ウラヌスとノヴは、路地裏に2人きりで顔を合わせていた。
「……ノヴ。言いづらいんだけどさ」
「なんだ?
わざわざこんなところに呼び出したんだ。遠慮なく言いたまえ」
「その……」
ウラヌスはノヴから視線を逸らし、しばらくして上目遣いに見つめた後、
「今朝、起きた時さ……
枕元に髪の毛いっぱい落ちてなかったか?」
「──ッッ!!
なっ……なぜそのことをッ……!?」
これでもかというほどたじろぐノヴ。ウラヌスは頬をかきながら申し訳なさそうに、
「やっぱり……
いや、よーく見ると、ところどころ薄くなっててさ……
ノヴってワリと神経質だろ? 昨日色々あって、頭皮にダメージいったのかなって……
頭がかゆくて仕方ないんじゃないか? それって抜け毛が激しい時の兆候なんだよ。
俺の目で見ても、かなり状態悪そうだし」
「フ……気にしすぎだ。
すぐ復調してしてみせるさ」
「震えて噛んでますやん。
いや、だから良さげなものを渡しとこうと思って」
「ん?」
バインダーを出すウラヌス。カードを1枚取り出して示す。
『69:長老の毛生え薬』
ランクB カード化限度枚数30
塗った所がフサフサになる薬 塗る時は手袋を着用すること
でないと手の平や指先にも毛が生えてしまう
1ビン200ml(頭なら10人分)
「……」
「これで元通りになるか怪しいけどな……俺も試したわけじゃないし。
ただ、何もしないよりはいいと思う。
当然ゲーム外には持っていけないから、使うなら帰る前に決断してくれ」
「……
キミの心遣い、受け取っておくよ。使うかどうか考えさせてもらう」
「ああ。……なーんかイヤな予感がしててさ。
なんとなーくだけど、禿げたノヴのイメージが頭に浮かぶんだよ。
それはイヤだからさ……」
「そんな嫌な想像は今すぐやめてくれ」
「ハハ。うん、やめとく。
後、俺達が帰る前にもし現実で何かあったら、面倒だろうけどゲームの中まで連絡しに来てくれ。メインでネテロが動くだろうけど、ノヴも移動を手伝うだろうし」
「だろうな……
それ自体は、やぶさかではないが。
連絡の件は了解した。会長にも伝えておこう」
「……あんまり会長呼ばわりしてやるなよ?
もうネテロ、うんざりしてるだろうしさ」
「分かってはいるんだが、なかなか感覚が抜けなくてな……
私にとっては、いつまでもハンター協会会長なんだよ」
「新しい会長が存在感を示せば、また変わってくるんだろうけどな。
まぁネテロの代わりなんて、そうそう務まらないか……」
「そうだな。仕方あるまい」
「……
昨日は、ホントごめんな。ノヴ」
「謝らなくていい。キミは気を使いすぎだ」
ウラヌスは照れくさそうに頬をポリポリかいた。
──あらかた相談を終え、マサドラへと飛翔するネテロ達を見送った後。
ウラヌスが気持ち良さそうに「んー……」と小さな身体をめいっぱい伸ばし、
「さて。
これからどうしようかな?」
「修行で」
「ノータイムでそれはどうなん?
まぁ気持ちは分かるけど、他にも考えなきゃいけないことあるしさ……」
「そうねぇ。
まずアンタ達が昨日一緒に寝てた事案」
「お、俺は知らないよ……
今朝起きたらそうなってたんだし」
「……私は、桜がどうしてもと言うから、一緒に寝てあげただけですよ」
「ふぅん。
夜中シームが看病の交代に行ったら、2人で仲良く寝てたらしくて、ビミョーな顔して部屋に戻ってきたわけよ」
「おねーちゃん!」
「……そう言われましても」
「シーム的にはアレでしょ?
