結晶都市の西にある、大きな宝石店。
お目当ての『美を呼ぶエメラルド』が非売品扱いで堂々と展示されているのを横目に、店内をうろつく紳士淑女なNPC相手にウラヌスが聞き込みをしていた。
「っかしーなぁ……」
後ろ頭を掻きながら、ウラヌスがこちらへ戻ってくる。
「どうしたんです?
全く情報が取れないとか?」
「うぅん、その逆。
出てくる情報がクリア前と全く同じなんだよ」
「ん? なにそれ。
じゃあやっぱりここで、あのエメラルド取れるんじゃないの?」
メレオロンが、少し離れた場所に展示されたその宝石を指差しながら尋ねる。まぁそういうことになるよね。
「だけど『道標』は、ハイループっつってたしなぁ……
でも肝心のエメラルドは、ここにあるし……あっ」
ウラヌスは何か気づいた様子で、展示されたエメラルドに近づいていく。
豪勢なショーケース越しに、じーっと見つめるウラヌス。私達がその後ろまで近づくと、
「これ、多分偽物だ」
『へっ!?』
「見た目は同じだしオーラも感じるけど、ちょっと雰囲気が違う。元々そういうフェイクアイテムがあって、多分それが飾ってある。
分かりやすく説明できないんだけど……」
ふむ……少なくとも、クリア前とそこは違うわけか。
「そうすると、やっぱりここでは取れないんですかね?」
「かもしれないけど……
クリア前は、店内にもキチンと本物が飾ってあったのは確かだね。
ぶっちゃけると、エメラルドって盗んで入手するアイテムなんだよ。
そもそもここは盗品を扱う宝石商で、仮に盗まれたとしても届出ができないって事情があって。その代わり盗みに入ると、警備が思いっきり殺しに来るけど」
「物騒な店ですね……
でも私の記憶だと、『美を呼ぶエメラルド』はランクSの中でも楽に取れる方だって」
「その通り。
夜中にここへ忍び込むと、10の部屋にそれぞれ10個ずつ金庫があって、どれか1つでも触れると警備が飛んでくる。
で、『スケルトンメガネ』を使えば、金庫に触れず中身を確かめられるから……」
あ、そうだそうだ。『スケルトンメガネ』を使えば楽に取れる、だ。思い出したよ。
「正解が分かってれば、入手してすぐスペルで逃げられるし、楽なイベントではあるね」
「けど、まともにやったら100分の1って大分エゲつないわね……」
「ランクSだからな、曲がりなりにも。
よほどオーラの探知に長けてれば見つけられるけど、実物は金庫の中だしな」
「んー。
でも密閉された金庫の中じゃ、オーラなんて感じられなくないですか?」
「宝石のオーラはね。
……ところが宝石を入れた金庫自体にも、オーラが多少なりと移ってたりするんだよ。そういうことは実際にも起こりうる」
「あぁ、なるほど……」
元が強いオーラを発していれば、長期間接触している物にもオーラが残ることは確かにあるだろう。優れた芸術家の作品に、オーラが残留するケースはまさにそうだろうし。
「ともあれ、今はこれ以上調べられないかな。
実際、盗みに入ってみれば進展あるかもしれないけど、夜しか無理だからね」
「そうですね。
無駄足になるかもしれませんし、まだ『スケルトンメガネ』もありませんから」
「せめてメガネを取ってからかな……
うん。ひとまず情報収集は終わり。オータニアへ戻ろうか」
よかった。スク水にバスタオルを巻いた上からツナギ着てるから、落ち着かないなんてもんじゃないんだよな……早くお風呂に入りたいよ。
『再来』でオータニアへ戻り、トレードショップへ。換金アイテムを売り払うと、35万ほどになった。
「そこそこの額よね」
「日輪水晶を売ってないから、こんなもんだわな。
アイシャ1人で1時間やっただけだし」
「でも、アレまで売ってホントによかったんですか?
なんか使えそうでしたけど」
「天使のクォーツ?
