ヒョウタ「戻れイシツブテ、ご苦労だった」
イシツブテのボールを戻したヒョウタは次のボールを取り出す。
ヒョウタ「先手を取られてしまったね。だけど、次はどうかな。行けイワーク!」
イワーク「イワアアク!!」
ヒョウタのイワークを雄叫びを上げてシザリガーを見据える。
ハチマン「シザリガー、一旦戻れ」
ハチマンはシザリガーを戻して違うボールを手に取る。
ハチマン「頼むぞリオル」
リオッ「リオッ!」
ヒョウタ「今度はかくとうタイプのポケモンか、セオリー通りだね」
イワークはリオルを睨み付けていた、リオルも負けじとイワークを見る。
ヒョウタ「イワーク“すてみタックル”!」
ハチマン「リオル!“はっけい”」
イワークの“すてみタックル”とリオルの“はっけい”が激突した。イワークは体か麻痺していた
ヒョウタ「すごい威力の”はっけい”だよ、イワークが痺れてしまったが」
ハチマン「いや、そのイワークの”すてみタックル”の威力は凄いですよ。それに特性が”いしあたま”、これで反動を気にせず“すてみタックル”が使えるというわけですね」
ヒョウタ「よくわかったね。これならどうかな、イワーク”いやなおと”!」
イワーク「イワアアアアア!!」
イワークの口から発射された音波が衝撃波となってリオルを襲う。その勢いはリオルの防御を下げるだけでなく、その動きも鈍らせる。すかさずヒョウタは次の指示を出す。
ヒョウタ「イワーク“ステルスロック”!!」
イワークの周りから小型の岩が現れ、ハチマン側のフィールドを取り囲む。ハチマンはヒョウタの戦略に舌を巻く。
ハチマン「(ステルスロックか。仕方ないな、リオルは今回の役目はまだある。ここで失う訳には)リオル戻れ」
ラルトスを戻したハチマンは次のボールを構える。
ハチマン「もう一度頼むぞシザリガー!」
シザリガー「シザッー!」
ボールから現れたシザリガーが力強く鳴き声を上げた。その時“ステルスロック”がシザリガーに襲い掛かる。
ヒョウタ「先程のシザリガーか、イワーク“すてみタックル”!」
ハチマン「かわして”クラブハンマー”!」
シザリガーはイワークの”すてみタックル”をかわしてそのまま掌底をイワークの顔にぶつける。効果抜群の一撃がイワークの巨体を後退させる。
ハチマン「シザリガー”つじぎり”!」
ヒョウタ「イワーク”いやなおと”!」
イワークの口から発射された音波が衝撃波となってシザリガーを襲うが、シザリガーは負けじと耐えていたが耐えきれず吹き飛んだ。すかさずヒョウタは次の指示を出す。
ヒョウタ「イワーク”たたきつける”攻撃!!」
イワークの”たたきつける”がシザリガーを襲うが、リオルが仕掛けた”はっけい”で麻痺して”たたきつける”はうまくいかなくなった。
ハチマン「シザリガー”バブルこうせん”!」
シザリガー「シザッ!」
シザリガーの”バブルこうせん”がイワークに直撃し、怯んだところでハチマンはすかさず指示をする。
ハチマン「シザリガー”つじぎり”!」
シザリガーの”つじぎり”はイワークに直撃し、イワークは吹き飛び目を回していた。
イワオ「イワーク戦闘不能、シザリガーの勝ち」
ヒョウタ「戻れイワーク、ゆっくり休んでくれ」
イワークをボールに戻したヒョウタは悔しそうな顔は無く、むしろ楽しそうに笑っていた。
ヒョウタ「君のポケモンはどれもよく鍛えられている。これほどのバトルは久しぶりだ」
ハチマン「ありがとうございます」
ヒョウタ「さあ、僕の最後のポケモンだ。行けズガイドス!!」
ズガイドス「ズガァ!!」
大きな頭で岩のように固そうな全身が特徴の化石から復活したポケモン、ズガイドス。いつでも戦えるとばかりに脚を踏みしめてシザリガーを睨んでいた。
ハチマン「シザリガー”クラブハンマー”!」
ヒョウタ「ズガイドス“ずつき”!!」
ぶつかる2体、そしてシザリガーは吹き飛ばされる。技同士の相性もあるが、何よりズガイドスの頭突きパワーが予想以上だった。
