「東西交流戦?」
「福岡の天神館が週末、修学旅行で川神に来るらしいの。学校ぐるみの決闘を申し込まれたので、ひきうけたぞい。」
朝の全校集会でそんなことを言われた。
「夜、川神の工場で学年ごとに、200人を出し合い集団戦。敵大将を倒せば勝ち。ルール無用の実践形式、3本勝負。」
てなわけで放課後
「というわけで2年で最も戦闘力のあるS組とF組を中心とした部隊編成になる。特にこの2クラスはよくいがみ合っているが、向こうの2年は西方十勇士なる十傑が揃っている最強世代だと聞く。激戦が予想される・・・故に皆、ここは力を合わせて戦っていこうではないか!」
『オオー!』
「では、何人かは俺が直接任命する。まず総大将、九鬼英雄!」
「お待ちくだされ。総大将ならば天帝殿の方が適任ではありませんか?」
「いや、ここで普段Fの俺がやってもSの連中が気に食わんだろう?」
「いえ、綾小路先生の一件でもう懲りてます・・・」
((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
「もう一つ理由を述べておくならば、俺達は遊撃に回った方が良かろう。」
「分かりました。貴殿の指示に従います。」
「次、軍師2名。葵冬馬、直江大和!」
「分かりました。」
「精一杯務めさせていただきます。」
「本陣防衛隊長に不死川心!本陣は特に防御を固めておけよ?」
「了解したのじゃ。」
「次、第一部隊隊長に風間翔一!副隊長に源忠勝!」
「おっしゃあ!」
「うす。」
「第二部隊隊長にマルギッテ・エーベルバッハ!副隊長にフェイト・T・龍神!」
「かしこまりました。」
「うん!」
「第三者部隊隊長にクリスティアーネ・フリードリヒ!副隊長に井上準!」
「はい!」
「了解!」
「後方支援部隊隊長に龍神なのは!副隊長に椎名京!」
「うん。」
「はいはーい。」
「遊撃部隊隊長に俺!副隊長に龍神はやて!」
「了解♪」
「それぞれに大事な役割がある。皆、自分の立場を理解して動くように。敵将が来たら各個撃破!決して油断するなよ?」
『了解!』
そして1戦目
とにかく酷かった・・・
「あの1年の総大将は馬鹿なのか?総大将が自ら敵陣に突っ込んでどうすんだよ・・・案の定瞬殺だし・・・」
「まゆっちが可哀相だ・・・」
「あれ、1Sのトップ変えた方が良いぞ?マジで。あんな自分勝手なやつには誰も着いてこねぇよ。」
2日目
まあ、向こうは運が悪かったな。あれは天災だ。
「3年は順当だな。」
「ええ。姉さんが居ますからね。」
「負けることはないな。アイツが総大将でも問題ねぇくらいに。」
そして3日目
「いいかてめえら!初日の1年の負け方見ただろ!個々で戦っても惨敗するだけだ!奴らは烏合の衆に非ず!肉食獣そのものだと思え。今日個々で!この天帝に貴様らの勇を示せ!特に良い働きをしたものには俺から褒賞を出す!学校の名を辱しめるか、名を上げるか、どちらか選べぇえええええい!!!」
『うぉおおおおおおおおお!!!』
「悠飛殿、号令をお願いします。」
「そこはお前の役目だろうに。」
「貴方が言われた方が士気が上がります。」
「ならば・・・川神学園2年生代表200人、出陣せよ!!」
しばらくして
「第一部隊は常に立体的な戦闘をして撹乱しろ!第三部隊は前線の足止め!本陣防衛部隊はいつ来ても良いように構えていろ!」
「思ったよりよくないですね・・・」
「救護班が手当てをしている中から復帰できるものは出してくれ。皆に無理をさせるが、頼む。」
「分かりました。」
「悠君、前線は?」
「・・・あの大筒、情報だとあれが大友焔か。ワン子が苦戦しているな。マルギッテが補給部隊を殲滅してるからもうしばらくの辛抱だな。」
「そんなところまで視えてるんですか?」
「今は写輪眼で視ているからな。」
ん?なんだありゃあ・・・!
「はやて、行くぞ!」バッ!
「うん!」バッ!