まぁ……ちょっと融通が効かないからね。儲けもガクッと減っちゃうし」
『374:天使のクォーツ』
ランクC カード化限度枚数45
天使の祈りに満ちた 半透明の結晶体
祈りの波動に惹かれるのか 自然と天使を招き寄せる 悪魔はこれを忌み嫌う
私が取った中にこういうカードがあったんだけど、ウラヌス的には要らなかったらしい。魔女の森にも出てきた天使系や悪魔系のモンスターに有効なんだとか。けれどアイテムとして持っているだけで効果を発揮してしまうので、取り回しが難しいとのこと。
予算を確保した後は、すぐに旅館へ。チェックインして、私1人お風呂へ向かう。
脱衣所でツナギを脱ぐ。……こんなゆるゆるの服1枚で、よくメレオロンうろつけるな。
巻いていたバスタオルを剥がして、スク水を……あーもう、イヤだコレ。見てるだけで恥ずかしい。泳ぐ分には悪くないのが、また腹立たしいんだよな。あの変態、無駄に感心させてくれる。
水着を脱いで、浴場へ。すぐ浴槽に入りたいのをこらえ、湯を浴びる。
「はぁー……」
温まるなぁ。泳いだ後、濡れた水着でうろついたから流石に身体が冷えてたんだよね。
掛け湯を終えて、檜の薫る湯船へざぶんと浸かる。
「あー……はぁぁぁー……」
気持ちいいな……。……うん、さっきまでのことは忘れよう。罰ゲームは終わらせたし、気にすることはなくなった。
あの水着どうしよっかな……。さっさと処分したいけど、また泳ぐイベントが来た時に水着なしじゃ困る。でも代わりの水着が見つからないことには……弱ったなぁ。
「お待たせしましたー」
そう言いながら部屋に入ると、3人がテレビに向かっていた。ああ、ゲームしてたのか。
後ろで眺めてただけらしいウラヌスが、私へと目を向け、
「うぅん。あらためてお疲れ様」
「……まぁ違う意味で疲れましたね。
この後はどうします?」
11時だから、お昼にはまだちょっと時間がある。
「それなんだけど、マサドラに行ってスペル買っても時間余るからさ。
アイシャがよかったら、またキャナリアで散歩しない?
ゴンドラに乗ってもいいし」
「いいですね。
私もあの街は好きですよ」
「よかった。
それとコレ、返すの忘れててゴメンね?」
ゴムを返してくるウラヌス。うん、私も預けっぱなしで返してもらうの忘れてたよ。
受け取って、髪の毛をまとめる。……よし、これでいつも通り。
「ほら、2人とも。
そろそろ格ゲーやめて。出かけるぞ」
「えー、もうちょっとー」
「よしっ、終わり終わり!」
「ちょ、ねーちゃん! 負けそうだからって!」
「あー知らない聴こえない。
さ、本当のゲームはここからよー」
「ずーるーぃー」
「はは……」
相変わらずメレオロン、格ゲー弱いんだな。あの手でよくやってるとは思うけど。
靴を履き、時雨紅葉の玄関先を出たところで。
「そういえばさ。
時間があるなら、アレやっとかないわけ? イナゴ退治」
メレオロンが尋ねると、ウラヌスは困った顔で、
「あー、えっとな……
俺もそうしようかと思って、『名簿』で調べたんだけど。
もう『真珠蝗』はパンクしたんだよ」
「あっ……
ついに、カード化限度枚数いっぱいになっちゃいましたか」
「そ。
20人が30枚持ってる状態になってた。
ほら、今日って27日じゃん? プラキングが取れる、オータニアからエリルへのロードレースがある日だから、多分ついでに取ってく連中がね」
「なるほど……
効率が悪いのであれば、やっても仕方ありませんね」
「無理して稼げなくはないけど、それなら別のトコでもいいかなって。
まぁ予算は充分あるし、今は気にしなくていいよ」
「初っ端で真実の剣が売れたの、アレほんとにデカかったのねぇ。
お金稼ぎながら攻略って、結構難しいんでしょ?」
「そりゃもう、マジでな。効率非効率問わず、ひたすらカードを集めて売っていかないと全然足りなかった。トレードショップで情報買うのもバカにならないし。
それに比べたら、今はメチャメチャ効率よく進んでるよ。
適度に金稼げば充分だから、俺が前やってた時と全くペースが違う」
人手が全然足りないもんね。……楽させてもらってるなぁ。
そして『再来』で再びキャナリアへ。
機嫌よく河べりを歩く可愛らしいウラヌスで目を和ませて、甘くて冷たいジェラートを味わう。
ゴンドラにも乗り、その最中また『微笑みフローライト』をシームが発見、ウラヌスがゴンドラから水面を歩いて取ってくるといったハプニングはあったものの──
例のシーフードが美味しい店に到着。オープンテラスの席に着き、私はウキウキ気分でメニューを眺める。
「好きに頼んでいいんですよね?」
「もちろん。しっかり稼いでくれたし、お腹いっぱいどうぞ。
シームもさっき宝石見つけてくれたから、好きなだけ頼んでいいよ」
「わーい♪」
「アタシは?」
「メレオロン? 知らない子だな」
「えぇー……」
「つか、オマエも頼んでいいってなぁなぁにすると、2人へのご褒美にならないだろ?
