ヴィヴィオとミウラの対戦の日
俺はなのはとフェイトとはやてと共に見に来ていた
ヴィータたちはミウラ側にいる
「悠君はこの対戦どう見る?」
「正直6:4でミウラが優勢か。
はっきり言って今のヴィヴィオに決定打はない。
螺旋丸を教えたはいいが未だに水風船の段階で使えたもんじゃない。
対してミウラにはあの収束がある。
打つタイミングを見極められ、かつそれを直撃させられればそれで勝てる」
「やっぱりヴィヴィオには不利な条件なんだね」
「壁を越えた存在でも不利なもの、苦手なものは必ず存在する。
どんな人間にも弱点は存在する。かく言う俺も卍解状態では万華鏡は使えんし、輪廻写輪眼も使えん」
「確かに悠君が卍解状態で万華鏡と輪廻写輪眼を使えたんって4年前のあの時だけやもんな」
「初代天帝の縁者に反応した時だけ強制的になってたもんね」
「その分消耗も激しかったがな。そういうもんだ、何事も」
ズドォン!
「あっ!ヴィヴィオ大丈夫かな・・・?」
「心配しすぎだよフェイトちゃん。ほら」
「二人とも笑ってやがる・・・
どんだけ仲良いんだよあの二人は」
そして熱血娘たちが本気を出してくるな
ヴィヴィオが越えなければならないのは、自らに課せられた運命
ゆりかごの一件以降に分かったことだが彼女本人の総魔力量はあまり多くない
レリックが破壊されたことで元々通常の6歳児より多かった魔力量が減り、成長限界を迎えても並の魔力量にしかならないだろうと告げられた。
(俺が修行をつけても大して上がらないのか、それとも厳しい修行で魔力の成長限界を突破できるのか・・・
正直言って俺もそこまで断定できない。
だがヴィヴィオはそれを乗り越えなければ、己の運命を覆さねば・・・
この世界でヴィヴィオは生き残れない)
ミウラが斬り伏せなければならないのは、己の環境
彼女は決して裕福と言える家庭環境ではなかった。
故に彼女は家業の手伝いもしていたが故にザフィーラの私塾に通う形にならざるを得なかった。
だがその出会いが彼女を変えた。
(調べさせてもらったが、彼女をこのままヴォルケンリッターに任せたままは惜しい。
できれば彼女にも専属をつけてやりたいがこればかりはな・・・
それにしてもいい蹴りをしている。
実家を手伝っていることで自然と鍛えられた脚力。ハードヒッターとしては十分な素質を持っている)
互いに譲れぬ想い
しかし勝利の女神は残酷にも一人にしか微笑まない
互いに放った大技
捉えたかに見えたヴィヴィオの一撃は凌がれミウラの一撃がクリーンヒットし、ヴィヴィオのライフが尽きた
倒れたヴィヴィオは変身が解けずに意識が飛んでいる
「ヴィヴィオ!」
「まずいな・・・!」フッ!
「すぐに医務室に運べ!」フッ!
「あっ貴方は・・・!」
「グズグズするな!」
「は、はい!」
そうしてヴィヴィオを医務室に運ばせた
pppppppppppppppppppppp
「脳波、心拍数、共に異常無し。
軽い脳震盪ではあるが命に別状はないな。
ただ、消耗をしすぎて意識を失ってるだけだな。よかった・・・」
「でも、変身魔法が解けてないのは?」
「おそらくだが、クリスに組み込んでいたセーフティが作動したんだろう。
予備魔力も尽きてスリープモードになっている。外部解除コードを入力している」
ppppp
スゥ━━・・・
「クリス、お疲れ様。よくやってくれた」
クリスは申し訳なさそうにしょげている
「そんな顔をするな。今はゆっくり休め」
「悠飛君の見立てなら問題ないわね」
「それじゃあ兄さん、また後で」
「ああ。みんなももう行きなさい。リオの試合が残ってるんだろ?」
そうして皆を退出させた
「よく頑張ったな、ヴィヴィオ・・・」
「起きたか?」
「パパ?クリス?
そっか、わたし・・・・・・負けちゃったんだ」
「ああ。立派だったぞ」
コンコン
「ん?ヴィータと・・・
ミウラ、だったかな?
ヴィヴィオはもう起きてるよ。入って話しておいで」
「ごめん悠飛。あんなことになって」
「気にすんな。真剣勝負であれば起こることだ。
正直、我が子に起きると肝を冷やしたがな・・・」
ヴィヴィオは負けたが、この負けを糧にまた強くなれば良いと思う悠飛だった
続く
次回はリオ対ハリーとアインハルト対ジーク戦まで行こうと思います
そのあとはもちろん古代ベルカの追憶、初代たちの話を2〜3話程度でやろうと思います
それが終わればようやくヴィヴィオ対アインハルトの再戦と夏のフロニャルドです