第九十九章
再びマサドラのトレードショップへ。不要なカードを大量売却し、更にお金を下ろして所持金を20万ジェニーにする。
ウラヌスが夫婦から指定ポケットカードを返してもらい、その代わりのように『再来』3枚と『交信』2枚を渡す。
「ホントにいいのか、それで?
必要最低限すぎないか?」
「構わないわよ。
もし何かくれるなら、明日アイアイにいる時でいいじゃない♪」
「……やっぱり来んのか」
「当たり前でしょ。
明日何時から動くの?」
「朝からだけど……
まぁ8時でいいんじゃないか? いちおう『交信』を渡しはしたけど、こっちから連絡するよ」
「分かった。連絡自体は何時?」
「予定通り動いていいかの確認で、7時半に声をかけるよ。
それで問題なかったら、8時ちょうどにまた連絡する。OKなら『交信』終了後にすぐ『再来』でアイアイの入口へ来てくれ」
「オッケ♪ 朝食は?」
「食べてから来てほしい。
俺達も宿で朝食を摂ってから行く」
「りょーかーい♪
それじゃ、わたし達は帰るわね。今日は楽しかったわ」
ウラヌスはうんざりそうに溜め息し、
「そうかい、そうかい。さっさと帰ってくれ」
「ふふ。
モリー、あなたは明日会えないんだし、何か挨拶しないの?」
「ああ……
2人とも。絵のモデルを引き受けてくれる気になったら、いつでも連絡してくれ」
「うすらやかましいわ」
「あははー……考えておきます」
「受けないと、モリーもなかなかしつこいわよ?
じゃ、おやすみ♪」
「おやすみなさい」
「……おやすみ」
2人はバインダーからカードを取り出し、
『──『再来/リターン』オン! アントキバへ!』
夜空へと飛び去った。
「…………
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー……」
長い長い嘆息を洩らすウラヌス。
「お疲れさまでした」
「うん……
ううん、みんなお疲れ」
嵐のような夫婦だったなぁ。ホントつかれたよ……
メレオロンが大きく伸びをする。
「んんー……、ん。
やっぱり、それなりに緊張しちゃうわね。アタシ達も早く帰りましょうよ」
「だな。
さっさと帰って疲れを取るか。
……と、その前に。俺は『漂流』で行ける場所全部埋めてくるよ」
「あ、もう行くんだ」
シームが軽く驚いた顔。考えてみれば、今が使い時かもな。
「いちおう4枚確保したから、3枚使って全部回った後、更に1枚使って飛べなかったら確認完了。
終わったら、俺もすぐ『再来』でオータニアへ帰るよ」
「分かりました。
オータニアの入口で待ってますね」
「うん。早速行ってくる」
ウラヌスが『漂流』で夜の空へと飛んでいく。
私達もしばらくその場で待ってから、『再来』でオータニアへ飛んだ。
入口でウラヌスと合流。首尾を聞くと、きっちり4回目で『漂流』が発動することなく破壊されたらしい。これで移動スペルで飛べる都市は、クリア前と同じ25箇所で確定した。
秋の虫の音を楽しみつつ、既に下宿みたいな感覚の時雨紅葉へと到着する。
「どうせみんな、食い足りなかっただろ?
金渡しとくから、好きに買い足して各自食べてくれ」
そう言って、私達3人に1万ジェニーずつ渡すウラヌス。
「ずいぶん気前いいですね」
「まぁね。夕食ただで済んだし」
ぐ……。そういうことか。
白いにゃんこ様を召喚し、シームの喜ぶ声を背に、部屋を後にする私とウラヌス。
宿の廊下を進んでお風呂へと向かう途中、ウラヌスがぐったりとした様子で、
「あー……
ほんっと、つかれた。もうやだモタリケェー」
「ふふ。
なんだかんだで楽しかったですけどね。
ああやって楽しそうに暮らしてるのを見てしまうと、なかなか現実に帰ってほしいとは強く言いづらいですね」
「楽しいのはベルであって、働いてるモタリケはうんざりしてそうだけどね」
うむ、それは否定しない。ただモタリケさん自身も、留まることを望んでるしな。
お風呂から上がった後、サクラに食べてるところを見せない為に、遠慮なく売店で買いこんで、お腹をふくらませていく。ベルさんの手料理おいしかったけど、人数いたせいもあって量は控えめだったからね。
ソファーに座って私が食事する隣で、半分呆れ顔のまま見てくるウラヌス。何も食べず、フルーツ牛乳1本しか飲んでないんだよな。
「食べます?」
「食べない」
「先に帰ってくれてもいいんですよ?」
「のんびり食べていいよ。俺は見てるだけで腹いっぱい」
う、うん……食べにくいんだけどなぁ。少食のお姫様にとっても、目の毒なんじゃないだろうか。
「ちゃんと食べないと、ヘタっちゃいますよ?
海水浴とイナゴ退治でかなり疲労したでしょうし」
「トドメは、あのバカ夫婦……
気疲れの方がすごいよ」
「ほら、少しは食べてください。
全部はきつくてもコレくらいならいけますよね? 食べさしで何ですけど」
言って焼きそばを差し出す。軽く仰け反るウラヌス。
「え、えっと……
いや、そのね?」
「口開けてください、あーん」
「ちょ! マジでやめてよソレ!」
「ほらほら、お口を開けないと鼻からイキマスヨー」
「なんで鼻からッ!?
