たいむわーぷε≡c⌒っ.ω.)っ
全国数百万人(ry
そして再び、2000年9月21日。
グリードアイランドの恋愛都市で、ノストラードファミリーと遭遇した時へ戻ります。
第百一章
「あーっ、ホントだ!
ウラヌスさん、おひさしぶりー!」
人ごみの向こうから、変わったファッションの女の子が手を振っている。
ウラヌスが引きつった笑顔で、軽く手を振り返す。
「ファミリー……
ノストラードって、確かマフィアの?」
「ああ」
ベルさんの問いかけに、端的に応えるウラヌス。マフィアか……ノストラードって名前、どっかで見聞きしたような。どこだっけか。家で誰かが話してるのを聞いたのかな。
ドレスの裾をひらひらさせて、女の子が無防備にウラヌスの前まで来る。危なっかしいなぁ。運動神経はほとんどなさそうだ。護衛の人達は、焦ってる人とそうでない人がいるけど。
「ネオンさん、おひさしぶり」
「ホントにー!
ウラヌスさんもゲームに入ってたんですね!」
「うん……欲しいものがあって。
ネオンさんは、どうしてゲームの中に?」
「あたしも欲しいものがあって!」
ウラヌスが、すごく奇妙そうな顔をしている。
ん? なんか護衛の人達も、私の方を思い思いに見てくるな。彫りの深い顔の人だけは見てこないけど。私ではなく、ウラヌスの方を思わしげに見てる。
「……あります?
このゲームに、ネオンさんが欲しがるようなもの」
「ほら。ウラヌスさん、前にパパと話したんですよね?
あたしみたいなことできる人、他にいるかもって。
このゲームの情報が出回った時に、あたしも気になって調べてみたら、何かそれっぽいことができるアイテムがあるって聞いて」
なにやらウラヌスが考えこんでいる。
その間も護衛の人達がジロジロ見てくるので、私も相手の観察を遠慮なくさせてもらう。背の低い薄毛の人は、女性か。かなり特殊な身体つきだな……
色っぽい服装で独特な髪型の女性。ワイルドで結構露出が激しいリーゼントのおじさん。少なくとも護衛の中では、彫りの深いおじさんが一番普通のファッションだ。
パチンッ、とウラヌスが指を鳴らした。
「──あった。
言われてみれば確かにあるわ、そういうアイテムが」
バインダーを広げるウラヌス。指定ポケットのページをめくり、
「ほら、これじゃね?」
カードを外して、ネオンさんに渡す。周りの護衛さん達もそれを覗き込もうとして……覗けてるのは2人だけだ。背の低い人は無理だし、独特な髪型の女性も遠慮してる。
『24:もしもテレビ』
ランクA カード化限度枚数20
付属のリモコンに「もしも~なら」という文章を入力すると
その結果を1~30時間のドキュメンタリー形式の番組にして
放映する 録画も可能
「へぇー! すごーい!」
「ほぉぉ……このようなものが」
「ヒュー。たかがゲームだろうと思ってたが、こいつぁ……」
カードを眺める3人がやたら感心している。
そのうちの、彫りの深いおじさんが私達の方をチラ見して、迷うような表情を覗かせる。
「ウラヌス」
気づいてはいるようで、呼びかけても私の声に振り向いてこないウラヌス。
「んー……
ダルツォルネ、俺と話したいことでもあるのか?」
「ああ、できればお嬢様をまじえて内密になんだが……」
「だよな。
……ゴメン。ちょっと話してくるから、アイシャ達はここで待ってて」
「ええ、どうぞ」
私が勝手に許可を出してしまったが、特に誰も異論はないようだった。
「お前達もここで待っていろ。
オレとお嬢様は、ウラヌスと話してくる」
「分かったわ」
『了解』
ウラヌスが、ダルツォルネと呼んだ彫りの深い人と、ネオンさんと呼んだ女の子を連れ、3人で離れていく。他の護衛さんは私達と残り、また私の方を見ていた。
アイシャ達からいくらか離れて、声が届かないくらいの距離で足を止め、
「すまないな。煩わせてしまって」
ダルツォルネが謝ってくる。
「いいよいいよ。
ここに来たのも、情報収集の一環だろ?」
「え? そうなの?
