だが、果たさねばならない約束が残っている
あの戦いから一週間後
「う、ぅあ、ここは・・・本局医療部?」
「お、やっと目醒ましたか。」
「圭吾?」
「魔力切れで一週間も寝とったんやぞ?お前は。」
「そんなにか。」
それもそうか。何せ極限状態で真・臥龍天征を使ったんだから当然と言えば当然か。
ぐぎゅるるるる~~~
「・・・・・・なんか、食うか?」(・・;)
「・・・うん。」( ´-ω-)
というわけでシャマルが来るのを待ってから食堂へ向かうことにした。
食堂
「モッキュモッキュ、モッキュモッキュ。」
「・・・・・・やっぱあの技ってそこまでか?」
「ゴクン!ああ。画竜点睛時の魔力も全て持っていかれるから、使ったあとは無防備になるし、極度に酷使された体が着いていけずに一週間も眠りにつく。黒龍波を喰ったときと一緒だが、威力と期間が桁違いだ。」ハムッ、ハフッ、ハフッ
「それで今まとめてエネルギー補給する羽目になるってか。初代様もとんでもねぇ技遺したな。」
「画竜点睛を極めたもののみが至れる究極とでも言えば良いのか、ある意味悠飛のための技だな。」
「黒龍波と画竜点睛を極めたからこそか。」
「今回は使わざるを得なかったが、あんな技本来単騎でやるには無防備過ぎるからな。もう二度と単騎では使わねぇよ。」ガツガツ!
「てかお前どんだけ食うねん!周りが引いとるぞ!?」
「しゃあないやろ、魔力がスッカラカンになったんやから魔力補給せな回復も出来んやろ!」バクバク!
「凄い量を食べてるんですね・・・」
「ん?アミタか。技の代償で魔力がスッカラカンになったからな。お前がエレノアから医療用ナノマシン貰って俺に注入してくれたのはええけど、魔力に関しては食わなきゃ回復しねぇし、もともと俺の回復力の強さは魔力に依存してるからな。とっとと回復させるために今食ってんのや。」
「まあ、俺らの場合は総魔力量がとんでもないから余計になんやが・・・」
「それはそうと悠飛、陛下には俺らで報告は済ましとるで。」
「悪い、手間かけた。」
タッタッタッ
「悠飛!」
「ユーリ!・・・ん?ディアーチェ達ちっさくなってね?」
それからユーリに全てを聞いた。マクスウェルは無期懲役で捕らえられるとのことだ。下手に殺すより効果的だと圭吾たちが判断したようだ。
イリスは情状酌量の余地は有れど、事件を引き起こした張本人の為しばらく取調室にて取り調べ中
そして────
「あなたはどうするんですか?」
「ま、そりゃあ聞いてくるわな。」
「貴様はどうするのだ?エルトリアに来るのか、こちらに残るのか。」
「まあ、40年前の忘れ物を取りに行かなくちゃいけねぇな。」
「じゃあ!」
「ただし、こっちの生活もあるから週末限定ってところだな。」
「・・・そうですよね。」
「ま、そんな顔すんな。エルトリアの再生が軌道に乗ればこっちに来れば良いだけだ。それまでお前らに付き合ってやるよ。」ポンポン
「なんや悠君えらい手慣れてるな?」
「そんな言い方すんな。」
それからしばらくは川神に行ったり観光に行ったりしてアミタやキリエの事情聴取が終わるまで楽しんだ。
そして──────
「任せろ。こいつらは俺がしっかり送り届けてくる。」
「お願いします。」
それぞれ別れの挨拶をして惜しんでいた。
イリスも聴取の後に特別に許可を貰って見送りに来た。
「結局、あんたにも世話になったわね。」
「気にすんな。結局は40年前の不始末が原因なんだからな。思えばあの時のお前たちに
「お詫びにあんたが困っていたら私たちも必ず助けてあげるから。」
「その時が来たら頼む。」
クスッ
「???何だよ?」
「あんたって結構素直なのね。」
「そんなことねぇよ、過去のことで随分ひねくれた性格になっちまった。」
「そして、凄く優しい。」
「「「それが悠君(飛)の魅力ですから。」」」
「なるほどね、そうやってこの子達を落としたのね。」
「人聞きが悪い。」
「お前ら~、そろそろ時間やぞ~?」
ゴホン
「そんじゃ、ちょっと行ってくるわ。」
「行ってらっしゃい。」
「ああ。」
スタスタスタ
「ん・・・行ってくる。」
『あわわ、あわわ///』
「圭吾、俊介、辰徳、隆一。準備は良いか?」
「「「「おう。」」」」
「行くぜ。」
「「「「「飛雷神の術!」」」」」バシュン!
バシュン!
「「「「「どわぁあああああああ!?」」」」」
ドンガラガッシャーン!
「いつつ、帰宅とはもう少し穏やかにだな・・・」
カツ、カツ、カツ
「・・・行ってこい。」
「お帰り、みんな。」
「「「ただいま!」」」
続く
40年前の約束
それはエルトリアの再生
それが終われば・・・
次回
エピローグ・エルトリア