「何ヶ月ぶりだろうな、本局に足運ぶのは」
「実際悠君は仕事部屋で仕事してるもんなぁ」
「そりゃあ地球からも仕事来るから屋敷で仕事してた方が早いからなぁ」
「パパが一番忙しいのはわたしたちもわかってるから」
「まぁ、悠兄や辰兄の仕事量って半端ないもんなぁ」
「不眠不休で仕事をされて倒れてたところを見た時は本当にびっくりしました」
そんなこんなで受付に着いた
「いらっしゃいヴィヴィオ」
「こんにちは〜♪」
「未整理区画の調査だよね?
一般人のお友達がいるってことだったけど・・・」
「えーと、一般人というか・・・
インターミドルの
「ど〜も〜」
「わ!テレビで観た子がいるっ!
「サ・・・サインもらっっていいかな?」
「だ、そうだよ。ジーク」
「
「あと、うちのパパとはやてママがいます」
「こんにちは〜」
「ファンなのはわかるが、仕事はしろよ?」
「「お・・・お疲れ様ですっ!」」
「じゃ、俺らは司書長の所に行ってるからくれぐれも単独行動はするなよ?」
「ほなな〜」
そうして司書長室
「こうして会うのは久しぶりだな、ユーノ司書長」
「こちこそ、ご無沙汰しております」
「「・・・・プッ!」」
そんなかしこまった挨拶をした後で二人揃って吹き出した
「ハハハ、何やってんだろうな。公式訪問じゃねえのにアホみたいや!」
「ほんと、僕らにはそんなもの必要ないのにね!」
「なんや昔に戻ったみたいやな」
「この三人となるとな。
それとユーノ、時々無茶な頼み事して悪いな」
「仕方ないよ。君達五人の仕事はそれだけ重要度が高いんだし、どこかの提督より十分頻度は少ないよ」
「クロノ君かぁ」
「あいつにも仕事させすぎるか・・・
あいつの艦隊は重要だが、今度纏まった休みをやらんとなぁ」
「そうしたり。クロノ君、あまり家に帰れないせいで子供らに忘れられてないか不安になっとるし」
「お前にも休みを与えんといかんしなぁ。
聞いたぞ?2〜3日篭りっきりでロクに休んでないってな」
「あはは・・・君達と比べるとマシだと思いたいけど」
「一緒やで。この間も悠君ら、お義父さんに仕事押し付けられて3日完徹どころか不眠不休やったし・・・」
「大丈夫じゃないよねそれ?」
「案の定あたしらが失念してたからアインハルトに見られて悲鳴上げられてたわ」
「文句なら親父に言ってくれ・・・」
そんなこんな談笑していたが、書庫内の様子がおかしいことに気づき始めた
「おい、なんか変な反応が混じってるぞ」
「本当かい?感知には何も・・・」
「魔力じゃ感知できんな。俺が感知したのは『悪意』だ」
「なんか良くないことが起きとるみたいやな
通信も念話も通らへん━━━━」
「はやて、お前は慎重に進んでいけ。
俺は最短最速で行ってみる」
「間に合う?」
「俺のもう一つの
「・・・そうやね。『瞬神』やもんな」
「じゃあ、行ってくる」
ドンッ!
俺は写輪眼になって駆け出した
「反応はこっちからか。だが魔力反応が少なすぎないか?
・・・いや、小さくなってはいるが微かに反応はある。
それにこの魔力・・・ルーテシアと・・・あの駄猫か・・・!」
反応が近くなった
「あれは・・・まずいな」バシュン!
「随分情けない状態になっているな、ルーテシア。それでも嘱託局員か?」
俺は使い魔の槍を片手で受け止めていた
「悠飛さん!?」
「あなた・・・その眼は・・・タツガミの一族かぁ!」
「・・・今、何かしたか?」
「どうして?あなたの姓はタツガミのはず・・・!」
「いつの話をしとるんじゃこの駄猫が。
姓なんぞ、この1000年で変わっとるに決まっとるじゃろ」
「悠飛さん・・・口調が・・・!」
「『君臨者よ、血肉の仮面・万象・羽搏き・ヒトの名を冠するものよ』」
「やっば、みんな!安全な場所に退避して!」
「『雷鳴の馬車、糸車の間隙、光もて此を六に別つ、
蒼火の壁に双蓮を刻む』」
(二重詠唱・・・!?)