あたしは気になったから来たんですけど」
うーん。ネオンさんとダルツォルネじゃ思惑が違うだろうからな……そりゃ。
「確認したいんだが、未来を占うようなアイテムはコレ以外にはないのか?」
「……ない。
過去を見るアイテムはいくつかあるけど、ネオンさんの占いに近いアイテムはそれだけだよ」
「コレ、すごいですよねぇ……
あたしもこういう占い方できたらいいのになぁ」
どうだろ……。ネオンさんの占いは、死を回避できるという一点で破格の性能だからな。『もしもテレビ』にそれを求めるのは難しい。
「そうか……
いや、貴重な情報だ。助かる」
「まぁそれぐらいはな。
ダルツォルネもこれでいくらか安心したろ?」
「……」
「え、なんでです?」
「この『もしもテレビ』とネオンさんの占いじゃ、できることが違いすぎるから。
仮にこのアイテムが
「コレはコレですごいと思いますけどね」
まじまじとカードテキストを眺めるネオンさん。それは俺も思うけどね。
「ウラヌス。
お前が言っていたのは、このアイテムのことか?」
「うん?
……あ、いや違うよ。俺、このアイテムと占い、結び付けて考えてなかったもん。
単に、他にも居るかもって警告のつもりだった。
たらればだし、あんまり深く考えても仕方ないと思うけど」
ダルツォルネが怪訝な顔をして、
「そうか……ん?
おい、もう1分経ってないか?」
「あれ?
ウラヌスさん、このカード……」
「とっくに過ぎてる。
そいつは『贋作』で作った偽物だよ。アイテムにはならない」
「……そういうことか。
ということは、お前もこのアイテムは持ってないのか」
「うん、持ってない。
入手条件は知ってるから、後で取るつもり」
「ふむ……」
「ネオンさん達は、ゲームクリアする気はないんですよね?」
「ええ。
1回クリアするまでに十数年もかかったみたいですし、それは無理かなって。
こういうアイテムも、ゲームの中でなら使えるんですよね?」
「その通り。
現実に持ち帰りたいならクリアする必要があるけど、ゲーム内で使う分には制限ないよ。
だからそれを手に入れて、気が済むまで使ってから帰ればいいんじゃない?」
そう助言すると、ダルツォルネが不安そうな顔を見せ、
「ウラヌス。現実への帰還方法なんだが……」
「教えてくれって?」
「うむ……
帰りたくても帰れない連中も多いと聞いていてな」
「ダルツォルネ達ならどうとでもなるさ。
マサドラのスペルカードショップで『離脱』を枚数確保するのは、流石にキツいと思うけど。
マサドラの西50㎞行ったトコにある港で、所長を倒せば港から帰れるアイテムが取れる。人数いるし、パターンにハメれば楽勝だよ」
「なるほど……」
「そういえば、その刀の塩梅はどうだ?
怪物と戦う時に使ってるんだろ?」
「これか……
いや、正直言ってかなり助けられている。今からでも謝礼を払いたいぐらいだ」
「気にしなくていいよ。
ちゃんと機能してるようで何より」
「だったら、あたしがお礼しましょうか?
