どうしてこうなった? アイシャIF   作:たいらんと

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オータニア編8 2000/9/21
第百七章


 

 あれこれドタバタしてるうちに、もうお昼である。いや、まだお昼だよ。なんかどっと疲れたよ……

 ひとまず先ほど取ったカードの正確な売り値を確認する為、再びトレードショップへ。

 

 『怒れるキャッツアイ』42000ジェニー。これが3枚。

 『拗れるタイガーアイ』44000ジェニー。こっちは4枚。

 『結ばれるブルーアイズ』286000ジェニー。ウラヌスが取った1枚のみ。

 

「山分けって約束だから、1人頭58800ジェニーだな。

 えっと、メガネとカメラの分も合わせて……

 俺達の取り分は25万2000。ベルの取り分が28万8000。

 残った144万3000がネオンさん達の分だよ」

 

 ウラヌスがサッと計算して、場の数人が『んー』と考えてる。私はもう、諦めた……

 

「わたし、そんなに要らないんだけどなー」

「旦那に比べりゃ、よっぽどいい働きしてたよ。

 いいから貰っとけ」

 

 うん。ベルさんが居なかったら、指定ポケットカードをこの街では1枚も取れなかっただろう。ネオンさん達も居たからだけど。少なくとも私1人の力じゃない。

 

「お嬢様。

 申し訳ないですが、ここでの買い物は次の機会にしてもらってよろしいでしょうか?」

「ええ、仕方ないですね。

 カードはマサドラで売った方がいいですし、お金はもう渡さないといけないですから」

 

 私達の団体行動は基本的にここまでだ。アイアイ攻略が済んだので、ネオンさん達ともベルさんともお別れになる。実際に解散するのは、マサドラでカードを売った後だけど。

 

「ベル。アイアイはもういいよな?」

「充分楽しめたし、満足よ♪

 あ、でもドリアスとグルセル行く時は声かけて。

 次はモリーも一緒に♪」

「……お前さ」

「少なくともドリアスは、人数いた方がいいって言ったじゃない」

「そうだけどさぁー」

「次の日曜日、モリーお休みだからそこで誘って♪ お願いね」

「勝手に決めんな。

 ……都合がつくようなら誘うけど、約束はしないぞ」

「それでいいわよ。楽しみねー♪」

 

 ウラヌス押し切られてる……まぁいいけどね。メレオロンがまた窮屈な思いしそうで、可哀想だけど。特に今回、かなり肩身が狭そうだったからな。

 

「じゃ、今からマサドラへ行くってことでいいよな?」

「ああ」

 

 ウラヌスの確認に、ダルツォルネさんが同意。「ブック」でバインダーを出し、

 

「──『同行/アカンパニー』オン。マサドラ」

 

 ウラヌスの声を受け、昼の陽射しの下、私達10人は空を飛んだ。

 

 

 

 マサドラに到着して早速トレードショップまで移動。皆のカードを、ダルツォルネさん1人に預けて売却してもらう。

 そして報酬を受け取る。ベルさんは1人で、私達はウラヌスとシームの2人が、お金を受け取った。

 ここで解散──することなく、スペルカードを買いに行こうという話に。私達も今日のゲーム攻略は終わったし、スペルの補充は今しても構わないもんな。

 ということは……

 

「──『解析/アナリシス』オン。385」

 

 街の往来から外れて、ゲームキャラが来ない建物の陰でメモを始めるウラヌス。うむ、平常運転だな。……この状況でも。

 9人の微妙な視線に気づいてはいても、『解析』『道標』『名簿』を淡々と消化してる。

 

「いつもこんな感じなのか?」

「そうですね……」

「ふむ。我々も見習うべきかもしれんが……」

 

 難しい顔のダルツォルネさん。空気読まずにやるウラヌスを見習うのはどうかと思うよ……。ただ、このマメさの恩恵を受け取ってる私達がどうこう言いづらいんだよな。

 

「──『名簿/リスト』オン。1035」

 

 

 

 現在 1035「堅牢」を

 所有しているプレイヤーは

 1人

 所有枚数は

 1枚

 

 

 

「相変わらず、か」

「それはアンタのことでしょ?」

「へ?