「『大火の淵を、遠天にて待つ』」
「させない・・・!」
「もう遅いわ!
縛道の六十一・『六杖光牢』!!」
ガシャ!!
「ぐっ、動けない・・・!」
「破道の七十三・『双蓮蒼火墜』!!!」
ドン!!!!!!!!!!
「凄い・・・」
「これが総大将の本気・・・!」
「いえ、あれは多分リュウキと混じった状態で撃ったんでしょう。あの人とは違う魔力もありました」
ぐわっ!
「見えておるわ、戯け」バチッ!
「なっ、一瞬で背後に回った!」
「時に小娘達よ、光は一秒間にどれくらい進むか知っておるか?」
「・・・パパの世界では確か7週半」
「そうじゃ。さすが我が子孫の娘よ。
その光速の世界を見れると思うたか駄猫め・・・縛道の九十九・『禁』」
ドン!
「な、魔力が・・・」
「貴様の魔力を『禁』しさせてもろうた。
仕置きはこれからじゃ」ニブニブニブニブニブニブ
「はいは〜い、そこまでや悠君!」ぽこ
「・・・いかんな。完全に初代様と混じってたわ」
「魔力錠オン!」
そうすると魔女っ子の変身が解けた
「はい、あんたたちも動かない!」
「この魔女っこはほんまにもー・・・
おいたしたらあかんよ〜!」コツン
「さて、俺は少し頭冷やしてくる。
はやて、リインと一緒に戻しといてくれ。
俺がおると何かと不都合やろ、年頃の娘たちは」
「そやな、準備できたら呼ぶわ」
こうして書庫内のトラブルは解決した
しばらくして
『悠君、皆準備できたから戻ったって』
「分かった」
「まぁ、何かとトラブルはあったが調査再開と行くか」
「あの、ちょっと待ってもらえませんか?」
「どうしたリオ?」
「多分これが『エレミアの手記』だと思いますっ!」
「確かに本物だな。間違いなく古代ベルカの文字だ」
「まあ、このタイミングまで伏せておいて正解ですわよね。
でないと、着替えも終えずに読み始めるなんてはしたないことをしそうな子たちがいますから」
「あうっ」
「・・・ゴホン。おそらくこれはこいつと対になるようになっておるのではないか?」
「パパ、それって?」
「初代様が残されていた『龍神の回顧録』だ」
「そのような貴重なものを持っていらしてたんですか?」
「ああ。いくら写輪眼でも輪廻眼でも開示されない単語がいくつもあったのでな?
もしやと思い持ってきたが、正解だったな。みろ、共鳴しておる」
「ホンマですね。本が光っとる」
パラララ
「やはり睨んだ通り、開示されておる。
さて、ここからは俺とアインハルトで読んでいくとしようか」
「わかりました」
「えぇと何々・・・」
その日
野盗に襲われたの馬車を助けたのが縁の始まり
「危ないところをありがとうございました」
現れたのは、まだ幼い女の子
「お手数をおかけして申し訳ございません。
もっと早くに私が出ればよかったんですが・・・
侍女たちがいましたので」
まずは奇妙なことを言う子だと思った
「僕はかまいませんが・・・・・・
夜道は危ないですよ」
それから彼女の紅と翠の瞳に気が付いて
その後、彼女の袖に気が付いた
王族、あるいは貴族筋の娘が何故こんな場所にいるのか、どういった子なのか
そのわずかな困惑の合間に━━━
「伏せろ!」
ヒュン!
ガギン!
「はぁ!」
我流 真空破斬!
「危ないところでござったな」
「いえ、ありがとうございました」
「賊の捕縛を手伝っていただけませんか?
腕を城に置いてきてしまったもので少し不便で━━━━
あ、申し遅れました!
私はオリヴィエ・ゼーゲブレヒトと申します」
「エレミアです━━━━━
旅をしながら
「拙者はリュウキ・タツガミ━━━
しがない旅の剣客でござる」
こんな出会いが、
その後に当分長く続く縁になるとは
「この時は夢にも思っていなかった━━」
続く
次回は追憶編です