わ、分かった、食べるから貸して!」
手を伸ばしてきたので容器と箸を手渡す。ふふふ、嫌がると思ったよ。うまくいったぞ。
「大体アイシャ、海の家でも焼きそば食べてたじゃんか……
なんでここでも食うのさ?」
ずぞずぞ音を立てて食べるウラヌス。案外食べるじゃないか。
「具も味付けも、全然違いますもん。
あっちはシーフード、こっちは秋の実りですよ?
豚しょうが、美味しいですよね?」
「う、うーん……」
「美味しいですよね?
正直に言わないと、もう1つ買ってきて今度こそ鼻から焼きそば啜らせますよ?」
「だからなんで鼻ッ!?
……お、おいしいってば。うん、ウソじゃないよ」
「それはよかった。
じゃあ、こっちのタコ焼きも……あーん」
「ちょ、ちょちょっ」
「ウラヌスは少食なんですから、無理してでも少し多めに食べてください」
「えぇぇぇ……
お腹壊したらどうすんの?」
「毒効かないとか豪語してたのに、お腹壊すってなんですか。意味が分かりませんよ」
「ち、違う。それとこれとは話が別だよ。
毒は抵抗できるってだけで、大量に摂っても平気ってわけじゃ……
食中毒ならまだしも、食べ過ぎたらお腹壊すに決まってるじゃん」
むぅ。口ばっかり達者だな。少しは餌付けさせろというのに。
腹ごしらえを終えて、部屋に戻ると。
すっかり定番の光景になりつつあるが、シームとサクラが仲睦まじくジャレあっていた。ウラヌスの布団の上で。
「おかえりー♪」
サクラを持ち上げ、ウラヌスの頭へ『もにゅん』と乗っける。いつもながら見事な合体。
「……。
あのさぁ。シーム」
「なぁに? キュマニャン♪」
「にゃん♪」
にゃんこを乗っけて「もうやだー」とメソるウラヌス。平常運転っすわ。シームも頭に乗せるの楽しみにしてた感じだしな。おそらく気のせいではあるまい。
待ちくたびれた気配のメレオロンが、読んでいた本をパタンと閉じ、
「さ、行くわよシーム。
お風呂入って、早くビールとツマミで豪遊したいんだから」
やっぱりメレオロン、お腹すいてたか。あの状況じゃ、なかなか胃が受け付けなかったろうしな。
「シーム、こいつの飲みすぎ注意な。
今日は放っとくと、かなりやらかしそうだし」
「にゃーん」
「うん、分かってる。
おねーちゃん、ビール2本までね」
「えー、せめて3本いかせてよぉ」
「ダメ。
3本目の途中くらいで怪しかったから、2本まで。
あの映画の続き、今日見るんでしょ?」
「あ。そうだった……」
2人が部屋から出て行く。私はウラヌスに笑顔を向け、
「いつも通り、そのままでお願いしますね」
「……まさかコレの為に、俺にメシ食わせたんじゃないだろうね?」
「そんなつもりじゃ。
あなたがくたくたでも、充電はしっかりしてもらいますよ」
「俺は桜の充電器じゃねぇっつーの……」
残念。現実は充電器なのだった。
昨日と同じように、サクラを乗せたウラヌスが『解析』を消化してメモする傍ら、私は心源流の本を読み進める。
こういう本、読み終わった後はどうしようかな……。モタリケさん達に預かってもらうのも手だろうけど、向こうだって邪魔だろうし。後で読み返したい時に困るけど、荷物になるくらいなら処分した方がいいかな……悩む。
「──『解析/アナリシス』オン。384」
ウラヌスがメモの手を止める。『解析』を使い終わったらしく、カードを外して並べていき、サクラがそれを上から見下ろしてる。はて、意味分かるのか? と思って見てたら、アクビをするサクラ。分かってなさそうだと微笑ましく眺めていたら、今度はウラヌスもアクビした。
そこで私に気がつき、
「……なに、アイシャ?」
「いえ、眠そうだなと思いまして」
「まーね。搾り取られてる真っ最中だし?」
皮肉げに言ってくるけど、もう少し充電器に徹してもらいたいので、苦笑で返す。大体そんな可愛らしい見た目で皮肉言われてもねぇ。
しばらく本を読んでいると、ウラヌスが「ブック」でバインダーを消した。合わせて、私もパタンと本を閉じる。
「ウラヌス。いくつかお伺いしたいんですけど」
「いいよ。なに?」
ぺたりと座り込んでたウラヌスが、あぐらで座り直す。頭上で首を傾げるサクラを眺めつつ、
「モタリケさん達のお宅で『道標』を使ってた時、何か気づいたみたいでしたけど、アレって……」
「あー、よく覚えてたね。
えっとね。77番のカードに変更があった」
「ほう?」
「──『美を呼ぶエメラルド』。
クリア前はリスタールで取れるアイテムだったんだけど、ハイループになってた。
ということは、イベント内容が確実に変更されてる」
「なるほど……
『道標』って入手場所だけでしたよね?」
「うん……それが厄介なんだよね。あれって、最終的にカードが入手できる場所を教えてくれるだけだから。
イベント開始地点がカード入手場所と別だったりすると、『道標』じゃお手上げ」
だよね……。その可能性があるから、『一坪の海岸線』の入手方法を調べる時に、他の街も調べる必要があった。まぁ私以外の仲間が調べて、そっちも収穫なしだったんだけど。
「そうですよね……
そのカードのランクって」
「ランクS。だからトレードショップで情報も買えない。
じみーに聞き込みする必要がある」
「おそらく大変でしょうね……」
「うん……
前と開始地点は同じ可能性もあるし、当たるとすればリスタールからだね。
そこで情報を得られなかったら、ハイループで聞き込み。
面倒なのは、どっちにも情報がなかった時だよ」
うん、それは面倒すぎるな。ソウフラビの悪夢が甦るよ……うへぇ。
ま、話題を変えよう。
「ウラヌスって、プレイヤーキラーをハントしてたんですね」
「……その話?
