問題児達と神様の中の問題児が異世界から来るそうですよ?   作:重装歩兵

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やっと書き終えたー!!


皆さんお久しぶりです!

四月一日から社会人として仕事を始めたので、凄く遅くなりました(汗)

では、ゆっくりしていってね!


ギフトって何ぞや?

「「「……なっ!?」」」

 

いきなりの変化に、十六夜達は目を見開く

そんな彼らに白夜叉はもう一度問いかけた

 

「今一度名乗り直し、問おう。私は”白き夜の魔王”……太陽と白夜の星霊、白夜叉。おんしらが望むのは、試練への”挑戦”か?それとも対等な”決闘”か?」

 

少女のものとは思えぬ笑みに十六夜達は息を呑む

 

そんな中、十六夜が白夜叉を睨んで笑った

 

「水平に廻る太陽……そうか、白夜と夜叉。あの水平に廻る太陽やこの土地はお前を表してるのか」

 

「如何にも。この白夜の湖畔と雪原。永遠に世界を薄明に照らす太陽こそ、私が持つゲーム盤の一つだ」

 

「これだけ莫大な土地が、ただのゲーム盤……!?」

 

「如何にも。して、おんしらの返答は?”挑戦”であるならば、手慰み程度に遊んでやる。…だが、”決闘”を望むなら話は別。魔王として、命と誇りの限り闘おうではないか」

 

「………っ」

 

飛鳥と耀、そして十六夜でさえ即答できずに返事を躊躇った

白夜叉からのプレッシャーに勝ち目が無いと一目で分かる

だが、みすみす負けを認めるには彼らのプライドが邪魔をした

 

…よって、

 

「…良いぜ、今回は黙って試されてやるよ魔王様」

 

「…ええ、私も試されてあげても良いわ」

 

「右に同じ」

 

苦虫を噛み潰したような表情の飛鳥と耀、顔は笑っているが拳が微かに震えている十六夜

それを見た白夜叉は笑いを堪えながら、夜トに視線を向ける

 

「…して、おんしはどうする?」

 

「…やめておく。面倒くさいしな」

 

「なんだつまらん…」

 

夜トの返事に不機嫌そうな顔をする白夜叉

二人の間に嫌な雰囲気が漂うが、一連の流れをヒヤヒヤしながら見ていた黒ウサギが乱入する事で中断される

 

その後、決闘ではなく挑戦を選んだ十六夜達の前に現れたグリフォンとギフトゲームをする事になったのだが、耀が頑なに自分がやると言い出し皆が挑戦権を譲る形になった

 

 

 

結果を言えば、耀の勝利で終わった

彼女はグリフォンに振り落とされること無くクリアしたが、若干凍傷になりかけていた

 

そこに夜トが近づき、

 

「よくそんな薄着でクリア出来たもんだ。…一応これ着とけ」

 

「…ありがと」

 

耀に手渡されたのは彼の身につけていたマフラーとジャージの上着だった

耀が上着とマフラーを着たのを確認すると、白夜叉が賞賛の言葉をかけ話し始める

 

その時に、耀が身につけている木彫りのペンダントが彼女のギフト”生命の目録(ゲノムツリー)”で異種族と会話できたり友となった種から特有のギフトを貰えるものだと分かり、白夜叉が興奮気味に耀に売ってくれと頼んでいたが断られていた

 

その後、ギフト鑑定が目的で来たと知った白夜叉が気まずそうな顔をしたりギフトについて話そうとしない問題児達にツッコミを入れたりと色々あったが割愛する

 

 

 

「ふむ。何にせよ”主催者”として、星霊のはしくれとして、試練をクリアしたおんしらには”恩恵”を与えねばならん。ちょいと贅沢な代物だが、コミュニティ復興の前祝いとしては丁度良かろう」

 

白夜叉がパンパンと手を叩くと、四人の前に光り輝く四枚のカードが現れた

カードにはそれぞれの名前と所有しているギフトが書かれており、各々手に取り確認する

 

夜トのカードには、”武神”・”神器使い”・”禍津神”と記されていた

 

「…っ」

 

禍津神の文字を見た彼の表情が険しくなる

 