桜がウラヌスに戻るかどうか心配だったわけでしょ?」
「うん……
あらかじめ大丈夫って話は聞いてたけど」
「へ? 聞いてたの?」
「……ウラヌスが、桜と交代してネテロさん達と戦ってもらうって。
お風呂へ入ってる時に」
……そっか。シームが心配するといけないから、事前に話しておいたんだ。
「桜と相談して決めたんだって。
というか、桜からそういう提案をされたって」
桜の方からか……。まぁ戦うことをむしろ望んでる感じだったしな。
「だから、大丈夫なのは分かってたってこと?」
「うん……
それでも不安だったけど」
「元に戻れる保証なんてありませんからね……
今朝の時点で戻っていたことは確認していますが」
「どうやって?」
「どうやって、って……
まぁ反応で分かりますし」
「あれだけ密着して抱っこして寝てれば、そりゃすぐ分かるわよねぇ。
朝起こしに行った時も、その状態だったし」
「……」
いや、だってあんなぷにぷにで暖かいと、寝起きは手放しにくくて……。このにゃんこ、ヒトをダメにするんだよな。ぷにぷにしすぎ。
「ウラヌス、本当にもう大丈夫なんだよね?」
「ん。ばっちり。
痛みなんて全くないよ。
……結局なんだったのか、分からずじまいなのが気になるけど」
「そうですね……
ネテロも心当たりが全くないようでしたし」
普通の苦しみ方じゃなかったからな。……やっぱり可哀想なことしちゃったよ。桜も、みんなとの食事楽しみにしてただろうに。
「……桜と一緒に、美味しいもの食べに行きたかったな」
「こら。シーム」
「だって……」
「ごめんな、シーム。桜も残念がってたよ」
「ううん。ウラヌスは気にしないで」
困った顔のウラヌス。だよねぇ。まさか食事の為だけに、交代するわけにもいかないし……。しょうがないよ。
ゲーム攻略については、昨日のドタバタでどうにも気乗りしないということでいったん据え置き、私の要望通り修行をすることになった。よっしゃ。
やはり危険に晒されたあの場面が意識に残ってるのか、姉弟の修行に注力するウラヌス。私も2人の修行を優先的に見てあげ、姉弟も真剣に取り組んでくれてる。たいへん結構なことだ。
ただ、どうしても気になるのは、メレオロンもシームも組手の釣り合いが取れる相手が居ないってことなんだよな……。競い合う相手がいないせいで、指標がなくてやりづらいだろうし。まぁ贅沢を言っても仕方ないか。今は地道にやるしかないんだろう。
夕方になる少し前、ウラヌスのバインダーが出現した。
「──他プレイヤーがあなたに対して『交信』を使いました──」
『交信』か。こんなタイミングで誰だろ?
『オレだ。プーハットだ』
「ああ、プーハットか。何の用?」
『ちと状況が変わったんで、伝えておきたくてな。
そろそろ連絡を1回入れておきたかったしよ』
「ん。どっかで会って話そうか」
『だな。場所は……
エリルの例の広場でどうだ?』
「あそこか……
分かったよ、いつ行けばいい?」
『すぐ来れるなら、今だな』
「おっけ。すぐ行くよ」
『おぅ。オレもこれから行くから、入口で会うかもな。じゃあ後で』
交信が終わり、バインダーを消さないまま私達を見るウラヌス。
「1人で行くつもりなんですね」
「うん、3人は修行続けててよ。
戻りが遅かったら、先に食べて。
早速行ってくるけど、プーハットになんか伝えたいことある?」
「……特にありませんね」
「だよね。じゃ、さっさと済ませてくるよ」
移動スペルを取り出し、『再来』でエリルへ飛ぶウラヌス。
「……アタシ、ちょっと気になってたんだけどさ」
「なんです?」
尋ねてくるメレオロンに私が聞き返すと、
「あいつ、今日はアイシャに対して妙にビクビクしてなかった?」
「……」
「おねーちゃんも?