ウラヌスさん、占ってあげますけど」
「……いや。丁重にお断りするよ。
悪いけど、占いは信じてないんだ」
「ああー。
あたしに向かって、そんなこと言います?」
「お前も相変わらずだな……
お嬢様の占いが本物なのは充分理解しているだろうに」
「別に当たる当たらないじゃないんだ。
ネオンさんの腕は、そんじょそこらの占い師よりよっぽど確かさ。
ただ俺の性分として、占いをアテにできないだけだよ」
「ふぅん……そんなもんですか。
占ってみたかったのに、残念です」
まぁダルツォルネの言う通り、ヨークシンの時は結局アテにしてたけどな。ただ、正直言って気持ちいいもんじゃなかった。都合よくコトが運ぶのを期待するってのが、俺的に精神衛生上よろしくない。ヨークシンの時、どんだけヒヤヒヤしたか。
「あ、ウラヌスさん。
そもそもこのアイテムって、どうやって取るんですか?」
『もしもテレビ』の『贋作』カードを示して、聞いてくるネオンさん。
「うーん。
別に教えてもいいんだけど……」
「タダというわけには流石にいかないか」
「んー。いや、そこまで取るの難しいカードじゃないけどな。
マサドラから南に岩石地帯があったろ? 怪物が大量に出現する場所。
あそこに出現する怪物12種類のカード各3枚を、マサドラのトレードショップに1人で売却すると、デパートでこのアイテムが買えるようになる。120万ジェニーで」
「なるほどな……
なかなか手間だが、分かってしまえばどうとでもなりそうだ。
お嬢様、早速まいりましょう」
「ダルツォルネさん?
言っておきますけど、用事だけ済ませてさっさと帰るのは無し。
せっかく来たんですから、私はもう少しゲームを楽しんでいきます」
「で、ですがお嬢様……
ここは命の危険もある場所です。月末には占いも控えていますし、あまり長居は……」
ぷんっ。とスネるネオンさん。普段がどんな感じか、よく分かるな。
「そういえば、どうやってゲームに入ってきたんですか?
それによっても、ちょっと状況が変わってきますけど」
俺が尋ねると、ダルツォルネが答えてくる。
「ああ、ゲームソフトが大量に市場へ出回っていたから競売で落札した。安くはなかったがな。
手元に確保できたおかげで、いつでも入ることはできる」
「ふむ。
なら、そこまで難しく考えなくてもいいかな。
一度出入りしたら、次入る時は前情報が充分あってスムーズにゲーム再開できるから、観光に来るくらいの気軽さで行き来できるよ」
ネオンさんが目をぱちくりさせ、ダルツォルネが渋い顔をする。……まぁ気軽に危険な場所を行き来してほしくはないだろうしな。
「だが、ゲームデータは一度出たら10日で消えるんじゃないのか?
それに移動スペルが手に入るマサドラへ、また自力で行かなければならないんだろ?」
ダルツォルネ達でも、ネオンさんを守りながらあの道中はキツイか……
「いや、10日で消えるのは指定ポケットのカードだけ。他のデータは消えないよ。フリーポケットのカードは10日を待たず、外に出た時点で消えるけど。
だからアントキバに金を預けておいて、その街にいるプレイヤーから移動スペルを買い取れば、行ったことのあるマサドラへなら簡単に移動できる。
まぁ知ってたらどうとでもなるから、そこまで身構えなくてもいい。もちろん少人数の護衛だけで来るのはダメだけど。敵対するプレイヤーと遭遇した時、危険だから」
「うーむ……」
「ダルツォルネ。
また来るって約束しないと、ネオンさんなかなか帰ってくれないぞ?」
「そーだそーだぁ」
「ぐ、ぐぅぅむぅ……」
護衛の3人があまりに私をジロジロ見てくるので、思わず尋ねてみる。
「なんです? 私の顔に何か付いてます?」
「いえ。
……あなた、アイシャ=コーザよね? 選挙の時に見かけたから」
ああー……。つまり3人ともプロハンターか。そりゃ知ってるか、選挙に参加したなら。
背の低い女性が、私を窺うように話を続けてくる。
「どうしてあなたが会長に選ばれたのか不思議に思ってたけど……
間近にいると、なんだか分かる気がするわ」
「なに? 選挙とか会長って」
ベルさんが興味ありげに聞いてくる。メレオロンとシームは、特に反応してない。もうウラヌスから聞いてたんだな、多分……
「その……ハンター協会で、次の会長を決める選挙がありまして。
それで、まぁ」
「へぇー! アイシャ、それで会長になったんだ!