 ……あ、うん。待たせてゴメン」

 

 ウラヌスの独り言に突っ込むベルさん。まぁ終わったようだし、いいけどさ。

 

 

 

 スペルカードショップ。

 10人でぞろぞろ入っていき、ダルツォルネさんが10袋購入。だけでなくベルさんも5袋購入した。

 

「お前、わざわざ買うほどスペルカードなんて要るのか?」

「だって、あなた達とすぐトレードできるじゃない」

 

 ウラヌスの疑問に、さらっと返すベルさん。クリアする気のないベルさん夫婦にとって有効なスペルは少ないだろうけど、トレードするなら話は別か。移動スペルの取り合いになりそうだけど……

 そして33袋買うウラヌス。

 

「そんなに買って大丈夫か?」

「すぐカード整理するからな。

 遠慮してたら、必要なスペルなんていつまで経っても集まらないよ」

 

 疑わしげなダルツォルネさん、しれっと答えるウラヌス。自力で『堅牢』を引く気なら、ウラヌスの言う通りにするしかなさそうなんだよね。限度枚数に達したら終わりだし。

 

 で、店内のテーブルでパックを開け始める。

 ベルさんは鼻歌交じりに。ネオンさんは「何が出るかなぁ」と楽しげに。

 ウラヌスは淡々と作業的に。彼を見て、センリツさんがちょっと嫌そうな顔してる。

 ベルさんとネオンさんも、そのウラヌスを見て、

 

「アンタ、ほんと楽しくなさそうに開けるわね……」

「開ける時に、レアなの出たらいいな、とか思わないんですか?」

「……俺もう何袋開けたか分かんないしな」

 

 この差である。

 

 

 

 ベルさんが引いたカード、15枚。『強奪』と『同行』引いて喜んでた。

 

 『盗視/スティール』2枚

 『防壁/ディフェンシブウォール』1枚

 『掏摸/ピックポケット』1枚

 『再来/リターン』2枚

 『左遷/レルゲイト』1枚

 『衝突/コリジョン』1枚

 『強奪/ロブ』1枚

 『暗幕/ブラックアウトカーテン』1枚

 『解析/アナリシス』2枚

 『宝籤/ロトリー』1枚

 『再生/リサイクル』1枚

 『同行/アカンパニー』1枚

 

 

 

 ネオンさんが引いたカード、30枚。ランクC以上が1枚もない……

 

 『盗視/スティール』1枚

 『透視/フルラスコピー』1枚

 『防壁/ディフェンシブウォール』2枚

 『再来/リターン』3枚

 『複製/クローン』1枚

 『左遷/レルゲイト』1枚

 『初心/デパーチャー』1枚

 『漂流/ドリフト』3枚

 『衝突/コリジョン』3枚

 『看破/ペネトレイト』1枚

 『暗幕/ブラックアウトカーテン』2枚

 『解析/アナリシス』2枚

 『宝籤/ロトリー』3枚

 『再生/リサイクル』2枚

 『名簿/リスト』3枚

 『交信/コンタクト』1枚

 

 

 

 で、ウラヌスの引いた99枚。そのまま使ってもあまり有効なスペルは無いな。こういうスペルを使い回す手練手管はウラヌスに一任である。

 