彼の居た世界では禍津神は禍事を好む嫌らしい神と呼ばれている

夜トにしてみれば自分から好んで禍事をしている訳では無いので、不名誉な事であった

 

「…大丈夫か?」

 

「…ああ、問題無い」

 

心配そうな顔で見てくる雷音を安心させるように笑って答える

その時白夜叉から視線を感じていたが、あえて無視した

 

 

 

 

 

問題児達のボケにツッコミを入れたりと黒ウサギが苦労した後、彼らは暖簾の下げられた店前に移動し、白夜叉に一礼した

 

「今日はありがとう。また遊んでくれると嬉しい」

 

「あら、駄目よ春日部さん。次に挑戦する時は対等の条件で挑むもの」

 

「ああ。吐いた唾を飲み込むなんて、格好付かねえからな。次は渾身の大舞台で挑むぜ」

 

問題児達の宣戦布告に白夜叉は笑みを浮かべる

 

「ふふ、良かろう。楽しみにしておけ。……ところで」

 

白夜叉は言葉を切ると夜トに視線を寄越す

 

「少しこの者を借りるが良いな?」

 

彼女はそう言うと夜トを連れ、店の中に消えた

 

 

 

 

「…で、俺に何の用だ?」

 

「なに、お主に見せたい物があってな…っと、コレだ」

 

そう言って彼女が出したのは一枚の鏡だった

夜トが不思議そうに見ていると、鏡がぼやけ見知った顔を映し出した

 

『やあやあ、夜ト君。久しぶりだね〜』

 

「て、天神!?」

 

彼の世界での学問の神、天神と呼ばれる藤原道真である

 

『こっちじゃあ色々大騒ぎだよ〜。ひよりちゃんや雪音君が一番荒れてたし、上でも何で底辺の神に〜ってなってね』

 

「…天照からは何か言われてないのか?」

 

『ああ、夜ト君と関わりのある雪音君とひよりちゃんを守るよう言われたよ。だから安心して仕事すると良い。……ただ、』

 

道真は一度間を開ける

夜トは嫌な予感がしてならなかった

 

『野良がもしかしたらそちらに渡っているかもしれないから気をつけるように。…全く、世界を超えちゃうとか神器超えて神だよね〜』

 

「…っ、そうか」

 

『だからもし野良に会ったら、君の新しい神器を守ってあげてね』

 

「ああ、勿論だ」

 

道真はその言葉を聞いて満足したのか、笑顔で頷く

そのまま歪んでいき元の鏡に戻った

 

「前の知り合いに会えた気分はどうかの?」

 

「…肩の荷が一つ降りたよ。正直、雪音達に黙って来ちまったから心配だった」

 

「そうかそうか。ならば、その鏡はお主にくれてやろう。好きな時に知り合いと会話すると良い」

 

白夜叉の言葉に目を丸くする

 

「…良いのか?」

 

「構わんよ。ただし、黒ウサギ達の事をよろしく頼むぞ…”夜ト殿”」

 

「…ああ、お安い御用だ」

 

 

 

 

 

ーオマケー

 

夜トが白夜叉の店から出ると、店員の女性が近づいてくる

 

「伝言を預かっております。『話が長くなりそうなので私達は先に戻っておきます』…だそうです」

 

「…そ、そっすか」

 

せめて案内役を置いて行って欲しかったと心の中で思った夜トであった

 

「なあ、さっきのおっさんからまた来てるぞ?」

 

そう言って雷音が見せたのは白夜叉から貰った鏡である

そこには先ほど話した道真が映っており、何やら申し訳なさそうな顔をしている

 

『いや〜、ゴメンゴメン!今入った情報なんだけどさ、なんか貧乏神が暴れたらしくて知り合いだった毘沙門が止めに行ったんだけど、神器ごと消えちゃったらしいんだよね…。もしかしたらそっちに行ってるんじゃ無いかな?』

 

「………え?」

 

『まあ、頑張って!』

 

道真との通信が途切れた直後、彼は頭を抱えたのだった






前回よりは夜トの出番増えたかな…?


それと元の世界では急展開でしたね〜

小福さんに毘沙門さん、大黒さん達に野良と大勢の方が乱入してくるみたいですね(棒読み)


誤字脱字あったらすいません!(汗)
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