すごーい♪」
「い、いえ……
無理やり会長職を押し付けられたようなものなんで、すぐ辞めましたよ……」
「え? そうなんだ。
なぁんだ、びっくりした」
う、うん……やっぱり面倒だな、こういうの。どこで尾ひれが付くか分からない。
「あれは俺も驚いたぜ。
会長になりたくないって言ってんのに推薦されまくって、会長になった後どうすんだと思ってたら、いきなり辞任宣言だからな。若いのに肝が据わってんぜ、あんた」
……そう取られるか。どう転んでも煩わしいな。
独特な髪型の女性が、なぜかおそるおそる尋ねてくる。
「あなた──
コーザファミリーの関係者?」
ぐぅっ!? 今そんなことを聞いてくるか……!
……。
まあ、そうだな。この人達はマフィアに雇われてるみたいだし、その辺りは気にするか。
ただ……認めるのは抵抗がある。メレオロンとシームがいる、この場では。
「……アイシャ。
ウラヌス、気づいてたわよ。多分そうだろうって」
気遣わしげなメレオロンの言葉に、複雑な想いが
そうか……アームストルに私の家があるのをウラヌスは知ってるんだし、それとコーザファミリーを結び付けるくらい、彼ならできるか。
……プロハンターを甘く見すぎてた。すぐバレる嘘なら、吐かない方がマシかもな。
「ええ……関係者です。
ただ誤解しないでほしいですが、私自身はマフィアではありません」
もちろん偽りない事実である。もしここで私はマフィアだと認めてしまうと、この話が広まった時におそらくリィーナが困り果てる。……父さんも、私をマフィアのあれこれに関わらせる気は一切ないようだし。
けどコーザ姓を名乗る以上、こうやって詮索されるのは避けようがないんだよな。
「嘘は言ってないみたいね。
ヴェーゼ。複雑な事情があるようだし、これ以上は聞かないであげて」
「……分かったわ。悪かったわね」
「いえ……」
背の低い女性……この人も、他人の嘘を見破れるのか。怖いな。耳を立てるような動きしてるし、声を聴いて判断してるのかも。
「一方的に知ってるのも不公平よね。
あたしはセンリツ。もう気づいてるでしょうけど、プロハンターよ」
「さっき名前呼ばれたけど、私はヴェーゼ。同じくプロハンターよ」
「バショウ。プロハンターだ」
3人の自己紹介を聞いて、ベルさんが仰け反る。
「うわ、3人ともプロなんだ……アマならゲーム内にいっぱい居るんだけどね。
わたしはベル。残念ながらプロでもハンターでもないわ」
「シームです」
「……メレオロンよ」
名乗り合った後、お互い沈黙する。まぁ話題がないしな。多分、私のこと以外では。
「いいかしら?
どうしてもあなたに、尋ねたいことがあるの」
ヴェーゼさんが私に切実な目を向け、そう告げる。
「……
すいません。私もちょっとヴェーゼさんと2人で話してきます」
「あらら、あなた達も? いってらっしゃい♪」
ベルさんが軽く手を振る。なんかこう皆バラけると落ち着かないけど、これ以上余計なことを姉弟に聞かせたくないしな。仕方ない。
ウラヌスやベルさん達が目に届く範囲で、それなりに距離を開けて私とヴェーゼさんは立ち止まる。
「単刀直入に聞くわ。
……セメタリービル。あそこで旅団と戦っていたのは、あなた?」
「────ッ!!」
まさか。あの場で生き残った人かッ!?