 『盗視/スティール』5枚

 『透視/フルラスコピー』4枚

 『防壁/ディフェンシブウォール』4枚

 『反射/リフレクション』3枚

 『磁力/マグネティックフォース』2枚

 『掏摸/ピックポケット』2枚

 『窃盗/シーフ』1枚

 『交換/トレード』2枚

 『再来/リターン』9枚

 『複製/クローン』1枚

 『左遷/レルゲイト』4枚

 『初心/デパーチャー』3枚

 『念視/サイトビジョン』2枚

 『漂流/ドリフト』2枚

 『衝突/コリジョン』3枚

 『城門/キャッスルゲート』2枚

 『贋作/フェイク』1枚

 『堕落/コラプション』1枚

 『妥協/コンプロマイズ』1枚

 『看破/ペネトレイト』1枚

 『暗幕/ブラックアウトカーテン』6枚

 『追跡/トレース』2枚

 『投石/ストーンスロー』2枚

 『凶弾/ショット』1枚

 『道標/ガイドポスト』4枚

 『解析/アナリシス』7枚

 『宝籤/ロトリー』6枚

 『密着/アドヒージョン』1枚

 『浄化/ピュリファイ』1枚

 『再生/リサイクル』3枚

 『名簿/リスト』6枚

 『同行/アカンパニー』3枚

 『交信/コンタクト』4枚

 

 

 

 さっそく交渉を始める3人。と言っても、ネオンさんはダルツォルネさんと交代してるけど。

 

「やっぱりあなた達が欲しいのって『同行』よね?

 『再来』3枚でどう?」

「うーむ……」

「相場的にはそんなもんだろうな。

 俺達よりダルツォルネ達の方が要るだろ? 5人なんだし」

「そうなんだが、『再来』も数が乏しくてな。

 我々も常に5人で移動するわけではない」

「ウラヌス、あんた『再来』何枚あるの?」

「んー。いま取ったのと合わせて17枚だな」

「充分じゃない。それなら、こちらさんの持ってるスペルと『再来』交換してあげたら?

 欲しいのがあればだけど」

「……『複製』は譲って欲しいけど、『再来』何枚が相場だろうな。

 それを手放す気があればだけど」

「我々が増やしたい指定ポケットカードはないから、手放すのは構わないが。

 『もしもテレビ』は入手してもゲインするだけだからな」

「できれば入手した後、連絡してほしいけどな。

 俺達の『複製』を使って、増やしたカードで交渉してほしいし」

「覚えておこう。

 ……それを言うと、我々も『複製』は惜しいんだがな。増やしたカードでも、ゲインはできるんじゃないのか?」

「うん、できる。

 『もしもテレビ』のオリジナルカードを売却したいなら、『複製』は必要だな。

 ま、でもそれは今の話じゃないだろ? その時、手元になければ俺達と交渉でもいいと思うけど。今必要なのは『同行』と『再来』だろ?」

「うむ……」

「で、結局『複製』1枚と『再来』何枚で交渉するのよ?」

「カードの売却値だけで言えば、3000ジェニーと300ジェニーだから10倍だな。

 そうだな……トレード相場的にはやっぱり8枚から12枚くらいだと思う。正直に言えば12枚なら断りたい」

「なら10枚で交換してくれ。

 ……そちらの奥方も、『再来』3枚で『同行』1枚と交換してほしい」

「あら、奥方だなんて♪

 ベルでいいわよ、ダルツォルネさん♪」

「……なら、私もダルツォルネでいい」

「OK♪

 じゃあダルツォルネ、交換は受けるわ。とりあえず全員、交換しちゃいましょう」

「ああ」

「そうすっと、俺達は『再来』1枚余分に出さないとな。ブック」

 

 テキパキ交渉が進んでる。楽しそうだな……ネオンさんも羨ましそうに眺めてる。

 カード交換が済んだ後も、『交信』が『漂流』が『追跡』が──と色々話が弾んでる。ちょっと長引きそうだ。ショップを出る時カードをバインダーに入れないといけないし、ここで交渉済ませた方がいいのは分かるんだけどね。

 

「……ホントにそれでいいの? あんた、結構ソンしてると思うけど」

「別にいいさ。大した額じゃない。

 どうしたって『交信』はお互いに持ってないと意味がないし、俺達だけ大量にあっても仕方ない。……それより『追跡』の件、本気か?」

「なによ。自分達だってしてるんでしょ?」

「そりゃそうだけど。

 旦那に拒絶されても知らないぞ?」

「その時はその時よ」

「まぁいいけどさ……

 ダルツォルネ。『漂流』を使う時は、街の入口に仲間全員で移動してから1人で唱えて、全部使い切ってから『再来』で仲間の居る街に戻り、最後に行きたい街へ『同行』だぞ。街の名前はちゃんとメモっとけよ。間違えると面倒だから」

