なんとか戦闘機人の企みを退けた。
なのははその時に保護した女の子が気になっているのかちょくちょく気にしている。
そして今回のことでレジアスが六課に目をつけてちょっかいを出してきている。
「って訳で臨時査察しようとしてたレジアスを黙らせてきたぜ。」
「ちょっと強引すぎる気もするけどな。」
「まぁ、俺らが居ったらそもそも悪事した時点でこの世から消されてるしな。」
「何それ怖い・・・」
「まぁ、10年くらい前にそれで黙らせたしな。」
「それと、2人とも。あの時ヘリを守った時、俺の眼が輪廻眼になってたのは気付いていたか?」
「うん。それがどうかしたの?」
「実はあの時、
「それって・・・!」
「ああ。
「じゃあ、今輪廻眼のままなのも?」
「間違いなく、初代に所縁のある者、或いはその血脈が近くに居るということだ。」
恐らく、あの娘は○○の──────
「それよりはやて、そろそろ頃合いやと思うで?俺は前からカリムの予言に目を通してきたから分かるけど、なのはとフェイトはソコラヘン全く分からんわけやし。」
「そやな。これから悠君とカリムのところに行くんやけど、なのはちゃんとフェイトちゃんも来うへんか?クロノ君も来るよ?」
「クロノも?」
「そうなるとなのはは・・・」
『びぇええええええええええん!!』
ずるっ
「な、なんや?これ。」
「これは一体どういう状況だ?」
「エース・オブ・エースにも勝てへんものがあるんやな。」
(悠君、はやてちゃん、フェイトちゃん。助けて。)
「お前達、少し落ち着け。下がって待て。」
「こんにちは。」
「ふぇ。」
さすがフェイト。こうも容易く泣いている子供をあやすとは。伊達にクロノとエイミィの子供の子守りをしてないな。
そういっている間に少女・・・ヴィヴィオは泣き止み、言うことを聞いた。
「ごめんね、皆。」
「フェイトの育児スキルは高いな。これなら、いつでも迎えられそうだな。」
「ちょ///こんなところでいわないで///」
「それより、悠君。左目収まった?」
「ああ。慣れてくると戻せるようになるな。」
「じゃあ、やっぱり?」
「ああ。あの娘は間違いなく、古代ベルカの、初代に所縁ある王をベースに造られた・・・人造魔導師素体だ。」
聖王教会
「失礼するな?」
「待っていたわ、悠飛。」
「しばらくぶりだな、カリム。」
「お久しぶりです。総大将。」
「久しぶりだな。クロノ提督。」
「「失礼します。お久しぶりです、クロノ提督。」」
「ふふっ。そう畏まらくてもいいですよ?私たちは個人的にも友人の間柄ですから、普段通りにしていただいて結構ですよ。」
「それじゃあ、久しぶり。クロノ君。」
「久しぶりだね、お兄ちゃん。」
「そ、それはよせ。お互いいい年だぞ?」
「兄妹関係に年は関係ないよ。」
「ごほん。そろそろ本題に入ってもいいんやないか?」
「そうですね。」
そして六課が設立された意味とカリムの預言についての話になった。
「知っての通り、六課の後見人は俺の親父、管理局局長とクロノの母、リンディと騎士カリム。それと、非公式ではあるが、先生方も後押しをしてくれている。」
「普通は局長がこんなことをすることはないんだが、悠飛さんを通じて騎士カリムの預言を聞いて後見人になったらしい。」
「その理由は私の能力、レアスキル
「これはカリムが受け継ぐレアスキルでな。最短で半年、最長で数年先の未来を預言するものだが、全て古代ベルカ語で書かれていて難解な文章になっているから、当たり外れはある。」
「まぁ、よく当たる占い程度のものです。」
「ふたつの月の魔力が上手く揃わないと発動できないからページの作成は年に一度しか出来ないのが最大の難点か?」
「局長はもちろん、管理局上層部はこの預言に目を通している。真偽はどうあれ、今後の方針に出来るからな。」
「ちなみに地上部隊はこの預言を信じてない。実質のトップがこの手のレアスキルがお嫌いやからな。」
「レジアスのことは放っておいて、問題はこっからだ。カリムの預言には俺が読めた限り、管理局地上本部とシステムの崩壊が告げられている。」
「「!」」