ヒョウタ「ズガイドス“かえんほうしゃ”!」
ハチマン「シザリガー、かわして“バブルこうせん”!!」
ズガイドスの“かえんほうしゃ”を素早くかわしたシザリガーは“バブルこうせん”をズガイドスの胴体に直撃させた。効果抜群の攻撃にズガイドスは後退する。
ヒョウタ「大丈夫か?ズガイドス」
ズガイドス「ズガア!」
ヒョウタ「やはり一筋縄ではいかないか。“ずつき”だ!!」
ズガイドスは猛スピードで走り、“ずつき”でシザリガーを攻撃する。
ハチマン「かわして”クラブハンマー”!」
ズガイドスが“ずつき”を決める瞬間を狙った“クラブハンマー”で勝負を決めるつもりだ。
ヒョウタ「ズガイドス右だ!!」
ズガイドス「ズガ!」
シザリガー「シザ!?」
ヒョウタは瞬時に指示を出し、ズガイドスはシザリガーから逸れた。シザリガーに当たる寸前に右に逸れたことで、“クラブハンマー”は不発となる。
ハチマン「なに!?」
ヒョウタ「“ずつき”!!」
ズガイドス「ズガア!!」
反転したズガイドスがシザリガーに強襲する。シザリガーは頭突きに吹き飛ばされる。
ハチマン「(かなりのダメージを受けているな、ここは交代だな)戻れシザリガー」
ハチマンはシザリガーを戻して違うボールを手に取る。
ハチマン「頼むぞタツベイ!」
タツベイ「タンベィ!」
ハチマンの3体目はタツベイ。
タツベイ「タンベッ!?」
フィールドにタツベイにフィールドに撒かれたステルスロックが襲いかかる。しかしタツベイは何事も無いように立っている。
タツベイ「タンベィ」
ヒョウタはその様子を見て面白そうに笑っていた。
ヒョウタ「今度はドラゴンタイプだね、ズガイドス“ストーンエッジ”!!」
ハチマン「タツベイ、かわせ」
ズガイドスから尖った岩が連射されタツベイに襲いかかる。しかし、タツベイは素早い動きで岩場を駆け、“ストーンエッジ”を回避する。
ヒョウタ「かなり速いな」
ハチマン「タツベイ”かわらわり”!」
タツベイは手を手刀の形にし、ズガイドスの頭に振り下ろす。
格闘タイプの“かわらわり”はズガイドスに大きなダメージを与えただけではなくズガイドスを中心にクレーターができていた
ヒョウタ「ズガイドス!大丈夫か!」
ズガイドス「ズガア!」
ヒョウタ「あのタツベイのパワーは並みではないね」
ハチマン「タツベイ、もう一度”かわらわり”!」
ヒョウタ「ズガイドス“しねんのずつき”!!」
タツベイが“かわらわり”を放つ前にズガイドスは“しねんのずつき”をクリーンヒットさせた。だが、タツベイは技を受けながらも態勢を立て直し、“かわらわり”ズガイドスに直撃させた。
ズガイドス「“ストーンエッジ”!!」
連射される“ストーンエッジ”をタツベイはかわす。しかし、かわしているうちに後ろに巨大な岩がそびえ立つ位置に来てしまった。
ヒョウタ「行け、“しねんのずつき”だ!」
チャンスとばかりにズガイドスの追撃が来るが、ハチマンは笑った。
ハチマン「タツベイ、受け止めろ!」
タツベイ「タンベィ!」
高いエネルギーを帯びたズガイドスの頭突きを両腕を伸ばして受け止めた。
タツベイ「タン…ベィ!!」
ズガイドス「ズガ!?」
タツベイは両腕でズガイドスの凄まじい威力の頭突きを受け切り、その動きを止めた。
ヒョウタ「なんだって!?」
ハチマン「投げ飛ばせ!」
タツベイ「タンベィ!!」
タツベイはズガイドスの頭を持ったまま空中に投げ飛ばした。
ハチマン「タツベイ”かわらわり”!」
タツベイは跳び、ズガイドスの真上に行き”かわらわり”を落とした。ズガイドスはそのまま地面に叩きつけられたが、ズガイドスはフラフラになりながらも立ち上がった。
ヒョウタ「ズガイドス、まだ行けるか!」
ズガイドス「ズガア!!」
ヒョウタ「ズガイドス覚悟を決めるぞ、“もろはのずつき”!!」
ズガイドス「ズ……ガアア!!」