「……概ね心得ている。一度失敗したからな。

 我々がアイアイにいたのも、『漂流』で行けるようにしたからだ」

「うん、なら大丈夫か。じゃあトレードしよう」

 

 3人の間で、カードがパタパタ行き来する。うん、協力関係にある相手とトレードっていいな。ピリピリせず、すごい(なご)やかだ。

 

 

 

 交換後、バインダーにカードを収め終えてショップから出る私達。

 

「さて、お前達はこれからどうするんだ?」

 

 ダルツォルネさんが尋ねてくる。ふむ。そりゃね。お腹すいたし、お昼食べるけど。

 

「俺達はまた別の街でコツコツやるさ。やらなきゃいけないことが多くてね」

「わたしは家に帰るだけよ。そろそろ家事しないと」

 

 ベルさんの方を何とも言えない顔で見るダルツォルネさん。うん……ベルさん、マジでゲームから出る気ないな。

 

「ダルツォルネさん、ショッピング!」

「分かっていますとも。……我々はアイアイへ買い出しだな。

 ウラヌス、また会う約束はできるか?

 相談したいことがまとまったら話をさせてほしい」

「ん、了解。

 『交信』で連絡してくれれば、空いてる時間に会うよ。

 ただ、朝昼は大体埋まってるな。会うのは晩になるかも」

「承知した」

「ウラヌス♪ もちろん分かってるわよね?」

「あー、日曜誘えって話か?

 3日後だしな。忘れてるかも。都合あうかも分かんないし、約束はしない」

「あんたがこの手のこと、すっぽかすわけないじゃない」

「……あんまりアテにはすんなってことだよ」

「ふふん♪

 まーいいわ。楽しみにしとく♪」

「はぁ。……じゃあな」

「ばいばーい♪」

「またな」

 

 くるりと踵を返し、すたすた歩いていくベルさん。出しっぱなしだったバインダーからカードを取り出し、

 

「──『再来/リターン』オン! アントキバへ!」

 

 空の彼方へ消えるベルさん。

 

 私達を見てくるダルツォルネさん達に会釈し、歩き出したウラヌスへ目を向ける。背後から私をやけに注視してくるプロハンター達。……値踏みされてるな。今の私を見たって意味ないだろうけど。

 

「ウラヌス、これからどこへ行くんですか?」

「まずは不要カードを売っ払って、それから昼メシだね。

 みんな、腹へったろ?」

「ええ。それはもう」

「ボクもぺこぺこー」

「昼食もご一緒するのかと、ちょっと冷や冷やしてたのよね。

 どこで食べるの?」

「そりゃオータニアだよ。みんな、そのつもりだろ?」

 

 全員がにこやかに頷き、ウラヌスも笑みで返す。

 

「──『同行/アカンパニー』オン! アイアイへ!」

 

 背後で5人が、上空へと飛び去った。

 

 

 

 交換してもらった分も合わせた『宝籤』10枚で景気良く大ハズレを引き、不要カードをショップで売却。そして『再来』でオータニアへ。

 

 

 

 いつものように街の入口からノンビリと散歩し、やっぱりいつもの料亭『秋の空』へ。

 お座敷にドスドスと座り込み、

 

「んあー。おっつかれー」

「みなさん、お疲れ様です」

「いっぱい人がいて、大変だったねー」

「はぁぁぁぁ……

 よーやく、一息吐けるわぁー」

 

 リュックを下ろしたメレオロンが深く息を吐いてる。そうだろうな……彼女だけ無闇に緊張しただろう。バレたらシャレにならないからな。

 

