あれから幾日が経過した。
巷ではクリスマスイブと言われる時期だが、天帝家では未だに空気が重かった──────
それは悠飛が未だに立ち直れて居ないことに起因する。
「いくらなんでも長すぎる。恐らくあいつは任務中に既に症状が出てたはず・・・」
「やっぱ、俺らが原因でもあるか・・・」
「俺らの症状見てきたから、あいつは無意識のうちにそれを抑え込んでたんやろな。それが今一気に来て俺らよりも長い期間症状が出とるんかもな。」
「でもやな・・・」
「緊急事態です!司令官がベッドから姿を消しました!」
「なんやと!?」
「貴様ら聞け!こちらも緊急事態だ!海鳴市街地より高魔力反応が発生した!恐らく闇の書が完全覚醒したのであろう。速やかに現地に向かい、対処せよ!」
「クソ、こんな時に!」
場所は変わり海鳴市街地
俺はこの2週間戦えない状態なりに書庫で闇の書・・・・・・真名夜天の書の事を調べていた。
かなり時間がかかったが、つい先程初代が残した夜天の書のコピーが見つかったのではやての所に向かっていたが、そんな俺の前ではやてが目の前でヴォルケン・リッターの4人が貫かれる瞬間を見てしまった・・・・・・
「うわぁあああああああああああああああああ!!!!!!!!」
「はやてぇえええええええええええええ!!!!!!!!!!!!」
光が止んだ時、俺が見たのははやてではなく管制プログラムであろう者だった。そして俺は────────
プツン────────────
《New Type-Destroyer》
「Aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!!!」
遂に闇に堕ちて暴走を開始した。
髪が赤黒く染まり、身体中に赤い模様が浮かび上がった。
「お前も、もう眠れ──────」
「──────────────!!」
「やべぇぞ!あいつのアレ、完全に暴走形態やないか!狂化しとる!」
「ああなると俺らでも止められんぞ!」
「圭吾君!皆!」
「皆、これどうなってるの!?」
「なのは、フェイト!あの悠飛には近付くな!それより何であいつはああなったんや!?」
「はやてちゃんの目の前で、ヴィータちゃん達がやられちゃって、そのショックではやてちゃんがあの状態になったの!」
「・・・・・・引き金はそれか。」
「あれは何?教えて?」
「あれは《New Type-Destroyer》。悠飛が持つガンダム、ユニコーンに搭載されているシステムなんやが、それの暴走状態。あいつはさっきのショックでデバイスに呑まれて暴走しとる。」
「ああなったら、巻き込まれると最悪死ぬ。」
「そんな!」
「Aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!」
「終わりだ。」
ザシュッ!
「Gaaaaaaaa!!!」
ザシュザシュザシュザシュ!!!
「Aaaaa──────────…………」フッ
そうして俺は闇の書に飲まれた・・・・・・
続く
暴走し闇の書に取り込まれた悠飛。
そんな悠飛に闇の書は夢を見せる。
それは悠飛には辛すぎる過去・・・・・・
そして彼は己の原点に立ち返り、過去との訣別を果たす。
次回
覚醒