あれから数日。
あれ以降フォワードの4人は俺達に積極的に相談に来るようになっていた。
上手く出来ないところはどうすればいいか、今までとは違うやり方をするとどうなるのか、これには俺達も興味深いことがあったので一緒に模索していったりとか。
そんな毎日を繰り返すなかで今日は次の段階へ上げるかどうかのテストの日だ。
「うん。大分動けるようになったな。基礎もしっかり出来てる。」
「それで、今回の模擬戦が次の段階へのテストを兼ねてたんだけど、皆どうだった?」
「合格。」
「「はやっ!」」
「つっても俺からすればまだまだ及第点なんだけどな。」
「悠君は採点が厳しすぎると思うなぁ。私より厳しいもん。」
「だがまぁ、合格には変わりないんだ。お前らももう少し喜べ。」
「「あはは・・・」」
「明日からはセカンドモードを基本とした訓練をしていくからね。」
「え?明日から?」
「そうだ。何だかんだでお前ら、六課に入ってから休みなかったろ?」
「街に出掛けて、遊んでくると良いよ。」
「てなわけで、悠君も今日はお休みしてな?」
「まぁ、そうなるわな。」
「何だかんだで悠飛も働きすぎだからね。」
「そうだよねぇ。いつもいつ寝てるのか分からないもんね?」
「それを言われると何も言えなくなる自分が嫌やなぁ・・・」
「ずっと働き詰めだったから、たまには趣味の時間を作っても良いんじゃない?バイクとか。」
「バイクかぁ・・・そういえばそろそろオーバーホールしねぇとな。」
「前にしたんはいつなん?」
「いつやったかなぁ・・・4年前?
ってなるとやべぇな。整備員借りてやらんとあかんわ。」
「まぁ、整備スタッフも悠君の作ったバイク気になってたみたいだし、ちょうど良いと思うよ?」
「そうだな。とりあえず今日はバイク弄りでもしとくか。」
「いや、お前はゆっくり寝てろ。」
「圭吾・・・その唇どうした?」
「お前の罰で愉悦麻婆食わされたからや!」
「ま、あれは圭吾が悪かったけどな。」
「ヴィータまで!」
「ヴィータは俺とはやての味方だもんな。今度なんか作ってやるよ。」
「ん、期待してるよ。」
「で、俺はゆっくり寝てろってどう言うことだ?」
「我々が来たのである。」
「そろそろオーバーホールの時期かと思い、当時制作していた我らも駆けつけたぞマスター。」
「私は監視役で。」
「なるほど、テスラとエジソンが居ればあれのオーバーホールはなんとかなるな。」
「3日で仕上げてみせよう。」
「改造はするなよ?したら・・・」
「「もちろん普通の整備をいたします、マスター!」」
「というわけであなたも寝てなさいな。」
「なるほど、ブーディカまで居るのはそのためか。」
「何やブーディカさんはどちらかというとお母さんって感じがするわ。」
「まぁ、これでも娘が居たからね。」
「ならあの子達を見送った後で寝るとするか。」
「それが良いでしょう。主悠飛は働きすぎです!」
「アインスにまで言われたらいよいよやべぇな。」
そこでニュースはレジアスの演説に変わった。相変わらず古くさいことを言ってやがる。
「あのおっさんはまだあんなこと言ってんのな。」
「レジアス中将は古くからの武闘派だからな。」
「あ、ミゼット提督。」
「ミゼット婆ちゃん?」
「先生?」
「ほんとだ。キール元帥にフィルス相談役もいる。」
「伝説の三提督で悠君の先生が揃い踏みやね。」
「先生方も出てたんだな。」
「でもこうしてみると、普通の老人会だ。」
「もう、ダメだよヴィータ。」
「管理局の黎明期を支えた功労者さんたちだもんね。」
「ま、私は好きだぞ?あの婆ちゃん達。」
「ああ、そういえばお前らは護衛任務受けたこと有ったっけ?」
「ええ。そのときから主はやてとヴィータはお気に入りだそうです。」
「なるほどな。」
こうして朝の一時は過ぎていった。
「お、お前らはツーリングか。」
「はい。前の部隊でもよく行ってました。」
「ティア、運転上手いんです。」
「そっか。」
「お土産買ってきます。クッキーとか。」
「嬉しいけど、気にせずしっかり遊んできなね?」
「きぃつけて行けよ?」
「「はい、行ってきます!」」
ブロロロロロロ・・・・・・
「ライトニングの2人もお出掛けか?」
「「はい!」」
「暗くなる前に帰ってくるんだよ?夜の街は危ないからね?」
コツン
「あう!」
「フェイト、過保護すぎ。」
「ほんとだよね~。」
「さ、気にせず遊んでくるといい。気を付けてな?」
「はい!」
「行ってきます!」
うん。この子達はやっぱり遊びの方が大事な時期だな。
「さて、それじゃあ俺はいつもの日課をこなしてから寝るとするか。」
「「だからその格好だったんだ。」」
俺の今の姿は下は袴を履いているが、上はノースリーブの道着だ。
「屋上で禅組んで来るわ。」
ヒュン!
