ベルカの天帝の末裔   作:龍神悠飛

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大変長らくお待たせしました。
自身の体調やモチベーションが噛み合わずしばらく執筆ができませんでした。
今回から物語が少し変化していきます。


Alive & next

 

 

直井とのいざこざが片付いてしばらくが経った

 

あれ以降俺にこれといった変化はなく過ぎていった

 

そんな中でふとゆりが俺にこんなことを聞いてきた

 

 

「龍神君。あなたの能力で記憶を取り戻すことって可能かしら?」

 

「いや、不可能だ。

俺の眼の能力は俺自身を中心とした能力だ。

他人の記憶を見ることができるが、それを見せることはできない。

できることといえば俺の記憶を見せることぐらいだな。」

 

「そうなのね・・・

ならその手の話は直井君の方が良さそうね。」

 

「あいつの催眠術は本物か?」

 

「ええ。受けた私が保証するわ。」

 

「皮肉なもんだな。」

 

「全くよ。」

 

 

そんな話をしながら校長室に入ると・・・

 

 

「洗濯バサミ・・・挟める・・・!挟んでも落ちない、洗濯物が汚れない!素晴らしい!!

あぁ、クリップ代わりに紙を挟んだり応用も効く使える!!

それに対して俺はなんなんだぁ!?」

 

「お前、催眠術を腹いせに使うな。」

 

「音無さん!おはようございます!」

 

「あれは何だ?」

 

「あっちから先に突っかかって来たんです。

僕はできるだけ穏便に・・・」

 

ペシン!

 

「あれのどこが穏便だたわけ!

大の男が跪いて大泣きしとるではないか・・・」

 

「龍神さん!おはようございます。」

 

「それよりも音無、直井、ゆりがお呼びだ。着いてこい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教員棟3階 空き教室

 

「何だよ、こんなところに呼び出して?」

 

「直井君、音無君の失われた記憶を戻してみせて。」

 

「僕に命令だと?さっきから貴様、一体何様のつもり(べシン)がっ」

 

「テメェのリーダーだ!上司だよ。大人しく言う事を聞け・・・って、俺の記憶ぅ!?」

 

「そうよあなたの記憶。

直井君の催眠術は本物よ。あなたの失われた記憶も取り戻せるはず。」

 

「うぅむ成程ぉ。それは僕の手で何とかしたいですね。」

 

「ちょっと待てよ、勝手にそんなこと決めんなよ!」

 

「どうして?まさか忘れたままでいたいの?」

 

「大方自分の記憶が戻って、自分が今後どうなるのか不安なんだろ?」

 

「それは・・・そもそも直井じゃなくてもお前でもできるんじゃないのか?」

 

「さっきゆりにも答えたが、不可能だ。

俺の眼の能力は俺起点でしか発動しない。

よってこの場合は直井に頼るべきと俺とゆりは判断した。」

 

そして音無は少し不安そうな顔で考えだした

 

 

「音無君?」

 

「・・・あっ、あぁ。わかった。」

 

「どんな過去を見ても、どうか自分を見失わないで。

もし貴方がどうなっても、僕だけは味方ですから・・・

何か言ってください。」

 

「私たちも味方だから、安心しなさい。」

 

「あぁ、頼もしいよ!」

 

「えぇ、何この差ぁ!?

ゴホン、まぁいいです。どうぞ座ってください。」

 

「俺は屋上に行ってる。

気が向いたら来い。」

 

そうして俺は屋上に向かった

 

 

 

 

そしてしばらく後

 

「どうだった?」

 

「今はかなりきてるわね。」

 

「だろうな。自分の人生で無念を残した状態でここに来るシステムなのだとしたら、

まずまともでいられるはずが無い。」

 

「こればっかりは落ち着くまで待つしかないわ。」

 

 

 

そして夕方

 

「・・・落ち着いたか?」

 

「ああ。」

 

「記憶が戻ってしばらくは心が不安定なものよ。

あなただけじゃないわ。」

 

「俺は弱いなぁ。」

 

「そうとも言えんさ。」

 

「どういうことだ?」

 

「今お前は一歩踏み出そうとしている。

記憶が戻ったばかりでそんなことをできる奴はそう居ない。

俺からすればそこいらの凡百の人間より10倍マシさ。

・・・・これからどうすんだ?」

 

「居続けるよ。このままじゃ死にきれねぇし。」

 

「そう、あなたにも目的が生まれたってわけね。」

 

「あぁ、改めてよろしく。」

 

 

 

翌日

 

「で、報告って何?」

 

「本日の食券が不足しているとのことです。」

 

「どうする?トルネード行っとくか?」

 

「いや、本日のオペレーションは“モンスターストリーム“よ。」

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

「ついにきおったかぁ!!!」

 

「絶望のcarnival・・・」

 

「何なんだ、その作戦は?!

モンスターなんてのがいるのか、この世界には・・・!」

 

音無がまたアホな妄想をしているが

 

「また何かの例えか?」

 

「えぇ、川の主です。」

 

「川の主?」

 

「ちょっと歩いたところに川があるだろ?

