真剣で君達が主で最強執事が俺で純愛ロード!S   作:のとに館長

9 / 14
真剣で僕に教えてくれるんですか!?

川神院に行く前日、僕は嘆いていた。理由は一つ、僕だけがバカンス………いや、皆と一緒に執事修行が出来ないからである。

何故僕が一緒に執事修行を行えないのか理由は単純に

 

『私から教えることは無い』

 

と大佐が言ってきたのである。僕はそうは思わないのだが………。てなわけで僕は嘆いていた。ベニスさんに膝枕をしてもらって。

 

「何でですかねぇ、何で僕だけが………」

 

「あんたねえ、いちいち女々しいわ!」

 

「ンギャース!」

 

そう言ってベニスさんは僕の頭を殴る。そして、殴った処を優しく撫でた。

 

「最強の執事になるんでしょ?私が雇うんだから川神院行って強くならないと困るわよ」

 

一理ある。てか本当に雇うんだ。それは驚き。

 

「わかりましたー。頑張りますー」

 

僕は少しいじけて言う。

 

「うん、頑張りなさいよ」

 

またもやベニスさんは優しく頭を撫でた。最近ベニスさんがやたらと優しいのは何故だろう。まぁ、いいか。

 

『流星くーん』

 

夢お嬢様の声が聞こえた。時間的にも本日の仕事は終わっているが僕はすぐさま夢お嬢様の所に向かった。

 

「はやっ!」

 

夢お嬢様に呼ばれた僕はベニスさんの膝枕からそのまま姿を消したかのように素早く動いた。よくヒュームさんがやる移動方である。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

ーーーーーーーーーー

 

ーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

夢お嬢様の部屋に呼ばれた僕は一冊の漫画を借りた。タイトルは『白執事』。僕が以前理想の執事像を言ったときに見本となる漫画らしい。読んでみると中々面白いし、このセバスチャンと呼ばれる執事がまた格好いいし強い。しかも何でも出来ている。

これは見本になるものだ。僕も何れは………。

 

この執事並の強さを手に入れるため明日川神院に向かおうと決心した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ーーーーーーーーーーー

 

ーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よく朝、僕は主達を見送る。

 

「何かあればご連絡ください」

 

僕は大佐にそう言う。

 

「心配無用だ、お前もしっかり学ぶのだぞ」

 

そう言って僕は手を振って見送る。そして、いざ隣街の川神市に瞬間移動並の速さで向かった。ヒュームさん直伝である。てへ!

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

ーーーーーーーーー

 

 

川神院到着。時間的に言えば一秒掛かるか掛からないかである。相変わらず凄まじい闘気が感じられる。

門の前には川神院師範代であるルー師範代(せんせい)が出迎えてくれた。

 

「よく来たネ辻堂流星」

 

「本日から一週間、宜しくお願いします!」

 

僕は元気よく丁寧に挨拶する。

 

「うん、元気が良くていいネ」

 

誉められた。

さて僕は先ず総代である川神鉄心さんにご挨拶し、その後修行に入ったのだが此処であまり会いたくない人物とあった。

 

「こんにちは辻堂さん」

 

「あっと、川神百代こんにちは」

 

川神百代、武神と呼ばれる位最強の人物。そして、今気がついたが歳上には礼儀正しい。さてそんな挨拶や世間話をしていたらいつの間にか僕は武神と稽古してた。

 

あれ?何で僕は武神と稽古してるの?つーか痛い!殴りすぎ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ーーーーーーーーーー

 

ーーーーーー

 

 

二日目、朝は朝で修行がある。この朝の修行が辛くて吐き出す者も居れば倒れる者もいる。

 

「そこ、吐くならバケツの中ネ」

 

ルー師範代が注意する。僕は平気だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

朝食は僕も手伝った。流石に此処では雅な盛り付けも不要だった。大事なのは見た目より量であった。

武神の妹、川神一子も朝食の支度をしていた。

 

 

 

 

昼も僕は武神と稽古する。

そんな姿を川神鉄心はまじまじと見ていた。そして、ルー師範代と話し合っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ーーーーーーーーーーー

 

ーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

僕は昼頃、川神山に川神鉄心とルー師範代に呼ばれた。呼ばれたといっても案内されたと言うのが正しいかもしれない。そして、古の神々の彫刻が掘られた武道台に連れてこられた。

 

「さて辻堂流星よ、お主モモの事をどう思う?」

 

どう?

 

「そうですね、強いですね」

 

「まぁ、そうなんじゃよ。瞬間回復なんぞ卑怯な技覚えたからのぉ」

 

「今百代を倒せるのは総代カ、九鬼で働くヒューム・ヘルシング位ですネ」

 

はあーそうなのか。ヒュームさんやっぱり強い。

 

「まぁ、問題はワシら歳じゃからの、ワシらがポックリいったとき誰がモモをとめるかなんじゃよ」

 

何となく言いたいことがわかった。

 

「えーと、つまり僕が川神百代の抑止力になれと」

 

「理解がはやいネ」

 

「その通りじゃよ。お主には武の才能もある。其れを開花させそして、この技を覚えてほしいのじゃよ」

 

「どんな技ですか?」

 

すると川神鉄心の気が大きくなった。

 

「顕現の参・毘沙門天」

 

青い闘気で毘沙門天を作り出し、そして、僕のすぐ横を踏みつけた。衝撃が凄まじい。

ってこれぉ!?無理無理無理無理!

 

「他にもあるが今はこれだけ覚えてもらおうかの」

 

そして、僕はこの一週間の殆どを川神鉄心との修行に費やす事になるのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ーーーーーーーーーーー

 

ーーーーーー

 

 

 

 

 

 

そうでもなかった。僕はなんと!たったの3日で毘沙門天をマスターしたのだった!おおー夢お嬢様!やりましたよ!

しかし、この技はまだ川神百代には見せるわけにはいかないいつの日かビックリさせてやる。そんな事を思っていた時僕の携帯電話に一通の履歴が残っていた。ハルからだった。

僕はハルに電話を掛けようしたとき向こうから掛かってきた。

 

「もしもしハル?どうかした?」

 

『大変なんです……。森羅様が、ベニスさんが、皆さんが!』

 

「どうしたんだよハル?」

 

何か様子がおかしい。かなり慌てている。いや焦っている。

 

「皆………誘拐されました!」

 

「なっナンダッテェ!?」

 

僕は信じられなかった。だって大佐や南斗星さんがいるのに誘拐だなんて………。

僕は急いで主達の元に向かったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。