もういいじゃん、昔のことなんだし」
「よくないですよ。
もしかしたら恨まれてるかもしれないじゃないですか」
「……ハントしたやつに復讐されて、もしアイシャ達を巻き込んだら、俺はとんだマヌケだな」
「誰もそんなこと思いませんよ。
そうじゃなくて、ちゃんと前もって話しておいてくれた方が、何かあったとしても対処しやすいじゃないですか」
「まあね……」
「そもそもハントするところまでは分かりますけど、わざわざ現実に戻ってまで連行するなんて、よくやりましたね?
明らかにクリアと逆行してるじゃないですか」
「んなこと言われると俺、相当なアホみたいなんだけど」
「にゃんにゃん♪」
「うっせーよ、このバカにゃんこ」
「ふふ。
別にバカだなんて思いませんけど、そこまでした理由が気になりまして」
「……」
「何かあったんですか?」
沈黙したままのウラヌス。私から視線を逸らしている。
「……別に犯罪者の情報だし、ことさら隠すようなものでもないんだけど。
ちょっと話しにくいかな。
だから、交換条件にしたい」
「というと?」
「ゲンスルー。……キミらの仲間だったんだろ?
あいつのことを聞かせてほしい」
「……」
このタイミングでその話題を持ち出したということは──
「あいつがボマーだろ?」
ほぼ確証を持った様子で尋ねてくるウラヌス。私はしばらく沈黙し、息を吐く。
「気づいてたんですか……そこまで」
「疑ってはいた。確信にまで到ったのは今日だけど。
ボマーの情報集めしてた時に、情報源としてあのメガネ野郎が一番チラチラしてたしな。
なんか不自然にボマーの説明しながら俺の身体に触れようとしてきたから、嫌な感じがして一応避けた。
その時あいつの生命力精神力を見たら、手に力がかなり集まってたから。オーラ自体は『隠』で隠してたけどね。
その行為が、爆破能力の発動条件かなって。気安く触んなって誤魔化しといたけど」
……あらためて、ウラヌスの目の力がとんでもないって分かるな。念能力で不意をつくなんて、ほとんど出来そうにない。
「それだけの情報で、そこまで分かっちゃったんですか」
「うん? 当たってたの?
……流石にそれだけで、あいつがボマーだって確信できなかったけどね。
けど、ゲンスルーをハメ組で見なくなった時期と、ボマーの被害が出なくなった時期は一致してるから……
もしかして、ゲンスルーに対して俺と同じようなことしたのかなって。
いや、多分それ以上だよね。俺は捕まえて現実に連行したけど、そっちはゲンスルーを更生したんじゃないの? あいつがボマーなら、大量殺人者なんだけどな」
「…………」
コトが大きいだけに話そうか逡巡する私へ、ウラヌスは苦笑してみせる。
「どうせリィーナさんだろ?