「ちょ!」
「本陣防衛部隊!防御陣形を取れ!早く!」
「敵陣、突破!敵総大将に、一騎討ち申し込んだる!」
「随分無茶苦茶しおるな、この似非関西弁娘。」
「どうする?」
「不死川、負傷した隊員を下がらせろ。そいつらを護りながら技出すのは今の俺じゃあ難しい。」
「分かったのじゃ。皆の者、天帝殿の後ろに下がるのじゃ!」
「はやては俺の側を離れるな?」
「離れへんよ、あたしら夫婦やろ?」
「だな。」
「ちょっと?敵前でイチャイチャすんのやめてくれんか?」
「悪いな、こっちは家に家族待たしてんだ。さっさと終わらせて貰うぞ。」
「ウチに打撃技は効かへんで?こう見えてハイパーアーマーって技持っとるんや!」
「ほう?なら少し手荒でも問題ないか。」ガリッ
ピッ
「口寄せの術!」
ボン!
ブン!
「解説料は後で請求したる!」
「忠告しとくぜ。
ズザー
「・・・何が起きたのじゃ?」
「こういう手合いは投げと幻術に弱い。覚えておけ。」
「はいなのじゃ・・・」
「心ちゃん。悠君が得物出したんはブラフや。直接攻撃すると見せかけて幻術に嵌める。常套手段やら無闇に悠君の眼見たらアカンで。」
「不死川、防衛陣形を建て直し、再び本陣を護れ。」
「了解したのじゃ!」
「はやて、行こうか。」
そういって俺ははやてをお姫様だっこで抱えて戻っていった。
バッ!
ズドォオオオオオン!
「なんだ今の?」
「さあ?」
ザパァ!
「まさか海から来るとは思いませんでしたよ。」
「気を付けろ冬馬。あやつは十勇士の長宗我部宗男だ。打ち合わせ通りにやるぞ?」
「はい。」
「がっはっは!ヌルヌルだ!これでお前達を・・・」
「ちゃんと、海に飛び込んでくださいよ?」
「我は西方・・・今なんて言った?優男。」
「オイルレスラーが何人か居ると聞いてましたのでね、これも用意した甲斐がありました。」ジュボッ!
「ま、分かりやすい弱点だな。」
ぽいっ
パチン!
ボッ!
ゴアアアアアアアア!
「ぬぉおおおおお!ノリ悪すぎだろ!」
「下がってろ、お前ら。」
まさか燃えたまま突っ込んでくるとはな・・・
「水遁・水衝波!」
ドバァアアアアアアアアアア!!
「排除完了。」
「相変わらず凄いですね、あなたの術は。」
「はやてがオイルまみれにされるのは嫌だったからな。ところで大和、何かあったのか?」
「敵の総大将が姿を隠したそうです。」
となると残りは2人か・・・
「はやて、此処に居て指示を皆にとばしてくれ。俺は決着を着けてくる。」
「うん。行ってらっしゃい。」
《神威》
シュウウウウウウウ
スゥ
(見つけた。やはり2人か・・・)
ピィイイイイイイ!!
「なっ!見つかっただと!?」
「追い詰められたものの考えなぞお見通しだ。」
「御大将!お下がりください!」
「俺が手ずから2人相手してやっても良いが・・・「そうはさせない!」・・・てな訳だ。」チャキ!
「ふん。どうやら貴様、相当な使い手と見えるが・・・この技を見て驚くが良い!はぁああああああああ!!」
コォオオオオオオ!
「光・龍・覚・醒!!寿命を縮める程の大技だ!これで貴様を葬ってくれる!」
「・・・どいつもこいつも、西の大将はバカばっかか?そうほいほいと切り札を先に見せよって・・・それに貴様、修行をサボってるな?でなければその類いの技は寿命を削ることは無いぞ。」
「何?貴様、この俺に説教をしているつもりか!?ふざけるな!」
「ならば見せてやろう・・・
ドゥ!
ゴォオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!
「な・・・なんだそれは!?」
「貴様のその技、恐らく歴代の誰かが俺達一族の技を真似て創ったのだろうが所詮は擬物。本物には勝てんさ。」
「おのれ!」
「飛天御剣流 九頭龍閃!!」
ドガガガガガガガガ!!!!
「飛天御剣流・・・貴様、まさか・・・《天帝》、か。」バタッ
「気付くのがおせぇよ。阿呆が。」
「グハッ。一つ言わせていただきたい。某は貴殿と、同じ、年・・・」バタッ
「敵総大将、撃ち取ったりぃいいいいいい!!!!」
ワァアアアアアアアアア!!
「あれ!?助けようと思って降りてきたら終わってしまっていた!?」
「ん?貴様は誰ぞ?」
「義経は源義経です。九鬼家による武士道プランで生まれた義経自身です!」
「・・・・・・pardon?」
こうして東西交流戦が終わったが、九鬼が新たな爆弾を落としてきて俺の思考が一時停止した
続く
というわけで東西交流戦でした。