ベルカの天帝の末裔   作:龍神悠飛

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この章もあと2〜3話で終わりですねぇ
がんばります


Change the World

ユイが旅立った翌日

 

カシュッ

 

「これからどうすんだ?」

 

「う〜ん・・・次は誰にしようかなぁ?」

 

キーンコーンカーンコーン

 

「おっと、もうそんな時間か。」

 

そういって飲みきった缶ジュースをゴミ箱に捨てる

 

「奏の意見も聞いてみるか。」

 

「それが良かろうな。」

 

「よっ!」

 

「うわっ!?日向!」

 

「音無さん!龍神さん!」

 

「お前もか直井・・・」

 

そこで待ち伏せしてた二人が出てきたと思ったらまた喧嘩を始めた

 

「ってまた催眠術を腹いせに使うんじゃねぇ!」べシン

 

「お前ら、俺達がやろうとしてることが分かってんのか?」

 

「分かってるよ。」

 

「分かってますとも。

一人ずつ消していくんでしょう?」

 

「お前が言うと犯罪行為に聞こえるな・・・」

 

「そもそも直井、お前はもう思い残すことは無いはずなんじゃないのか?」

 

「僕は貴方達と一緒にいたいんです。

それに、こいつより先に消えたくありません。」

 

「そんな理由で残るなよ・・・」

 

「じゃ、どうしたらいいんですか?」

 

「消えるんだよ。」

 

「貴様には聞いてない。

ねぇお二人とも、パートナーが必要でしょう?

僕を使いこなしてくださいよ、音無さん、龍神さん。」

 

そう言ってる直井の背後に影が現れた

 

「っ!背後だ!直井!!」

 

「えっ?うわぁああああああああ!!!」

 

「退いてろ!」

 

ズドン!

 

「はぁあああああああああああああああ!!!!!」

 

斬!!!!!

 

ザァァァァ

 

「何だったんだ・・・今の感触、まるで実態がないみたいな斬れかただったぞ・・・」

 

「大丈夫か!?」

 

「問題ない・・・と言いたいところだが、

一体何が起きてるんだ・・・・」

 

「ゆりに報告するか?!」

 

「その前に一旦周りの警戒だ。まだ潜んでるかもしれん。」

 

「分かった!」

 

そうしてしばらく警戒を続けていたが何も出てくる気配はなかった

 

ピーンポーンパーンポーン

『生徒会長の立華奏さん。今すぐ生徒会室に来てください。』

 

「これゆりっぺの声じゃねぇか。」

 

「どう言うことだ?」

 

「やべっ、俺達のやろうとしてることがバレるかもしれねぇ!」

 

「それはまずい、行こう!」

 

「ああ。」

 

「やれやれだぜ・・・」

 

 

 

 

生徒会室

 

 

「何よあんた達。」

 

「傍聴させてくれ。」

 

「元生徒会長代理・現副会長の僕が許可しました。」

 

「なんであんたの管轄なのよ?」

 

「生徒会室ですから。」

 

「・・・まぁいいわ。」

 

その言葉を聞いて直井がバレないように親指を立てた。

 

「まぁ、龍神君は元々来るだろうとは思ってたけどね。」

 

「戦闘アドバイザーでもあるからな。」

 

「で、どうなの?影よ影。」

 

「知らない。」

 

「貴女がプログラミングしたんじゃないの?」

 

「違う。」

 

「じゃあバグという可能性があるわ。最近プログラミングしたのはいつ?」

 

「おととい。」

 

「タイミング的にはドンピシャね。

部屋に入らせてもらうけど、いい?」

 

コク

 

「竹山君、よろしく。」

 

『了解。あとクラ(ry』

 

「で、どんなプログラムを?」

 

「羽。」

 

「羽?羽をつけたの?まさか飛べるように?」

 

「ううん、飾り。」

 

「へ?飾り?」

 

「そう。飾り。」

 

「何で?」

 

「そのほうが天使らしいからだって。」

 

「だって・・・誰に言われたの?」

 

おそらく音無だろうな

横で狼狽えてるし

 

「それは僕です。」

 

「へ?」

 

「生徒会長としての箔がつくと思い、元生徒会長代理・現副会長の僕がそう提言しました。」

 

「生徒会長に羽がついたら箔がつくの?」

 

「はい。

    生徒会長に

         羽

          相応しいかと。」

 

(アホだ)

 

 

「しかし意外に従順ね?冷酷さなんて微塵も感じられない。

以前と変わらないように見えるわ?」

 