あの人、性根を叩き直したりとかするのスッゴイ好きだしさ」
そっか……そうだな。あの子のそういうところは誤魔化しようがなかった。
私は唇に人差し指を添え、
「他言無用に願いますね?」
「そりゃもう。
ゲンスルーがボマーだったなんてハメ組が知ったら、ヤバすぎるもん」
だろうなぁ。ゲンスルーさんが彼らのクリア妨害に一役買ってるわけだし、あの計画のことまで知ったら、身柄の引き渡しを要求するかもしれない。事が大きくなれば、いくらリィーナでもかなり手を焼くだろう。
……やっぱり色々際どいんだよな。ゲンスルーさんをボマーだと知って隠してるのも、彼らを矯正してるのも。犯罪を隠蔽してるって意味で。
メレオロン達を匿ってるのもそうだけど、どうも私そういうことに巻き込まれるよな。プロハンターであれば普通かもしれないけどね。大抵の罪に問われなくなるし。とはいえライセンスも万能じゃないだろうから、充分気をつけないと。
私が色々思いふけっていると、ウラヌスが首を傾げ、
「結局、ゲンスルーってどうなったの?」
「えっと……
私達が最初グリードアイランドへ入ったばかりの頃、リィーナがアントキバで情報収集していたら、ゲンスルーさんが話しかけてきたらしいんですよ。初心者ならボマーに注意した方がいいとかなんとか。
それだけなら良かったんですけど、不自然にリィーナの身体へ触れようとしたらしくて。それで──」
「あー。あの人、擬態うまいよねぇ……
多分ゲンスルーのやつ、弱そうな初心者プレイヤーに普段から声かけて、親切に情報を教えるお人好しのフリして、油断した相手を殺したりしてたんだろうな。
で、ゲンスルーが返り討ちにされたと。大勢騙してたヤツに相応しい最期だな」
「あの……死んでませんよ?」
「リィーナさんに捕まったなら、人生終わったも同然じゃないかなぁ……」
うーむ。まぁ人格変わるくらい締めあげないと矯正できないしな。
「でも擬態って言うなら、ウラヌスも相当なものじゃないですか。
私、最初組手するまで、あれほどの実力者だなんて気づきませんでしたよ」
「んー……
別に隠してるってわけでもないけど。疲れるから、普段は出来るだけ力抜いてるんだよ。
身体に負担をかけない状態が、結果として擬態になってるのは自覚してるけど」
なるほど、それで弱々しく見えるのが自然体なわけだ。切実だもんな。まあ、にゃんこ乗っけてる今の姿なんてアレすぎるし。
「しかしリィーナさんも無茶苦茶するよね。
俺にも、神字の力で念能力者を閉じ込められないか聞いてきてたけどさ」
「……それ、最近の話ですか?」
「ううん。俺、最近リィーナさんに会ってないもん。いつだったか、何年か前の話だよ」
リィーナ……人を監禁する相談を子供相手にするなよ……
「その話、結局どうしたんですか?」
「断ったよ、流石にね。
悪いことにも使えちゃうからさ。……どっちにしろ念能力者をずっと閉じ込めるなんて無理がある。時間をかけて神字を解析されたら、解くことも不可能じゃないし」
「確かに。それをされたら、かなりマズイですね……」
「凶悪犯罪者を閉じ込める、対念能力者用の神字もあるにはあるんだけどね。
基本的には解析される危険性を拭えるわけじゃないから、他にも対策が必要。一番安全なのは、念能力を奪うなり封じるなりすることなんだけど、そういうのも抜け道あるからねぇ。やっぱり気軽にはできないよ」
「……。
その凶悪犯を閉じ込めるうんぬんって、実際にやったことあるんですか?」
「あるよ。ネテロから神字関連の依頼でちょいちょい。
ほんとヤダよ、ああいう牢獄の空気。据えてるっていうかさ」
ネテロ……子供にマジで何やらせてんだ……
「その話をリィーナさんにしたら、こっちにも出来ないかって聞かれたんだよ。
お金がどうのじゃなくて、問題が多くて気軽に出来ないって断っただけの話」
「分別があって、大変結構なことだと思います」
「……なんかリィーナさんに思うところでもあるの?
呼び捨てにするぐらい親密みたいだし」
私は顔を逸らす。ウラヌスの話す内容がいちいち突拍子もなくて、こっちも反応誤魔化しきれないんだよ……
「ま。それはともかく、今もゲンスルーが不自由してるなら構わないけどね。
このゲームからプレイヤーキラーが消えたってことなら万々歳さ。ボマーだけ残ってたから、気にはしてたんだよね」
「……そろそろ聞かせてくださいよ。
どうしてゲーム攻略の手を緩めてまで、プレイヤーキラーにこだわったのか」
「……。
真っ当な理由を言えば、ゲームを楽しめないからだけど。
クリアにこだわる連中は、まだ分かるんだ。大金や名誉欲しさとは言え、実際に労力をかけてクリアを目指し、競い合う姿勢はハンターとしては正しいから。
でも、プレイヤーキラーは違うじゃん? あいつら、完全に殺しを合法と勘違いしてる。ハンター同士が少ない成果を求めて結果的に命懸けで争うことは否定しないけど、連中は弱者をなぶり殺しにして楽しんでるだけだよ。
そんな連中がゲームにいたら、気分が悪くて仕方ない」
「それはまぁ……
私には、ゲームの中でわざわざそんなことをする理由が分からないですけど……
