ベルカの天帝の末裔   作:龍神悠飛

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今回一気にやったのでめちゃくちゃ長くなりました

やってしまったな・・・


Guild

俺が死んだ世界戦線に身を置くようになって3日たった

 

 

 

 

「高松君、報告を」

 

「武器庫からの報告によると、弾薬の備蓄がそろそろ尽きるそうです。次一戦交える前には、補充しておく必要があります」

 

「新入りも入ったことだし、新しい武器も要るんじゃない?」

 

「そうね。今回の作戦は、ギルド降下作戦よ!」

 

「ん?どうした、音無?」

 

「いや、その・・・高いところは得意じゃないって言うか」

 

「何言ってんのよ。空からの降下じゃないわ。ここから地下に降りるのよ」

 

「何だ地下か・・・って地下ぁ!?」

 

「私たちはギルドと呼んでる、地下の奥深くよ。そこでは仲間たちが武器を作ってるの」

 

「じゃあ天使にバレないようにってことか」

 

「そうね。ギルドを押さえられたらギルドからの武器支援が無くなり、私たちの勝ち目は無くなるわ」

 

そうしてゆりが通信でそのギルドのメンバーと思われるものと一言二言話した

 

 

「よし。今回は、このメンバーで行きましょ」

 

「あれ?ねぇ、野田君は良いの?」

 

「あのバカはどうせ単独行動してんだろ?」

 

「All light Let's go」

 

 

その後

 

体育館で何人かが舞台下の椅子入れを引っ張り出して

 

「よーし行くか!」

 

そこに皆入っていく

 

「ほら、突っ立ってないで行くぜ」

 

「この中にか?」

 

「ずいぶん手の込んだ仕掛けでもしてんのか?」

 

と入ってみると

 

 

そこにはハッチがあって皆そこから梯子で降りていた

 

「これが入り口かよ」

 

「先に行くわ」

 

そうして俺は飛び降りた

 

「ちょ、飛び降りるのかよ!?」

 

そして俺は当たり前のように着地した

 

「あなた・・・どんな身体能力してんのよ・・・」

 

「このくらい日常茶飯事だったからな」

 

「っと。暗いな」

 

「おい!誰か居るぜ!」

 

藤巻がライトを照らすと

 

「フン」

 

「うわ~、バカが居た」

 

 

 

「音無と龍神とか言ったか。俺はお前らをまだ認めていない」

 

「態々こんなところで待ち構えてる意味が分かんないよな」

 

「野田君はシチュエーションを重要視するみたいだよ」

 

「意味不明ね」

 

「別に認められたくもない」

 

「俺に一発でのされてる奴が何を言ってるんだ?」

 

「貴様ら!今度は千回死なせたあばぁー!」

 

野田がハンマーで吹っ飛ばされてさらにとどめに一発食らってた

 

 

「臨戦体制!」

 

「トラップが解除されてねぇのかよ!?」

 

「何事だ!?」

 

「見ての通りだ。ギルドへの道程には対天使用の即死トラップがいくつも仕掛けてある。その全てが今も尚稼働中というわけさ」

 

「ということは」

 

「トラップの解除忘れかな?」

 

「まさか俺たちを全滅させる気かよ!」

 

「いいえ。ギルドの独断でトラップが再起動されたのよ」

 

「何故?」

 

「答えは一つしかない。天使が現れたのよ」

 

「この中にか!?」

 

「This World Haven」

 

「不覚!」

 

「ギルドの連中は俺達が居るのを知っててこんな真似をするのか?」

 

「貴方はまだわかっていないようですね。何があろうと私たちは死ぬわけじゃない。死ぬ痛みは味わいますが・・・」

 

「それが嫌なんだか・・・」

 

「ギルドの判断は正しいだろう。もしここでトラップを仕掛けなければ我々の武器の補充ができなくなる。これが最も時間稼ぎになるだろう」

 

「天使を追うか?」

 

「トラップが解除されてねぇ中をかよ!?」

 

「天使はそのトラップで何とかなるだろ?戻ろうぜ!」

 

「いや、ここではあくまでも一時凌ぎにしかならん。そうだろ?ゆり」

 

「ええ。このまま進むわ・・・進軍よ」

 

 

 

ギルド連絡通路 B3

 

 

「そういやぁ、どんなトラップが有るんだよ」

 

「いろんなのが有るぜ?楽しみにしてな」

 

とそこで椎名が

 

「!まずい、来るぞ!」

 

「何が?」

 

こりゃあ古典的なお約束が来る予感が・・・

 

 

ゴォン!