ぼくも見てたら、時々アイシャに遠慮してるなって思った」
「……言われてみれば、そうですね」
今朝ぐらいから、たまにそういう時があった。修行中でも、私が強めに意見すると特に反論することなく引っ込んでしまうので、ちょっと物足りなかったりする。……言いたいことがあるなら、言ってくれればいいのに。
「なんかあったの?」
「……分かりません。
今朝起きた時からそんな感じですし、それ以前は桜だったわけですから」
「妙な感じよねぇ」
んー。影響を与えたとしたら桜しか居ないわけだけど、私にも心当たりがないしな。
「年齢相応と言えば、それまでなんだけどさ。
昨日のこともあるし、やっぱり気になるのよね」
……。桜に昔話は色々してあげたけど、私の正体がバレるようなことは言ってないはず。というか、正直に話したとしても信じてもらえない気もするし。……なんなんだろうな。
ウラヌスが戻ってきたのは夕方になってからだった。ちょうどそこで修行を切り上げ、一緒にいつもの料亭へ向かう。
「プーハットとお茶してて、遅くなっちゃったよ」
「アイツとデート? 色気ないわねぇ」
「デートじゃねえよ! ……なんでプーハットなんかと。
軽く花見するくらい、いいじゃねぇか」
それはデートだと思うんだけどなぁ。ウラヌスはそんなつもりないだろうけど。
ユリさんと料亭前で合流し、5人で店に入る。ジェイトサリさん達は遠慮したらしい。
そして遠慮なくウラヌスの隣に座るユリさん。昨日は夕食断ったし、今日ぐらいイチャイチャしてくれても構わないけどね。日常的にされると困るけど……
各々好きなものを注文して、料理を待つ間にユリさんが報告を始めた。
「──って、状況なのよ。
どう? なんか分かる?」
「トラエモンと黄金竹でダメ、か。
やっぱクリア前と違うんだな」
「カメレオンキャットとシルバードッグもダメだったしさ。他にもわざわざチャンタまで行って、珍獣って書いてあるヤツ色々捕まえて持っていったけどダメ。
どうしろって言うのよ……」
聞いた話だと、入手を目指してるメイドパンダはハイループの山中にいるところまでは前回と同じで、ライバルの珍獣なら居場所を見つけられるかもしれない──という情報は得ているらしい。けれど、その肝心のライバルとやらが分からないそうだ。
「……ウラヌス」
「なに、シーム?」
「アレじゃないの?
ほら、釣りの時に出てきたクマさん」
「……あ」
ん? そういえば、なんかへんなの居た気がするな。
「あー、ちょっと待てよ。ブック。
メモは今ないから『解析』で……あ。そっちもねぇし」
「『解析』ならあるわよ」
「お。姉貴、それちょうだい。
……何番だっけ? 199か?」
「そうそう。メイドパンダが99で、メイドクマが199」
「うん、やっぱそっか。
つうか良く覚えてたな、シーム。──『解析/アナリシス』オン。199」
絶滅寸前の珍獣 料理が趣味だが 爆裂クッキングしかしない
基本的に役立たず メイドパンダがライバル
「これ! これじゃないのっ!?」
ユリさんがウラヌスのバインダーを覗き込んで、超反応している。
「おぉー……
シーム、ドンピシャだわ。絶対こいつだ。
メイドパンダがライバルとか、完全ネタだと思ってたんだけどな」
「もー!
