そしてそのまま勢いで次話投稿です。
鏡に映っていたのはトニー・スタークでも若返った自分でもない
「…………………は?」
驚愕している日本人の子供が映っていた。
「?どうしたんだい、自分の顔に何かあったのかい?」
「………い、いやなんでもない」
「そうかい、それじゃあ私達は行くね、何かあったらその手にあるナースコールを押すんだよ」
そう言うと医者はナースを連れて病室を出ていった。
………まだ理解が追いついていない、さっき映っていた子供は誰だ?僕?そんな筈ない、僕はアメリカ人であって日本人じゃない。それに良い年したダンディーで天才の僕よりも何十年も下の子供じゃないか。
…………いや否定はよそう、考えられる可能性は2つ、1つは幻覚または夢を見ており体は昏睡状態で意識だけが活動していること。そして2つ目は記憶を失った衝撃で前世の記憶が蘇ったこと。
まぁ2つ目だろう、1つ目の幻覚または夢の場合抓ったり痛みなどの感覚が無いからだ、しかし怪我をしていると思われる腕や足、心臓付近はとても痛い、麻酔をしているからか本来の痛みよりは和らいでいるようだが子供の痛覚ではかなり痛い。
2つ目の前世の記憶が戻ったなら辻褄が合う、記憶がなくなる程の衝撃で前世の記憶が蘇るなんて聞いたこと無いが現に体験しているのだから僕が生き証人だ。
だとしたらこれは素晴らしい、ここが前世と同じ世界の可能性は少ない、別次元の可能性もある。ペッパーに会えないのが辛いしキャップやハルク等のアベンジャーズの皆に会えないのも悲しいが、その覚悟でインフィニティ・ストーンを使用したんだ。
恐らく5〜6歳程のこの体ではアイアンマンスーツは着れないがこの頭脳にはアイアンマンスーツや今まで開発していた技術が山のようにある。ならこれを使ってもう一度会社を立ち上げるのもいいな、他にも前世ではできなかったこともやりたい、親父のせいで楽しく送れなかった高校生活にまたヒーローになるのも良い。
そうして今後について模索しているとコンコンと病室のドアを叩く音がした、そしてドアが開くと先程来たナースとハルクを想像する筋骨隆々の大男がいた。
ハルクよりも身長は低いが筋肉の量が凄い、なんか画風が違うと感じる。それに加えキャップのような正義感が強い目をしている、ヒーローのようなスーツも着ている
こんなヒーロー見たことが無い、やはりここは別世界のようだ。
考えているとナースが僕に声を掛けた。
「星区君、なんとオールマイトが来てくれたわよ!」
「ハーハッハッハッ!!少年、私が来た!」
サムズアップしながらアメリカンな笑いでヒーローの登場シーンのセリフのようなことを言う大男、大物なのだろうか?
「あの、貴方は誰だい?」
子供のような口調じゃなく年齢が近い人に対する口調で喋る僕に驚いたのか、一瞬体が固まるも直に笑い出した。
「HAHAHAHAHAHA!口調はともかく私を知らないのかい少年!!」
余程の大物なのだろう、僕が自分について知らないことに驚いているようだ。
「オールマイトさん、星区君は記憶喪失のようでして」
「なんと!なら知らないのも当然か!」
そしてオールマイトと呼ばれる大男はゴホンと咳をして
自分について語りだした。
「私は平和の象徴オールマイトだ!!」
格好いいポーズをしながら語るオールマイトに僕は思ったことを話す。
「ですからオールマイトさん、私は記憶が無いので平和の象徴だの言われても何がなんだかわからないんです。まず貴方と私の関係について教えてくれないか?」
「意外と辛辣っ〜!」
「オールマイトさんはNo1ヒーローなのよ、日本に彼がいるお影で犯罪率はとても低いのよ」
「そのとおり!そしてヒーローとは!個性を悪用し、一般市民に危害を加える敵を捕まえるお仕事さ!」
なるほど、アベンジャーズは世界の危機に立ち向かうヒーローだったがこの世界のヒーローは市民の危機に立ち向かうヒーローなのか、ならかなり人数がいるだろう。
その中のNo1だとするならオールマイトはかなりの人物だったようだ。
それよりも先程の言葉に見慣れない単語が…………
「個性?」
「Uuuuuum、個性も知らないのかい?少年」
「あぁ、個性は性格ではないのかい?」
「そっちの個性ではないのだよ!なら教えよう!