 

やっぱりか

 

「走れ!」

 

間に合わんだろ

 

「やれやれ・・・お約束すぎだろう、がい!」

 

ドゴォ!!

 

そうして俺は迫り来る鉄球を受け止めた

 

 

「はぁ!?お前どんな力してんだよ!?」

 

「あんたたち!龍神君が止めてる間に早く来なさい!」

 

「そうだった!」

 

そうして皆が待避場所に避難するのを待った

 

「よし!全員待避完了したぞ!」

 

「どぉりゃああああああああああ!!!!」

 

ズドン!!

 

後は

 

「縮地を使うしかねぇか・・・」フッ!

 

 

フッ!「待たせたな」

 

「なッ!?」

 

「いつの間に・・・」

 

ゴロゴロゴロゴロゴロ!!!

 

「助かったぜ。お前のお陰で死なずにすんだよ」

 

「別に良いさ。それよりこっから先はもっとヤバイのが有るんだろ?なら・・・」

 

俺は決意を持って

 

 

「ここから先は出来るだけ死なせないようにするつもりだ」

 

「頼もしいわね」

 

 

 

 

ギルド連絡通路 B6

 

「開く?」

 

「もち無理だぜ」

 

と全員が入ったところで

 

 

プシュー

 

 

「あぁ!しまった忘れてたよ!ここは閉じ込められるトラップだった!」

 

「そんな大事なこと忘れんなよ!」

 

「浅はかなり」

 

「ここからもっとヤバイのがくるわよ」

 

部屋が明るくなると

 

「避けろ!」

 

「しゃがんで!!」

 

「何だ?」

 

「分からんがヤバイことなのはわかった」

 

「お前その眼・・・」

 

「こりゃあレーザーか・・・」

 

ボフン!

 

「当たるとどうなんのアレ?」

 

「最高の切れ味で胴体を真っ二つにしてくれるぜ」

 

「軽口言ってる場合じゃねぇだろ」

 

「第二射来るぞ!」

 

「どうすりゃ良いんだよ!」

 

「潜るのよ!」

 

「第三射来るぞ!」

 

「第三射は何だっけ?」

 

「Xだ!」

 

「あんなのどうしろってんだよ!」

 

「それぞれ何とかして!」

 

「藤巻!そいつを貸せ!」

 

「わかった!」

 

そうして俺は藤巻から借りた長ドスを抜いて

 

「はっ!」

 

大道芸の如く避けてから

 

「おりゃあ!!」

 

ズバン!

 

扉を斬鉄で壊した

 

「開いたぞ、急げ!」

 

「ぐぉわぁああ!ガバッ」

 

「見るな!見ちゃいけねぇ・・・」

 

「何だ?」

 

「今の声は松下か・・・」

 

「あの体型じゃ仕方無いわね」

 

「少しはダイエットしろってんだ」

 

「さすがにあれはどうしようもねぇな・・・」

 

俺でも今の状態ではあれを抱えることはできない

 

 

「まあ話の内容からすると切り刻まれても元に戻るんだろ?」

 

「ああ」

 

 

ギルド連絡通路 B8

 

 

何もない空間こそヤバイものがある

 

パラパラ

 

「トラップが発動してるわ!」

 

「ああしまった忘れてたよ!ここは天井が堕ちてくるトラップだった!」

 

「だからそんな大事なこと忘れんなよ!」

 

パキィン・・・

 

 

『へ?』

 

「やれやれ・・・お前らは総じて阿呆なのか?俺が能力使って支えてる間に早く行きやがれ」

 

「そうね。皆、急ぐわよ!!」

 

「わりぃ!」

 

「すまぬ」

 

「sorry」

 

「全員抜けたか?」

 

「もう大丈夫だ!」

 

「わかった」ヒュンッ

 

「これで現状松下君以外は残ってるわね」

 

「現状犠牲は一人だけか」パチンッ

 

ズドォオオオン

 

 

「その力は後何回使えるの?」

 

「使い方を思い出したばかりだから良くて後2回か」

 

「わかったわ。どうしてもの時以外は遠慮なく使ってちょうだい」

 

「了解した」

 

 

 

ギルド連絡通路 B9

 

 

「待て」

 

「何かあるの?」

 

「・・・早速だが一回使わせてもらうぞ」

 

パキィン!

 

「この通路自体がトラップだな。だから一旦凍らせてもらった」

 

「有りがたいことね」

 

「よし!これで安心して通れるってもんだ」

 

 

 

 

 

ギルド連絡通路 B13

 

 

ドバー!