普通に頼んで普通に食う分には構わないから、我慢しろよ」
「ねぇシームー……」
「フンだ。
おねーちゃん、さっきゲームの負け誤魔化したからキラーイ」
「あー……
ねぇアイシャ?」
「フフ。
……スク水の恨み、晴らさでおくべきか」
「あべしっ」
メレオロンが奇声をあげて突っ伏した。
メニューが決まり、ウラヌスが優美な動作でチリンチリン♪ と金の呼び鈴を鳴らす。
誰が呼び鈴を鳴らすかでまた揉め、私は前に鳴らしたので今回は遠慮した。なのでクジ引きに。ウラヌスのメモに、私がアミダとアタリを書き、3人に選ばせる。
結果、ウラヌスがアタリだったので、機嫌よく鳴らしている。メレオロンがなんかブチブチ言ってるけど、知ったこっちゃない。ざまぁとしか思わないよ。
注文を終えて、しばらく潮風の薫る中、談笑。やがて料理が運ばれてくる。
一番目を引くのは、私が頼んだ山盛りの蛸の唐揚げ。すっごぃお腹が空いてたので早速手を付ける。添えられた絶妙な旨みの塩胡椒、甘酸っぱさがたまらないタルタルソース、シャキシャキのキャベツの千切り……
ああ、美味しいなぁ。ぱくぱくぱく……
「アイシャー、1つちょうだい?」
「シームなら好きに取っていいですよ。
足りなかったら追加で頼みますから」
「うん!」
「ねぇ、アイシャ……」
「しっしっ!」
「この違い」
「オマエ、自分で頼めばいいだろうが……」
「アンタが慎ましく頼んでるから、アタシも遠慮してるんでしょうが。もー」
「ウラヌスなら取ってもいいですよ?
あなたは働きに対して、ちっとも食べてませんから」
「あー、うん。
後で少しもらうよ」
そう言って
昼食代がいくらだったかは、伏せさせてもらう。……うむ。
楽しい昼食を終えた後は、移動スペルでマサドラへ。
トレードショップで『微笑みフローライト』を売却、予算を調整してからスペルカードショップに入る。
カードパックを28袋購入、ウラヌスはキャナリアで散歩して気分よかったのか、珍しく鼻歌混じりに開封していく。
「フン、フフン、フン♪
……ん? どうかしたの?」
「あ、いえ。
機嫌よくカードパック開けてるなー、と思いまして」
「あー……
別に意味はないよ? なんとなく。
これで引きがよくなるなら、歌うくらいするけどねぇ」
「じゃあ、1曲聴きたいな♪」
「んー……
そいつはまた、気が向いたらな」
シームが言ってるのは、ウラヌスのカラオケのことか。……まだキュマニャンの衣装、確保してるのかな?
「えー、今ここで歌ってよぉ。キューマニャーン♪」
「キュマニャン言うな。
……ぷにっきゅま、ぷにっきゅま♪ お、なんか引いたぞ」
軽くあの歌を口ずさんだウラヌスが、ポンとカードをテーブルに置く。
げっ、『神眼』だ。2枚目かぁ……
「ちと扱いに困るねぇ。
使っちゃってもいいけど……」
「結構マメに『名簿』は使ってますし、消費するのもアリじゃないですか?」
「んー。
ゲーム外には当分出ないだろうし、アリかもね。
終盤でも必要だろうから、取っときたい気もするけど……」
「やったじゃん!
ウラヌス、もっと歌いながらパック開けて!」
シームのリクエストに、ウラヌスがうんざりと、
「えぇぇ。
真面目な話、歌とか関係ねーだろ……」
「別に歌うぐらい良いんじゃない?
縁起担ぎと思えば」
「縁起なぁ……
……ぷーにきゅーま、ぷーにきゅーま♪」
軽く首を振るウラヌス。ノリノリじゃないか。
ちなみにこの後、『擬態』『離脱』『徴収』が1枚ずつ引けた。まぁ歌う意味があったか分かんないけど。
『宝籤』が12枚も引けたので、シームがウラヌスを真似て鼻歌混じりに使用してる。
「ん? ──あっ!?」
「おっ?
