俺達は皇居から海上のオールストン・シーに向けて走っていた。
理由に関してはミラージュコロイドがメンテ中で使えなかったことと、なのは達にマーキングを渡していなかったので飛雷神が使えなかったことによる。
神威も温存させるために使うわけにはいかない。
故に縮地で地上を走ってるのだ。
「お前らはなのはとはやての所にいってくれ、俺はフェイトが心配だからフェイトの所に行ってくる!」
「「「「了解!」」」」
「完成したばかりだ。施設への被害は最小限に留めるぞ!
特に俊介!!」
「分かってるよ!いい加減学習したわ!」
「それじゃあ、各ツーマンセルに別れるぞ!散!」バッ!
フェイトの魔力を辿りながら走っていると、既に幾つか施設が破壊されていた。
「チッ、既に手遅れか!」パン!
「水遁・水牢の術!」
魚達をすんでのところで助けだし、海に戻してガラスを元に錬成し直してフェイトのところへ向かうと、プレシアがフェイトを庇って怪我をしていた。
「プレシア!フェイト!大丈夫か!?」
「私は大丈夫だけど、母さんが!」
「待ってろ、すぐ治療する!」
双頭龍五の型 龍穴
ボウッ!
「これは?」
「双頭龍には幾つもの型があって、これはその五の型。治療用の型でこの炎は傷を癒す効果がある。すぐに良くなるぞ!」
「フェイト、あなたは大丈夫?」
「母さん!何で!?」
「今更だけど、娘を守るのは当然の事じゃない・・・あんなことがあったけど、アリシアの願いを叶えてあげて間もない状態で、あなたを失うわけにはいかないの。」
「母さん・・・」
この言葉でフェイトは嬉しくて涙を流した・・・
「フェイト、お前の強さはその強い優しさと慈愛だ。それを忘れるな?それがなくなればお前はお前でなくなってしまう。」
「うん。」
「さて、あのいたずらっ子を2人で止めるぞ・・・
付いてこられるか?」
「もちろん!どこまでも付いていくよ?」
「良く言った!」
「子供のケンカに大人が来るのは卑怯だぞ!」
「阿呆!これは最早ケンカでは済まされんわ!」
「あれ、フェイトのお母さん?」
「うん!私の大切な人だよ。」
「君は?」
「何だ?何処かで会ったことがあるはずなんだが、覚えておらんのか?」
(こいつの目、そして魔力・・・間違いない。こいつはレヴィだ。
そのはずなんだが、何か引っ掛かる・・・)
「うーん、さっき目が覚めたばっかりだからあんまりおぼえてないんだよね。」
(なるほどな。道理で俺の事を覚えておらん訳だ。)
「さて、イタズラをしたらお仕置きは必定だ。覚悟しろ。」ドゥッ!
俺とフェイトは連携でレヴィを翻弄する。
「雷神戦形!!」バチチチチチチチチチッ!!!!!!
「うぇ!?速すぎる!!」
「雷鳴の馬車、糸車の間隙、光以て此を六に別つ。
縛道の六十一・六杖光牢!」ドンッ!
「がっ!動けない!?」
「バーストモード、起動。全砲門中第二十門まで展開!」
俺は両手に二挺の
「行くよ、レヴィ!」
「来なくていいよ!?」
「全力は出さんが本気でいく!」
「これが私の、全力全霊!」
「バースト・テンペスト!!!」
ズドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!
「ホーネット・ジャベリン!!!」
ドウッ!
ドガアァァァァァァァァァン・・・
「きゅ~」
「・・・フェイト。」すっ
「うん!」
パァン!
俺はフェイトに手を出して控えめなハイタッチをした。
「さて、こいつをどうするかだな?」
「局員に任せるといいわ。」
「母さん!」
「フェイト、今はそんな場合じゃない。俺の予想じゃあまだ終わりそうにない。」
「う、うん。」
「プレシアはそこで局員が来るまで休んでろ。後衛組が前衛に加わるんじゃない。」
「分かったわ。」
「行くぞ、フェイト。」
「うん!」
シュバッ!
それからシュテル、ディアーチェの捕縛も成功したらしいが、主犯がまだ捕まっていないとの事なので施設内を走っていたが、突然海上に強い光が現れたので飛んでいったらそこにはイリスがいた!
「40年ぶりだな、イリス・・・」
「悠飛・・・!」
「40年前のこと、少しずつ思い出してきたが、肝心な部分がまだ抜け落ちていてな。だが、お前がこの世界に災厄をもたらすのであれば・・・俺は容赦なく、お前を斬る!」スゥー
俺は久しぶりに自分の輪廻眼と神威を使う。
「今は私はあんたと遊んでる暇はないの、やりなさいユーリ。」
『了解。対象を殲滅します。』
「させるか!仙法・陰遁雷派!」バチチチチチチチチチ
「「「「「「!」」」」」」
(ベルカ語とは・・・完全に操られておるな。)
「ユーリよ、お前もじきに助けてやる。少しの間、辛抱しろ!」
こうしてエルトリアで起きた40年前の災厄が再び起きようとした。
この世界を護るために、俺達は更なる激戦を繰り広げる
続く
遂に悪夢が訪れる
すべての元凶は40年前の忌まわしき記憶にある。
その記憶を取り戻した時、悠飛は・・・
次回
惨劇の記憶