俺は屋上で禅を組み、深層領域に入った。
『久しぶりにここへ来たな。お前が忙しくしているのは中から見ていたぞ。』
「ここから先の戦いでお前を使う可能性が高いからな。今のうちに封印を解いておこうと思ってな。またお前の力を貸してくれ、
『元より我らはお前の力だ。』
『お主が力を求めるのなら、我らもそれを望むぞえ。』
「ああ。じゃあ、封印を解く。」
すっ
「封印・・・解!」
ガチャン!
『後はお前の心次第。』
『迷わず進むが良いぞえ。』
フッ
「・・・あまり使いたくは無いんだがな・・・是非も無し。」
ガチャ
「ゆう君。日課終わった?」
「今な。これから寮に戻って寝る。」
「わかった。はやてちゃんに言っておくね。」
「ほなな。」フッ
そうして俺は自室で寝ていたのだが、まさかあんなことになろうとは・・・
《EMERGENCY》ヴー!ヴー!
ガバッ
「・・・ったく、俺が寝てるといつもこうなるのか?」
俺は直ぐに着替えて
「思ってたより早く抜くことになるとはな・・・」
ダッ
「はやて!」
「悠君!ごめん、休暇はまた今度や!」
「別にええ。十分寝かせてもろたわ!」
「状況はあんまりよくないわ。向こうに幻術使いが居るからなのはちゃんとフェイトちゃんが苦戦してる。」
「・・・なら、俺の仕事だな。俺達の眼が必要だ。」
「ごめん、お願い。」
「行くぞ、アインス!」
「はい、主悠飛。」
パシ
「飛雷神の術!」バシュン!
バシュン!
「なのは、フェイト!お前らは下に援護に行け!」
「「悠君(飛)!」」
「ここは俺とアインスでやる。アインス、ユニゾン!」
「はい!ユニゾン・イン!」
スゥ
「万華鏡写輪眼・・・
シュゴウ!!
「アインス!」
『はい!幻術識別開始します!』
「俺に幻術は効かねぇよ!」ツー
『解析完了まで約1分!』
「上等!上げていくぜ!」
ゴォアアアアアアアアア!
「完成体須佐能乎!!」
ドォオオオオオオオオオ!
『主!解析完了しました!指令部に送ります!』
「よくやった!後は一気に終わらせる!」
フォオン
「ハイパーメガ粒子砲、発射!」
ギュオオオオオオオオオ!!!!
その時、千里眼が発動して数秒後の未来が見えた
「ヤバイ!飛雷神の術!」フッ
フッ
「卍解!!」
ドゴォオオオオオオオオオオ!!
「プロヴィデンスからロングアーチへ、間一髪でヘリの防御成功!」
「ふう、危なかったぁ。」
『双頭黒龍!!悠飛さんの能力解放!』
「火遁・鳳仙花!」
ボッ!
「「うわっ!」」
ザッ
「見つけた。」
「えっ!?」
「こっちも!?」
「止まりなさい!市街地での危険魔法使用及び殺人未遂の現行犯で逮捕します!」
「今日は遠慮します!IS発動、シルバーカーテン!」フッ
「悠飛、はやて!」
「あいよ!」
「位置確認、発動まで、後4秒!」
「了解。」
「離れた?なんで?」
「まさか!」
「輪廻眼共通視界。逃げられると思うなよ!双頭黒龍砲撃の型、黒龍連装砲!」
「遠き地にて、闇に沈め。デアボリック・デミッション!」
「「うわぁああああああああああああ!!」」
「なのは、フェイト!合わせろ!」
「トライデント・スマッシャー!」
「エクセリオン・バスター!」
「ツインバースト・マグナム!」
ドゴォオオオオオオオオオオ!!
ちっ!逃げられた!
『ビンゴ!』
「否!逃げられた!」
広域感知!
反応消失
「ダメだ。こっちでも感知できねぇ。」
ケースも奪われた・・・最悪だな。
そう思ったとき、ティアナの機転でレリック本体は奪われずに済んだらしい。
「なるほど。幻術の使い方が上達したな。ティアナ、よくやった。今度訓練でマンツーマンで幻術を教えてやる。」
『ありがとうございます!』
「今日はよくやった。皆撤収して今日はもう休もう。」
『はい!』
こうして休暇は潰れてしまったが、フォワードメンバーの成長を実感した日になった。
おまけ
「なあ、悠君。ここ最近皆ご無沙汰やったし、今夜は皆抱いてくれへん?」
「「「「「「「「「「「「ピクッ!」」」」」」」」」」」」
「いいけど、明日も仕事有るから一回ずつな?」
『はーい!』
というわけで全員抱いたわけだが、この時にはやて、なのは、フェイト、アリシア、アリサ、すずかが当たりを引いていたことになるのだが、それは事件が終わってから知ることになる。
続く
一気に駆け抜けました。
これに関しては書きたいストーリーが多いゆえにテンポよく進めないと書けないのでこのスタイルで行ってます。