夏休み フロニャルドへ
「なっ、お前本気か!?
私にこの量の仕事をしろと言うのか!?」
「当たり前だクソ親父!
本来あんたがやるべき仕事だよ!」
「ぐぬぬ、お前には慈悲はないのか!」
「ねぇよ!あんたに押し付けられたせいで俺ら五人とも三日三晩不眠で作業してたんだぞ!」
「局長。終わるまで帰れませんよ?」
「ドゥーエ!?君もかね!?」
「さあ局長、お仕事のお時間ですわよ」
「クアットロ、お前もか!」
「だって、あの人に逆らったら後が恐いんですもの・・・」
「それじゃあ二人共、親父の監視は任せた」
「「畏まりました陛下。ごゆっくりお楽しみくださいませ」」
その日の午後
「何?イクスが目覚めた?」
「そのー、目覚めたと言いますか」
「一度ご覧いただいた方がよろしいかなーって」
「どう言うことだ?」
と言うことでヴィヴィオたちが戻ってくるのを待っていると
「・・・なんでこんなにちっこいんや?」
「実はこれは完全に目覚める手前の状態で、眠ってはいるけど意識は共有してるって」
「なるほどな」
「えっと何々?『初代天帝とは一度お会いしていて、とてもよくしていただいた』だって」
「なるほど、初代の生き証人ということか・・・
よかったなヴィヴィオ。旅行前のタイミングで」
「うん!」
「あれ、旦那方旅行に行くんですか?」
「ああ。ヴィヴィオ達と俺達の慰労を兼ねた異世界旅行だ」
そして翌日
「よし、準備はいいか?」
『はーい!』
「しかし本当に良いのか?2週間も休暇をとって」
「親父に原因があるからな。今頃ドゥーエとクアットロに監視されながら仕事しとるよ」
「ボクも行きたかったです〜」
「お前さんはまだ試合が残っておろうが。またの機会にせい」
「それでは主悠飛、行ってらっしゃいませ」
「ああ。あと、飯に関してはエミヤ達に頼んであるから安心しろ」
「よかったぁ。しばらくシャマルの料理になるんじゃって心配だったんだよなぁ」
「ちょっとぉ!ひどいじゃないヴィータちゃん!」
「そんじゃあ行ってくる」
ギン!
俺は輪廻眼で異世界への門を開けてみんなと入っていった
ギュオオオオオオ
「よっと」
「うぇ!?」
「あら!悠飛様じゃないですか!」
「あれ?出てくるとこ間違えたか?」
「そのようですね。」
「今は戦興行の真っ最中ですね」
「あっちゃあ〜、やってもうたかぁ・・・
すまんなミルヒ。少し大所帯やが堪忍してくれ」
「ええ。すぐに用意させますね」
「ところでそこの娘は地球人かな?」
「は、はい!レベッカ・アンダーソンです!」
「やはりな。
ところで、これはなんの戦興行だ?」
「シンクへのおかえりの戦です」
「なんと!再召喚ができるようになっておったかぁ。
っとすまない。みんな、こっちに来ていいぞ」
そうして皆を呼んだ
「紹介しよう。俺の家族と仲間と、娘の友達だ」
「ここが悠飛が150年前におった世界か」
「まさか、この人達って・・・」
「ん?お前さん、俺らの事知ってんのか?」
「プ、
というか姫様、なんで知ってるんですか!?」
「ま、色々あったのさ。
で、こっちが俺の妻達だ
「はやてです。よろしゅうな」
「なのはだよ」
「フェイトっていいます」
「アリシアです!」
「アリサよ」
「すずかです」
「リインフォース・アインスだ」
「シュテルです」
「レヴィだよ!」
「ユーリです」
「ディアーチェだ」
「アミティエです」
「キリエよ」
「噂に違わぬハーレム・・・!」
「そして子ども達が」
「龍神ヴィヴィオです!」
「長男の隼斗です」
「リチャードです!」
「・・・鈴菜です」
「アリスです」
「・・・海飛です」
「ヴィヴィオの友達のコロナです」
「リオです!」
「先輩でチームメイトのハイディ・アインハルト・ストラトス・イングヴァルトです」
「ん?アインハルト。いつから本名で名乗るようになったんだ?」
「色々思うところがありまして、これからはクラウスではなく私個人を見つめ直そうと思ったんです」
「それでいい。お前はお前だ。クラウスじゃないんだからな」
「はい・・・!」
「いい顔をするようになったじゃないか。
なら、ここへ来た意味があったというもんだ」
「それはどういう・・・?」
「ここはな、国民参加型のスポーツ大会って意味合いで戦興行をやってるのさ。
今やってるのがまさにそれ」
「これが、戦ですか?」
「お前らが思うようなものとはかけ離れてるだろ?まあ簡単に言えばインターミドルとかバトルロイヤルとかあんなお祭り企画とでも思ってくれればいい」
そこへシンクともう一人の知らない地球人・・・自己紹介でナナミ・タカツキと名乗った少女を連れてレオが来た
「はぁ、しかしシンクとナナミが従姉弟で師弟関係とはなぁ。
まぁ仕草を見てたら似ている部分が多いみたいだが」
「そうなんですぅ・・・」
「それにしてもレオ、以前来た時とは違って憑き物が落ちたかのような顔をしておるな」
「その節はご迷惑をおかけいたしました」
「占いなぞ気楽に見とけばいいのさ。
当たるも八卦、当たらぬも八卦ってな」
「それは地球の格言ですか?」
「そんなもんだ」
「あ、今夜はフィリアンノ城でおもてなししますのでゆっくりしていってください」
「そうしよう」
「なあ、悠飛」
「なんだ圭吾」
「久しぶりに一戦やるか?」
「どうした急に」
「ちょいと確認したいことがあってな」
「おおーい!レオ姉!ミルヒ姉!」
「クーベル!キャラウェイ!」
「知り合いか?」
「隣国、パスティヤージュ公国の公女様です」
「パスティヤージュ・・・・
そうか。あの子の・・・・」
「この戦ウチも、パスティヤージュも参戦したいのじゃ!
でもって、ウチはその娘をいただきに来たのじゃ!」
『え?
ええっ!』
「そうじゃ!お主じゃレベッカ!」
「え?ええ!?」
とそんなこんながありパスティヤージュも参戦してきたが、俺らは俺らでやることになった
「まさかお前がガレット側で参加するとはな」
「こうでもせんと聞けんかったしな」
「能書は不要・・・」
「互いにな・・・」
『はぁっ!』
ガギィン!
「やっぱりや!」
「何が」
ギリギリ
「お前、始解の状態でも魔力量あがっとるやないか!」
「今頃気づいたか」
「まさかお前、卍解を・・・!」
「その通り。
卍解を完成させた。完全体をな」
「今まで卍解の修練をしてるとこなんて見てなかったぞ!
一体いつから修練してたんや!」
「ならばこちらも問おう」
ザリッ
「一体いつから──────────
「なっ!」
「ずっとやってたんだよ。
毎日の日課の座禅中に、精神世界でな」
「・・・・・・・・何・・・・・だと・・・!?」
続く
変なところですが長くなるので区切って行きます