「いえ冷酷です。

副会長の僕は毎日刺されています。」

 

「え、どうして?」

 

「機嫌が悪いと会長は近くにあるものを刺すんです。

副会長という立場上、わりと近くにいることが多いのでよく刺されます。

今朝も刺されてしばらく腸がはみ出したままでした。

今はとても、機嫌が良いようですが・・・」

 

(アホだ)

 

「ハァ・・・」

 

『ザッ、聞こえますか?応答してください。』

 

「竹山君ね、どうだった?」

 

『バグは見つかりませんでした。

特に今回のプログラムは装飾付けという比較的単純なものです。

意思を持って人を襲うようなバグなど発生しようがありません。

あと、僕のことは(ry』

 

「他のプログラムは?」

 

『パッシブにオーバードライブ、アクティブにハンドソニック。

以前と同じものです。形状は違いますけど、どうしますか?』

 

パァン

 

「おい、今銃声が聞こえなかったか?」

 

「え?」

 

「何言ってるの?銃声なんか」

 

パァン!

 

「外だ!」

 

ガラッ

 

「なっ、アイツらさっきの!」

 

「何だよあの数!」

 

「奏、頼む!」

 

「立華だけじゃ足りんだろ!」バッ!!

 

「ちょ、龍神!」

 

 

タタタタタタタタ

 

「おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

 

飛天御剣流・龍巻閃「旋」!!!!

 

ギャルルルルルルル

 

 

「待たせたな!」

 

「ふん、ひれ伏せ。」

 

「加勢などいらん!」

 

「へ、まぁそういうなって!」

 

「浅はかなり。」

 

「Wow dance in the shadow!

I'll kiss you.」

 

ズドドドドドドド

 

「はぁああああああああああ!!!!!」

 

飛天御剣流・龍巣閃!!

 

ズバババババババババババ!!!!!!

 

「うわぁ、あれ食らいたくねぇ・・・」

 

「うおりゃああああああああ!!!!!」

 

ズドン!

 

「うおっ!テメェ味方ごと斬る気かよ!?」

 

「フン、計算の内だ。」

 

「入れるなよ!省けよ!」

 

「バカやってないで援護し合って!!」

 

埒があかねぇ・・・

 

こうなったら!

 

「全員その場に伏せろ!!!」

 

『!?』

 

俺は能力でかねてから用意してたガトリングを引き出した

 

ウィイイイイイイイイイイイイン

 

「食らいやがれ!!!!!」

 

ガルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガシャン

 

「ハァ、ハァ、皆無事か?」

 

「あぁ、何なんだよアイツらバケモンかよ。」

 

「あんな不気味な存在、この世界にはいなかったぞ?」

 

「これは悪夢か?」

 

「誘い乱れるCarnival」

 

「この世界に長く良すぎたのかしら・・・」

 

「どういうことだ?」

 

「ゲームでもあるだろ?永久プレイ阻止の為に出てくる無敵のモンスター。」

 

「笑えないな。」

 

「にしても、まるで味方ね。」

 

「おーい!おーい!」

 

「藤巻!」

 

「ゼェ、ハァ、ヤベェぞ!高松が・・・高松がやられちまったぁ!」

 

 

 

 

「なるほど、影に食われるか・・・」

 

「それでこんなことに・・・」

 

「最後は・・・地面に飲み込まれていった・・・!」

 

大山は振り絞るようにそう言った

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

結果的には高松は見つかった

が、高松という個は失われていた

 

 

「・・・あいつ、NPCになってやがった。」

 

「ちょ、どういうことだよ!?

わけわかんねぇ。」

 

「NPCってことは、魂がないっていうこと!?

じゃあ、彼の魂は何処にいっちゃったの!?」

 

「それを食われたんだろう。

おそらくあれはお前らみたいに長い時をこの世界で過ごしてきた魂に対して反応し、

人格を消去・・・つまりリセットするためのプログラムだろう。

そうなると高松の魂は永遠に・・・」

 

「こんなことが起こりうるのか、この世界は。」

 

「これじゃあ、天使に消されちまったほうがまだマシじゃねぇかよ。」

 

「しかも、影は増殖を始めてるようだが?」

 

「ゆり、おそらく残された猶予は10時間を切っている・・・

戦線メンバー総員体育館に集めろ。

そこで各々の覚悟を、俺は問いたい。」

 

「・・・わかったわ。総員に通達、放課後体育館に集合すること。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

体育館

 