なんか出たか、シーム?」
「これっ、これ!」
どれどれ?
『29:強制予約券』
ランクA カード化限度枚数20
どんな商品でもこの券に商品名を書くと必ず手に入る
ただし市販されているものでないと効果はない
もちろん代金は支払わなければならない 1000枚入り
「わ、ランクAじゃないですか!」
「おおぉーっ、シームやるじゃない!」
「ついてるなぁー。
『宝籤』でランクA自体、滅多に出ないんだぞ?」
「えへへー……」
前回プレイしてた時は、ランクAなんて一度も引けなかったんだけどな。
ウラヌスは照れるシームの頭を撫でながら、
「あー、でも……
これでグルセルに行く理由が1つ減っちゃったな」
「えっ?」
なんですと?
「このアイテム、グルセルで取れるカードなんだよ。
その……
3時間で料理を30品用意するイベントで」
「……」
「えっと……
もしかして、悪いカード引いちゃった?」
「あっ、いえいえ。
そんなことはないですよ?」
「んー。
でも、ベル達と話してた料理イベントで協力して、っていう件もこれで消えちゃったんだよなぁ……
まぁ大きくゲーム攻略は前進したけどな」
「……ホントに?」
「だってこれがあれば、もしもテレビとリサイクルームが金で買えるようになるからさ。
ベル達には、また別のことで協力してもらおうかな。
グルセルで取れるカードは他にもあるし、そのうち行くよ。アイシャも心配しないで」
はぁー。……なら、いっか。
オータニアに戻った後は、たっぷり修行♪ 姉弟をがっつりしごき、ウラヌスにも組手してもらって、満ち足りた気分で夕方を迎える。
いつものように料亭『秋の空』で舌鼓を打った後、旅館へ帰って檜風呂で疲れを癒す。
夜8時。
お風呂上がりに私達を部屋で迎えたのは、ウラヌスの布団でサクラと戯れるシームだけだった。
「メレオロンは?」
「おねーちゃん、疲れたからもう寝るって」
「……『練』の修行はどうするんです?」
「したよー。
だからボクもうくたくたー」
「にゃん」
ウラヌスの方を見ると、1つ頷いてくる。感心感心。このペースなら、姉弟組手を解禁する日もそう遠くないかな。
「……ウラヌス」
「なに?」
寝そべった格好で、何だか眠たげな目のシーム。
「明日、どうするの?」
「それを聞く為に起きてたのか?」
「んー……まだ8時だし。
おねーちゃんに、代わりに聞いといてって言われた」
「あいつ……」
「ぼくはサクラと一緒だから、別にいいよって言ったんだけど。
話を聞いたら寝るよ」
「そうだな……早めに済ますか」
ウラヌスが布団の上に座ると、シームは起き上がり、サクラをその頭上に鎮座させて、充電開始。
「あのさぁ、シーム……」
「なぁに、キュマニャン?」
「にゃあん?」
「いや、うん。もういい……」
にゃんこを頭に乗っけ肩を落とすウラヌス。ふふ、すっかり充電器がサマになってるな。
「えっと……
とりあえずまだ行ってない都市の整理な。
飽食都市グルセル。城下都市リーメイロ。
酒蔵都市バルカン。密林都市チャンタ。
湖底都市アクエリア。漁業都市ソウフラビ。
廃墟都市ムドラ。幻想都市ファンタズム。
城塞都市ジャロ。迷宮都市クロワーゼ。
牧農都市ハイループ。推理都市ミステリオ。
……12だな。こっから消去法で考えようと思ってる」
私は少し首を傾げ、
「今まで行った都市には行かなくていいんですか?」
「それも考えてるけど、時間の折り合いがついたら、かな。
アイシャって、今日で12日目だろ? あと18日で全部の都市を回り切るのが目標だから、そっち優先しないと」
「……攻略の妨げにならない範囲でお願いしますね?」
「もちろん。
そういう意味でも、全ての都市を回っとくのは大事だよ」
……まぁそうだな。見知らぬ場所を残しておく方が良くないか。状況によっては1人で動くことも有り得るもんな。
「まずバトルメインのところは、出来るだけ後回しにしたい。
メレオロンとシームの実力が充分な段階まで来たら、むしろ積極的に行きたいけど。
だから密林都市と廃墟都市はパス。
