俺が元チャンピオンであるのは間違っていない。   作:傲慢です

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2話

ソウブ地方から出発して数日でシンオウ地方にやって来た。ハチマンはマサゴタウンの近くの森まで来ており、その道中に野生のポケモンに遭遇した。

 

ハチマン「いけ、タツベイ!」

 

ハチマンに投げられたモンスターボールが開くと、赤いエフェクトが流れ出し、タツベイが現れる。

 

タツベイ「タンベィ!」

 

タツベイは鋭い目でビッパを見据え、半身になり両手を構える。

 

ハチマン「タツベイ、“りゅうのいかり”!!」

 

ハチマンが指示を出すとタツベイは“りゅうのいかり”を放つ。ビッパは反応が遅れ、クリーンヒットする。

 

ビッパ「ビィ!?」

 

悲鳴をあげて吹き飛ばされるビッパ。

タツベイは綺麗に停止し、再び構える。

 

ビッパは強烈な一撃に大きなダメージを受けたもののまだ戦意を失わず、立ち上がり、全力の“たいあたり”を仕掛ける。

 

猛スピードの“たいあたり”。しかし、タツベイにもハチマンにもビッパの動きはしっかり見えていた。

 

ビッパがタツベイに“たいあたり”を決める瞬間。

 

ハチマン「“かわらわり”!」

 

タツベイ「タンベィ!!」

 

突き出された掌底がビッパの体を捉える。

かくとうタイプの一撃はノーマルタイプのビッパに大きなダメージを与える。

 

ビッパ「ビッ、パアアァッ!」

 

吹き飛ばされたビッパはそのまま倒れ目を回した。

ビッパ戦闘不能、タツベイの勝ちだ。

 

ハチマン「よくやった、タツベイ」

 

タツベイ「タンベィ!」

 

ハチマンの労いの言葉に胸を張って返事をするタツベイ。

 

向こうを見るとビッパが立ち上がって草むらに歩いて行くのが見えた。

その草むらの先には多くのビッパがいた。おそらく群れなのだろう。

群れの1匹が戦っていたビッパに何事かを話すときのみを渡していた。

周りのビッパも騒がしくなる。

どうやら戦っていたビッパを労っているようだ。

戦っていたビッパは照れた顔になると木の実にかぶりついた。

 

ポケモンたちは自然界で助け合っている。ハチマンはそんな彼ら彼女らを見るのが好きだった。

ビッパたちの触れ合いを見てハチマンも思わず口角を上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マサゴタウンに到着したハチマンは、町の外れにある建物を訪ねた。ナナカマド研究所である。入口で立ち止まったハチマンはインターホンを鳴らす。

 

ナナカマド『どなたかな』

 

ハチマン「お久しぶりですソウブ地方のハチマンです。ナナカマド博士に挨拶に来ました」

 

ナナカマド『おお、ハチマン君か少し待ちたまえ』

 

しばらくすると扉が開いた。1人の白衣を羽織った男性が現れる。見上げるほどの高身長。白い髪が頭を覆い、白い髭がたくわえられている。かなりの高齢だが、圧力のある眼と威厳のある佇まいは年齢を感じさせない。彼こそがシンオウ地方におけるポケモン研究の権威であるナナカマド博士だ。

 

ナナカマド「大きくなったねハチマン君」

 

ハチマン「はい、ナナカマド博士もお元気で何よりです」

 

ハチマンとナナカマド博士はお互いに握手をかわした後に中に入り、ハチマンはナナカマド博士と話をしていた。

 

ナナカマド「あの時の少年が今ではソウブ地方のチャンピオンになったとはな」

 

ハチマン「ハハハ、確かにそうですね。でも、俺はまだまだ強く為るために一から鍛え直すために一時的にチャンピオンをやめてこうして旅に出たんです」

 

ナナカマド「成る程、その場で立ち止まらずに更に上に行くためにか」

 