同じことをするなら、現実の方が簡単じゃないですか。ここにいるのは確実に念能力者なんですから、念のアドバンテージもないわけですし」
「うん。世間体を気にしない快楽殺人者なら、確かに意味はないね。
でも現実でやったら犯罪者で、発覚したら生きづらくなるじゃん? でもここならその心配がない。まぁ反撃されたり復讐されたりはあるだろうけど。
このゲームは怪物に襲われて普通に死ぬからね……。だからプレイヤーの殺人に対する忌避観念が薄くなる。
……ていうかハンターが元々希薄なんだよな。ハンター試験でも死人が出まくるから、こういうものかって麻痺してくる」
んー……改めて言われるとなぁ。私も元の世界を基準に考えると、この世界の倫理観はうんざりしてくる。
当然この世界でも、都市の治安は維持されている。殺人は犯罪だし、裁判にかけられもする。
けど、全ての土地が開拓されているわけもなく、そういった場所での生き死にはかなり曖昧だ。生死に関わるハンター試験も、そういう土地を利用しているのだろう。
未開拓の土地を探索するハンター達が、治安の行き届かない場所で殺し合うことも当然ある。……そりゃ感覚も麻痺してくるか。
「プレイヤーキラーの情報交換してる時に、そんな話もしたんだよ。
なんであいつら、わざわざプレイヤーを殺すんだ? って。
模範解答は、死んだプレイヤーの所持していたカードが消える分、カード化限度枚数に達していたアイテムがカード化できるようになるってやつだね」
「まぁよく言われていることですね」
「でも、それは建前だろうと俺は思ってる。そんなの免罪符にもなりゃしないよ。
カード化限度枚数のルールは、断じて殺人許可証じゃない。イベントや怪物との戦いで命を落とす可能性があるからって、誰かを殺していい理由になるはずがない」
「……そうですね。
あなたは、正常な思考ができていると思います」
死ぬ覚悟もして入ってくる、というのはグリードアイランドに対して持つべき心構えだ。予め警告もされているし、危険地帯で油断するなんて現実でも有り得ないことだ。
けど、誰かが死んでも仕方ないことだと軽く流したり、ましてや他人を殺してもいいと考えるのは間違ってる。彼はそう言いたいわけだ。
ウラヌスの方が、私よりよっぽどまともじゃないか……
彼は私の顔を窺った後、一つ溜め息を吐く。
「正常、ね……
ハンターとしちゃ、欠陥ありだと思うけど。甘ちゃんだと言われても仕方ない」
「いえ……
その命に対する考え方は、大切にしてください」
「……
話が逸れたけど、俺がプレイヤーキラーにこだわったのは、義憤にかられたとか、そういうのともちょっと違う。
……最初捕まえたビノールトと話したからだよ」
「何を話したんですか?」
「色々。
ハンター協会に連行するまで、結構時間あったからね。性根を叩き直す傍ら、人を殺す理由を聞いた。
ビノールトは食人の習慣がある変質者だけど、特に22歳の女性を好むらしい。
なんでか聞いたら、子供の頃に半殺しの目に遭わされた相手がそれくらいだったって」
「……半殺しって、どうしてまた?」
「まぁ気になるよね。
昔スラムに住んでたらしいんだけど、そこを通りすがった2人が財布を落としていったのに気がついて、拾って教えようとしたんだと。
そしたらそいつら、ビノールトが財布を盗んだと勘違いして」
「……」
それで半殺し、か。……性格が歪むキッカケとしては、分からなくもないけど。
「ビノールトって基本口汚いゲスなんだけど、話してると妙に律儀なトコもあってね。
武闘家として手合わせ願いたいとか言って、俺に『絶』での勝負挑んできたり」
「……ウラヌス、そのセリフ私に対して言いませんでした?」
ウラヌスはくすくす笑い、
「言ったね。
ビノールトの言葉を借りたのさ。
念でも体術でも圧倒してやったら、それまで調子こいてたのにずいぶんヘコんでたよ。
子供の頃に酷い目に遭わされなかったら、あんな性格にはならなかっただろうにな」
「でも……
だからって、殺人は許容できません」
「……そうだね。俺もビノールトに同情するのは違うと思う。
そう思って、ハンター協会まで連行したんだけど……」
ウラヌスが切なそうに息を吐く。
「あいつさ。
飛行船降りた後、一度も逃げるような素振りを見せなくて。
ハンター協会の本部前まで連れてこられて、多分最期を悟ったんだろうね。俺にこんなこと言ったんだよ。
──まともに生きたかった、って」
私は……言葉もなかった。
「だから、自首させた。
……あいつは第一級殺人犯だけど、プロハンターなのと、自首したことで、かなり減免されたと思う。
もう殺人はしないと誓え、って俺が訊いて、それに頷いたからね。
もし同じコトを繰り返したら、俺がこの手で殺してやる、とも言ってやった。
結局自首したアイツがどうなったか俺は知らないけど、何かあったら俺に連絡してくれって、ビノールトを預けたビーンズには伝えてある。
まあ、その。
だから……」
ぽりぽりと頬をかくウラヌス。
「ああいう性格が歪んだ連中は、大体子供の頃にキッカケがあるんだよ。
そこをつついてやれば、まだまともだった時の性格に後戻りできる可能性がある。