後は……幻想都市と城塞都市も、まだキツいから無しかな。
で、観光向きじゃなく、指定ポケットもロクにない城下都市と漁業都市もパス」
「ええ」
「酒蔵都市もあんまり行きたくないし……
そうすると、残り5つかな。
飽食都市グルセル。
湖底都市アクエリア。
迷宮都市クロワーゼ。
牧農都市ハイループ。
推理都市ミステリオ。
……どっか希望ある?」
「グルセル……」
「あーまぁ、アイシャはそうだろうね。
ただ、あそこへ行くなら、あのバカップルにも話を通さないとな……
シームは?」
「迷宮都市ってどんなトコ?」
「シームは得意そうだよな、今日見てた感じ。
街全体が迷宮構造で入り組んでるんだ。施設の位置が12時間ごとに変わっちゃうから、同じ店にもなかなか行けない」
「うわ、大変そう」
「時間経過で壁とか障害物が置かれたり消えたりで、通れたり通れなかったりするしな。
四六時中、迷うこと前提の街だよ。……スケルトンメガネがあると大分違うけど」
街まるごと迷路になってる場所がある、っていうのは前回プレイ中にも聞いたな。予想してたよりずっと面倒そうな都市だけど。
「そこへ行くなら、そろそろ高い地図も用意した方がいいかな」
「あっ。
……そういえば、ずっと高い地図を作ってませんでしたね。どうしてです?」
高い地図はランクDだから、いつでも『堕落』で作れたはずだもんな。
そう思って尋ねると、ウラヌスは気まずそうに顔を逸らし、
「うん、まぁ……
先に知ると、楽しみがなくなっちゃうかなと思って」
わざと黙ってたのか。……分からなくもないけどさ。
「とは言え、都市も残り半分だし、そろそろ地図で全部把握してもいい頃合いかな」
「どうせ見るなら、おねーちゃんも一緒がいい」
「うん、そうだな。
明日の朝、高い地図を用意してみんなで見るか」
ウラヌスはサクラを抱え、布団の上に置く。
「にゃう?」
一息吐いて、そのままゴロンと寝転がるウラヌス。
「そうすると、どこへ行くかの相談も明日かな……
やりかけのイベントも結構あるし、これからも忙しそうだ」
サクラが私の方へ駆けてきて、ぴょんと胸に飛び込んでくる。私はサクラを抱きかかえ、
「そうですね。
明日からもがんばりましょう」
「うん!」
「にゃん!」
「うん……」
・2000年9月27日終了時点で4人が所有するカード
『1003:防壁/ディフェンシブウォール』4枚
『1005:磁力/マグネティックフォース』1枚
『1007:窃盗/シーフ』 1枚
『1009:再来/リターン』 11枚
『1010:擬態/トランスフォーム』 6枚
『1014:離脱/リーブ』 4枚
『1018:徴収/レヴィ』 5枚
『1019:城門/キャッスルゲート』 13枚
『1021:強奪/ロブ』 4枚
『1022:堕落/コラプション』 4枚
『1023:妥協/コンプロマイズ』 4枚
『1026:聖水/ホーリーウォーター』 3枚
『1029:凶弾/ショット』 2枚
『1033:密着/アドヒージョン』 1枚
『1036:神眼/ゴッドアイ』 2枚
『1038:名簿/リスト』 3枚
『1039:同行/アカンパニー』 17枚
『1040:交信/コンタクト』 16枚
『174:日輪水晶』 1枚
『176:狂気のガーネット』 1枚
『179:神樹コハク』 1枚
『180:雪空オパール』 1枚
『199:メイドクマ』 1枚
『295:アキラメロン』 1枚
『296:ゴールデンピーチ』 1枚
『297:クリームバナナ』 1枚
『298:ドリップマスカット』1枚
『299:スパイシーレモン』 1枚
『300:ファイヤーチェリー』1枚
『601:50J』 4枚
『602:100J』 5枚
『603:500J』 1枚
『605:2000J』 3枚
『607:10000J』 6枚
『1:一坪の密林』 1枚 ※複製贋作
『2:一坪の海岸線』 1枚 ※複製贋作
『3:湧き水の壺』 1枚 ※複製贋作
『4:美肌温泉』 1枚 ※複製贋作
『5:神隠しの洞』 1枚 ※複製贋作
『6:酒生みの泉』 1枚 ※複製贋作
