ベルカの天帝の末裔   作:龍神悠飛

17 / 132
斯くて運命は動き出す


運命の夜

あれから幾日が経過した。

 

巷ではクリスマスイブと言われる時期だが、天帝家では未だに空気が重かった──────

 

それは悠飛が未だに立ち直れて居ないことに起因する。

 

 

「いくらなんでも長すぎる。恐らくあいつは任務中に既に症状が出てたはず・・・」

 

「やっぱ、俺らが原因でもあるか・・・」

 

「俺らの症状見てきたから、あいつは無意識のうちにそれを抑え込んでたんやろな。それが今一気に来て俺らよりも長い期間症状が出とるんかもな。」 

 

「でもやな・・・」

 

「緊急事態です!司令官がベッドから姿を消しました!」

 

「なんやと!?」

 

「貴様ら聞け!こちらも緊急事態だ!海鳴市街地より高魔力反応が発生した!恐らく闇の書が完全覚醒したのであろう。速やかに現地に向かい、対処せよ!」

 

「クソ、こんな時に!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わり海鳴市街地

俺はこの2週間戦えない状態なりに書庫で闇の書・・・・・・真名夜天の書の事を調べていた。

かなり時間がかかったが、つい先程初代が残した夜天の書のコピーが見つかったのではやての所に向かっていたが、そんな俺の前ではやてが目の前でヴォルケン・リッターの4人が貫かれる瞬間を見てしまった・・・・・・

 

「うわぁあああああああああああああああああ!!!!!!!!」

 

「はやてぇえええええええええええええ!!!!!!!!!!!!」

 

光が止んだ時、俺が見たのははやてではなく管制プログラムであろう者だった。そして俺は────────

 

プツン────────────

 

《New Type-Destroyer》

 

「Aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!!!」

 

遂に闇に堕ちて暴走を開始した。

 

髪が赤黒く染まり、身体中に赤い模様が浮かび上がった。

 

「お前も、もう眠れ──────」

 

──────────────!!」

 

 

 

 

「やべぇぞ!あいつのアレ、完全に暴走形態やないか!狂化しとる!」

 

「ああなると俺らでも止められんぞ!」

 

「圭吾君!皆!」

 

「皆、これどうなってるの!?」

 

「なのは、フェイト!あの悠飛には近付くな!それより何であいつはああなったんや!?」

 

「はやてちゃんの目の前で、ヴィータちゃん達がやられちゃって、そのショックではやてちゃんがあの状態になったの!」

 

「・・・・・・引き金はそれか。」

 

「あれは何?教えて?」

 

「あれは《New Type-Destroyer》。悠飛が持つガンダム、ユニコーンに搭載されているシステムなんやが、それの暴走状態。あいつはさっきのショックでデバイスに呑まれて暴走しとる。」

 

「ああなったら、巻き込まれると最悪死ぬ。」

 

「そんな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「Aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!」

 

「終わりだ。」

 

ザシュッ!

 

「Gaaaaaaaa!!!」

 

ザシュザシュザシュザシュ!!!

 

「Aaaaa──────────…………」フッ

 

そうして俺は闇の書に飲まれた・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

                       続く

 




暴走し闇の書に取り込まれた悠飛。
そんな悠飛に闇の書は夢を見せる。
それは悠飛には辛すぎる過去・・・・・・

そして彼は己の原点に立ち返り、過去との訣別を果たす。

次回

覚醒
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。