こういうのはちゃんと覚えといてよ、桜!」
「いや、つっても前回は関係なかったわけだし……
元々ネタだったのを、今回ガチにされたって分かんないよ」
「でも、メイドクマってまだ残してある?」
「……確か、ベル達に預けたままのはずだよ。使わずじまいだったからな。
いちおう交信して確認しとくか」
バタバタとベルさんに『交信』で連絡を取って、メイドクマがまだあることの確認と、攻略の相談を兼ねて明日会いに行く約束をするウラヌス。
「おしっ。
これでメイドパンダが取れたら、いよいよ一坪の密林だけだな」
「はぁー……
そっかぁ。これで私もお役御免かぁ」
「いやいや、姉貴。まだ早いよ。
一坪の密林が今のところ進展なしだし、そっちの調査が手間取るかもしれないからさ。
もう少しだけ協力してくれ」
「分かってるわ。あの様子だと、ジェイトサリさん達も喜んで協力してくれるでしょうね。
……で、そっちは難航してるわけ?」
「正直、お手上げだよ。
若い人間を集めてイベ発生条件を満たせるかどうか、まずそこで引っかかってるもん」
「……、それなんだけど」
ユリさんが言いかけたところで、食事が運ばれてくる。
「話は後にしよ。
もー俺、おなか空いちゃっててさー」
「はいはい、私だってお腹は減ってるわよ。もー、くたくた」
ふふ、私もだよ。うーん、いつもながら良い薫り。いただきまーす。
秋の実りを堪能し、デザートを口にしながら、プーハットさんとした話をするウラヌス。
ハメ組の指定ポケットの状況は、大体30種くらいらしい。現状では、こちらがほぼ集め終わりつつあることにまだ気づいていないとのこと。……1人を除いて。
どうも、アベンガネさんがプーハットさんの裏切りに勘付いたらしく、裏切ったことをバラされたくなかったら分け前をよこせと脅されたらしい。あーらら。
それ自体はプーハットさんも自分のミスだと考えているらしく、こちらには請求せず、自分の報酬を山分けすることで話を付けたらしい。その代わりアベンガネさんもスパイに協力してくれるそうだ。
「まったく、やらかしてくれたもんだよ……」
「結果的には、協力者が増えたとも言えますけどね。
ただ警戒はしておいた方がよさそうですが……」
「いま邪魔されたくはないもんねぇ。
これ以上まぎれがないよう、できるだけ急いだ方がいいとは思う」
腕を組んで唸るウラヌス。ますます一坪の密林を早くなんとかしないとな。
「で、さっきの続きだけどさ」
「ん?」
「一坪の密林を探す、どころじゃなかったんでしょ?」
ユリさんの質問に、ウラヌスは首を傾げる。
「……なんのこと?」
「とぼけてもムーダ。
昨日、なんかあったでしょ?
だから私との夕食、断ったって思ってるんだけど?」
「いや、別に何も……」
ずずいと迫り、ウラヌスに密着するユリさん。
「うそおっしゃーい。こちょこちょこちょー」
「ふひぁッ、ちょっ!?
やめ、ユリ姉ェや、やぁッ!? ふひヒヒっ!」
「ほらほら、白状しないとー。ふぅー」
「ぎゃああーッ!? 耳、息ぃぃッ!!」
どったんばったんやり始める姉弟。うーむ、止めた方がいいんだろうか。
やがてユリさんは、ぎゅうっとウラヌスの小さな身体を抱きしめ、
「……なにかあったんでしょ?」
「なにもないってば……」
「私に心配かけさせまいとして、黙ってるだけでしょ? 桜ってば、いっつもそう。
あんたの姉さんは、そこまでバカじゃないわよ」
「……うそばっかり……」
「こーらっ!」
「ぐぇぇぇっ!」
絞るように、ぎゅっぎゅとするユリさん。アレは結構キクぞー……
「やめてって! 何もないってば!」
「ウソつかない、いいから話すッ!」
「……。
もう終わったことだよ。だから気にしなくていい」
「やっぱり……
それでもいいから。終わったことでもいいから、ちゃんと話しなさい。
姉さんの頼み、聞けないの?」
「……
んもう、わかったよ……。だから離して」