ズガイドスに強大なエネルギーが集まる。岩タイプ最強クラスの技“もろはのずつき”、とてつもない威力の代償に反動も高い。タツベイをこの一撃で倒すというヒョウタの意志の表れとも言える。ズガイドスは大地を割るほどのスピードで疾走する。その動きを見るだけで、その破壊力が伝わってくる。ズガイドスからとてつもない重圧が放たれタツベイを襲う。
タツベイ「タンベィ!?」
強大な威力の頭突きはタツベイに直撃し吹き飛び、岩に激突する。タツベイはフラフラになりながらも立ち上がった
ハチマン「タツベイ、ここが正念場だ。行くぞ!」
タツベイ「タンベィ!!」
するとタツベイが光出した。
ヒョウタ「これは!?」
ハチマン「進化か」
タツベイの体が変わり光が消えると、そこにはタツベイが進化したコモルーが居た。
ハチマン「コモルー」
コモルー「コウッ!」
ハチマンは図鑑でコモルーを見た。
ハチマン「(コモルーに進化して新たな技を覚えたのか)よし、行くぞ!コモルー”りゅうのいぶき”!」
コモルー「コウモッ!」
コモルーの”りゅうのいぶき”がズガイドスに直撃した。それだけではなく”りゅうのいぶき”の追加効果でズガイドスはマヒ状態になった。
ヒョウタ「ズガイドス!」
ズガイドス「ズガア!!」
ヒョウタ「ならば次で決める。ズガイドス“もろはのずつき”!」
自身にかかっている反動もお構いなしにズガイドスは猛スピードで走り、巨大な頭でコモルーを撃ち抜かんとする。大古の生物の圧倒的な破壊がコモルーに襲い掛かろうとしている。
ハチマン「(進化したとはいえダメージは多い。なら)コモルー、次で決めるぞ!”かわらわり”!」
ズガイドスのもろはのずつきとコモルーの”かわらわり”がぶつかり合い爆発を起こした。煙が晴れるとズガイドスが倒れていた。
イワオ「ズガイドス戦闘不能、コモルーの勝ち、よって勝者、ソウブ地方のハチマン!」
審判の宣言でハチマンの勝利が確定する。
ハチマン「コモルー」
コモルー「コウ」
ハチマンはコモルーを撫でた。
ハチマン「よくやったな、ご苦労様」
コモルー「コウ、コウ」
ヒョウタが残念そうな、それでも嬉しそうな顔でハチマンに歩み寄る。
ヒョウタ「まさか、あそこで進化するとは思わなかったよ」
ハチマン「俺もそう思います」
ヒョウタ「君の言葉で負けたくない、その思いが伝わってコモルーに進化した。それにコモルーに勝ったとしてもリオルとシザリガーが残っていたから勝てたとは思えない。君の完全な勝ちだよ」
満足そうな顔のヒョウタが懐から取り出したものをハチマンに差し出す。
ヒョウタ「これがクロガネジムを制覇した証のコールバッジだよ」
灰色で石のようなバッジがヒョウタの手からハチマンに渡される。
ハチマン「ありがとうございます」
何度もバッジを手にした経験はあるが、やはり新しいバッジを勝ち取ると湧き上がる喜びがある。コモルーの方を見ると喜んでいた。
ハチマン「今日はジム戦をしていただいてありがとうございました」
ヒョウタ「こちらこそいいバトルをさせてもらってありがとう。これからも頑張ってくれ」
ハチマンとヒョウタは握手を交わして互いの健闘をたたえ合った。
クロガネジムを後にした俺は宿泊するポケモンセンターに戻っていた。事前の予定とは違ったがバッジを得ることができて手にした5つのボールを投げて5体の仲間が現れる。
サーナイト「サナ」
リオル「リオッ」
シザリガー「シザッ」
ヒコザル「ヒィコ」
コモルー「コウ」
コモルーが出て来てサーナイト達は驚いていた。ハチマンはコモルーに進化した事を教えるとサーナイト達はコモルーを称えてハチマンはジムバッチを見せるとサーナイト達は喜んでいた。
ハチマン「リオル、シザリガー、コモルー今日はよく頑張った。ありがとう」
この後、ハチマンとサーナイト達は夕御飯を食べて後にリオルとヒコザルそしてコモルーはしゃいでサーナイトはハチマンのそばに居た。ハチマンとサーナイトはそんな光景を微笑ましく見ていた。