「思ったんですけど、他のプレイヤーと行動する機会は今後もあるでしょうし、手を隠す手袋のようなモノが必要かもしれませんね」

「へ? アタシの話?」

「そうですよ。

 シームは上手に隠せてますし、あなたもそうできたらいいなって」

「あー。確かにな。

 メレオロン、手が使えなくて結構困ってたろ?」

「そうなのよ……

 ちょっと顔触ったりとか服整えたりとか、人目があるとそういうこともできないのよ。カードも使えないとか、シャレにならないじゃない? 1人か2人ぐらいなら隠せなくもないけど、あんなに居たらどうしようもないわよ。

 アタシでも付けられて、人の手みたいに見える手袋があったら、ぜひ欲しいわ」

 

 やっぱりそうか。メレオロンって、ツナギのポケットに手を突っ込んでることが多いんだけど、アレって他人に自分の手を見せない為だもんね。

 仮に他のプレイヤーから襲撃された場合、緊急避難で躊躇なく移動スペルを使うこともあるだろう。そうなれば当然、相手からメレオロンの手が見えてしまう。このままにするのは確かにマズいな……

 

「うーん。後で買い物行った時に探しとくか……

 ともあれみんな、ホントお疲れ様。

 指定ポケットカードも取れたし、戦果としちゃ充分だったよ。メレオロンもそうだけど、アイシャも災難だったね」

「えっと……まぁそうですね」

 

 指定ポケットカードのイベントは、正直大変だった。でもそんなことよりノストラードファミリーがなぁ……完全に不意打ちを食らった形だ。あの人達のせいで、マフィアの娘だってバレちゃったじゃないか。

 ほとんどバレてたみたいだし別にいいんだけど、そのへんイジられるとちょっと困るんだよね。事情が複雑だから。

 ……あー難しく考えるのヤメヤメ。美味しいモノ食べて、気分転換だ!

 

「カードの整理もしたかったからここに来たけど、いちおう晩もここで食べる予定だし、考えて頼んでね」

 

 うっ。クギさされた。……普段頼まないようなモノ注文するのも一興か。そう考えよう。

 

「ちなみにご予算は?」

 

 私が尋ねると、ウラヌスは視線を逸らして少し思案顔。

 

「……それなりに稼いだし、好きに頼んでいいけど?

 この後イナゴ退治するなら、なおさら遠慮しなくていいんだけどなー」

「ええ、それはもちろん。

 修行にもなりますからね」

 

 主にこの2人の。見るからに『うぇー』という顔してるけど知らん。

 

「ブック。今のうちに『名簿』で真珠蝗の枚数見とくよ。

 みんなは先に注文しといて」

 

 

 

 真珠蝗の枚数は昨日と同じなので、今日も畑仕事決定。ウラヌスが『贋作』『複製』の細工をする中、真剣に何食べようか思案する。うーむ……なんだろ、今日はツルツルっといけるものが欲しいな。おソバ頼もうか。おろしソバなんて美味しそう……あっ天ソバもいいな。両方貰っちゃおうか。丼モノも……軽くお刺身も摘みたいな。ふふ。

 

 

 

 変わったモノを頼むと、だいたい値が張る件。そりゃお腹ふくらみにくいモノいっぱい頼んだら、高く付くよね。はい……

 気持ち肩身を狭くしながら、お店の外に出てくる。そのまま散策へ。

 

「おソバ何種類も頼んでるからコレは……と思ったけどさ。

 考えて頼んだ結果がアレなんだよね?」

「はい……」

「あの麺もなかなかよねー。

 変わった食べ方するし、お箸だからアレだけど」

「うん、美味しかった」

「ですよね。私、結構おソバ好きなんで」

 

 でも出してくれるところが少ないんだよな。特にざるソバ。だからまぁ、つい。

 

「ウラヌスは、おソバあまり好きじゃないですか?」

「俺はバリバリのジャポン人だし、好きだよ。もちろん。

 だから俺も釣られて食べたじゃん」

 

 うむ、それはよかった。正直めちゃ美味しかったしな。掻き揚げも絶品だったよ。

 昼食代で20000ジェニー近くブッ飛んだけどねー。ははー……

 

 

 

 

 

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