川神学園学年別野球大会
毎年開催されるイベントらしいが、俺達は基本控えだ。
しかし・・・
「マルギッテめ、大人げないぞあれは。」
「どうする?悠君。」
「しょうがねぇ・・・大和!選手交代だ!」
ワンナウトランナー一塁三塁
点差は4点
レフトに圭吾、センターに辰徳、ライトに俺、ファーストに隆一、キャッチャーに俊介。
しかしこれは・・・
「なんだか10年前を思い出すなぁ。」
「確かにあったわね。」
そして
カーン!
「ライトー!」
タタタタタタ
「速い!もう落下点に居る!?」
「でもかなり深いぞ?大丈夫だろ?」
パシッ!
「ゴー!」
「あ~あ、やっちゃったね。」
(ゴーじゃねぇよ、クソコーチャー!)
タタッ
「ら"ぁ"!」
ギュワッ!
ギュルルルルルルルルルルルルル!!!
バシィン!
「あ、アウトォ!」
「うおおおおおおお!なんだ今のは!?」
「低空でノーバウンドで帰ってきたぞ!?」
「久し振りに見るけど、やっぱりエグいわね。あの超低空超高速レーザービーム。」
「あれほどのレーザービームは見たことがない・・・さすがは悠飛殿。」
「あれでは無闇矢鱈に進塁出来ませんね。」
「おそらくレフトの圭吾殿とセンターの辰徳殿も出来るであろうな。」
「これ以上の得点は難しいですね。」
「よし、これで抑止力になるだろ。辰徳、頼んだぞ。」
「あいよ。」
そしてここからは俺達の独壇場だった。辰徳が塁に出て隆一がタイムリー3ベース。圭吾が粘ってフォアボールで出塁して俊介がセンター前に落とした。
そして
「予告しよう。お前からホームランを打つ。」
「おお!ホームラン予告!?」
「面白い。打てるものなら打ってほしいですね。」
ビュン!
(よし!外角低め渋いところだ。これでは・・・)
あめぇんだよ。
ブン!
ガキィイイイイン!
カラン
テクテク
ガシャン
「あ、やべ。窓に当たっちまった・・・弁償しねぇとな。」
「ホームラン!」
「うおおおお!!本当に打ちやがった!」
「しかも校舎直撃!」
「打った瞬間やったね。」
「バットも投げてたもんね。」
「でもあそこはあいつの一番苦手なコースやったんやけどな。」
「え?じゃあ今のってたまたま?」
「違うわ。
「逆にそこを打つ練習をするのね。」
「そういうこと。
「じゃあ悠飛の一番得意なコースって?」
「
「といっても、俺の場合はインコースにめっぽう強いから大抵打つけどな?」
「おう、お帰り。」
「ラスト投げるやろ?」
「ああ。」
最終回
ズバァアアアン!!
「ストライク!バッターアウト!」
「は、速すぎる・・・」
「インテリ坊っちゃんには打てねぇだろ?」
その球速・・・
151km/h
「よろしくお願い致しますぞ!悠飛殿!」
「へ!いいじゃねぇか。その意気に敬意を表して、お前とマルギッテには全力で相手してやろう・・・!」
ダン!
「フン!」ビュウウウン!
ギュルルルルルルルル
ズドオオオオオオオン!
「・・・お見事。」
「ストライク!」
英雄が反応出来なかったのはその球速にある・・・
163km/h
「ひ、ひゃくろくじゅうさんきろ?」
「163km/hだと!?あんなのどうやって打つんだよ!?」
ビュウウウン!
ギュルルルルルルル!!
ブン!
ズドオオオオオオオン!
「ストライク、ツー!」
161km/h
「100マイルジャスト!追い込んだ!」
ビュウウウン!
ギュルルルルルルル!!!!!
ズバァアアアアアアアアアン!!!!
「ストライク!バッターアウト!!」
165km/h
「ひゃくろくじゅご?」
「あ、最速更新?」
「やね。前まで163やったから。」
ズバァアアアアアアアアアン!!!!
「ストラックアウトォ!ゲームセット!」
「完敗です。私もまだまだですね。」
そこからは俺達は役目を終えたので先に帰宅をした。
ガラッ
「ただいまっと。ん?客か?」
「あ、おじゃましてます。兄さん。」
「おじゃましてまーす!」
「お、スバル!ティアナ!よく来たな!」
「いらっしゃい!」
「パパ!」
「お、隼斗。ただいま!よいしょっと。少し重くなったかな?」
「あう?」
「可愛いですね、この子達。」
「子供が生まれるとな、我が子が可愛くてしょうがないよ。」
「べたべたですね・・・」
「お前達も子供が生まれたら分かるさ。」
「子供かぁ・・・」
「その前に彼氏を見つけないとな。」
「「出会いあるかな・・・」」
「きっと見つかるよ。2人とも美人なんやから。」
そんな話をしながら我が家で食事をした。
2人とも我が家の子供達にメロメロだった・・・
続く
皆さん、コロナには気を付けましょう