ハチマン「はい」

 

ナナカマド博士と話していると助手の一人がやって来てナナカマド博士に話した後にハチマンはナナカマド博士に聞いた。

 

ハチマン「ナナカマド博士、何かあったんですか」

 

ナナカマド「何、初心者用のポケモン達の健康チェックをな」

 

ハチマン「俺も行って良いですか」

 

ナナカマド「うむ、構わんよ」

 

ハチマンはナナカマド博士に着いて行った、少ししてとある部屋に来た。

 

ハチマン「ナナカマド博士、この子達が初心者用のポケモン達ですか」

 

ナナカマド「そうだ、左からくさタイプのナエトル、ほのおタイプのヒコザル、そしてみずタイプのポッチャマだ」

 

ハチマン「へぇー」

 

ハチマンはシンオウ地方の最初のポケモン達を見ていると誰かに見られている気配を感じた

 

ナナカマド「ハチマン君、どうかしたのかね」

 

ハチマン「いえ、少し気配を感じたので」

 

ナナカマド「……もしかすると、あのヒコザルかのも知れんな」

 

ハチマン「ヒコザルですか」

 

ナナカマド「そのヒコザルは義侠心の強い性格でね、その性格が災いし、トレーナーの指示に従わずに行動してしまうために手に負えなくなった新人トレーナーに手放されて来たんだ」

 

ハチマン「成る程ね、ポケモンにも性格がありますから」

 

ハチマンのそのヒコザルの事に興味を持った。

 

ハチマン「そうだ、ナナカマド博士。こいつの事を覚えてますか」

 

ハチマンはそう言ってモンスターボールからサーナイトを出した。

 

ナナカマド「おお、あの時のラルトスか」

 

ハチマン「はい」

 

助手「初めて見るよ、色違いのサーナイトを見ることが出来るなんて」

 

ハチマン「色違いでしたらもう一体居ますよ」

 

ハチマンはそう言ってモンスターボールからリオルを出す、ナナカマド博士やその助手達は驚いていた。

 

ナナカマド「おお!色違いのリオルを見るのは初めてだ」

 

助手「まさか、もう一体居るとは」

 

ハチマン「こいつはまだ捕まえたばっかりだからな」

 

リオル「リオッ」

 

その後ハチマンは少しナナカマド博士と話した後に森の外に出て、サーナイトでリオルとタツベイを鍛えているときにナナカマド博士が言っていたヒコザルがやって来た。

 

ヒコザル「ヒィコ!」

 

ハチマン「なんだ?」

 

ヒコザル「ヒィコ ヒィコ!」

 

ハチマン「バトルがしたいのか?」

 

ハチマンがそう言ったらヒコザルが頷いた

 

ハチマン「それじゃバトルをするか。サーナイト頼めるか?」

 

サーナイト「サナッ」

 

サーナイトとヒコザルのバトルが始まった。ヒコザルは“かえんぐるま”でサーナイトに向かってくるが、サーナイトは“まもる”を使いヒコザルの攻撃を防いだ後に“シャドーボール”を放ち、ヒコザルに直撃し戦闘不能となった。ハチマンはヒコザルを抱えてナナカマド研究所に戻り少ししてヒコザルが元気になった。

 

ハチマン「ヒコザル、元気になったな」

 

ヒコザル「ヒィコ!」

 

ナナカマド「まさかヒコザル自身からハチマンにバトルを挑むとはな」

 

ハチマン「そうですね」

 

ヒコザル「ヒィコヒィコ」

 

ハチマン「一緒に来たいのか?」

 

ヒコザル「ヒィコ!」

 

ナナカマド「ハチマン君、このヒコザルの事を任せらるかな?」

 

ハチマン「はい……これからよろしくな、ヒコザル」

 

ヒコザル「ヒィコ!」

 

 

ハチマンはシンオウ地方に来てヒコザルを仲間にした。

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