ベルカの天帝の末裔   作:龍神悠飛

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穏やかな日常に戻った悠飛だったが、事件は容赦なく訪れる


幕間:再開と誘拐と秘密

 

「では、ここ最近に起きていた地震は其方の世界のことであると?」

 

「はい。ともすれば、この太陽系崩壊もあり得たかも知れない事態でしたので、対処いたしておりました。

 

「そうですか。結果的に平和が戻ってきたのですから私達から咎めはありません。ですが、あまり無理をしてはいけませんよ?」

 

「ありがたき御言葉です。今後も我々一同両陛下にお仕えいたします。」

 

「任務続きで疲れておりましょう。しばらくはゆっくり休んでくるといいでしょう。」

 

「はっ、それでは我等はこれにて失礼いたします。」

 

「悠飛君。」

 

「何でしょうか?」

 

「やはりまだ・・・?」

 

「申し訳ありませんが、こればかりは断ち切ることが出来ませんので。」

 

「そうですか。ですが、貴方の事を待っている人のことは、決して忘れてはいけませんよ?」

 

「重々の御忠告、いたみいります。それでは。」

 

バタン

 

「なあ、悠飛。アイツはやっぱり?」

 

「ああ。生きている。」

 

「昔からそうやけど、どんな手を使ってでも生き抜くやつやからな。質の悪いことに全部俺ら絡みの憎しみやったしな。」

 

「噂では川神に潜んでるとか。」

 

「あの町じゃあアイツも派手に動けんからな。ったく、臆病な癖してどんな手も使うから腹が立つ。」

 

「そんじゃあお前らは先に帰っててくれ。俺は次に召喚する英霊の資料を探しに図書館に行く。」

 

「あいよ。」

 

そうして俺達は一度別れて別行動を取ることした。

 

 

 

 

海鳴図書館

 

 

 

「あれ?ゆう君?」

 

「すずかか。こんなとこで会うなんて珍しいな。」

 

「ちょっと本を借りにね。ゆう君は?」

 

「俺はちと探しもんさ。」

 

「そうなんだ。ちなみに何を?」

 

「バビロニアについてな。」

 

「バビロニアってメソポタミア文明の?」

 

「ああ。バビロニアの創世神話とかな。」

 

「す、スゴいものを探してるんだね・・・」

 

「ま、興味が有ってな。」

 

と、視界に車椅子に乗った女の子が本棚の上の方の本を取ろうとしていたので手伝おうとした。

 

「この本か・・・い・・・・・・」

 

「ああ、ありがとうござ・・・い・・・」

 

「・・・・・・はやて・・・!」

 

「悠・・・君?」

 

「え?・・・え?」

 

ひょんな事から俺の最も大切な人・・・・・・はやてと再会したのだった。

 

 

「いやぁビックリしたなぁ。まさか悠君にまた会える日が来るやなんて。」

 

場所は変わって公園

すずかもいるが、そこで俺達は4年ぶりに話をしていた。

 

「・・・・・・その、あれからどうなんだ?ってか、お前を放って出ていった俺の事を憎んで無いのか?」

 

「まぁ、寂しく無かったって言うたらウソになるんやけど、何とかなってるよ?ただ、まだ足は不自由なまんまやけど。」

 

「ッ!」

 

「そんな顔せんといてよ。あれはどうにもならんかったんやから。」

 

「でも!」

 

「そんなこと言うんやったら、また一緒にいて欲しいな。」

 

「・・・・・・ごめん。今はまだ・・・」

 

「そっか。やっぱりまだ自分が許せへんか。」

 

「ああ。」

 

「あの、ごめんなさい。そろそろ・・・」

 

「・・・・・・そうだな。はやて、この子は月村すずか。俺のクラスメイトで友人だ。そしてすずか、この子は八神はやてで、俺の許嫁だ。」

 

「え!?許嫁!?」

 

「八神はやてです。よろしくな、すずかちゃん。」

 

「・・・あっ、月村すずかです。よろしくね、はやてちゃん。」

 

「さて、自己紹介が済んだところでそろそろ暗くなるし、帰らないか?」

 

「そやね、ほならまたな?悠君、すずかちゃん。」

 

