああ、自己紹介がまだだったぜ。あたしは天叢雲(あまのむらくも)、よろしくだぜ主殿」

 

「天叢雲…須佐之男(すさのお)の剣か!」

 

天叢雲剣…八岐大蛇伝説に出てくる須佐之男の剣の事である

その須佐之男は天照の弟である為、天照が天叢雲を持っていても何ら不自然は無いのだ

 

「それなんだけど、今は誰の神器でも無いんだぜ」

 

「どうしてだ?」

 

「暑苦しかった…」

 

酷い理由である

これが元持ち主に対する態度であろうか…

 

「そんな事より、下のおっさんマジでキレ始めてるからさっさと退いてやろうぜ?」

 

「おっと、そうだったな」

 

夜トがおっさん…ガルド・ガスパーから飛び退くとガルドは勢い良く立ち上がり夜トを睨みつける

 

「この、クソガキがあぁぁぁ!!」

 

「うっせえな〜、血糖値上がるぞ?カルシウム取れカルシウム」

 

「馬鹿にしやがって!俺の上に誰が居るか分かってんのか!?」

 

「知るか。虎の威を虎が借るんじゃ無えよ」

 

夜トが言い終えると、我慢出来なくなったのかガルドが殴りかかろうとする

すると、耀が割って入るように腕を伸ばした

 

「喧嘩はダメ」

 

「ギッ……!?」

 

自分よりも小さい少女にあり得ない力で押さえつけられ、目を見開くガルド

そんな彼に飛鳥は近づいて

 

「私達とギフトゲームをしましょう。貴方の”フォレス・ガロ”の存続と”ノーネーム”の誇りと魂を賭けて、ね」

 

コミュニティの存続を賭けたゲームを提案したのだった

 

 

 

 

 

「そういえば、契約して無かったな。どうする、主?」

 

「あ〜、そうだな…諱(いみな)を握りてここに留めん。仮名を以って我が僕(しもべ)とす。名は順(したが)いて器は音に、我が命にて神器となさん。名は雷(いかづち)、器は雷(らい)。呼び名は…雷音(らいね)でどうだ?」

 

夜トが言い終えると、雷音の手の甲に雷の文字が浮かび上がる

この文字は、神器として主に仕える事を意味する

もとい、契約印である

 

「OKだぜ。これからよろしくな、主」

 

「俺の事は夜トで良い」

 

「…了解だぜ、夜ト」

 

そう言って彼女、雷音はニカッと笑った

 

「そういや、さっき飛鳥達が夜トもギフトゲームに参加だとか言ってたぜ?」

 

「んだと!?俺は関係ねえだろうが!」

 

そう叫び、飛鳥に詰め寄る

 

「あら、貴方もガルドに喧嘩を売ったでしょう?なら、参加するのが常識じゃない」

 

「はあ!?喧嘩なんて…………あ」

 

心当たりがあった。というより、バリバリ喧嘩を売っていた

 

「分かったかしら?因みに貴方が拒否しても無駄よ。強制だから」

 

「不幸だああぁぁぁぁ!!」

 

彼の虚しい叫びが木霊するのだった






新キャラ、雷音のプロフィール!

名前:雷(いかづち)

呼び名:雷音(らいね)

器:雷(らい)

容姿:東方projectの魔理沙が帽子を外した姿

性格:魔理沙と同じ。ただし、盗み癖は無い
口調も男っぽいが、乙女な所も多々ある

神器の姿は剣。電気を纏わせる事が可能で放出する事もできる。
人の姿でも電気を纏わせられる。

技については後々追加予定

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