他のプレイヤーキラーも、そうじゃないかなと思って」
……。
ウラヌスが、幻影旅団に色々と施した理由も同じか。
歪んだ殺人者達に──
救いの道を指し示したいが為に。そんなことをしたのか……
……ダメだな。私にはこの人みたいな生き方、考え方はとてもできそうにない。
「ウラヌス、あなたお人好しが過ぎませんか?」
「うーん。
それ、貶してるんだよね?」
「自分で言ってて、褒めてるのか貶してるのか良く分かりません。
いくらなんでも、とは言いたいですが」
「うん。俺も度が過ぎるとは思う。
その時は深く考えずに、何となくやっちゃうんだよ。困ったもんだね」
肩をすくめるウラヌス。頭の上で首を横に振るサクラ。病気だな、こりゃ……
「そういえばアイシャ。
ゲンスルーは、本当に問題ないの?」
「あなたもご存じのようですけど、リィーナに任せておけば問題ないでしょう。
私が知るゲンスルーさんは、リィーナに服従を誓っていましたよ」
「……それはそれでやりすぎだと思うけど」
「そうかもしれませんが……
ゲンスルーさんは、ハメ組の人達を皆殺しにする計画を立てていましたからね。
キツく灸を据えられても仕方ないですよ」
「……そっか。
まあ、放置すれば最終的にそれぐらいはやらかしてたか……
ゲンスルーって、仲間は居なかったの? ハメ組じゃない、本当の仲間」
「……どうしてそう思うんです?」
「いや、確かゴンがゲンスルーさん『達』って言ってたから。
いくらなんでもそこまでの計画、1人じゃキツイだろうし。……根拠はそれだけだよ」
よく覚えてるなぁ、そんなこと……私はすっかり忘れてたのに。
「居ましたよ。
ゲンスルーさんの他に2人だけですが。
ゲームの外で待機して、ゲンスルーさんが定期的に連絡していたらしいです。
ゲンスルーさんがリィーナに拘束されて、定期連絡が途絶えたことを心配してゲームへ入ってきたそうですけど……」
「一緒くたにお縄になったわけだ。かーっ、容赦ねぇー」
まぁ、ねぇ。現場に居合わせた私にしてみれば、尚更そう思う。
「にしても、心配して……か。
大量殺人を計画してた外道にしちゃ、ずいぶんと仲良しなことで」
「そうですね……
ゲンスルーさん1人を捕まえていた時、リィーナが無理やり仲間の情報を吐かせようとしたんですけど……
ゲンスルーさんも、それだけは命懸けで黙秘を貫きましたから」
「ふぅん……
そういうところは、幻影旅団とも似てるかもね。
まぁそれなら更生の余地は充分あるか、うん。リィーナさんなら上手くやるだろ」
……純粋にどうしようもない人間って、そこまで多くないのかもな。更生の余地がないキメラアント達と話したから、その辺はよく分かる気がする。
「ま、いずれにしても昔の話か。
過去にプレイヤーキラーと呼ばれた連中は居なくなっただろうけど、新たに出てこない保証もない。その辺は気を抜かずにいよう」
「ええ、もちろん。
私は1ヵ月まともに戦えないですし、怪物も居ますからね。
それにカードを奪おうとするプレイヤーなら、いくらでも居るでしょうから」
「その基準だと、俺も含まれちゃうな」
苦笑するウラヌス。あれか、ラターザとの一件を言ってるのか。思ったより気にしてたんだな……
「カードを奪おうとしたあなたを一度止めた私が言うのもなんですが……
他人から奪う目的のプレイヤーのカードを逆に奪うのは、全然アリだと思いますよ? 結果的に、それが他のプレイヤーから奪う行為の牽制にもなるでしょうし……」
「俺もそう思うけど、いざとなったら自分から仕掛けることも必要かもしれないからね。
できれば穏便に交渉だけで済ませたいけど、あんまりリアルのお金もないからねぇ」
うぅん……確かに現実で金銭をやりとりする気なら、交渉で済むことも多いだろうけど。でもなんか違うんだよな。それはこっちが折れてるだけだから。
そういうことでリィーナを頼るなら、カードを奪う方がマシなくらいだ。
「平穏無事も結構ですけど、あまり相手に譲歩するのも良くないですよ?」
「ごもっとも。
全員に影響が出るようなことを、俺1人で勝手に決めるつもりは無いからね。その時はみんなで相談しよう。
……プレイヤーキラーの話は、もう終わり?」
「ええ。参考になりました」
「参考?」
「……幻影旅団のことをどうしようか少し悩んでいましたので。その参考です」
「そっか……
アイツラの件は俺も一枚噛んでるし、困ってることがあるなら俺も協力するよ」
「……もしかしたら何か協力してもらうかもしれませんね。
その時はよろしくお願いします」
「うん」
腰を上げ、ウラヌスのそばまで歩いていく。
軽く見上げる1人と1匹の視線を受けつつ、サクラを抱き上げる。
「にゃん」
あーもう。ほんっとに。あったかくて、もふって、ぷにってるなぁ。
思わず顔に寄せて、頬ずりする。ふわふわー。ぽかぽかのお日様みたいだよ。
「にゃあん、にゃーお」
ウラヌスが苦笑半分、不機嫌半分の目を向けてくる。
多分ちょっと違うだろうなと思いつつも、1つからかってみる。
「なんでそんな目で見るんです?
もしかして、サクラに嫉妬してます?」
のけぞるウラヌス。嫌そうな顔で、
「えぇ? なんで?
