超次元の青い監獄   作:門崎タッタ

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 アレスとオリオンのキャラは出る予定は無いですが必殺技は多分出ます。






第六話

 

 俺達が青い監獄(ブルーロック)に来て3日が経つ。「体力テスト」とだけ絵心に伝えられて毎日厳しいトレーニングを俺達は積んでいた。

 

「萩原!お前、体力無さ過ぎ!そんなんで良く()()()()()の時、調子乗れたな!」

 

 横でランニングテストを受けている()()()()()の際に捻挫した野郎が挑発してくる。

 

 体力の限界を迎えた俺はテストを終了し、そこら辺の壁に寄りかかる。捻挫野郎の言うことは最もだ。今この空間で一番ランキングが低いのは俺であり奴の挑発に対して(ろく)に言い返すことができない。

 

「あいつの言うことは気にするな。体調は大丈夫か?全力で走った後は多少歩いて呼吸を整えた方が良いぞ」

 

 話しかけられたことに気づき、ふと顔を上げると下鶴が水を俺に差し出しながら助言をくれた。

 

「ああ、サンキューな」

 

 性格が悪い奴もいれば良い奴もいる。しかし、今の俺の現状では彼等について行くのでいっぱいいっぱいだ。

 

  ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ◇

 

 青い監獄(ブルーロック)では分刻みに生活がプログラムされている。

 

 食事ではご飯と味噌汁の他にランキングによっておかずが変わってくる。ランキングがビリの俺はおかずがたくあんしか無い。

 

「おーい。萩原ぁ!席取れたぞ〜」

 

 俺を呼ぶ声の方向に所に向かうと既に中谷と下鶴が食堂の席に着いていた。俺は自然と気が合ったこの二人といつもつるんでいる。

 

 中谷のランキングは291位でおかずはカレー。下鶴のランキングは294位でおかずは唐揚げだ。いつもふざけている中谷だが、奈良最強の名は伊達では無く現状トップの吹雪に次いだランキングだ。

 

「んだよ。そんなに見てもやんねーぞ!」

 

 俺の視線に気づいた中谷がおかずを手で囲ってガードする。すると下鶴が唐揚げを一つ俺の皿に置いた。

 

「萩原。飯の量が足りないのなら俺のを食え。此処での練習は体力が大事だからな」

 

「マジで!?サンキュー」

 

 感謝の気持ちを伝えた後に遠慮なく下鶴から貰った唐揚げを食う。たくあんも不味くは無いが、やはり肉の魅力には勝つことは出来ない。

 

 下鶴は知的な外見の通り、かなり自分のデータに基づいたプレイをする。他にはトレーニング理論などにかなり造形が深く、練習後のフィジカルケアなどのアドバイスをくれたりする良い奴だ。

 

 食事の時間が終わって就寝時間になり、既に同じ部屋の選手全員が深い眠りに落ちている。俺は周囲の様子を確認した後に部屋を出て、室内のトレーニングフィールドに向かった。

 

 これから、此処でどんな戦いが待っているかは想像がつかない。今の俺は周囲の選手と比べて実力がかなり劣っている。このままでは豪炎寺に勝つどころか、順当に考えれば次に脱落するのは確実に俺だろう。そう考えると、悠長に睡眠を取ることは出来なかった。

 

 サッカーボールを準備してまずはシュート練習から始めようとすると、不意に声がかけられた。

 

「やぁ、萩原君。こんな遅くに自主練かい?」

 

 

 

 

 …声の方向を振り替えるとそこには俺たちの部屋の中で現状ランキングトップである吹雪士郎が笑顔を浮かべてフィールドの上に立っていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




現状のランキングは290位吹雪  291位中谷  292位 捻挫野郎  294位下鶴   最後にビリの主人公って感じです。
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