ガギン!
ヒュン!
キィン!
「はぁ!」
「ッシャアアアア!!」
「っく、卍解!」
ブワッ!
「うねろ!『
「お前のそれ、一度破壊されていたな」
「それがどうした!チャーに頼んで直してもらってるわ!」
「お前達が扱う刀・・・刀身は俺がオリハルコンで作られているが、その修復は己の魔力と精神、魂の力を時間をかけて注ぎ込むことで回復していく」
「だから治ってるはずだ!」
「話は最後まで聞け。
今のはあくまでも始解の話だ。お前らの刀の破壊は始解と卍解でまるで意味が異なる。
「なっ!?」
「お前のは物理系の卍解だからな。形だけは直ったように見えても、破壊された部分は壊れたままだ」
「じゃあ、俺の卍解はもう・・・」
「直すことはできんが、元の刀に近いものに打ち直すことは可能だ。
まずは俺の卍解の完成系のお披露目と行こうか・・・」
ドン!
「ずっと勘違いしていたんだ。
双頭龍は炎と氷の力の刀じゃなかったんだ。
俺はこの30年、ずっと精神世界で対話を続けていた」
「30年・・・だと・・・!?」
「そうだ。俺の卍解はお前らの3倍の時間をかけて修練して、ようやく真髄を極めた。
双頭龍は自然を司る刀だったんだ・・・」
「まさか・・・!」
「行くぞ──────────────
卍 解 !」
ブワッ!
「何アレ!?」
「あそこって、確か悠飛さんがいるところじゃ!」
「遂に解放したか」
「知ってるのか辰徳!?」
「俺はあれの実験台にされた・・・」
「あの魔力、悠君なんやろうけど今までと違う!」
「あいつは真の卍解を完成させたんや。あれでも25%らしい」
「あれで25%!?」
「パパ、すごく強くなってる・・・」
「何だ、その姿は・・・!」
「卍解────────
双頭黒龍改め、双頭龍裏式・『聖神龍』。
双頭黒龍は偽りの名。こいつの真の能力は『神羅万象』・・・つまり自然そのものであり、星の力を宿している」
「裏式・・・やと・・・!」
「そう。こいつの力は強大すぎていくつものリミッターがかけられている。その第一のリミッター解放がこの裏式だ。
最大出力は、25%だ」
ドン!
「ぐっ!」
ガギィン!
「はぁああああ!!!!」
ドゴォ!
「ハァッ、ハァッ、ん?何か来る・・・」
「あれは・・・チッ、水入りか。レベッカが来おったわ」
「命拾いしたぜ。それより刀打ち直してくれよ」
「打ち直すのはいいが、お前自身と向き合う必要があるぞ」
「どういうことだ?」
「はっきり言うが、お前はまだ真の卍解に至ってはいない。
でなければ、砕けるはずのない俺のオリハルコン製の刀が砕けるなんてことはありはしないんだ。
お前にはこの世界で、1週間で習得してもらう」
「そりゃあ無茶だろ!?」
「やるしかねぇんだ。でなければ、次にできる日はわからぬからな。
四天王の、四大秘剣は世界の均衡を保つために打った刀だからな」
「・・・何をすればいい?」
「明日にでも話す」
そんなこんなで戦は終わり、フィリアンノ城にて歓待を受けていた
そんなこんなで翌日
「よう、久しぶりだなヒナ」
「だからその名はやめてくれ」
「和風建築?」
「ここは風月庵。ビスコッティでのヒナ・マキシマ・・・今はブリオッシュ・ダルキアンの屋敷だ」
「で、頼みとは?」
「刀を一振り打ち直す。そのための場所を借りたい」
「そういうことであれば好きに使うといい。兄者がおらぬ故、手入れは必要だが」
「鍛治はまだ後の方だ。その前にこいつの修行が必要だから竹林で結界張らせてもらうぞ」
「ああ」
「それと、この後シンク達が来るからもてなしの準備でもさせとけよ」
「分かったでござる」
それから少し離れた竹林のど真ん中
「八方結界!」
「で、ここで何をすればいいんだ?」
「これから刀を出す。その中からお前の真の刀を見つけ出せ」
「それって、どういう・・・」
「説明してる暇はねぇぞ。
お前は三日以内に己自身の神髄を見極めろ」パチン!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!
「気を抜くなよ?今回ばかりは生半可なことじゃあ屈服できねぇぞ」
その翌日、ナナミはレオ達と共にガレットへ
レベッカはクーベル達と共にパスティヤージュへと旅立っていった
時を同じくして風月庵近くの河原ではシンク・エクレール・ノワール・ユキカゼの四人が合宿を行なっていた
ジリリリリリリリリリリリ!!!!
「そこまで!」
「おっと、時間切れ」
「残念、引き分けでござるな」
「ふむ、土地神相手に引き分けとはシンクも大分上達したと見える」
「ありがとうございます!」
「ユキカゼはもう少し術の精度と速さの向上を目指してはどうだろうか?忍としては術の発動の速さもあれば厄介なことはない」
「参考にしてみます!」
「さて、向こうはどうなってるかな?」
と、圭吾の再修業の合間を見てシンク達に指南をしている俺であった
続く
裏式・『聖神龍』
この名前に聞き覚えがある方は同世代です
そして蛟龍と四大秘剣も元ネタは18年くらい前にあります