別に好きなようにしたらいいじゃん」
「私もシームも、サクラのことすごく気にいってますからね」
「にゃうん♥」
私が胸に抱え直すと、嬉しそうにぱたぱたシッポを振るサクラ。
「最初の時と、ずいぶん扱い違うなって思うんだけど。
アイシャって、そんなに猫好きなの?」
「特別好きってわけじゃありませんけど、サクラは格別ですね」
「うにゃん♥」
「はぁー……
シームと違って、こそこそ可愛がってるだけマシだけどさ」
「ちょっとズルイかなとは、思ってるんですけどね。
シームは交換条件をちゃんとクリアして、サクラを呼んでもらってますから」
「2人の為とは言え、無理にキツイ修行をさせてるようなもんだからね。
なんかご褒美があるくらいでちょうどいいんだよ。シームはまだ子供だしさ」
11歳、か。そうだな……あの年齢だからな。まだまだ遊びたい盛りだろう。
サクラとジャレてるのは、まさに遊んでるわけか。……そう考えると納得だ。
「私はサクラのこと、あなただと思って可愛がってますよ」
「ちょっと!」
サクラを撫で撫でしながらそう言うと、流石にウラヌスが抗議してきた。
「だって、あなたの一部なわけでしょ?」
「そ……
そうだけど。でも同一視はなんか腹立つ」
「にゃん」
妙なところで意見が一致するな。この2匹は。
「あなたをぷにぷにしていいなら、サクラを戻してくれても──」
「い、いやいやいや。
冗談でもやめてね? そういうこと言うの。
ぜひとも桜をお好きなように」
「ほぅ? サクラを好きにしていいんです、ネ?」
「ダメ!
だめ、お手柔らかに……」
「あっはははは」
おっかしいなぁ、このヒトは。笑いが止まんないよ。
「もう……
俺寝るからね。眠くて仕方ないよ」
「あ、はい。
すいません、長話に付き合わせて」
「ううん。楽しかった。
おやすみ、アイシャ」
「ええ。おやすみなさい、ウラヌス」
ウラヌスが部屋の照明を落とす。白く優しい光を放つサクラを、きゅっと抱きしめた。
「ふにゃーん♥」
隣室では。
浴場帰りに好きなだけ食べ物を買い込み、遠慮なく飲み物と一緒に流し込むメレオロン。シームも食べてはいるが、いくらなんでも遠慮している。
……1万ジェニー預かったからって、あるだけ使っていいって意味じゃないと思うけど。
ビデオ再生してる格闘技の映画を視聴しながら、シームはぼんやりそう思う。うるさく言わないのはウラヌスの優しさだが、逆効果なのがこのメレオロンである。
ビールだけでは飲み足りないのか、お茶を啜りながら三色団子を口にするメレオロンが、
「シームさ。
見てて、これ参考になる?」
「え? うーん……」
まさしくアクションシーンが繰り広げられているのだが、参考も何も──
「これって、見栄えする動きの勉強にはなるけどさ。
実際の戦いはこういうのじゃないでしょ? アイシャやウラヌスは軽々やって見せてるけど、実用的な動きってワリと地味だし。
こんな見栄えよくやろうとしても、うまくいかないだろうなって」
「うん……」
とはいえシーム自身は、参考になるという意味では、あの2人もどうだろうという気はしていたが。丁寧に指導してくれてる時はともかく、2人の動きは洗練されすぎている。見ても意味が分からないのが本音だ。何より速すぎる。
「でも、2人とも結構かっこいい動きしてない?」
「そりゃあんだけ速いし、そもそも見た目もいいからでしょ。
アンタとアタシじゃ真似しようとしても、引っくり返った無様なカエルがオチよ」
散々な言われようである。流石にシームも不機嫌になる。
「じゃあ、おねーちゃんはどうしたいのさ?」
「いや、うん。
正直今日アイシャとした組手で、身体の
この映画、最後まで見るの退屈だしキツイなぁって」
「……そういうことは早く言ってよ」
プチンとTVを切るシーム。丁寧にビデオ再生も止めて、巻き戻している。
「あ、別にもうちょっと良かったのに。
まだ食べ物も残ってるし」
「さっさと食べなよ。
オーラ使い切って早く寝ないと」
シーム1人で『練』の修行をするわけにはいかない。【神の共犯者】が効いていないと、周りに自分が今オーラを消費してると喧伝してしまう。オータニアはあまりプレイヤーが立ち寄らない場所だが、わざわざ危険を冒す理由もない。
体力回復も兼ねてたくさん食べてるんだろうなと、食事してる姉を眺めながらシームは思いつつ、
「おねーちゃんさ。
ベルさんと明日一緒に動くの、ホントによかったの?」
「もご?
もぅん……ごくっ、えっとね。
いいか悪いかで言えば、しんどいなっていうのが本音。
でも、そうでもしないと攻略がなかなか進まないんじゃないかなって思ってる」
「今でも結構進んでるっぽいこと、ウラヌスが言ってたけど」
「観光を兼ねて、っていうのが気になってるのよ。
つまり、観光に適さない場所はあんまり行ってないのよね。あの鉱山の街みたいなトコ、他にもたくさんあるはずなのよ。
でも行く先行く先、結構楽しいじゃない? だから後からキツくなってくるかもなって。
アタシ達がある程度強くなるのを、ウラヌスは多分待ってる」
「あぁ……
そうだよね。
ボク達が自分の身を守れないと、危険な場所に行っても攻略どころじゃないだろうし」
「そういうこと。
だから、仲間じゃない同行者がいれば、多少は攻略重視で動くかなって。
あんまり仲良く楽しくしすぎるのも、どうかと思うのよね」
「……
おねーちゃんは、ウラヌスやアイシャと一緒にいるの、楽しくない?」
「そんなわけないでしょ。
……アタシがキメラアントになってから、今が人生で一番楽しいわ」
「うん、ボクも」
「……そ。
本格的な攻略はアイシャが復活してからだろうけど、逆に言えばそこが強くなる期限と思った方がいいわよ。
足引っ張りたくなかったら、ちゃんと付いてきなさいよ」
「分かってるよ、そんなこと。
不真面目なおねーちゃんに注意されたくない」
「お? 言ってくれるわね。
アイシャのことだから、そのうちアンタと組手しろって言ってくるかも。せいぜい腕を磨いておくことね」
「ボクのセリフだよ。
おねーちゃんなんかボッコボコにしてやんよ」
「ぶっ! ぶひゃひゃひゃ!
