ベルカの天帝の末裔   作:龍神悠飛

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無事に初任務を終えたフォワード達
彼女らも訓練の日々が戻るがその訓練は着実にステップアップしていた


悠飛の仕事

初任務を無事に終えることができた俺達は次に備えて訓練の日々が続いている。

 

それでも俺には独自の仕事が来るわけで・・・

 

『──────とのことです。』

 

「なるほど、理樹はどう思う?」

 

『恭介が調べているのでほぼ間違いないと思います。』

 

「わかった。ゆり、理樹。各員に伝えておいてくれ。俺も明日、そちらに向かう。」

 

『『了解。』』

 

「にしても俺がそっちにいないと見ると直ぐに調子に乗るな、隣国は。」

 

『各国が呆れ返ってあの国は見捨てられてますからね。』

 

『ホントに呆れるわね。そんなことをすれば《天帝》が黙っているわけがないって何で分からないのかしら?』

 

「これだから民族主義国家は困る。政治に個人の感情を持ち出すほど愚かなことはない。とにかく、こっちでも新人の訓練があるからこっちを出れるのは夜になりそうだ。

 

『ほならそれにあわせてこっちも動いていくわ。』

 

『俺らも別任務に就いてたからな。』

 

『奴らが日本にそんなに喧嘩を売りたいのなら、それ相応の対応を俺らでするだけや。』

 

『今さら終わったことを蒸し返して自分達が正しいと幻想を待っているなら、その幻想を破壊する。』

 

『すまない、天帝一家(プロヴィデンス・ファミリー)。我々では下手に手を出せんのだ。それこそ、第三次大戦になりかねん。』

 

「問題ない、大統領。此度は依頼ではなく、我々の権限で武力介入させていただく。相談料は20ドルいただくが。」

 

『だが、それでは安すぎではないか?』

 

「あくまでも相談料ということだからな。もし思うところがあるのなら他の所に回せばいい。特に大統領にはうちのMOMOYOが迷惑をかけているからな・・・」

 

『・・・では、頼む。』

 

さすがにMOMOYOのことを出せば折れるか・・・

全く、アイツはどれだけ世界に影響を与えているのだ・・・

 

「というわけだ。プロヴィデンス隊総員は明朝に備えて準備を怠るな。」

 

『了解!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「てなわけで夜から日本に向かう。」

 

「そうなんだ。」

 

「にしても迷惑よね。」

 

「まあ、それで自国に返ってきても自業自得だよね?」

 

「返ってくるにしても、半月位はかかるかと思う。」

 

「大体それくらいやな?」

 

「無理だけはしないでね。」

 

「大丈夫だ。ここ数年で優秀なメンバーが揃ったから、大分楽になった。」

 

「バスターズと世界戦線だよね?日本全国からよく集まったね?」

 

「まあ、バスターズはホントに偶然だったけど、戦線メンバーは転生時に縁があってな。」

 

「半月くらいどうとでもなるから大丈夫やで。その代わり、向こうでしっかりお仕事してきてな?」

 

「つっても、今回は世界を守るための武力介入だからな。現実相談料の20ドルしか発生してねぇし。」

 

「多分世界から褒賞金が貰えるんじゃない?」

 

「さあな。」

 

そんな話をして昼休みが終わった。

 

 

 

訓練:スバル

 

 

 

 

「でぇやぁあああああああ!!」

 

「土遁・土流壁!」

 

ズッ

 

ドゴォ!

 

「うぇ!?硬い!?」

 

「魔力の練り込みがあめぇぞ?そんなんじゃあ分厚い壁を抜くことは出来ない。」

 

「魔力の練り込みですか?」

 

「そうだ。だが、それだけでも鋼の壁を抜くのは難しいのも現状だ。」

 

そうして俺は土流壁の端にできた石を持って説明する。

 

「良いか?あの壁だけじゃなく、万物には抵抗が存在する。今のお前だと、その抵抗に邪魔されて威力が分散してしまう。つまり、そこには無駄な衝撃ができてしまってるんだ。」

 

「無駄な衝撃?」

 

「その無駄を無くすためにお前には今からあることをして貰う。」

 

すっ

 

「これは俺が使う《二重の極み》の応用だ。

 

まず、お前がなのはのディバインバスターを真似てるのは知っているからそれをもとにしよう。

そうだな・・・言うなれば『二点射(ダブルバースト)』だな。」

 

「ダブルバースト・・・それってどうやるんですか?」

 

「まずは基本通り魔力弾を作るのは同じだが、今回作るのは2()()()だ。」

 

「2発分・・・」

 

「その分魔力の消費も増えるし、コントロールも難しくなるが、直射砲なのは変わらない。」

 

「まずは《二重の極み》で説明すると、まず拳を立ててこの石に第一撃目を加える。そして第一撃目の衝撃が石の抵抗とぶつかっている隙に拳を折って第二撃目を加える。そうすると第二撃目の衝撃は石の抵抗を受けることなく全体に行き渡り、石を粉々に粉砕する。」

 

「それが前の訓練で悠飛さんが見せた、ガジェットが、粉々になった技ですか?」

 

「そうだ。だが、これはとても難易度が高く、スキルとしてはAAだ。これをものにすれば・・・ハァッ!」ドン!