『7:身重の石』 1枚 ※複製贋作
『8:不思議ヶ池』 1枚 ※複製贋作
『9:豊作の樹』 1枚 ※複製贋作
『10:黄金るるぶ』 1枚 ※複製贋作
『11:黄金天秤』 1枚 ※複製贋作
『12:黄金辞典』 1枚 ※複製贋作
『13:幸福通帳』 1枚 ※複製贋作
『14:縁切り鋏』 1枚 ※複製贋作
『15:きまぐれ魔人』 1枚 ※複製贋作
『16:妖精王の忠告』 1枚 ※複製贋作
『17:大天使の息吹』 1枚 ※複製贋作
『18:小悪魔のウインク』 1枚 ※複製贋作
『19:遊魂枕』 1枚 ※複製贋作
『20:心度計』 1枚 ※複製贋作
『21:スケルトンメガネ』 1枚 ※複製贋作
『22:トラエモン』 1枚 ※複製贋作
『23:アドリブブック』 1枚 ※複製贋作
『24:もしもテレビ』 1枚 ※複製贋作
『25:リスキーダイス』 1枚 ※贋作
『26:7人の働く小人』 1枚 ※贋作
『27:顔パス回数券』 1枚 ※贋作
『28:移り気リモコン』 1枚 ※贋作
『29:強制予約券』 1枚 ※贋作
『30:コネクッション』 1枚 ※贋作
『31:死者への往復葉書』 1枚 ※贋作
『32:ウグイスキャンディー』 1枚 ※宝籤贋作
『33:ホルモンクッキー』 1枚 ※贋作
『34:なんでもアンケート』 1枚 ※贋作
『35:カメレオンキャット』 1枚 ※贋作
『36:リサイクルーム』 1枚 ※贋作
『37:超一流スポーツ選手の卵』 1枚 ※贋作
『38:超一流アーティストの卵』 1枚 ※贋作
『39:大物政治家の卵』 1枚 ※贋作
『40:超一流ミュージシャンの卵』 1枚 ※贋作
『41:超一流パイロットの卵』 1枚 ※贋作
『42:超一流作家の卵』 1枚 ※贋作
『43:大ギャンブラーの卵』 1枚 ※贋作
『44:大俳優の卵』 1枚 ※贋作
『45:大社長の卵』 1枚 ※贋作
『46:金粉少女』 1枚 ※贋作
『47:睡眠少女』 1枚 ※贋作
『48:発香少女』 1枚 ※贋作
『49:手乗り人魚』 1枚 ※贋作
『50:手乗りザウルス』 1枚 ※贋作
『51:手乗りドラゴン』 1枚 ※贋作
『53:キングホワイトオオクワガタ』1枚 ※贋作
『54:千年アゲハ』 1枚 ※贋作
『4:美肌温泉』 1枚
『25:リスキーダイス』 1枚
『29:強制予約券』 1枚 ※宝籤
『37:超一流スポーツ選手の卵』 1枚 ※複製
『40:超一流ミュージシャンの卵』 1枚
『43:大ギャンブラーの卵』 1枚
『44:大俳優の卵』 1枚
『45:大社長の卵』 1枚
『50:手乗りザウルス』 1枚
『52:真珠蝗』 4枚
『54:千年アゲハ』 1枚
『64:魔女の媚薬』 1枚
『65:魔女の若返り薬』 2枚 ※うち複製1枚
『66:魔女の痩せ薬』 1枚
『76:さまようルビー』 1枚
『78:孤独なサファイヤ』 1枚 ※宝籤
『79:レインボーダイヤ』 1枚 ※複製
『80:浮遊石』 7枚 ※うち複製6枚
『97:3Dカメラ』 1枚 ※複製
所有している有効指定ポケットカード種類数:19種
・ゲイン待ちアイテム
『80:浮遊石』1つ
・所有するカード化解除アイテム(夫婦預かり含む)
『84:聖騎士の首飾り』6つ
『100:島の地図』 2つ
『261:魔女の風邪薬』 1つ
『266:通行チケット』 1つ
『14255:釣具セット』 2つ
※雑貨品は割愛
・店舗貯金額
アントキバ飲食店 : 1890J
アントキバ交換店 : 541万8400J
マサドラ交換店 : 642万1710J
エリル桜茶屋 : 600J
オータニア定食屋 : 1700J
オータニアSS : 1000J
オータニア秋の空 : 1万0700J
オータニア時雨紅葉 : 1万2000J
オータニア交換店 : 17万5350J
トラリア交換店 : 4800J
トラリアデパート : 600J
スノーフレイデパート: 400J
カーゴ喫茶店 : 1700J
リスタール交換店 : 50000J
所持金と貯金合計額 :1216万8050J