え、え? あんたマジ? 本気で言ってるの?」
「本気だよ! 何がおかしいのさ!」
「ううん、おかしくない。その時を楽しみにしてるわね」
「……」
・2000年9月20日終了時点で4人が所有するカード
『1003:防壁/ディフェンシブウォール』4枚
『1005:磁力/マグネティックフォース』1枚
『1007:窃盗/シーフ』 1枚
『1009:再来/リターン』 8枚
『1010:擬態/トランスフォーム』 4枚
『1014:離脱/リーブ』 2枚
『1018:徴収/レヴィ』 2枚
『1019:城門/キャッスルゲート』 16枚
『1021:強奪/ロブ』 1枚
『1022:堕落/コラプション』 4枚
『1023:妥協/コンプロマイズ』 2枚
『1026:聖水/ホーリーウォーター』 3枚
『1029:凶弾/ショット』 2枚
『1030:道標/ガイドポスト』 6枚
『1031:解析/アナリシス』 3枚
『1036:神眼/ゴッドアイ』 1枚
『1038:名簿/リスト』 11枚
『1039:同行/アカンパニー』 16枚
『1040:交信/コンタクト』 12枚
『176:狂気のガーネット』1枚
『179:神樹コハク』 1枚
『602:100J』 4枚
『603:500J』 1枚
『604:1000J』 1枚
『606:5000J』 2枚
『607:10000J』 18枚
『1:一坪の密林』 1枚 ※複製贋作
『2:一坪の海岸線』 1枚 ※複製贋作
『3:湧き水の壺』 1枚 ※複製贋作
『4:美肌温泉』 1枚 ※複製贋作
『5:神隠しの洞』 1枚 ※複製贋作
『6:酒生みの泉』 1枚 ※複製贋作
『7:身重の石』 1枚 ※複製贋作
『8:不思議ヶ池』 1枚 ※複製贋作
『9:豊作の樹』 1枚 ※複製贋作
『10:黄金るるぶ』 1枚 ※複製贋作
『11:黄金天秤』 1枚 ※複製贋作
『12:黄金辞典』 1枚 ※複製贋作
『13:幸福通帳』 1枚 ※複製贋作
『14:縁切り鋏』 1枚 ※複製贋作
『15:きまぐれ魔人』 1枚 ※贋作
『16:妖精王の忠告』 1枚 ※贋作
『17:大天使の息吹』 1枚 ※贋作
『18:小悪魔のウインク』 1枚 ※贋作
『19:遊魂枕』 1枚 ※贋作
『20:心度計』 1枚 ※贋作
『21:スケルトンメガネ』 1枚 ※贋作
『22:トラエモン』 1枚 ※贋作
『23:アドリブブック』 1枚 ※贋作
『24:もしもテレビ』 1枚 ※贋作
『25:リスキーダイス』 1枚 ※贋作
『26:7人の働く小人』 1枚 ※贋作
『27:顔パス回数券』 1枚 ※贋作
『28:移り気リモコン』 1枚 ※贋作
『29:強制予約券』 1枚 ※贋作
『30:コネクッション』 1枚 ※贋作
『31:死者への往復葉書』 1枚 ※贋作
『32:ウグイスキャンディー』 1枚 ※宝籤贋作
『33:ホルモンクッキー』 1枚 ※贋作
『40:超一流ミュージシャンの卵』1枚
『45:大社長の卵』 1枚
『52:真珠蝗』 4枚
『54:千年アゲハ』 1枚
『78:孤独なサファイヤ』 1枚 ※宝籤
『80:浮遊石』 7枚 ※うち複製6枚
所有する有効指定ポケットカード種類数:6種
・ゲイン待ちアイテム
『80:浮遊石』1つ
・所有するカード化解除アイテム
『84:聖騎士の首飾り』4つ
『100:島の地図』 2つ
※雑貨品は割愛
・店舗貯金額
アントキバ飲食店 :1890J
アントキバ交換店 :767万8500J
マサドラ交換店 :541万3410J
エリル桜茶屋 :600J
オータニア定食屋 :1700J
オータニアSS :1000J
オータニア秋の空 :9000J
オータニア時雨紅葉:1万0000J
オータニア交換店 :13万5200J
トラリア交換店 :4800J
トラリアデパート :600J
所持金と貯金合計額:1344万8600J