「はい」
やっと解放されるウラヌス。「ふへぇー」と息を吐いた後、
「正直に話しなさいよ」
「……ん。ウソなんてつかないよ。
昨日っていうか、4日前くらいなんだけど。あのネテロがまたやってきて──」
ウラヌスの話を聞き終えたユリさんは、深い溜め息を1つ吐く。
「……災難だったわね」
「うん……まあね。
とはいえ、和解は出来たし。当分そっちで問題は発生しないと思う」
正体不明の痛みの件は、ウラヌスも話さなかった。……それこそ心配させちゃうだろうしな。
「ハンター協会かぁ……
改めて思うけど、面倒くさい相手ねぇ」
「ユリ姉は気にしなくていいよ。
こっちで片付けるからさ」
「むしろ、協力できそうなのはそっちな気もするけどね。
ほら、私の得意分野」
「……潜入捜査とかならともかく、暗殺なんて頼む気ないぞ?」
「そう? 残念」
流石にね。私もパリストン憎しだけど、暗殺していいなんて思わない。……おそらく、ユリさんの手には負えないだろうし。
「にしても、アイシャちゃんってばホント凄腕ハンターなのねー。
NGLにキメラアント討伐に行って、会長だったネテロさんにも直で連絡入れてるわけでしょ? 先見の明ありすぎだし、普通有り得ないと思うんだけど」
「えっと、たまたまですよ。
モノの流れで……」
「ネテロがアイシャの援軍要請にあっさり応じたのは、俺も不思議なんだよな……
アイシャのこと疑うわけじゃないけどさ」
……まずいな。素性を疑われてる。
「やっぱりアイシャって、誰かの弟子だったりしない?
リィーナさんとか、ネテロとかの」
「……違います。風間流を修めてはいますが、弟子とかでは……」
「ふぅん」
納得しない様子のウラヌス。そりゃそうだよな、私だって逆の立場なら詮索するだろう。現にウラヌスが妙に強い理由、すっごい気になってるし。
「あ。隠し事と言えば。
ユリ姉、公平にいこうぜ。な?」
「え?
私、何も隠してないわよ?」
「ふーん……
俺、ちょっと前にランキング確認したんだよ。指定ポケットカードの。
……ハガクシが、消えてたんだけど?」
なに? ハガクシ組って結構集めてたはず、だよね。ランキングから消えた……?
「……」
「姉貴、なんかあったんだろ?」
「……なにもないわよ」
「ほら、自分もそうやって隠す。
ハガクシが突然消えたなら、姉貴ぐらいしか影響与えそうなの居ないじゃん。
ウソつくなら、今後俺も正直に話さないよ?」
「……」
「終わったことでもいいから、ちゃんと話してくれよ」
「……はぁー。
もぅ分かったわよ、桜ってば隠し事させてくれないんだからー」
「やっぱなー。
で、どうしたの?」
「……見つかったのよ、ハガクシの連中に。
ハイループで攻略してる時、襲われたわ」
「いつ?」
「一週間以上前。撃退して、取引した」
「へぇ。どういう?」
「命を取らない代わりに、私がここにいることは黙ってろって。
私と桜達が組んでることはバレてなかったみたい。そっちバレてたら、ヤバすぎるし。単にカードを奪いに来ただけだと思うわ。私がたくさん集めてたから、焦ったみたい。
なんかプライド傷つけちゃったらしくて、私にカード全部渡してきたわ。その後ゲームから出たんだと思う」
そういうことか。……連中って言ってるし、数人がかりでユリさん1人に負けたわけか。なるほどねぇ。
「ハガクシって、葉隠れのエース級だろ?
よく撃退できたな」
「アンタと戦うより遥かにマシよ。
……まぁ殺さずに勝つのはキツかったけどね。後腐れないようにしたかったし」
「そっか。ユリ姉もご苦労さん」
「どうも。
……とにかくメイドクマを受け取ったら、すぐメイドパンダを探しに行くわ」
「ん。
それまで明日は待機してて。多分午前中には渡せると思う」
「明日もハイループにいるから、届けてくれる?」
「分かった」
はぁー。またアチコチで色々あるもんだな。このままクリアまで何事もなければいいんだけど……