 

「こいつ・・・金槌だったのか・・・」

 

水攻めで金槌の藤巻が死んだ

 

「さっき龍神君が凍らせてたからもう頼れるのは1回だけだし、しょうがないわね」

 

「出口はこっちだ」

 

 

 

ギルド連絡通路 B15

 

ザパァ

 

「ここは地下水路か」

 

ザパァ

 

「はぁ、はぁ、全く息切れしてないのね」

 

ザパァ

 

「はぁ、はぁ、本当に凄いよ龍神君」

 

「ゆり!こっちだ!」

 

「椎名さん・・・行きましょ」

 

 

「ああ!子犬が流されている!!」

 

「ありゃぬいぐるみじゃねぇか。しょうがねぇ」フッ

 

「世話かけさすんじゃねぇよ」フッ

 

「不覚!ぬいぐるみだった!」

 

 

 

ギルド連絡通路 B17

 

「少し休もう。皆疲労が見えているぞ」

 

「・・・そうね。トラップも無さそうだし皆、少し休みましょう」

 

ここで一時停止してつかの間の休息となった

 

 

 

俺はまだ動けたから見張りをしていると

 

 

「貴方は休まないの?」

 

「俺が休んだら、誰が危険察知するんだよ」

 

「お前も少し休んどけよ。そうすりゃあまたあの力が使えるんだろ?」

 

「まあ、そうなんだが・・・」

 

「・・・少しお話しましょ」

 

「話?」

 

「私が何故神への復讐を誓ったのか教えて上げる」

 

そうしてぽつりぽつりとゆりが過去を話してきた

 

幼い頃に自身を襲った姉弟たちの悲劇を・・・

 

 

 

「あの日までは立派なお姉ちゃんでいられた自信もあったのに。守りたい全てを30分で奪われた。そんな理不尽って無いじゃない。そんな人生なんて、許せないじゃない・・・」

 

「・・・確かにな。でもお前はまだ運が良い方だよ。俺の場合は・・・愛するものを自分の手で奪わさせられた。師弟の運命で、師匠の命を奪ってしまった・・・一族の長が原因で、俺が欲しかったものが全て奪われた・・・その果てに得たのはこの力とこの眼だ。万華鏡写輪眼は愛するものを失うことで開眼する。だがそんなものを持っても、俺に残されたのは後悔だけだった・・・だからよ・・・お前らは復讐心に囚われずに前に進め。俺が言えるのはそれだけだ」

 

「龍神君・・・」

 

「さて、そろそろ行こうや。もう休憩には十分だろ」

 

「貴方は何でそんなに強いの?」

 

「強くねぇよ」

 

「へ?」

 

「俺は強くなんかねぇよ。大切なものを守ろうとして、何も守れずに死んだ弱い男だ」

 

「それでもお前は、全ての元凶であるその時の長を殺して前に進んだ。俺達からすれば十分強ぇよ」

 

「そういってもらえると有りがたいな・・・」

 

 

そして

 

ギィ・・・

 

 

「この下が最下層か」

 

「そうよ。皆、行きましょ」

 

『おう!』

 

「俺が先に降りるぜ」

 

そして俺は入り口の時同様に飛び降りた

 

「もう驚かないわ・・・」

 

「驚くだけ無駄だろうしな」

 

スタッ

 

「ここがギルドか」

 

まるで巨大な工事だな

 

そして皆降りてきた

 

「ゆりっぺだ!」

 

そして作業着を着たギルドのメンバーと思われるものが集まってきた

 

「そんなことより天使は?」

 

「さっきまで進行は止まってたが、また動き出したようだ」

 

ドォン・・・

 

 

「またかかった!」

 

「・・・近いな」

 

「ゆりっぺ」

 

そしてゆりは意を決したように

 

 

「ここは破棄するわ」

 

「なっ!?」

 

「正気かゆりっぺ!?」

 

「武器が造れなくなっても良いのかよ!?」

 

「大切なのは場所や道具じゃない、記憶よ。貴方たちそれを忘れたの?」

 

「どう言うことだ?」

 

「この世界では命有るものは生まれない。けど、形だけのものは生み出せる。それを構成する仕組みと作り出す方法を知っていれば本来何も必要無いのよ。土塊からだって生み出せるわ」

 

「だが、何時からか効率優先となりこんな工場でレプリカばかりを作る仕事に慣れきってしまった」

 

「チャ-さん」

 

「本来私たちは形だけのものに記憶で命を吹き込んで来たはずなのにね」

 

「なら、オールドギルドへ向かおう。長く捨て置いた場所だ。あそこには何もないが、ただ土塊だけなら山程有る。あそこからなら地上へも戻れる」

 

「ここは?」

 

「爆破だ。天使はオールドギルドへは渡らせん。あそこは俺達が帰れる唯一の場所だ。」

 

「しかし!」

 

ドォオオン!!