 

ドパァアアアン!!

 

「こういう風に分厚い壁や硬い鋼の壁も抜くことができる。」

 

「それの応用がダブルバースト・・・」

 

「習得難易度が高い分、ものにすれば今後必ずお前の助けとなるスキルだ。救助隊ではあれば一気に要救助者を助けることができる。」

 

「・・・頑張ります!」

 

「よし、その意気だ。まずは魔力弾を2つ作れるようになっておけ、でないと次のステップには行けねぇぞ!」

 

「はい!」

 

 

 

 

 

訓練:ティアナ

 

 

バン!バン!

 

「ほら、そうなると次が持たないよ!」

 

「だな。基本センターガードの役目は後方でバカスカ射ちながら戦況を見極める必要があるからな、基本は動くな。応用はそこからだ。」

 

「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ、はぁ・・・」

 

「やはりまだ粗削りだな。今はまず、基礎をしっかり固めろ。基礎が出来てなきゃ応用に入っても直ぐにダメになる。地味な反復練習こそ、いざって時に地力が出てくる。こんな風にな・・・」

 

ガチャコ!

 

ガォン!ガォン!ガォン!

 

カシャッ

 

ガシャン!

 

ガシャガシャガシャ!

 

「トリプルバースト・・・ファイア!」

 

ズドド!

 

 

 

「す・・・凄い・・・!」

 

「相変わらず凄いよね、それ。私でもまだダブルバーストまでしか出来ないのに。」

 

「まあ、現状だと6点射(セクスタプル・バースト)が最大だけどな。」

 

「それってもうオーバーSランクのスキルだよね?」

 

「まあ、ダブルバーストは今スバルに教えてるから今後役に立つと思う。」

 

「スバルはもう・・・」

 

「勘違いするなよ、ティアナ。アイツに教えてお前には教えないなんてことはあり得ん。物事には順序がある。例えばお前は幻術系を使えるが、そもそもお前の強みはそこにある。」

 

「私の強み・・・?」

 

「幻覚・・・有幻覚、幻覚に潜む有幻覚・・・有幻覚から生まれる幻覚、それこそが幻術の基礎。そして優れた術者は認識すらずらす。そして、最強の幻術は相手に幻術をかけたと悟られずにかけることができる。」

 

「つまりはまずは基礎固めして、そこから幻術の幅を増やそうってことだね。」

 

「・・・分かりました。」

 

ティアナのあの顔・・・何か思い悩んでいるな?

 

 

 

 

 

訓練:エリオとキャロ

 

 

「2人とも、フェイトをよく見ておけ。」

 

「はい!」

 

この2人は素直だからしっかり基礎を学ぶだろうな。

 

この場合、俺は基本見てるだけでたまにフォローするだけで済むからやりやすい。

 

「動きが速くなると、その分勘に頼りがちになっちゃうけど、そうならないようにしていこうね。」

 

「特にエリオはスピード重視の戦闘法になるから、まずは基本の動きをおさらいしながらやっていこう。キャロはその調子でしっかり基礎を固めていこうか。」

 

「「はい!」」

 

「やっぱり悠飛が居ると、2人もいつもより張り切っちゃうね。」

 

「まあ、親代わりの俺達が見てるんだから自分の成長をしっかり見て欲しいんだろうな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして夜

 

 

「それじゃあ、行ってくるよ。」

 

「うん。部隊はうちらでしっかりやっとくよ。」

 

「ああ。」

 

「行ってらっしゃい。」

 

《神威》

 

シュウウウウウウ!

 

 

 

 

 

 

 

シュウウウウウウウウウウウ!!

 

 

 

バッ!

 

 

「皆、待たせたな。」

 

「いや、ちょうどええわ。」

 

「今みんな準備出来たところや。」

 

「いつでも出れるで。」

 

「機関オールグリーン。」

 

「うむ。では、総員に通達する。これより本艦は某国に宣戦布告する。これは国は関係なく、我らの独断で行う戦闘である。総員、第一級警戒体制を取れ!強襲揚陸艦・アークエンジェル、発進せよ!」

 

 

 

 

 

 

 

そしてこれより半月間某半島にプロヴィデンス隊が宣戦布告した粛清戦争が起き、半島全体にNジャマーを埋設・散布したことで某国に甚大な経済悪化を引き起こさせたうえ、政府機関を残らず破綻させたことで粛清戦争は終結した。

そして世界は再び《天帝》の逆鱗に触れるべからずという共通の認識を強化した。世界からテロが再びなくなったのは副産物として連合各国からファミリーに合計8000万ドル(日本円にして約87億1174万9973円)を褒賞金として贈呈された。

 

 

                         続く




無事に返ってきた悠飛だったが、六課ではティアナの暴走によりスバルに被弾仕掛けた事件が発生していた。

焦るあまり周りが見えなくなった悠飛が遂にキレる。

次回

悠飛の怒り
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