「……」
私は沈黙を返す。肯定も否定も、口にしない。
「今は『絶』で隠してるみたいだから分からないけど……
あなたが、有り得ない質と量のオーラを放っていたのを覚えてる。
……いまだに夢に見るのよ。忘れたいのに」
身を抱え、震えるヴェーゼさん。
何も……言えない。そもそも説明しようがない。
戦っていたと肯定することは容易い。けれど、それに続くであろう質問に、きっと答えられない。……あの時のことは、私も思い返したくはない。
ヴェーゼさんが視線を落とし、
「……あそこで、仲間が2人死んだ。
私はたまたま生き残っただけ。……多分、あなたが来てくれたおかげで。
カタキをとってくれたとか、助けてくれたとか……他に聞きたいこともたくさんある。
……けど、あなたが話したくないなら、これ以上は聞かないでおくわ。
ただ──」
「ただ?」
思わず聞き返す。
「あれがあなたの、本当の力なら──
きっと、いつまでも隠し通せないわよ。……いずれ知れ渡るわ」
「……」
彼女の忠告は、私の胸に冷たい痛感を残した。
残された5人のうち、センリツもまた周りに聞かれたくない話を始めていた。
「あなた達、仲が良さそうだから聞きたいんだけど……
ウラヌスのこと。彼、体調大丈夫?」
その質問に、メレオロンとシームは答えられず、ベルが片眉を動かした。
「どうしてそんなこと聞くの?」
「……彼の鼓動、1年前に比べて随分弱ってる気がするわ。
無理してないといいんだけど」
ベルが口許を親指でこすり、メレオロンとシームに視線を送る。
「わたしもそうじゃないかなって思ってる。
昨日、喧嘩しようとしたわたしをウラヌスが押さえてくれた時……
前にも似たようなことがあったんだけど、その時に比べてかなりパワーダウンしてた。
単に疲れてただけかなと思って、気にしないようにしてたんだけど……」
キメラアントの2人は、言葉を返せずにいる。
センリツは気遣わしげな顔で、
「やっぱりそうみたいね……
今すぐどうということはないかもしれないけど、疲労が溜まると良くないかもしれない。
気をつけてあげてね」
シームがこくりと頷く。メレオロンは顔色を悪くしていた。
「俺も聞きたいことがあるんだ。
もしかしてジャポン出身じゃねーのか?」
「え? 誰が?」
バショウの質問に、ベルが尋ね返す。
「俺がジャポンの生まれだから分かるんだが。
ジャポン語ってのは、話し言葉が共通語とほとんど同じなんだ。だが、喋り方に独特のイントネーションがあってな。出身がそこだと、ちょいとクセが出るんだよ」
ベルが怪訝な顔をする。バショウは質問に答えていない。
「へぇ、あたしでもそれは気づかなかったわ。
そうなんだ」
センリツの言葉に機嫌をよくするバショウ。
「ああ、俺みたいに出身者じゃないと聞き分けは難しいかもな。
……あ、誰がって?
あの2人だよ。えっと、ウラヌスってのと、もう1人の嬢ちゃん」
メレオロンとシームが軽く眼を剥く。ベルは小首を傾げ、
「……ウラヌスとアイシャが?」
「ああ、ありゃ多分そうだぜ。
にしても、あのウラヌスってやつの声はなかなかいいな。歌うまいんじゃねぇか?
ぜひとも俺の俳句を一句
あ、ちなみに俳句ってのはだな──」
その後のバショウの話は、誰も聞いていなかった。
・ノストラードファミリーの個人近況
【ネオン=ノストラード】
クロロに能力を奪われなかった為、それまでと変わらず占い師として実績を積み上げている。
人体収集癖と周囲を振り回す性格は直ることがなく、むしろ悪化気味。ただマフィアとして表立っての活動も避けられなくなった為、人並みの礼節は身につけている。
彼女のコレクションには、地下競売で競り落とした緋の眼も未だにある。
固有能力は特級だが、プロでもハンターでもなく、戦闘能力はゼロに近いまま。
【ライト=ノストラード】
ネオンが無力化しておらず、十老頭への強いコネも手に入った為、占いビジネス自体は順風満帆の模様。
しかし、更なる組の急進により周囲の嫉妬も強まり、あまり遊んでもいられなくなった。ネオンからも占いを増やすなとつつかれ続け、着実に苦労人の道を歩んでいる。念能力者ではないので、親子喧嘩したら多分負ける。