そこで食料の調達だ。」

 

「やれやれ、要はただの川釣りか。」

 

 

そんなこんなで皆で川に移動していた中で音無が意外な人物を連れてきた

 

 

「お前なんて奴連れてくんだよ・・・」

 

「いいじゃないか、混ぜてやろうぜ?」

 

「敵だぞ!?我らが戦線の宿敵だぞ!?」

 

「アホですね⭐️」

 

「浅はかなり。」

 

「聞いてくれ、もう無害だ。敵じゃない!」

 

「だが曲がりなりにも元生徒会長だぞ!」

 

「ちなみに、現生徒会長代理もいますが。」

 

「その通りです。だがその前に僕は神です。」

 

「神じゃねぇつってんだろ!」

 

「どうすんだよゆりっぺ?」

 

「・・・もう生徒会長でも無いんだしいいんじゃない?」

 

『えぇ!!?』

 

「だ、大丈夫かよ?」

 

「なんかすごいメンバーになりつつあるなぁ。」

 

 

 

 

 

「そういやぁ、みんな手ぶらじゃないか?」

 

「既にギルドに連絡が行ってるから大丈夫さ。

そういうマニアもあそこにいる。」

 

「マニア?」

 

そんなこんなで現場に着くと既に一人釣りを始めていた

 

 

「彼は?」

 

「斉藤ってやつだ。銃にも詳しいが、ギルドでは“フィッシュ斉藤“と言われる釣りマニアでね。

このオペレーションの時だけは、大量の釣り道具を荷車で引いて地上まで上がってくる。」

 

「あの距離をか?

どんだけ釣り好きなんだよ・・・」

 

「要はアホですね⭐️」

 

「ようし、始めるか!」

 

『おー!』

 

 

 

そんなこんなでみんなで釣りを始めた

 

俺はというと川の浅い部分の一部を川底まで凍らせてそこで黙々と釣っていた

気付けばバケツ2杯分の魚を釣っていた

 

バケツ2杯がいっぱいになったところで陸に戻った時

 

「お前どんだけ釣れんだよ・・・」

 

「お前らは殺気が丸出しだからな。こういうのは気配を消すとよく釣れる・・・・

それより、さっき見えてたがえらい馬鹿力だなあいつ。」

 

「あぁ。竹山がすっ飛んで行っちまった・・・」

 

その時

 

「も、“モンスターストリーム“!!」

 

「え!これが!?」

 

「本来モンスターストリームは主の怒りの証!

これが起きたら即全員離脱・・・だが、その子ならもしや・・・!」

 

「マジでやんのかよ!?どんだけでかいんだよ!竿が折れるぞ!!」

 

「おいらの腕を侮ってもらっちゃ困る!

主にも耐えられる特製だぁ!!」

 

「だとしてもこのままじゃぜってぇ無理だぁ!!」

 

「何だよ主をやる気かぁ?

正気じゃねぇなぁ・・・松下五段!肉うどん優先して回してやっから手伝え!!」

 

「おうよ!」

 

そんな連中の様子を見守っていると

 

 

ザパァァァァ!!!!!!

 

「釣り上げやがった!」

 

「俺たちごとかよ!」

 

「どっちがモンスターだよ!?」

 

「何この状況!?」

 

「まずいですね。」

 

「このまま落ちたら食われるぞ!」

 

「Crazy For You !!」

 

「神は落ちないうわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「おわぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「浅はかなり。」

 

「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

『食われるぅ!!!!』

 

「助けなきゃ・・・」

 

 

その時俺の千里眼がその先の未来を見せたことにより俺は一つの決断を下した

 

立華が何かしらのスキルを発動して魚を切り刻んだ時

 

「万華鏡写輪眼“発現“・・・・・・

時の逆様(ときのさかしま)』」

 

世界が、時が逆行していく

 

巻き戻った時間は3秒

 

今俺が巻き戻せる限界時間だ

 

 

ダン!

 

「オラァァァァァァアアアアアアアアアア!!!!!!!」

 

ズバババ!!

 

川の主は一瞬のうちに三枚おろしになっていた

 

 

 

「なぁ、これあったらしばらくトルネードしなくていいんじゃね?」

 

「え!?毎日これ食べるの?」

 

「いや、それ以前にどうやって保存するんだよ?」

 

「このままじゃああっという間に腐って終わりだな。」

 

「うーん・・・捨てるのも何だしなぁ、仕方ない。

一気に調理して、一般生徒にも振る舞うか。」

 

「あぁ、そうだな。」

 

「なら仕込みと調理は任せろ。」

 

「お前、料理できんの?」

 

「当たり前だ。伊達に300年生きちゃいねぇよ。

こんくらい余裕だ。」

 

 

その後グラウンドで俺が一気に調理して、残りのメンバーが解体と配膳をしていったおかげで

あっという間にあの主は骨だけになってそれを燃やして肥料にしていって解散と言おうとしたその時

 

 

ドサッ

 

「おい、二人ともどうした!?しっかりしろ!」

 

「どうした?」

 

「音無と元生徒会長が急に倒れたんだよ!」

 

「何?どういうことだ・・・

とにかく二人を医務室に運べ!」

 

(どうなってんだ・・・時の逆様(ときのさかしま)の効果は立華を中心としてかけたはず。

もし倒れるとしたら立華だけのはずだが・・・!?)

 

そこで俺は一つの真実に気付いた

 

(音無に心臓が無い・・・!?

そして立華が倒れてる・・・・まさか!)

 

立華の心臓は音無の心臓なのか!?

 

驚愕の事実は最期の時に明かされる

 

                                        続く





能力開示
時の逆様(ときのさかしま)
悠飛がかつて左目の略奪の能力で奪った瞳術

任意の対象を起点として時を巻き戻す時間遡行の能力
戻せる時間はわずかでも使い方次第では凶悪そのもの
時間が戻る分対象に何らかの影響が発生する

次回
Memory’s & Goodbye? Days
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