「ああ。」

 

「またね。」

 

「じゃ、俺も帰るわ。」

 

「うん。今度またはやてちゃんとの関係教えてね?」

 

「お、おう・・・」

 

なにやら凄みを感じたが・・・まぁいい、帰ろう。

 

 

そんなことがあって翌日の夕方、何時もの鍛練をしているとアリサとすずかが誘拐されたのを見かけてしまった。

 

「アリサとすずかが誘拐された!!」

 

俺はすぐさま誘拐犯の車を追っていった。しかし普通に追いかけていてはすぐに見つかるので俺はある道具を使うことにした。

 

「ミラージュコロイド、展開。」

 

ミラージュコロイド──────────

ブリッツに搭載した完全ステルス状態にする光学迷彩で、レーダーにすら捕捉されない性能を持つ

 

車が止まり、中からアリサとすずかが建物内に連れられていくのを確認してから俺は仲間に信号を送った。

 

「あ~あ、俺らは見張りかよ。あのガキ共結構上玉だから味見してやろうと思ったのによ~。」

 

「出たよお前のロリコン!相変わらず治らねぇんだな。」

 

「人の事言えるかよ!」

 

と、ゲスい話が聞こえてきたので俺は容赦なく踏み込んだ。

 

ドゴォッ!「ガフォッ!」

 

バキィッ!「ギャッ!」

 

ゴキィッ!「☠️! 」

 

地虫に与える慈悲はない。

 

「二重の極み」ボソッ

 

ドゴォン!!

 

俺はキレていたので鉄の扉を思いっきり壊した。

 

「何だ!」

 

「もう来やがったのかよ御神の剣士は!」

 

「残念ながら俺は御神の剣士ではない・・・・・・・・・助けに来たぞ、アリサ、すずか。」

 

「悠飛!」

 

「ゆう君!」

 

「クソ、たかがガキひとりにひびってんじゃねぇ!殺れ!」

 

「随分安物の銃を使ってんだな?ま、この国に銃を持ち込むこと自体犯罪だがな?よく見りゃあお前ら最近ニュースに出てる連続誘拐殺人犯か。

なら・・・・・・先に死にたい奴からかかってこい!」

 

そうして俺は抜刀した。

 

「飛天御剣流・龍巣閃!!」

 

ズバババババババババババッ!!!!!!!!!

 

「うぐぁ!」

「ぎゃああ!」

「ひでぶっ!」

 

「な、何もん何だよ、てめぇ!」

 

「これから死ぬ奴に名乗っても無駄だろ。」

 

「ひっ!ま、待て、こいつらを助ける意味案のかよ!」

 

「・・・何が言いたい。」

 

「そこの大人しくしてる奴の正体はな!」

 

「やめてぇぇぇ!!」

 

「夜の一族っていう吸血鬼の化け物なんだよ!そんな奴助けたって何の得にも「知ったことか」・・・は?」

 

「すずかがバケモノなワケねぇだろ戯け。」

 

「あ・・・あぁ・・・・・・」

 

「さて、てめぇは俺の逆鱗に触れた・・・・・・楽に死ねると思うなよ?」

 

俺は左目に力を集中させ、術をかける。

 

「《月読》!」ドクン!

 

『この世界は俺が支配する世界。これからお前は100年かけてあらゆる死を体験する。その間お前は声をあげることすら出来ない。延々と続く苦しみを味わうがいい。』

 

 

「──────────────────────────ッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

「終わったぞ。」スッ

 

「今、何をしたの?」

 

「それは後で説明する。」

シャッ!

バシィッ!