【ダルツォルネ】
クラピカが加入しなかった為、幻影旅団との交戦を避けた結果ヨークシンから生還し、現在もネオン護衛団のリーダーを務める。最もネオンに振り回される苦労人ポジションも変わらず。
未来予知を可能とするアイテムがグリードアイランドにあると知り、真偽確認とネオン護衛の為にゲームへ入ってきた。なお、彼がネオンに対し「お嬢様」と呼ぶのはゲーム内のみ。現実のように「ボス」と呼ぶと、他プレイヤーから不要な詮索を受けることを懸念して。もっとも、それなら「ネオンさん」と呼ぶべきなのだが、そこまでするのは抵抗がある模様。
ライセンスの有無にこだわらず、情報収集を怠る悪癖があり、能力者としても難があることから、プロでもなければハンターですらないと思われる。
新たに神字を刻まれた刀は、彼の密かな自慢の一振り。
【センリツ】
ダルツォルネらとともにウボォーギンと陰獣の戦いを傍観し、交戦を避けて無事生還。
ネオン護衛団の一員のままだが、護衛にうってつけな能力者である為、ダルツォルネの信を得ている。また、仲間との関係も良好。
クラピカがノストラードファミリーに関わらなかったことによる一番の損失は、彼女と知り合う機を逸したことだろう。
プロハンターとして参加した会長総選挙でも、ゴン・キルア・クラピカを目撃した為、幻影旅団を捕獲したのがあの時の若い男=クラピカであったことを知る。
ネオンの依頼である収集活動をする傍ら、闇のソナタを捜索しているが、そちらは今も見つかっていない。
【バショウ】
ダルツォルネらとともにウボォーギンと陰獣の戦いを傍観し、交戦を避けて無事生還。
ネオン護衛団の一員のままだが、ヨークシン後は依頼の1つである収集活動をする傍ら、バイクで世界旅行を楽しんでいた。
が、グリードアイランドへネオンが入るという話が急遽飛び込み、護衛に復帰している。プロハンターなので、会長総選挙にもちゃんと顔は出した。
【ヴェーゼ】
本来ならセメタリービルで死亡するはずが、アイシャによって大きく運命を変えられた1人。
幻影旅団とアイシャのファーストコンタクトに居合わせて、武神が放つ激情のオーラと圧倒的な戦闘能力を目の当たりにした。
増援に駆けつけた旅団員とアイシャの会話中に会場から抜け出し、崩落するセメタリービルからかろうじて脱出する。
その後、合流したダルツォルネらとともにウボォーギンと陰獣の戦いを傍観。二大殺人現場に居合わせて生還した強運の持ち主。しかし操作系能力の出番なし。
アイシャのことについては誰にも話せず、その正体も分からず仕舞いだった。が、会長総選挙で再びアイシャを目撃。更にワケが分からなくなり、1人困惑している。
原作ではプロかアマか語られていないが、固有能力を完成させており、護衛団の面接に訪れた他3人が全員プロで、ライセンスがなければ入手の難しそうな品を手に入れていたので、おそらく彼女もプロハンター。
【シャッチモーノ=トチーノ】
1999年9月1日の地下競売会場で死亡。
フランクリンの念弾に被弾した点も変わらず。彼の能力で、かろうじてヴェーゼだけは生き長らえた。放出系。一応ハンターと名乗っているので(プロとは明言していないが)、おそらくライセンス持ち。
【イワレンコフ】
1999年9月1日の地下競売会場で死亡。
フランクリンの攻撃力が(原作より)増していた為、シャッチモーノの能力が速く破られ、巨漢ゆえ被弾の憂き目に遭った。合掌。原作でのやられっぷりを見ても、プロだったとは思えない。
【スクワラ】
クラピカが加入しなかった為、幻影旅団との交戦を避けた結果ヨークシンから生還。
地下競売の1件でほとほとうんざりし、彼女(侍女のエリザ)とともにファミリーを退職する。やはり出番のない操作系能力。アマチュアハンター。
【リンセン】
クラピカが加入しなかった為、生きてはいるものの、ヨークシン以降も護衛団の一員という立ち位置に変化なし。慈悲はない。いちおうプロハンター……