「この世界に異変が起き始めている。天使とは異なる敵の出現、

まんまで悪いけど影と呼んでる。

天使と違って神出鬼没で無差別に攻撃を仕掛けてくる。

影に食われたものは魂を失い、毎日授業を受けるNPCと化す。

現在、無制限で増殖中。原因は不明。打開策も今の所なし。

先に遊佐さんに告げてもらったように集団行動で身を守りあってもらうしかない。

さて、こうした危機に瀕する中この死んだ世界戦線に別の思想を持つものが現れ、戦線を新たな道に導こうとしている。

その道は、現在のこの世界における危機の回避の一つの選択肢になり得る。

なので、そちらの代表として音無君、堂々とこの場で語ってくれるかしら?」

 

 

「バレてましたね。」

 

「行けよ。」

 

 

そして音無が自らの思想を語って皆に訴えかけていくが

 

 

「ふざけんな!いい加減なことを言うな!」

 

「そんな都合のいい話があるか!」

 

「そうだ!この世界であってたまるか!」

 

「あったんだよ!

・・・ユイはそれを見つけた。

俺みたいな人間のクズのまま死んできたやつでもさ、この世界でそれを与えてやることができた。」

 

「僕もです。

僕は神ですが、それでも、音無さんと龍神さんだけが僕に人の心を取り戻させてくれた。

たった一言かけてくれた、労いの言葉で。

 

「アタシもさ、龍神が止めてくれなきゃあの歌を唄いきって、満足して消えてた。

でもまだアタシが必要だって言ってくれたからこうして今ここにいる。」

 

「俺もだ。

ゆりや日向達が気にかけてくれなきゃどうなってたかわかんねぇ。

こいつらと一緒にいたことで、俺の未練はとうの昔に晴れてたんだよ。

だがお前らはどうだ?

いつまでもこの世界に閉じこもって、本当にそれでいいのか?

辛いことなんて絶対にあるはずなんだ。いつまでもそれから逃げてちゃ・・・・

 

 

 

 

意味ねぇだろ?」

 

「どの道を選ぶかは皆に任せるわ。」

 

「ゆりっぺは?

ゆりっぺはどうするんだ?」

 

「あたし?

あたしはいつだって勝手だったし、貴方達を守れやしないし、

あたしがしたいようにするだけよ?」

 

「ともかく事態は一刻を争う。

各自よく考えて、それから答えをだせ。」

 

「以上、解散!」

 

 

 

 

 

 

 

 

皆が体育館から出ていくのを見送った後

 

「ちょっといい?」

 

 

 

 

 

「何だ?ゆり」

 

「その娘を影の迎撃に当たらせなさい。」

 

「奏を?なぜ?」

 

「頭を使って行動させるより、何も考えず戦わせるほうが向いてるわよ?

見てた分には。」

 

「うぇ!?見られてたのかよ・・・」

 

「ま、ゆりっぺの目は欺けんわな。」

 

「でも、奏は俺達の仲間だ。一緒にいるべきだ。」

 

「他のメンバーだって、貴方達の仲間でしょ?

彼らを守るには、その娘の力が必要よ。

我々戦線と長きに渡って戦ってきた、その圧倒的な力がね。」

 

「ま、天使にはそれが適任かもなぁ。」

 

「お前ら二人、まだ立華が天使と思ってんのか?」

 

「「へ?」」

 

「その娘はずっとたった一人のことを待ち続けた、俺たちと同じ人間だぞ?」

 

「「ええええええええええ!?」」

 

「で、ゆり。お前はどうする?」

 

「確かめてみたいことがあるの。」

 

「戦うのか?影と。」

 

「場合によっては。」

 

「なら、これを持っていけ。」

 

「これは?」

 

「俺の飛雷神の術のマーキングが入ったナイフだ。

これさえあればすぐにお前のところに飛んで行ける。」

 

「ありがとう、貰っておくわ。」

 

「全てが終わったら、また話をしよう。

そしたら・・・ちゃんとお別れをしよう。」

 

「ええ。」

 

「敵襲!敵襲だ!!」

 

『!!』

 

「奏ちゃん、よろしく。」

 

「ハンドソニック・var.5」

 

「じゃ、また会えたら会いましょ!」

 

「ゆりっぺ!!」

 

「ふふ、ひどいあだ名・・・

でも、そのおかげで皆に慕われたのかもね。

ありがと。」

 

「・・・俺らも準備すんぞ。」

 

 

そして各々が各々の決意を固めていく・・・・

 

                 続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




終わりの始まり
そして・・・・

次回

Knockin’on heaven’s door
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