 

「・・・だから落ち着いてくださいよ、恭也さん。」

 

「ッ、すまない。まさか君が動いてくれていたなんて。」

 

「構いませんよ。それより・・・」

 

俺は足に仕込んでいたコンバットナイフを取り出し、アリサとすずかの縄を切った。

 

「ゆう君。私のこと、どう思った?」

 

「どうもこうもねぇよ。全然怖くなんかねえし、大体人外の連中なんざ飽きる程見てきてるしな。」

 

「でも!」

 

「いい加減怒るぞ?今俺の前に居るのは少し運動神経が良くて、優しくて、可愛い普通の女の子だ。それに、どうしても血を吸いたくなったら俺のを吸えば良いしな。」

 

「う、うぇえええええええええええええええええん!」

 

数分後

 

 

「落ち着いたか?」

 

「う、うん///」カアッ

 

「アリサも大丈夫だな?」

 

「うん///」

 

この時、この二人が落ちていたことを俺は気付かなかった。

 

「とこで、この惨状は・・・」

 

「俺がキレて暴れただけですよ。全員殺しました。主犯以外は。」

 

「その主犯は?」

 

「あそこにいますが、忍さんとアリサとすずかは見ない方がいいでしょう。きっとトラウマになりますから。」

 

主犯は俺の《月読》の影響で髪が真っ白になり、白目を剥いて失禁した状態になっていた。あまりの苦痛により現実の体の方が耐えきれなくなったのだろう。

 

「・・・確かにこれはあの子達に見せたらトラウマになるな。一体何をしたんだ?」

 

「万華鏡写輪眼の瞳術のひとつ、《月読》。対象を時間と空間、あらゆるものをコントロールする幻術空間に閉じ込め、あらゆる苦痛を与える幻術ですよ。奴はこの10分で100年に引き延ばされた感覚の中であらゆる死を体験してます。死んだ方がマシだと思える程にね。」

 

「恐ろしいな、絶対にかかりたくないな・・・」

 

「かけませんよ。こいつは俺の逆鱗に触れたので生き地獄を味あわせたまでです。その時にこいつの記憶を覗きましたが、例の連続誘拐殺人犯で間違いありません。」

 

「そうか。」

 

「警察には俺の権限で全員処刑したと伝えてあります。」

 

あとは・・・

 

「うっ、うぅ、こっ殺してくれぇ・・・」

 

「居るか?呪腕。」

 

「ここに。」

 

「「「「「「!!!!」」」」」」

 

「安心してくれ、こいつは俺のサーヴァントだ。」

 

「サーヴァント?」

 

それよりも

 

「呪腕よ、令呪を持って命じる。宝具を以てあれなる愚か者に苦痛の死を。」

 

「承りました────────苦悩を溢せ、妄想心音(ザバーニーヤ)

!!」グチャッ!

 

「カハッ!」

 

そして男は動かなくなった。

 

「さて、それじゃあ場所を映しましょう。伝えなきゃならないこととサーヴァントなるものについて聞かなきゃならないし。」

 

というわけで月村邸ですずか達月村家の秘密を聞き、こちらからはサーヴァントについて教えた。

 

月村家の両親とバニングス家の両親も途中から加わって話を進めていた。そして────

 

「それで、君はどうするの?」

 

「記憶を消すわけにはいきませんよ。俺達は抑止力なんですから。かといって一生を共になんてのも今の俺達には早すぎる。」

 

「とは言うものの、はやてちゃんとは許嫁なんだよね?」

 

「そこを突かれるのは痛いがな。」

 

「ま、今は保留ということで手打ちにしましょう。」

 

「ならこちらからも。悠飛君、アリサのこともよろしくできないだろうか?」

 

「ちょっとパパ!?」

 

「なぜそうなるんですか!?」

 

「いいじゃない、こんな超優良物件他に無いわよ?」

 

「ジョディさんまで・・・確かに治外法権で俺には縛りはありませんが、あなた方の後継者はどうなるのですか!?」

 

「そんなの貴方達の子供でも待てばいいじゃない?」

 

「ブッ────!!!!!」

 

「ちょっとママ!!恥ずかしいからやめてぇぇぇ/////」

 

 

「ダメだこの人達・・・早く何とかしないと・・・・・・」

 

そんなこんながあり、アリサとすずかに俺の正体がバレたり2人の事を嫁に貰ってくれだのという一幕はあったものの、無事誘拐事件は幕を閉じたのだった────────

 

 

 

 

 




タグにもありますが、正妻ははやてです。この流れだと第2婦人は・・・・・・
 
飛天御剣流
ご存知るろ剣で有名なヒッテンミツルギスタイルです。
この主人公は隠された文献から天翔龍閃も会得しています。

次から物語の重要部分となるA's編になります。
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