そこでカリムから持ちかけられた相談とは?
聖王教会──────
ミッドチルダにあるこの教会は俺達とも関わりが深く、懇意にさせてもらっている。
「おお、これはこれは天帝様。ごきげんよう。」
「ごきげんよう。本日もお元気そうで何よりです。」
「天帝様、ごきげんよう。」
「ごきげんよう、本日もおかわりなく。」
「悠君人気者やなぁ。」
「ま、初代様は民草を大事にされるお方だったからな。それに倣っている。」
「騎士悠飛、騎士はやて、ごきげんよう。騎士カリムがお待ちです。」
「ごきげんよう、シスター・シャッハ。今日はお招き頂き感謝する。」
「では、こちらへ。」
そうして俺とはやてはカリムのところへ案内された。
「失礼する。久しいな、カリム。」
「ご無沙汰してごめんな?」
「悠飛、はやて!いらっしゃい。」
「悠飛は紅茶がダメでしたよね?」
「ああ。どうにも紅茶はあわないみたいでな、そこは一族共通だったさ。」
「まあ、そこは初代様もそうやって聞いてるから遺伝なんやろうな?」
「その話は一旦置いといて、今日は何かあったのかい?」
「その事なんだけど・・・」ピッ
ウィイイイイイン
パッ
「これ、ガジェット?」
「新型か。見る限り飛行タイプだな。」
「ええ、それより気になったのはこれ。」
「でかいな。」
「Ⅲ型は結構大型みたいなの。」
「出てくるにしても少し早いな。」
「だからそれを聞きたかったの。」
「まあ、気になるのは仕方ないがな。」ピッ
ウィイイイイイン
「悠飛?」
「俺もはやてもそれを先読みして動いているんだ。」ピピピ
「悠君、これって・・・」
「はやては知ってるけど、向こうで既にロールアウトしている。口寄せして持ってくれば良いだけだ。」
「X13A
「何なの?それは。」
「悠君が地球で独自開発してた機動兵器・・・こっちで言えば戦闘機人みたいなものやな。」
「尤も、こいつはパイロットが乗らなきゃ起動しねぇし、適正が無きゃ乗れねぇんだけどな。」
「そんなものを、何で?」
「決まってる。対ガジェット用に改良したからだ。」
「そう。悠君はあらかじめこうなることを2年前から予測して、準備してきたんや。」
「2年前から!?」
「そうだ。アレには魔導エンジンを使っていない。アレには
「それってまさか、核エネルギーで動いてるってこと!?」
「そうだ。Nジャマーは知っているな?」
「ええ、核分裂を抑制して核分裂エンジン、原子力発電を出来なくする、かつてあなたが旧暦末期にミッドチルダに幾つか埋設、散布した装置ですよね?」
「そうだ。だが、アレはこちらにも核が使えなくなるというデメリットも存在している。だからこそ、比較的安全かつクリーンな魔法文化がこの世界に根付いた。」
「やからこそ、悠君はこうなることを予期して魔法文化の無い地球でそのテストをしてたんや。」
「そういうことだったのね。」
「ああ。いつの世も技術を悪用する輩は存在する。だから魔法文化の一切無い世界で開発する必要があったんだ。結果は重畳、後は実践投入するだけだ。」
その時
ビーッ!ビーッ!ビーッ!
「ッ!ついに来やがったか。はやて!」
「みんな!目標は山岳リニアレールで移動中や!フォワードメンバーは出動準備!私は悠君に飛雷神で送って貰うからそれまでグリフィス君とアインスで指揮を取って!リインは現場指揮!」
「お前ら、これは訓練じゃなく、本当のスクランブルだ!だが、やることはいつもと一緒!訓練で教えられてきたことをやっていけば良い!」
「「それじゃあ機動六課、出動!」」
『了解!』
「それじゃあカリム、お茶ご馳走さま。今度はゆっくりできるといいな。」
「2人とも、気をつけてね?」
「また来るな。悠君。」
「あいよ。《飛雷神の術》!」バシュン!
こうして以外にも早くファースト・アラートが来てしまったが、事前に準備はしてきたんだ。早く終わらせて帰らないとな。
続く
ついに動き出した事件
迫り来る新型ガジェット
その時、悠飛は
次回
プロヴィデンスガンダム