「もちろん、これはあくまでも預言だ。実際に起こるかどうかはまだ分からへん。やけど、俺はそれを出来るだけ未然に防ぐために、防げなくても被害を最小限に止められるように親父に相談して六課に出向したんや。」
「そして悠君は向こうでの役目をこなしながら六課を守り続けている。それ以前から続くある事件の真相を追いながら。」
「ある事件?」
「数年前に起きた戦闘機人事件。その真相を俺は追っている。スバルとギンガの母親、クイント・ナカジマを死の危険に追いやり、ゼスト隊を壊滅させたあの事件。クイントはなんとか一命を取り留めたが、隊長である騎士ゼストとメガーヌ・アルピーノがMIAとなり、残り全員は死亡した忌まわしき事件。俺が駆けつけたときにはもう、クイントしか助からなかった。」
「そんな事件が・・・」
「じゃあ、悠君がプロヴィデンスをこっちでも使えるようにしてたのって、このため?」
「ああ。今急ピッチで残りのガンダムタイプをこっちでも使えるように改修中だ。そして、新型の完成も近い。」
「実際僕も立ち会ったが、あれば対スカリエッティの秘密兵器となり得るものだった。」
「皆さん。これはあくまでも占いで実際に起こるかどうかは分かりませんが、我々も全力でサポートします。ですから、どうかお力をお貸しください。」
「非才の身ではありますが。」
「全力で対処します。」
「後、これはここだけの話にして欲しいんだが、数年前に俺はスカリエッティの刺客と対峙している。」
『!』
「ナンバーズのNo.2、ドゥーエ。幻術で顔を変える能力を持っている。それはその時に
「確かに、ここでしか言えませんね。」
「そこで分かったが、レジアスは黒だ。だがあいつは最高評議会の子飼いだ。アサシンに調べさせたから間違いない。
「黒い噂は効いていたが、そこまで堕ちていたか・・・」
「更に悪いことに、スカリエッティと繋がっているのはあいつだけではない。
「最高評議会が!?」
「俺はこれを公開陳述会で公表して弾劾するつもりだ。正義の番人でありながら自ら悪に手を染めたブタ共を一気に駆逐する。
悪は直ちに断つ。即ち────悪・即・斬
俺達の正義を執行するときだ。」
「わかった。そのときまで私らも気付いてないふりしとくわ。」
「出来る限りは協力するよ。」
「うん。私たちは自分の旦那様を信じるよ。」
「助かる。」
「我々もいつでも動けるようにしておきます。」
「なのは、フェイト、はやて。俺はこれから証拠を掴むためにアサシンのサーヴァントに地上本部に忍ばせる。勝負は公開陳述会だ。その日までは気取られない様にしてくれ。」
「「「うん。」」」
「10年前、俺の心を解かしてくれたお前達だから言えるんだ。闇の中で生きてきた俺に光を与えてくれた。今の俺があるのは君たちのおかげだ。ありがとう。」
「私は悠君にあの娘達を救ってもらった。そして14年前から悠君はずっと私を守ってくれた。今度は私が悠君を助ける番や。」
「私も、母さんとアリシアを悠飛に助けてもらった。私を救ってくれた。だから私も力を貸すよ。」
「私もあの時悠君に助けてもらった。温もりをくれた。だから今度は私が温もりをあげるよ。」
「俺達は家族だ。助けて助けられての繰り返しだな。だから、こんな茶番劇は早く終わらせよう。」
思いを新たに、俺達は来るべきその日に向けて再び歩み始めた。
運命の日は、近い・・・
おまけ
「ただいま~。」
「「お帰りなさい!」」
たたたた
だきっ
「すっかり懐かれてるな、なのはは。」
「・・・」じーっ
「悠君もみたいだね。」
「そういえばすずかから聞いたけど、動物とか子供には懐かれる体質なんだっけ?」
「・・・ヴィヴィオ、おいで。」
「うん。」
だきっ
「よっと。どうだった?いい子にしてたか?」
「とってもいい子でしたよ。」
「そうか。それじゃあヴィヴィオ、お風呂入って寝よっか。」
「お風呂?」
「なのは、頼むな。」
「え?私が?」
「一番最初に懐いたお前の方がええやろ?」
「そうだね。これも練習だよ、なのは。」
「・・・わかったよ。」
「一緒じゃだめ?」
「・・・許せヴィヴィオ、また今度な。」トン
「じゃあ悠君。あまり無理しないでね。」
「ああ。」
続く
六課の意義
その真相を知り、何を思う。
陰謀渦巻く地上本部、交錯する策略
最後に嗤うは正義か、悪か