ことの発端は中国軽慶市、発光する赤ん坊が確認されたのだ。それからと言うもの世界各地でこのような超常現象が発見され、今では世界人工の約8割が個性を持つ超人社会となったのだ!」
「……なるほど」
「そ、それにしても星区少年。君は中々に大人な性格だね。HAHAHA」
「そうかな?」
「うむ、過去の診断書には明るい性格と書かれていたのだが………記憶を失ったショックで人格が変化したのだろうか…?」
「それはわからないね、なにせ記憶がないのだから」
「まぁそう言うときもあるさ!道端で偶然十円玉拾ったり記憶がなくなったりね!HAHAHAHAHAHA!!」
なんとも良く笑う人だな、でも彼の笑顔で何百人と助かったのだろう。怯えている人を助けるには笑いかけるのがいちばんだからな、No1ヒーローなのもうなずける。
しかし、気になる点が1つ
「私はどうして記憶失ったんだ?」
「……!………そ、それについたなんだが……」
オールマイトが苦しそうに言ってきた、何があったのだろう?
「構わないよ、言ってくれオールマイト」
「………………うむ、星区少年。辛いかも知れないが聞いてくれ、君は敵によって起きた爆破事件に巻き込まれたのだよ。……それでその時いた両親は」
「…………それ以上は言わないで結構、それよりも爆破事件を引き起こした敵は逮捕されたのか?」
「…!勿論だとも!私が逮捕したのさ!」
それなら良かった、記憶が無いとはいえ僕を産んでくれた両親だ、前世では余り良い思い出は無いが亡くなったのなら弔わなきゃいけないからね。それに……
「そうか、良かったよ」
「あえて聞くが星区少年!君はどうして安堵したんだい?」
「…?その敵がまた事件を起こすのは良くないと思ったからだよ」
「家族を殺した敵だからじゃないのかい?」
「確かに両親はその敵に殺された。でも私には記憶が無いじゃないか。記憶が無い、もういない両親よりも敵を取り逃がしたせいで他の人が被害に合う方が重要だ」
「Uuum……こんなこと普段は言わないが……星区少年!素晴らしいよ!! 君はヒーローの素質を持っている!」
「そりゃどうも、No1ヒーローのお墨付きなんて光栄だよ。」
「HAHAHAHA!そりゃあ良かったよ!!」
「そういえば………なぁオールマイト、私には個性はないのかな?」
「君は個性診断に行く途中で爆破事件に巻き込まれたのだよ、だから現時点ではわからないさ!」
「最後に星区少年!私は君が記憶を失っても他人を想うそのヒーローとしての素質に感動している!!このヒーロー飽和社会、実は良くも悪くもヒーローとしての質が段々と低下しているのだよ!君のような子供が次代のヒーローとなるのを楽しみにしている!! それでは時間もそろそろなのでさらばだ!」
そう言うが早いかオールマイトは風の速さで病室を出ていった。残されたのは先程のオールマイトとの質疑応答を見ていたナースと重症で動けない自分だけ、いつもならこういう時はナースにナンパするのだが、今はオールマイトに貰った情報量を整理するのに忙しかった。
個性と言う超能力、ヒーローと言う職業。様々な情報と様々な思考の末自分が導き出した答えは『この世界でもヒーローをする』だった。 世界が変わってもやることは同じだ、むしろ個性と言う物が存在するこの世界の方が難しいだろう。でも、だからこそやらなきゃいけない。あの時スパイダーマンが塵になって行くのを何故止められなかったと何度悔やんだことか、結果助かったもののあの時の後悔は二度と忘れないだろう。自分を慕う者が、自分と共に戦った戦友が何もできずに死んでいくのを。
何が天才だ、今度こそ、今度こそ誰も失わせない誰もを助ける『救いのヒーロー』になってみせる!
何、きっとできるさ。なにせ僕は天才発明家のトニー・ スタークことアイアンマンなのだから
コロナウイルスが原因で故郷に帰れなかった………
くっ!グンマー帝国とてウイルスには勝てなかったか
アイアンマンのヒーローアカデミアが息詰った為、休憩兼練習用に"東京喰種✕ヒロアカ"の小説をやります。オリ主人公なんですがどっち陣営がいいですかね?
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AFOに拾われた敵連合ルート
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自分で裏世界を生きる第3陣営ルート