 

「すぐ上だぞ!」

 

「持っていくべきものは記憶と、職人としてのプライド。それだけだ。違うか?お前ら!」

 

 

『はい(オス)!』

 

「よーし、爆薬を仕掛けるぞ!チームワークを見せろ!」

 

『おおー!』

 

「次のトラップはもう無いぞ。急げ!」

 

「さてと、俺は俺の役割を果たすとしますか」

 

「どこに行くの?」

 

「時間稼ぎくらいはしてやるよ!」ダンッ!

 

そうして俺は上に戻っていった

 

 

「あれが天使か・・・」

 

「私は天使なんかじゃないわ」

 

そういうことか

 

「ま、少し相手してもらおうか。こっち来てからまだろくに体を動かしてねぇからな!」

 

『ガードスキル。ハンドソニック』

 

この世界での能力か

 

ヒュン!

 

「フッ」バシッ

 

成る程、速いが体格ゆえに一撃が軽いな

 

 

だが、こちらも得物がねぇから少し厳しいな

 

 

ヒュン!

 

「なめるな!」

 

《烈震脚》!

 

ズドン!!

 

「オラオラオラオラオラオラオラオラ!!!」

 

ドガガガガガガ!

 

「そこをどけ!」

 

「あんたたちやるじゃない!そんなもの簡単には作れないわよ!龍神君!隙を作って待避して!」

 

「わかった!はぁ!!」

 

パキィン!

 

 

「今だ!」

 

「総員待避!射てぇ!」

 

チュドン!

 

ドガァアアアアン!!!

 

「やったの?」

 

「砲台大破・・・ちっ、やっぱ記憶に無いもんは適当には作れねぇな「適当に作んな!」ぐはっ!」

 

「天使が起きるぞ!」

 

「お前達!これで何とかしろ!」

 

そうしてチャ-がありったけの手投げ式手榴弾を渡してきてそれを皆が投げる

 

 

「シェルターへ急げ!」

 

「全員待避完了!」

 

「よし!ギルドを爆破する。いいな?」

 

「やって」

 

「爆破!」

 

ガチッ

 

そして俺達も避難する

 

 

 

 

オールドギルド

 

 

「何年振りだろうな。本当に何もありゃしない。ハハッ、笑えらぁ!」

 

「壁をつついたらどれだけでも土塊は落ちてくるわよ」

 

「ひでぇねぐらだよ」

 

「また一つ、よろしく!」

 

「ああ。よし!とっとと始めるぞお前ら!」

 

『おおー!』

 

 

「ゆり。松下と藤巻もそろそろ目覚めてるんじゃねぇか?」

 

「そうね。通信で呼び出すわ」

 

「俺は少しチャーと話してくるわ」

 

「何かあるの?」

 

「今回のことで得物がないのはキツいとわかったからな。専用の武器を作れねぇか相談にな」

 

「わかったわ。行ってらっしゃい」

 

 

 

 

 

 

「チャ-」

 

「お前は確か新入りの・・・」

 

「龍神悠飛ってんだ。よろしく頼む」

 

「ああ。それでどうしたんだ?」

 

「折り入って頼みがあってな。ここで玉鋼は生成できるか?」

 

「玉鋼?悪いが俺は生成方法を知らねぇんだ」

 

「そうか・・・なら、砂鉄と木炭はできるか?」

 

「それならできるぜ。だが、そんなものを使って何をする気だ?」

 

「自分で刀を打ちたくてな。あと、出来れば古い鉄材が欲しいんだが」

 

「それも何とかしよう」

 

「となると後はたたら製鉄の図面だな・・・また来たときに渡すって言うのはどうだ?」

 

「良いだろう。数日はいるが待ってもらえるか?」

 

「問題ない。後は銃を一つ頼みたい」

 

「どんなのだ?」

 

「デザートイーグル.50AEだ」

 

「またえらくマニアックな物を選ぶな・・・良いだろう。次までに用意しよう」

 

「頼んだ」

 

こうしてハチャメチャなギルド降下作戦は終了して俺の武器を用意してもらうことにした

 

なかなか退屈はしなさそうだ

 

 

 

                    続く

 

 

 

 

 

 

 




次回

「何故にバラード?」

「お前は何で音楽を?」

「そいつやるよ」

「そいつに触るな!」

「お前、消えそうになってたぞ」

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